銀色幻想狂想曲   作:風並将吾

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今回からポロリ篇その肆が始まります!!


ポロリ篇その肆
第九十訓 突然思い出すことが意外にも大事なことだったりすることもある


 異変解決後。

 万事屋内で行われるいつものBGオンリーより。

 今回は銀時・新八・神楽の三人でお送りします。

 

「なぁ、新八・神楽」

「どうかしましたか?」

「どうしたアルか?」

「俺達、前回の異変の時……正直出番少なくなかったか?」

「言われてみればそうですね……後半の方なんて、色んな人の所にシーンが変わったせいで、一人あたりの時間なんて本当に少なかった気がしますよ」

「それに最後なんてマヨラーの恋バナで終わったネ」

「あのニコチン中毒の話で終わるたぁな……宴会丸々カットしやがるし、今回作者の野郎何考えてやがるんだ」

「ぶっちゃけ今回の異変って、誰が悪いとかないですからね」

「敢えて言うとすれば、サボってた船頭のせいで被害が拡大したこと位ネ」

「俺達会ってねぇけどな?」

「ところで銀さん、神楽ちゃん。もう気付いているかもしれませんけど、今回で九十話ですよ?」

「本当ネ! はじめの内は亀更新とか抜かしてたくせに、蓋を開ければこんなに続いてるネ!」

「よくもまぁ本当飽きずに書き続けられるこったぁ。百話なんてあっという間じゃねえか」

「それに、ついにデイリーランキングにも載ったらしいですよ!」

「一回だけアル。それに六十六位なんて大した順位じゃないネ。そん位で調子乗るなヨ」

 

 調子乗ってません。

 

「なんか聞こえた気がしたけど、まぁいいか」

「まぁいいかで収めちゃ駄目だろ!! 明らかに今作者の声が地の文に載ってたじゃねえか!」

「ギャーギャーギャーギャーやかましいアル。発情期ですかコノヤロー」

「それ銀さんの台詞ね? 勝手に人の台詞取るな?」

「ところで銀さん。そういえば土方さん最近よく向こうに行ってるみたいですね」

「仕事が終わって暇が出来ると、律儀に向こうで出来た彼女に会いに行ってるみたいアル。これだからリア充は……ケッ!!」

 

 盛大に舌打ちをしつつ、嫌そうな表情を浮かべる神楽。

 異変が終了し、土方とミツバの二人が互いの想いを伝えあって以降、幻想郷では美男美女カップルとして有名になりつつある二人。

 とはいえ、土方も真選組に所属している為、そうそう暇な日など訪れない。

 だが、暇な時が出来ればすかさず万事屋にいき、そこから幻想郷へ赴いてミツバに会いに行く日々が続いていた。ちなみにその時には大抵総悟もついてくる。

 

「まぁ出来立てほやほやのカップルだからなぁ。いちゃつきたくもなるんだろう。いずれ別れる」

「何縁起でもねぇこと抜かしてるんですか!! 流石に二人に失礼だろ!!」

 

 鼻をほじりながらの銀時の台詞に、新八は思わず叫んでいた。

 本日も万事屋はぐうたらスタート全開フルスロットルである。

 と、その時だった。

 

「ギン兄様ーっ!!」

 

 襖が開けられたと思いきや、そこからフランが飛び出してきた。

 そのまま銀時の元まで走り寄り、鳩尾ダイナミックエントリー。

 

「ぐぅばらてぃ!!」

 

 最早言語になっていない気もするが、飛び疲れた銀時の口元からは魂が抜けそうになった気がした。

 

「フランちゃん!」

 

 新八はやってきたフランに対して挨拶をする。

 神楽は相変わらず鼻をほじほじしていた。

 

「ギン兄様の所に遊びに来たよ!」

 

 フランは嬉しそうに頬を摺り寄せている。

 銀時の魂が口から体内へ戻った所で、

 

「相変わらずだなテメェは……」

 

 とぼやきながら、優しく頭を撫でるのだった。

 

「えへへ……ギン兄様……っ」

 

 嬉しそうに身を委ねるフラン。

 ここまでは割といつもの光景と言っても過言ではなくなっているのだから、最近の彼らは凄い。

 

「まったく……フランってば相変わらず銀時のこととなると足速いんだから」

 

 そんな時、悪態をつきながら入ってきたのは、意外にも霊夢だった。

 

「よぅ銀さん、新八、神楽! 遊びに来たぜ!」

「こんにちわ。今日のところは付き添いよ」

 

 続く形で、魔理沙とアリスの二人も入ってくる。

 最近この二人はこうしてセットで来ることが多くなっていた。

 

「どうしたネ。そんなに暇だったアルか?」

「まぁ、否定出来ないわね……前の異変から今は凄く平和になったし。やることなくて正直暇なのよ」

「それで銀さんの所へ来たってわけだぜ!」

 

 霊夢と魔理沙が、ここに来た目的を話す。

 確かに、異変が終わってからというものの、しばらく彼女達はやることがなかった。平和なのは良いことなのだが、暇なのはそれはそれでまた違う話となる。

 要するに、何か楽しいことを求めているというわけだ。

 フランだけは別のようで、銀時に会いたかったというところだ。彼女らしい理由である。

 

「んで? フランは来てるってのに、シスコン吸血鬼と鼻血メイドは来てねぇのか?」

「あの二人なら既に紅魔館2ndGにいるわよ。フランだけはアンタに会いたかったから、私達と一緒に来たってわけ」

 

 アリスが溜め息を吐きながら説明する。

 以前、紅魔館2ndGへ繋がるスキマが、紫の手によって作られていた。それでレミリア達は先に歌舞伎町に来ているということなのだろう。

 

「それで、今日は歌舞伎町を案内して欲しいなって思ってるんだぜ! 私達、レミリアの所と銀さんの所へはしょっちゅう来てるけど、他の所には全然行ってないなって思ってな!」

「ギン兄様に案内して欲しいなーって!」

 

 ぎゅーっと抱きつきながら、フランが言う。

 

「つってもなぁ……歌舞伎町で案内する所か……あ」

 

 ここで、銀時はあることを思い出す。

 

「そういや、まだあのババアの所、案内してなかったな」

 

 そう。

 この建物は二階建て。

 普段彼女達は、万事屋銀ちゃんの所に来るものの、下の階にあるスナックお登勢には一度も足を踏み入れたことはない。

 なので、案内するにはちょうどいい場所なのかもしれないと銀時は考えたのだ。

 

「あぁ、そういえばそうでしたね。お登勢さんに紹介するのもいいんじゃないですか?」

 

 新八も、その提案に賛成のようだ。

 

「おとせ? 誰よそれ?」

 

 霊夢は銀時に尋ねる。

 銀時は頭を掻きながらも、

 

「一階でスナック経営してるうるせぇババアだ。まぁ、挨拶位しておいて損はねぇだろ」

 

 というわけで、本日はお登勢の所へ行くことが決定したのだった。

 

 

 

 

銀魂×東方project

 

 

 

 

 

 

 

銀色幻想狂想曲

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

第九十訓 突然思い出すことが意外にも大事なことだったりすることもある

 

 

 

 

 

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