主人公はこの事件を解決することができるのか……?
変身するまで
続くか不明
――平成ライダー
クウガをはじめとする20の戦士達。
クウガ、アギト、龍騎、ファイズ、ブレイド、ヒビキ、カブト、電王、キバ、ディケイド、W、オーズ、フォーゼ、ウィザード、鎧武、ドライブ、ゴースト、エグゼイド、ビルド、そしてジオウ。
彼らの戦いは人々を魅了し、今もなお続いている。
そして、今回の事件もそんな仮面の戦士たちに関係する事件の一つ。
さて……皆様は一度は思ったことがあるだろう。
仮面ライダーが本当に存在したらならばこの世界はどうなるのかと……
『では、次のニュースです。 つい先日、■■県■■市の■■山の山奥で新たな遺跡発見されました』
家でゆっくりしていたあなたの耳にテレビからニュースが聞こえてくる。
内容は今まで誰も見たことがない遺跡を発見したという内容だった。
それだけならば、あなたは目を向けなかっただろう。
へーそうなんだといったありきたりな感想を抱くだけだっただろう。
「ん?」
だがしかし、貴方の目が映像のある一点に集中する。
ニュースの映像には石棺のようなものが映っていて、作業員たちが遺跡の調査をしている。
その中でも一番大きな石棺の表面に、あなたにとって見覚えのあるものが映っていた。
その部分を注視すると、そこにはクワガタムシのようなレリーフが刻まれていた。
ただそれだけならば問題はなかっただろう、昔にもクワガタムシがいて、それを見て石棺に刻んだのならば何の問題はない、だがそのマークはあなたの知るとあるマークに激しく酷似していた。
「クウガ……?」
仮面ライダークウガ。
それは冒険家、五代雄介がある日、聖なる聖石が埋め込まれたベルト――アークルを身に着け、グロンギと呼ばれる存在と戦った仮面ライダーだ。
だがそれは空想の存在であり、まかり間違っても現実の遺跡からそのマークが出てくるなどおかしい話、この時あなたはそう思い珍しいこともあるのだと納得した。
それが今回の事件の始まりであったというのに……
その一週間後の朝。
あなたは学校に向かうため、学生服に着替えている途中だった。
そこにテレビから速報が流れてきた。
あなたは遺跡に何か進捗でもあったのかと思いテレビのニュースに耳を傾けると聞こえてきた内容は、正体不明の連続殺人事件だった。
『昨晩、■■県で謎の不審な死体が発見されました』
それだけであればよくある事件だったはずだったのだが、その内容は以上の一言に尽きた。
『被害者の一人は30歳の男性作業員。この男性は働いていた工事現場の近くの公園で発見されました。』
テレビの画面に、被害者が発見された状況を簡素なCGで再現した映像が流れる。
その内容は、男性が木と木の間ではなく木自体と一体化しているように見えた。
『被害者は公園の木の中から発見されました』
その言葉に、番組のほかの共演者は不審な声を上げる。
それはそうだろう、人間を木の中に埋め込み殺害したたというのだ。
とても人間業とは到底思えない。
キャスターはほかの被害者についても説明していく。
トラックによってひき殺された者、頭が爆散していた者などなど。
ほかにも行方不明者も続出しているようだった。
「偶然……だよな?」
全壊の遺跡のマークといい今回の事件。
あなたには心当たりがある。
クウガに登場する怪人グロンギが行うゲームゲゲル、そしてアギトに登場する怪人アンノウン達が行うアギトの力の発言の阻止だ。
だが、やはり彼らも空想の産物である。
現実に存在するはずがない。
だが、あなたはいやな予感を感じていた。
あなたは着替えることを中断し、パソコンを立ち上げた。
そして検索エンジンに先ほどのニュースを打ち込んむ、するとあなたのほかにもあれが仮面ライダーで行われた事件じゃないのか? という疑惑が浮上していた。
「俺だけじゃなかった……」
人間は自身以外にも同じ考えの人物が一人でもいれば、不思議と安心することができる生き物だ。
あなたはネットの反応がと自身と同じだったことに少し安心することができたようだった。
あなたはニュース以外の項目も見ていった。
するとあなたの目に一つの項目が目に入った。
「仮面ライダーグッズの消失?」
内容はここ一週間前、少しずつ仮面ライダー関係のグッズが消失しているという内容だった。
変身ベルトだけが消失してしまっているという内容だった。
貴方は通販サイトなどにアクセスしてみると、仮面ライダーのベルトは何一つ出てこなかった。
「一体何が起こるっていうんだ……?」
なにが起こるかわからないという状況であなたは恐怖するが、台所にいた母親の声が聞こえてくる、早く学校に行かないと遅刻するぞ! っとのことだった。
あなたは部屋にある時計に目を向ける、時計の針はもうすぐ8時を指し示そうとしていた。
「まずッ!?」
あなたは不安ながらも急いで学校へと向かっていった。
貴方が学校にだとりつくと同時に学校のホームルームを開始するチャイムが鳴った時だった。
完全に遅刻だと思ったあなたは、走るのをやめあきらめて歩いて校舎に向かった。
だが校舎に中に入った瞬間、あなたはずるりと”ナニカ”に入ったような感触を体全身で味わった。
「なっなんだ!?」
あなたが驚いた瞬間、教室の方向から叫び声が聞こえた。
「キャー!?」
「叫び声!? あっちか!」
あなたが叫び声の方に向かうと、そこにはファスナーのような裂け目と、植物の種のような怪物に襲われそうになっている女子生徒を見つけた。
「なんでインベスが!?」
――インベス
仮面ライダー鎧武に登場する怪人。
その正体はヘルヘイムの森に存在する木の実を食べて姿を変えてしまった異世界の原生生物である。
彼らに傷つけられてしまうと体に種子を埋め込まれてしまい死んでしまう。
「驚いてる場合じゃない! 助けないと」
あなたは教室に散乱していた椅子を手に取り、インベスへと投げつけた。
「ギャアアアアアア」
女子生徒を襲うことに夢中になっていたインベスに不意打ちで椅子を充てることができた。
「早くこっちに!」
そう言いながら女子生徒の手を掴み、校門から外に出ようとするが
「嘘だろ……!?」
校門へと続く校庭に、様々な怪人が大量に存在していた。
先ほど襲ってきたインベスや、ヤミー、バグスター戦闘員など様々な怪人が校庭に待ち受けていた。
怪人たちはあなたを見つけると、あなたたちに襲い掛かってきた。
「くそ!」
あなたは女子生徒の手を掴みながら校舎へと戻った。
「ここからじゃ外に出られない いったん屋上に逃げるぞ!」
あなたはそういい女子生徒と一緒に屋上へと駆け上がっていった。
あなたが屋上の扉を開けて屋上に出ると扉を閉しめた。
「はぁ……はぁ……ここまでくればなるか?」
あなたは肩で息をしながら窓を背にした。
「君は大丈夫か……?」
あなたがうしろに向き女子生徒に声をかけると、女子生徒は笑顔でそこ立っていた。
「なっ何をわらって……!?」
その瞬間少女の姿が
少女の姿は緑色の
「ワっワーぐっ!?」
あなたは緑色の
「く……」
にじりにじりとワームはあなたに近づいてくる。
あなたは痛みで動くことができず、もがくことしかできなかった。
(ここで死んでしまうのか……)
あなたがそう思いあきらめようとした瞬間。
あなたの空中にファスナーのような空間の裂け目、クラックが開いた。
そこから赤と青のボトルのような物体と黒い物体が落ちてきた。
「こっこれは!?」
あなたは
それがどのようなものか、それがどのような力を持っているのか、それが誰が使っていたのかを知っている。
あなたは赤と青い物体……ウサギの意匠が刻まれた『ラビットフルボトル』と戦車の意匠が刻まれた『タンクフルボトル』、そしてビルドドライバーを手にした! 。
その瞬間、あなたの頭の中にとある
『作る、形成するって意味のビルドだ』
後の相棒に意味を説明する青年の姿。
『俺は今日という日を一生後悔する』
相棒と共に東都ガーディアンから逃げる姿。
『俺はラブ&ピースのために戦っている』
なぜ戦うのか問われて自信満々に答える青年の姿。
『自意識過剰の正義のヒーローの復活だ!』
天才物理化学者、桐生戦兎と呼ばれる正義のヒーローの記憶!。
「ありがとう……神様」
不思議と力があなたの体に力が湧き上がる。
地面を踏みしめ立ち上がる。
そして起き上がったあなたに驚いているワームをにらみつけ腰にビルドドライバーを押し付ける。
するとドライバーからベルトが伸び体に固定された。
あなたは『ラビットフルボトル』と『タンクフルボトル』を上下に振り中の成分を活性化させる。
「セリフは借りるとしようか……さあ、実験を始めよう」
あなたは十分に活性化させた二本のフルボトルをベルトに差し込んだ。
『ラビット!』『タンク!』
『ベストマッチ!』
別とから軽快な待機音声が流れだす。
それと同時にあなたはベルトのレバーを回転させる。
すると、パイプがプラモデルのインナーのような物、『スナップライドビルダー』を形成し赤と青の装甲を生み出す。
『 Are you ready?』
準備はいいか? そうベルトがあなたに聞いてくる。
あなたはその問いにこう返す。
数々の仮面ライダーが戦いに挑むとき叫ぶあの言葉を!
「変身!」
『鋼のムーンサルト! ラビットタンク! イェーイ!』
学校の屋上に仮面ライダーが現れた。
その名は……仮面ライダービルド!
「さあ、行こうか!」
あなたはベルトからドリル上の武器ドリルクラッシャーを取り出しワームへと駆けだした。