気を付けているつもりですが、誤字脱字多いと思うのでよかったらこっそり教えていただけたら助かります。
◇
重く湿った寝巻きを洗濯機に投入する。汗を拭きとっていると腕に鳥肌が立っていることに気が付く。寝汗で冷えたのだろうか。先程までの暑さが嘘だった様に涼しく、肌寒さを感じた。
それもそうだろう。俺の部屋は一階、東棟端の校長室で、洗濯機があるのはまるで正反対の位置に割り振られた用務員室だ。
西棟の片隅まで歩かなければならない上に、用務員室前の非常口は立て付けが悪く隙間風が入り放題、吹き放題で、冷えるのは当たり前だった。
冬に干していた瑞鶴の下着が凍り付いたと泣きに来たのはいつだったか。
「やっぱり、経費削減に安い木造校舎を買い取ったのは間違いだったかな」
築百余年の木造校舎は至る所が穴だらけで、足の踏み場がないとはある意味こういうことだろうか。ただ慣れること
そんなわけで走りたくもあるが、視界の端に見えるA4サイズのコピー紙が奈落へ続く穴より恐ろしく、丁寧に貼らされたイラストポスターには可愛らしい丸字で五七五が綴られていた。
内容はこうだ。
『走らない、廊下は危険、穴だらけ』
これは委員長の三日月が書いたもので見た覚えの無いゆるい感じのキャラクターが、めっと口をバツの字にしていた。
一見、彼女の見た目通り可愛らしく微笑ましいと思える。が、これは注意勧告ではなく注意通告で、
当人曰く、暁の水平線に佇む幽鬼だ。とのこと。
それからというもの
納得するようにつぶやく。干されてある白いカッターシャツに袖を通しながら括る腹は随分柔らかそうだったのは無視。
準備も終わり腕時計に目を落とす。
「っと、モタモタしてるとまた
泡食ったおかげか時間の貯金はそれなりに余裕が生まれてきたけれど、今更切り崩すのも勿体ない。急ぎ顔を洗い始める。口に含んだ鉄錆の味はどこか懐かしくカルキとはまた違う独特なフレーバー。
停止させた呼吸活動を再開する。鏡に映るの
ざぶざぶ。厄払いを試みるも、やっぱり鏡には冴えない顔が遊泳していた。
ため息も程ほどに手早く髭を剃り落とすと、最後にもう一度顔を洗い汚れを拭き取る。
ああ、なんということだろう。そこに映る
やる気はないが、公共娯楽施設を中高学生料金で楽しめると言いやがったのは誰だったか。
短い溜め息が視界に止まることなく、やがて消えていった。
三日月は次の話で出ます。
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気を付けているつもりですが、誤字脱字多いと思うのでよかったらこっそり教えていただけたら助かります。