銀色幻想狂想曲   作:風並将吾

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第二百二十七訓 順当な順位というものは存在する

「はい、つーわけで今回からは東方側から霊夢と魔理沙にも来てもらったわけだが……魔理沙、先に言っておかなくちゃならねぇことがある」

「なんだぜ銀さん?」

 

 いきなり呼び出された魔理沙としては、これから一体どんなことを言われるのか想像がつかない。

 そしてそんな彼女に対して、銀時は言う。

 

「今回、お前の名前投票に入ってなかったんでどんまい」

「なんで私を呼んだんだぜ!? ただ単に悲しい時間を過ごして終わるじゃないか!!」

「え? ツッコミ要因として私が呼んだんだけど?」

「霊夢のせいだったんだぜ!?」

 

 ある意味不憫な立ち位置だった。

 

「まぁ、四の五の言ったって順位は変わらねぇんだ。諦めろ」

「アンタ慰めるのか煽ってんのかどっちかにしろよ!!」

 

 流石の新八も同情する。

 

「まぁ、とりあえず続きが気になっている人もいるだろうからよ。とっとと票を開けていこうぜ」

「そうね……せっかくのめでたい場所なんだから」

「私は一気にテンション下がったぜ……」

「まぁまぁ、魔理沙さん。誰が一体ランクインしているのかを見るのも楽しみの一つですから……」

「そう言って、どうせ新八はわりとそこそこいい位置にランクインしてるかもしれないぜ!? 上から目線が悲しいんだぜ……」

 

 最早新八のそれは慰めにもなっていない様子。

 

「ま、とりあえず上位陣の発表にいくぞ。まだ重複票があったりするから、そのあたりは羅列して発表していくんでそのつもりで」

「それでは早速……」

「「「「カウントダウン!」」」」

 

 

第六位 得票数 3

博麗霊夢、寺田辰五郎、蓬莱山輝夜、ジャスタウェイ

 

 

「ちょっと待ちなさい。なんで私の順位が無機物と同じなのよ。つーかジャスタウェイって爆弾じゃない」

「そもそも私に至ってはジャスタウェイ以下なんだぜ!? 流石に納得いかないぜ!?」

 

 ジャスタウェイが堂々のランクインを遂げている上に、『全員に一票』がなかったとしても二票獲得しているという事実。一票しか獲得していない魔理沙からしてみれば、凄く納得のいかない結果だろう。

 

「仕方ねぇだろ? これが読者の求めた結果だ」

「それだけじゃ納得できないぜ!?」

 

 魔理沙が叫んでいるが、尺の都合もあるので次へいきましょう。

 

「尺の都合ってなんだぜ!?」

 

 

第五位 得票数 4

東風谷早苗、八雲紫、マダオのサングラス

 

 

「「おかしいでしょこれ!?」」

 

 流石に霊夢と魔理沙がブチギレていた。

 

「何がおかしいんだよ?」

「サングラスが第五位ってどういうことよ!?」

「サングラス相手に何十人も負けたってことだぜ!? あり得ないぜ!?」

「そして当然のように長谷川さんに票は入っていないんですね……」

 

 何を隠そう、マダオのサングラスに票は入っていても、マダオ本人には票は入っていない。

 何とも悲しい事実である。

 それ以上に、サングラスという無機物を相手に何人も負けているという衝撃の真実が待ち受けていた。

 

「流石に魔理沙さんが可哀想に思えてきましたよ……」

 

 これには新八も同情する。

 

「同情すんな、新八。勝負の世界は非情なんだよ。勝ったものが残り、負けた者は淘汰される。それが自然の摂理だろ?」

「なんの話してるんですか銀さん」

 

 我が物顔で語っている銀時に対して、新八は冷静にツッコミを入れていた。

 

「さ、第四位から上位も発表していくぞ。カウントダウン!」

 

 銀時の掛け声が響いた。

 

 

第四位 得票数 5

志村新八

 

 

「珍しく新八は単独票だったし、原作じゃ万年八位だったのに今回は倍の順位か……新八の癖に生意気だ」

「生意気ってなんだァアアアアアアアアアア!? 僕だって上位取ったっていいじゃないですか!!」

「新八に負けるならまだ納得いくぜ……サングラスよりは納得いくぜ」

「まだ引きずってるんですか魔理沙さん!?」

 

 これはしばらく引きずりそうだ。

 

「ようやっとある意味納得のいく相手が出てきてよかったわ……その票寄越しなさいよ」

「何怖いこと言ってるんですか霊夢さん!?」

 

 脅迫してくる霊夢は、さながら鬼のよう。

 

「ま、とりあえずここからはベスト3だ。張り切っていくぞー」

 

 

第三位 得票数 6

古明地こいし、新八の眼鏡

 

 

「またんかいィイイイイイイイイイイイイイイイイイ!!」

「なんだよ新八。いちいち止めるんじゃねえよ。進行だって大変なんだぞ?」

「本人が眼鏡に負けてるんだよ!? なんだよこの順位はおかしいだろ!?」

「こいしならともかく、眼鏡が三位って事件じゃないの……この作品の読者、組織票でも作ってるんじゃないかしら」

「読者のみなさまに疑いをかけるのはやめるんだぜ霊夢!?」

 

 当然のようにこの場は大混乱。

 仕方のないことなのかもしれない。

 

「とりあえず、残す所二位と一位だ。いやぁなんつーか? もうここまで俺の名前がないとなると、いよいよ何処に俺の名前があるのか分かっちまうっつーか?」

「何よ銀時。さっさと始めなさいよ。ぶちのめすわよ」

「さっきから怖いぜ!?」

 

 というわけで、残りの二人を大発表。

 

 

第二位 得票数 12

フランドール・スカーレット

 

第一位 得票数 13

坂田銀時

 

 

「分かっちゃいたけど、やっぱこの作品のメインヒロインってもはやフランだぜ……」

「私はどちらかというとヒロインというよりは主人公サイドだから。負けてないわ。けど眼鏡は許さないわね。折るから貸しなさい新八」

「僕の眼鏡に八つ当たりするのやめてくださいよ!?」

「つーか新八は、眼鏡と合わせると地味に九票獲得してるぜ? 一票位わけてくれたってよくない?」

「眼鏡の票もらって嬉しいんですか!?」

 

 ある意味悲しい争いである。

 

「つーわけで、今回の人気投票一位は、坂田銀時こと俺でしたー! いやぁいい気分だぜ……」

「でしょうね……」

 

 霊夢が溜め息交じりに呟いた。

 

「というわけで、第二位のフランちゃんに御登場してもらいましょうー。フランちゃーん」

 

 新八が呼びかけると、

 

「ギン兄様ー!」

「おにいさーん!」

 

 フランに続いて、こいしも一緒に駆け寄ってきた。

 二人は銀時に抱き着くと、存分に甘えている。

 

「なんか……この光景見ていると、二位と三位がこのお二人なのが納得出来ますね」

「フランに至っては銀時同様ぶっちぎりじゃない……仕方ないことかもしれないわね」

「まぁ……結果オーライって感じだぜ」

 

 フランとこいしの頭を優しく撫でる銀時。

 そんな三人を眺めながら、新八達はなんとなく納得したように今回の場を締めるのだった……。

 

 

 

 

 

銀魂×東方project

 

 

銀色幻想狂想曲

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第二百二十七訓 順当な順位というものは存在する

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「終わらせないわよ……見てなさい……銀さんの隣に並び立つのはこの私なのよ……人気投票……天下を取ってみせるわよ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




というわけでたくさんのご投票、誠にありがとうございました!
後書きとして、分かりやすく順位を載せておきますのでご参考までに。

第七位
チルノ、鬼人正邪、八坂神奈子、洩矢諏訪子、射命丸文、レミリア・スカーレット、神楽、水橋パルスィ、お登勢、リグル・ナイトバグ、八雲藍、魂魄妖夢、桂小太郎、紅美鈴、風見幽香、土方十四郎、沖田ミツバ、徳川茂茂、十六夜咲夜、妖夢の半霊

第六位
博麗霊夢、寺田辰五郎、蓬莱山輝夜、ジャスタウェイ

第五位
東風谷早苗、八雲紫、マダオのサングラス

第四位
志村新八

第三位
古明地こいし、新八の眼鏡

第二位
フランドール・スカーレット

第一位
坂田銀時

たくさんの投票ありがとうございました!
今後とも何卒よろしくお願いします!!

……ところで、銀魂メインヒロインは、ほとんど入っていませんでしたね(震え声
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