姉バカレコード in かすみけ!   作:ムーンナイト

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姉バカレコード、またまた始まります。
 


ニとナナ はじめまして、マイブラザー!!

最近、時間の進みをいつも以上に早く感じるようになったわね。

もうすぐ2歳6ヶ月、香澄(かすみ)夕空(ゆうあ)です。

 

さてさて、早いもので今日から12月。

外はさっむいけどそれはそれで楽しいわ。

 

そしてモコモコを着た夜空ちゃんの可愛さったらもう…天使(浄化)

 

危うい感じもありながら少しずつ歩くようになった夜空ちゃん。

大体3歩くらい歩いたら手を着いて高速ハイハイでこっちに来るわ。

 

モコモコした夜空ちゃんが手を伸ばしながら歩いてきて、そのあとハイハイでこっちにきて、それで私の服とかを掴んで立ち上がるのよ?

モコモコした夜空ちゃんが(2回目)

 

可愛すぎて辛いわよ(迫真)

 

そして、今日は、ママ様のお腹の中にいる赤ちゃんが生まれる予定日。

 

日課のお腹に挨拶とかなでなでが出来なくなるのは悲しいけど、それ以上に早く会いたい!

 

 

◆◇◆

 

 

ということでなでなで

 

とりあえずなでなで

 

夜空ちゃんもそぉーっと手を当ててなでなでしてて可愛いわ。

 

うーん、なでなで以外にもなにか出来ることはないかしら…

 

そういえば、夜空がまだお腹にいる頃、お歌を歌ったわよね。

 

私、今ならピアノの伴奏付きで歌えるわ!

 

よしやろう。

今すぐやろう(即決)

 

まずはミニピアノの蓋を開けて…準備オッケィ。

 

〔何か演奏するの?〕

 

イエス!

メアリさんも聞いててほしいわ〜

 

〔私も聞かせてもらおうか〕

 

わーい!

パパ様も聞いててね〜

 

それじゃあ、お歌といったらやっぱりこれ。

心の中で叫ばなくちゃ始まらないわ。

 

大きく息を吸ってぇ。

 

 

“私の歌を聴けえぇーー!!”

 

 

…ふぅ(満足)

 

さ、始めようかしら。

 

「よぞらはなでなでしててね」

 

私は演奏するわ!

 

せーのっ…

 

チャン、チャン、チャン、チャン、チャン、チャン、チャーン(前奏)

 

「twinkle, twinkle, little star」

 

はい!(合いの手)

 

「how I wonder what you are」

 

はい!(合いの手)

 

「up above the world so high」

 

アヨイショっ(合いの手)

 

「like a diamond in the sky」

 

アドッコイ!(合いの手)

 

「twinkle, twinkle, little star」

 

ソーレっ(合いの手)

 

「how I wonder what you are」

 

完!

 

よし、どやぁ(満足)

 

「ねえね…」

 

むん?(疑問)

 

夜空ちゃんめっちゃこっち見てる(驚き)

 

まってそんな表情初めてみたわ?!(驚愕)

なになに、どうしたの?!

 

はっ(閃き)

 

もしかして私がお腹の中の夜空ちゃんに歌ってあげたのを覚えてるのかしら。

 

「よぞらがままのおなかにいたときも、うたったおうたよ」

 

その時はアカペラでした。

レベルアップ夕空です。どやぁ

 

夜空ちゃんが覚えていてくれたならとっても嬉しいわね。

 

頑張ってピアノ演奏もしながら歌ったし、赤ちゃんも覚えててくれたら嬉しいわ!

 

 

◆◇◆

 

 

「そうそうよぞら!じょうず!」

 

自分に向かって歩いてくる妹を嬉しそうに迎える夕空を見て、思わず頬が緩む。

この1年で、夕空も夜空もずいぶん大きくなった。

 

バレエもピアノも、どちらの先生からも才能があると言われた夕空。

お姉ちゃんが大好きで、家にいる間はずっと側にいようとする夜空。

 

そして…

 

「今日が予定日だけど、どうかしら?」

 

大きくなったお腹を撫でると、こたえるようにぐにぐにと動き始めた。

 

〔今日も元気ね〕

 

隣に腰掛けながらお腹の動きを見つめるメアリ。

 

〔そうね、一応今日が予定日なのだけど…〕

 

この子は動くのが好きなようで、起きている間はお腹を蹴ったりボコボコしたりとお腹の中で元気に動いている。

 

〔男の子でも女の子でも、よく動き回る子になりそうだわ〕

 

3人目の子の性別は、生まれるまで知らせないでほしいと先生へ伝えてある。

 

私は、なんとなく男の子じゃないかと思っているのだけど。

 

〔いつ生まれそうになっても、もう準備は出来ているからな〕

 

最近、2時間に1度は入院用セットを詰めたバッグの中身に不備がないか確認するようになった夫に頷く。

 

なにより…

 

〔早く会いたい。ね、そうでしょう?〕

 

この子を無事に、産んであげられますように。

 

 

◆◇◆

 

 

レムレムねむねむ…ねむねむレムねむ…

 

〔・・ア、起きなさい〕

 

シャキンッ!

 

朝から目覚めぱっちり、香澄ゆう…ってあら??(疑問)

 

外が暗い…

すごい嵐でもきたのかしら(混乱)

でも雨の音はしないし、とっても静かだわ。

 

あぁ、サイレントハリケーンが来たのね(寝ボケ)

 

〔ユーア、眠いでしょうけど起きて頂戴。病院へ行くのよ〕

 

びょういん…?

 

・・・はっ!!(覚醒)

 

もしかして今はまだ朝じゃなくて夜だけど赤ちゃんが生まれそうだからおはようございますってこと?!(超速推理)

 

そうなのね?!!(理解)

 

わかった今すぐ起きるわ!

 

〔靴を履いて、車へ行けばヨシヒロがいるわ。ヨゾラを連れて行くから先に乗っていて〕

 

ラジャアッ!

 

うんしょ、リビングを突っ切って玄関へダッシュよ!

ママ様はもう車みたいね。

 

あっそうだ(唐突)

リビングにある夜空ちゃんが好きなタオル持っていっておきましょう。そうしましょう。

 

靴をはいてぇ…

パパさまぁ!

 

「ゆー、きたか。車に乗っていなさい」

 

パパ様が駆け寄った私を抱っこして車に入れてくれたわ。

車の中にはお腹に手を当てたママ様。

 

「まま!」

 

「ゆーちゃん、大丈夫よ。今は痛くないわ」

 

そっか…

 

「ゆーちゃんも、早くこの子と会いたいわよね?もうすぐ会えるわよ」

 

確かに、まだ見ぬ赤ちゃんには早く会いたいわ。

 

でも、うー…

 

わわっ

 

え、ぎゅう?(困惑)

 

「私とこの子が頑張っている間、夜空をよろしくね。夕空」

 

…そうよね。

ママ様と赤ちゃんが頑張るのに、私がこんな不安になってたらダメだわ!

 

「うん、よぞらはわたしといっしょにいるわ」

 

だから、負担にならないようにぎゅうっ!

 

いっぱいぎゅうしておくわ!(パワー注入)

 

 

◆◇◆

 

 

病院に着いてから3時間。

 

ママ様はお腹が痛い時は椅子に座って深呼吸をしたりして、痛くない時にはお水を飲んだり私や起きちゃった夜空ちゃんをぎゅうってしてくれてるわ。

 

目が覚めてから夜空ちゃんはなんだかずっと泣きそうになったりしてるの。

 

というか今泣いてるわ。

 

〔カスミ、ヨゾラと外に出るわ。いいかしら?〕

 

〔ありがとう、メアリ〕

 

メアリさんお部屋の外へ行くの?

夜空ちゃんを抱いて行っちゃったわ。

 

あっそうだお家から持ってきたタオル!(閃き)

 

私も行く!!

今ならまだ追いつけるわ!

 

「まま、ぱぱ、わたしもいっていい?」

 

「あぁ、分かった」

 

「…よろしくね、ゆーちゃん」

 

任せて!

 

最後にぎゅうってしてから、タオルを掴んでぇ…

 

行ってきます!(低速ダッシュ)

 

 

◆◇◆

 

 

ふぃーー(達成感)

夜空ちゃん、お気に入りのタオルを抱かせたら寝てくれたわ。

 

持ってきてよかった(迫真)

ナイスよ過去の私。

 

〔ユーアも、少し寝ていなさい〕

 

夜空ちゃんをここの人が用意してくれた赤ちゃん用のクッションのようなベッドに寝かせながらそう言ったメアリさん。

 

〔ねむくないわ〕

 

目、覚めてますから。

 

〔そう〕

 

メアリさんのお膝に頭を乗せるようにされたけど、私、今眠くないわ!

 

だって興奮してるんだもの!

 

そんな風に優しくポンポンされても、絶対寝ないわ!(くわっ)

 

ふわぁ…(あくび)

 

って危なかった!!

 

私、絶対寝ない!!(2回目)

 

危うく寝ちゃうところ、だった、わぁ…(入眠)

 

 

◆◇◆

 

 

うぅ、眩しい…あさ…

 

はっ?!!!(覚醒)

 

ここはどこ?!私は夕空!!!

 

よし、一旦おちこつう。違うおこちつう。これも違ったおつこちう。間違えたおこつちう。

 

ここは病院。私は夕空。そして妹は夜空ちゃん。可愛い。

 

「ねえね、おぁまっ」

 

可愛い(確信)

 

「うん、おはようございますよぞら」

 

よし記憶チェックよ。

 

私は確か、絶対寝ないわって決意してそれから…寝ちゃった?!(衝撃)

 

というか夜中だったのに朝になってるわ(驚愕)

 

ちょちょちょ、赤ちゃんは?!ママ様は?!!

 

夜空ちゃんっ…は分からないか。

メアリさん!今どんな状況なの?!

 

〔ユーア、ヨゾラ〕

 

あ、はい。

人差し指を口に当ててシィってするメアリさんを見て、私と夜空ちゃんもシーン。

 

ん〜〜〜〜

 

 

ーーー!ーーーー!

 

 

はっ!!!!

 

聞こえた!聞こえたわ!!

 

夜空ちゃんも聞こえた?!

聞こえてるっぽいわね!!

 

それじゃあやっぱり、こ、この泣き声は…!!

 

〔よく頑張ったわね、カスミ〕

 

赤ちゃん、生まれたのね!!!

 

 

◆◇◆

 

 

その場でしばらくそわそわそわそわ。

 

はっパパ様の気配(センサー)

 

〔3人ともおはよう〕

 

やっぱりパパ様が来たわ!どやぁ

 

〔ぱぱ!〕

 

わーい抱っこー!

 

〔ヨシヒロ、カスミは?〕

 

心配そうなメアリさんの声に頷いたパパ様。

 

〔今は休んでいる〕

 

パパ様が、くしゃくしゃっと笑顔を浮かべたわ。

 

〔無事に生まれた。元気な男の子だ〕

 

わあぁっ、無事に生まれてきてくれたのね!

 

それに男の子、弟!!(歓喜)

 

まだママ様も疲れているから、朝ごはんを食べてから会いに行くことになったわ。

 

早くはじめましてマイブラザーってしたい…

 

よし、朝ごはん早く食べちゃいましょう(決意)

 

 

◆◇◆

 

 

パクパク早く食べようとしたらメアリさんに叱られて、ゆっくりもぐもぐ朝ごはん食べました。香澄夕空です。

 

「ごぉ、た!」

 

ちゃんと手をパチパチ合わせてごちそうさまでしたしてる夜空ちゃん可愛い(ほわほわ)

 

「ごちそうさまでした」

 

ふぅ、お腹いっぱい…

 

しばらく待ってたらママ様のところへ行っていたパパ様が来てくれたわ。

 

会えるの??

会えるのね?!

 

早く行きましょう!!

 

 

◆◇◆

 

 

え、かわいい…(驚き)

 

え、かっわいい…(迫真)

 

パパ様に連れられて入ったお部屋。

 

透明なベッドの中には、すっごく可愛い赤ちゃんがいたわ。

 

かわいいのよ。

すごく、かわいいわ!

 

「名前は朝陽」

 

私を抱っこしてるパパ様から響いた名前。

 

「あーひ」

 

メアリさんに抱っこされている夜空ちゃんが繰り返した名前。

 

 

「今日の朝陽のように輝いて育ってほしくてな」

 

 

朝陽…!私の、弟。

 

 

「あさひ…」

 

 

12月2日。のぼる太陽が眩しい朝。

 

 

「はじめまして」

 

 

今日のこと、絶対に忘れないわ。

 

 

「おねえちゃんよ」

 

 

生まれて来てくれて、ありがとう。




 
朝陽くん、誕生です…!
夕空ちゃんのお誕生日に投稿出来てよかった!

可愛い妹に加え、可愛い弟が生まれた夕空ちゃん。
これからもっと全力で姉バカしていくと思います。楽しみですね。

ここまでかなり連続更新をしましたので、次はlittle Angel story〜1人の少女の物語〜を投稿すると思います。
もはや別人格が書いているといっても過言ではない程、文章のテンションに差があるアイカツスターズ二次小説ですが、ムーンナイトが大切に紡いでいる初投稿作品なのでよろしければ覗いてみてください。

それではまた、次の後書きで!
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