銀色幻想狂想曲   作:風並将吾

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今回より地霊殿篇がスタートします!


地霊殿篇
第百二十五訓 温泉が湧き出るのはロマンの塊


 最早定番となったBGオンリー。

 つまり新しい異変の幕開けを意味する。

 

「そろそろ幻想郷も平和にならないですかね……ここの所頻繁に異変が発生してますよね?」

「馬鹿か新八ィ。異変なくなったらこの小説成り立たなくなるだろ? 連載終了しちゃうだろ?」

「いきなりメタい理由ぶつけてくんのやめろぉ!!」

「でも新八。実際ただ幻想郷でのんびりするだけの話とか、銀魂混じってるくせにそれだけで終わらせるなんて面白いか?」

「私ならどっかで●●●ぶち込むアル」

「変な所で伏字にすんなァアアアアアアアアアアア!! 下ネタだろ!? 普通に言える言葉だろ!? 無駄に伏字にしたせいでもうやばい単語入れるしかないように見えるからァアアアアアアアアアア!!」

「それはともかく、確かにここんところ異変続きであまり休まってねぇよなぁ……」

「つい最近まで神社修復に駆り出されてたせいで身体中が痛いですよ。筋肉痛です」

「貧弱アルな新八。そんなんじゃ吸血鬼も倒せないアル」

「倒せなくていいよ」

「お前も波紋の呼吸を習得すりゃいいんだよ。コォー……とか言っときゃそれっぽいだろ?」

「アンタ無理に中の人ネタ入れなくていいから!!」

「まぁ、でも確かに疲れたっちゃ疲れたよな……せめて温泉でも出てきてくれりゃいいんだけどよ」

「そんな都合よく温泉なんてあるわけないアル」

 

 と、ここで居間の襖が開かれる。

 そしてそこから――。

 

「大変よ銀時! 温泉よ! 博麗神社から温泉が出てきたわ!!」

 

 目が金のマークになっている霊夢が現れたのだった。

 

 

 場所は変わって幻想郷は博麗神社。

 霊夢の言っていたことがいまいち信じられなかった銀時達は、その真相を確かめるべくやってきていた。

 結果は――。

 

「マジか。マジで温泉湧いてやがる」

 

 博麗神社から少し離れたところに、確かに温泉が湧いていた。しかも急ピッチでこしらえたのか既に浴場まで出来上がっている。ご丁寧に男性女性で仕切りが建てられている所から見るに、何かの観光スポットにでもするつもりなのだろうか。

 

「昨日魔理沙やアリス、何人かの協力者を得て急ピッチで仕上げたわ。これで温泉ビジネスが始められて、お賽銭もがっぽがっぽって算段よ……っ」

「流石博麗の巫女。金にがめつく汚い」

 

 思わず銀時はぽつりとつぶやいていた。

 

「けど、温泉が出てきただけじゃなくてちょっとした問題もあるみたいなのよ」

 

 ここで霊夢は少しばかり真面目な表情を浮かべる。

 

「何が問題なのです?」

 

 新八が尋ねる。

 すると霊夢は、温泉の方を見ながら、

 

「温泉の方を見ながら、物音聞いてみなさい」

 

 言われた通りに、三人は聞き耳を立てながら温泉の方をジッと見つめる。

 すると、

 

「う、うぅ……」

「あぁ……あぁ……」

「や……だぁ……ばぁ……」

「はぶぎゃああああああああああああああああ!!」

 

 謎のうめき声がたくさん聞こえてきていた。

 しかも、魂の形をした何かが、それに呼応して湧き出ている。

 

「なんか声がするのよ」

「間違いなくあれ何かに憑りつかれてるだろぉおおおおおおおおおおおおおお!?」

 

 銀時のシャウトが辺り一面に響き渡る。

 同時に銀時の身体はがたがたと震え出した。

 

「あ、そっか……銀時は幽霊の類が苦手だったわね」

「そそそそそそ、そんなこと、ねねねねね、ねぇししししし? ちょ、ちょ、ちょ、ちょっとび、び、びっくり、し、し、しただだだだだ、けだ、しっしっしっ」

「動揺し過ぎてわけわからねぇラップみたいになってんだろうが!!」

 

 誰がどう見ても動揺しているのは間違いない。

 少なくとも銀時を知る者ならそういう反応をするだろう。

 

「まぁ声が聞こえるだけだし、人体に害はないからそのまま放置でいいかなって思ってるんだけど……」

「え、これ絶対よくないですよね? 何かの前触れですよね? というかそもそも地下からいきなり温泉湧いてきた段階で異変を疑いましょう? 過去にも似たような事例たくさんありましたよね?」

「何言ってんだヨ新八。温泉アルよ? ちょうど入りたかったアルよ? このビッグウェーブを逃して本編に入ろうとするアルか!? サービスシーンでウハウハな部分が始まるかもしれないアルよ?」

「神楽ちゃんがそれ言っちゃ駄目でしょォオオオオオオオオオオオオオオ!?」

 

 ちなみに、今回そんなサービスシーンはあってもかなり後になるので今はありません。

 

「ちゃっかり筆者まで答えてるわね」

 

 霊夢がポツリと呟いた。

 

「そんなわけで温泉が湧いたから知らせようと思ったのよ……って、どうしたのよ銀時。回れ右して」

「い、いや? 温泉見たし、帰ろうかなって思ってな?」

「なんで帰るのよ。せっかくだし入っていきなさいよ。金は安くしないわよ」

「しねぇのかよ!? せめてサービスとかしとけよ!! あんなやべぇ温泉浸かるとぜってぇ祟られるわ!!」

「大丈夫よ。苦しいのは最初だけだから」

「しかも苦しいこと前提なのかよ!?」

 

 金の亡者、博麗霊夢としてはこの機を逃したくはないらしい。

 ちなみに、未だに入浴客はゼロである。決して描写が出来ないから入浴客を描いていないわけではない。

 

「何馬鹿なことやってるのよ……」

 

 その時、珍しい客が博麗神社に訪れていた。

 

「ん? パチュリーじゃない。珍しいわね、一人でここまで来て……疲れてないの?」

「そりゃ疲れてるわよ……なんでここ遠いのよ……むきゅ~……」

 

 目をグルグル回しそうな勢いのパチュリー。

 しかし彼女は伝えなくてはいけないことを最優先にしたのか、何とか踏みとどまった。

 

「どうしたんですか?」

 

 話を進める為にも新八が尋ねる。

 するとパチュリーは、

 

「……事情を説明したいから、一度紅魔館に来てくれないかしら。フランも銀時に会えていなくてそろそろ禁断症状出てくる頃だから……」

 

 とんでもない爆弾を落としながらも、そう告げた。

 

 

 

 

 

 

 

銀魂×東方project

 

 

 

 

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第百二十五訓 温泉が湧き出るのはロマンの塊

 

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