レイやフィーロなどのプロフィールも後ほど作ったら投稿しようと思っています。キャラデザインも「picrew」で作ったのを見ながら書いているんだけど、さすがに画像投稿は・・不味いのかな?利用したところは個人にチェック入っているけど・・・どうなんでしょうね・・?レイはこんなデザインだよ!って見せたいけど・・
旅行当日
家にあっては困るもの、たとえば肉など生ものは消化もした。野菜も日持ちしないものは施設に上げたりもした。家賃は払う必要がない
元々師匠が一括で買った家なのでいらないのだ。いるのは水道代くらいだが、今月分はすでに支払い済みなので問題もない。盗みが入っても取られるものは無い
家具とかは可能性はあるかもしれない。傭兵の稼ぎがいい奴はそこそこ良い物を買っていたりするのだ
「準備はできたか?」
「もちろん!!」
「ああ、行くか」
フィーロもシンさんも準備は万端のようなので玄関を開けて行くことにする。少し大きめの荷物をそれぞれ持って、鍵を閉めて目的地へ向かった
西へ歩いていくと大通りに出る。この通りはメインストリートだから人がとても多い。ぶつからないように気をつけながら避けて北へ1kmほど歩いた
乗り合いトラックに乗ればいいのだが、それくらいの距離は徒歩で十分だ。知り合いや馴染みの店とすれ違いながら着いたのは貸し出し航行艇。所謂遠征艇だ
金を払えばトリオンを注いで目的地まで送ってくれる。ただ
「料金は29900リィルです。航行艇に破損や故障などあった場合は修理代を請求させていただきます。航行の際はご注意ください」
「分かりました」
「それではこちらが4人用の航行艇になります。素敵な旅になることを願っています」
料金を支払い注意を聞いて航行艇を受け取る。卵の形をしていて手のひらに収まるサイズだ。これは収納状態だからだ。これはトリオン兵を送り込むのにコンパクトにする技術を利用して作られている
発着場の一つに置くと距離を取る。すると卵は光りだすと次第に膨らみだして乗り合いトラックと同じ大きさになった。縦4m×幅5m×長さ9mくらいモールモッドのような足に胴体はイルガーみたいな形状をしている。色は青色だ
見た目が見た目だけに、輝く青色になると若干の不気味さがある。胴体横が開いてシンさんとフィーロがそこから乗り込む。トリオンはすでに充填されているためすぐに発進可能だ
『OKだ。いつでも開いてもいいぞ』
「了解です」
船からシンさんが準備できたと聞いて、オレは
「到着は10時間後だからゆっくりしていろ」
「はーい!!」
制御は自動だから運転する必要も無い。ゆっくりと言っても中は広くないから寛ぐのは少しむずかしいけど。背もたれに体を預けて力を抜いて横を見れば、フィーロが食べ物の雑誌を見てテンションが上がっていた
「師匠!師匠は
「オレ?そうだなー……お菓子とか少し興味があるかな。でも美味いものならどれも食べてみたい」
突然の質問に少し悩んだが、マカロンを食べてお菓子に興味があった。他にもおいしいものは沢山あるとシンさんから言っていたし。食べたら驚くぞと自慢げに言った。オレもそれなりにいろんな国の食べ物を食べたけど、それ以上なのかと勝手に想像を膨らませていた。多分シンさんは味を知っているから自信持って言えるんだろう、それがオレとフィーロの期待を膨らませていた
「シンさんは?」
「オレかー……卵丼食べたいなー。あ、でも牛丼もいいなー寿司もたべてー」
聞き慣れない言葉にオレもフィーロも疑問を浮かべた。どれも知らない食べ物だが寿司は聞いたことがある。だけど前に聞いたときは生の魚をご飯に乗せて食べると言っていた。生ものを火にかけず食べるなんてありえない。そんなことをすれば腹を下してしまうの当然なのにだ、なのにシンさんはそんなことは無いといった。もちろん状態が悪かったら下してしまうが、普通は生でも食べれると
フィーロはオレも食べてみたーいと言っていた。怖さもあるけど興味もある。シンさんが言うなら大丈夫なのだろうけど。食べるときは怖いから一緒に居て欲しいな、そのほうが安心する
『レイ、フィーロのこと……頼む』
『師匠!!で、でも!』
『こんな……師匠ですまない。許してくれ……』
時間があるから仮眠でもとろうかと思ったら、ふと昔のことを思い出した。3年前、師匠が死んだときのことだ。長く続く戦いで師匠のトリオンが枯渇しだしたのだ。そのタイミングでトリオン体は破壊され、致命傷を負わされた
オレが駆けつけたときはすでに遅く、意識が朦朧としていた。助からないと思ったのか最後の言葉を残したのだ。師匠の家族はフィーロと2人だけ。母親は産んですぐに亡くなった男手一つで育ててきたのだ
オレが引き取られてからは兄弟みたいに育ってきた。きっと仕事で居ないことが多いから寂しくないように引き取ったのだと思う。多分予想外だったのはオレが傭兵になりたいと言ったことだろ。本当は街の子供みたいに普通に育って欲しかったと思う。当然戸惑いがあったのだろう、そのときのことはもうほとんど覚えていない
これがオレの選んだ人生なら好きにすればいい。そう言って色々教えてくれた。もっと普通に親代わりとして接してあげたかったのだろう。もっと父親として育ててあげたかったのだろう。だから最期にそう言ってブラックトリガーを作って死んだ
そのあと作られたブラックトリガーはオレもシンさんも適合しなかったが、ただフィーロだけが使えた。まるで親が子を守るみたいに。訓練は厳しい人だったけれど、日常ではどこにでもいる父親だった
「師匠!……師匠!!」
「っ…フィーロ?どうした?」
あまりにも昔のことを思い返していたのかフィーロが何度もオレを呼んでいた。強化聴覚をもっているのに聞こえていないことに2人とも心配して見ていた
「だって、なんども師匠を呼んだのに返事もしないから……耳もいいはずなのに」
「そ、そっか……大丈夫だ。ちょっと昔のことを思い出していただけだ」
「昔?」
「ああ、師匠が消えたときの頃のだ」
眉まで下げて心配するフィーロに安心させるように笑みを作った。でも難しいことは苦手なくせに、作り笑いは簡単に見抜いて表情を変えなかった。勘だけは妙に鋭い。サイドエフェクトかとも思うが計測してもトリオンは平均値だ。中々表情を変えないから仕方なく本当のことを言うしかなかった
師匠のことが出てやっと心配顔から驚きに変わった
「ちゃんと話したことなかったな。師匠が死ぬ直前、ブラックトリガーを作ったんだ。あと、お前のことを頼む、とも」
「父ちゃん……」
「お前が使っている
「え、これが……!」
あの時は師匠のことは死んだ、と嘘を言ったのだ。本当の事言えばきっと復讐をしようとか言うのではないかと心配していたのだ。だがそんなことは全くなく、一晩中泣いてからは父ちゃんより強くなると言って弟子になってきた。これでいいのかと困った。フィーロを頼むと言われたら傭兵にはなって欲しくないなとオレも思っていたからだ。昔からオレの訓練に一緒にしていたこともあったし、運動神経だけはよかった。師匠もフィーロの人生だから好きに生きたらいいとも言っていた
迷ったけどフィーロが決めたのならオレがすることは、師匠に教えてもらったことをフィーロにもやらせて鍛えさせることだ。せめて適合したブラックトリガーが守ってほしいと願って
「オレのために……父ちゃん」
「師匠はいないけど、お前にはいつも、そばで守ってくれている」
「うん」
両手を握って決意を改めて固めたフィーロを見て図体だけは大きくなったな、などもジジ臭いことを思ってしまった。絶対おっさんのせいだと決め付けた
「お?あと30分ほどで着くぞ!」
「ほんと!?もうすぐだ……!」
本当、図体だけ大きくなった
シンさんが座っている席の背もたれを持って覗き込んでいる様子は子供だ。いや、年も子供だからおかしくはないんだけどね
と言いつつも、オレも少なからずもうすぐで
「出るぞ!」
目的地に着いた為入るための
「到着だ。降りるか」
「オレ一番ー!」
「おいフィーロ!ったく……」
「頑張れ、お兄ちゃん」
「シンさん……」
航行艇が着陸してドアが開くとフィーロが真っ先に出て行った。先が思いやられると肩を落としているとシンさんが皮肉を言ってきた。これからは面倒はオレ一人で見ないといけないからその意味も含まれているのだろうけど
半分瞼を下げて恨めしく見つめた
少し遅れたがオレ達も続けて降りるとようやく気付いた。人の気配が多くいることに。しかも全員が武器を構えており、まるでオレ達が来るのが分かっていたみたいだった
「おいおい、こんなときに
黒いコートの少年が緊張を感じさせる声で言った。妙に暗いことに今気付いたが時間は夜みたいだった。しかも不思議なことに人の気配が目の前にいる集団のみだ。正確にはあちこちで戦闘音が聞こえるが、人の声や生活音は少しも聞こえないのだ
「お帰りなさい、風間さん」
「「「「「!?」」」」」」
「え?あ!お前迅か!」
沈黙が少し訪れるとそれを破ったのは緑色の剣、シンさんと同じ形だから弧月であろうものを持った男だった。そいつはシンさんのことを知っているらしく、呼びかけられた本人も思い出したのか驚いていた
「お前そんなにイケメンだったか?髪も伸び……て………蒼也?」
「…本物か?」
5年の歳月も経っているわけだから外見が少し違うのも当然だろう。確かにイケメンと言えるほど整っているし、おしゃれなのかメガネのようなものも顔にじゃなく首にかけてた。前に言っていたボーダーと言うメンバーの一人と再会できたのだろうと思っていたら、若干疑問を孕んだ声で誰かを呼んだ。その言葉に答えるかのように一番背の小さい少年が呟いた
「なんで……お前が…?まさかオレの復讐でもしようと考えてたのか?」
「死んだ人間のための復讐しても何も変らないだけだ。オレは街のためにボーダーに入っただけだ」
「そうか…」
その言葉は多分復讐じゃないってことに安心したのだろう。フィーロと色んな戦場を共にして、たまに復讐のために武器を手に取る者と戦ったことがある。もちろんその場で倒したがさらに復讐心を煽るだけになった。じゃあ目的を果たすためにやられろ、など自殺行為などするはずもない
復讐に走るものは自分の納得いく結果が得られないと、段々歪になり精神を病んでいくことになる。たとえ手段が非人道的になろうとも果たそうとする。父親が殺されたことでフィーロもそうなるのではないかと心配したのもそれが理由だ
シンさんの蒼也と呼ばれた弟はそんな雰因気を感じさせないが、油断はできない。武器はすでに構えられていて隙などあるように見えなかった。刀身どころか柄さえもそれ一つ構成されている。それに気になるのが他の面々だ
蒼也のほかに2人、1人は消えているが服装が同じだったのだ。多分チームなのではないかと思う。最初に声を発した黒いコートの少年も同じ格好の大人がいる
「よかったねシンさん!家族に会えて!!」
「ああ、生きていてくれてよかった」
「感動するのはいいけど、居場所は分かるんだよ!!」
「なっ!?くそ…」
気配には気付いているであろうフィーロもとりあえず油断はしていないようだ。端か見れば再会を喜んでいる少年に見える。だけど隠れている奴は隙があると判断したのか動いた
けどオレには音でもわかっているから右腰の三日月を抜いて跳んで民家の屋根にいる奴に斬りかかる。意外と反射神経はいいらしく姿を現すと咄嗟に剣を構えてギリギリで防いできた
「消えるトリガー!?」
どうやらシンさんも知らないトリガーらしい。ボーダーのトリガーはホルダーにそれぞれメイン、サブと4つずつ合計8つをセットするらしい。だがそれら全てを使えるわけじゃなく、1つずつしか使用できない。しかも同じ側のトリガーは特定のオプショントリガー以外は使用もできないという。つまり隠れてた奴が姿を現したのは剣を2本使用するために、隠れるトリガーを解除しなければならなかったと言うわけだ。5年の月日が経ってもこの制約は変らないらしい
「いきなり斬りかかるなんてどういうことだ?」
「そんなの決まっている。貴様等が
「理由になってねぇよ。シンさん聞いてた話と違うけど?」
「そんなはずはないんだが……」
目の前の少年に聞いたはずなんだが、答えたのは紫の服の男だった。だけどおかしかった、シンさんはボーダーと言う組織に属していた。5年前に助けたことでその組織とははぐれてしまったが、その時に聞いた話は
だが今目の前の奴等はなんの勧告もなしに襲い掛かってきた。明らかな敵対行為だ。話が違うことはあとで聞くことにして今はこの場から逃げ去るのが最優先事項だ
「悪いけど太刀川さん、オレ
「おもしろい、お前の未来覆したくなった」
「シンさんは自由にしてください。フィーロ、アレは使うなよ?」
「了解!あとは好きにしてもいいんだよね?」
「ああ。手加減せずに倒せ」
黒いコートの男が腰に下げた弧月を抜いたことでそれぞれが距離を取った。2名ほど屋根を上ってかなり離れたからおそらくスナイパー系統の武器を持っているのだろう。もしくは直接戦わずトラップなど設置する工作兵の可能性もある
フィーロにも警戒するように言って三日月を構えなおす
緊張感の漂う空気を破ったのは蒼也と同じ隊服の男だった。ナイフほどの刃が上下に生えた武器で迅へと走った。その行動に不思議に思ったのはオレだけでなくシンさんやフィーロも同じだった
「なんで仲間内で……?」
クーデターと言う可能性もあるが、こんな街中で起こすと言うのは理解できなかった。どうしてなのか考えていると紫の服を着た黒髪の男が弧月を振り下ろしてきた。
男の表情は敵を睨む者と同じ目をしていた
「お前…復讐とか考えてないか?やめといたほうがいいぞ、そういう奴の末路はろくなものじゃない」
「黙れ!!貴様等ネイバーが攻めてこなければこんなことにはならなかったんだ!!」
「はぁ?一体何を言っているんだ?」
「とぼけるな!!」
家族なのか親しい人なのかは分からないが男は怒りを込めた声で言ってきた。殺されて悲しいのは分かるが、だからって怒りの矛先を誰彼構わず
だが忘れてはならないのがこれが戦争と言うことだ。助かる可能性があっても一歩間違えば命を奪われるのだから。師匠もオレが知る限りは殺しはしていない。もちろんオレやフィーロ、シンさんもそんなことはしない
目の前の男もいつかは命を奪うのだろう、だがオレがそれを止める理由はない。ましてや今襲われているのだから
「おめでたい頭だな」
「何だと!?」
「誰を殺されたのかは知らないが、戦争に命の奪い合いは付きものだろうが。自分だけが悲しいみたいな悲劇のキャラクターを作るな」
「っ!!……
そもそも何を持って
現にオレが、赤ん坊のときに連れ去られソチノイラで育った
弧月を弾き少し距離おいて言った
「この国に住んでいる人間以外がネイバーなら言ってやる。オレは元々はこの
「っ!?ふ、ふざけたことを言うな!!」
「信じる信じないは勝手にしろ。だが間違えるなよ?そこにいるシン・カザマはボーダーの人間で今日までオレ達の下で過ごしてきたんだ。お前の理屈で言うなら、シンさんもネイバーと言うことになるんだぞ?」
そう、オレだけでなくシンさんも
約17年。ここでオレは生まれたわけだから何も感じないわけじゃない。ただ育った記憶がないから帰ったことの感動とか懐かしさを感じないだけだ。といってももう傭兵としての知識や経験など培ったあとだから考え方とか違いすぎて逆に平和すぎる光景に苛立ちすらも覚えるかもしれない
それはもう仕方ないと言うものだ。長年信じてきた、感じてきたことを変えるのは容易じゃないからだ
はじめは風間進さんと陽太郎は親子でしょ!とずっと思っていて、ゆりさんが出て「絶対この2人の子だね!」と信じていたんですが・・・よくよく考えれば5年前となるとユリさんは18歳・・・法律上は問題ないのでしょうけど・・それに陽太郎との会話も親子とは違う感じですし。この「彼方の傭兵」で色々調べてたら違うという結論に
陽太郎君、君は一体何者なんだい??
とここで第2の予想。陽太郎は同盟国の戦争で孤児になった、もしくは致命傷を負った親が林道さんに託した、のではと。他国で暮らす孤児、ヒュースと若干似ているあたりこれが先輩後輩だったり?
まああくまで勝手な予想ですけどねwwでも風間さんと髪型にている辺り親戚なのではとどうしても思ってしまうww
それと早速感想をいただいてありがとうございます!