笑ってはいけない前線基地24時 あいむのっとらふ   作:HIKUUU!!!

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先に言っておくとこっちは色々と事件やら戦争終了時空。主人公達、全員生存。人形含め死傷者なしのものの本編の展開とは一切関係ない仕様の為、この中の誰かが死んでいたり、又は全員生存している可能性もあり。パラレルワールド扱い。


会うのがきついんだよ

唸る義肢を再び身に纏い、神経接続を行う。

 

 

デッドマン「ぐぅ・・っ!!」

 

ペルシカリア「痛むかい?」

 

デッドマン「ああ、メンテ後のこの接続だけは未だに慣れないな」

 

ペルシカリア「だろうね。剥き出しの神経に焼き鏝を押し付けたような痛みだったっけ?」

 

デッドマン「それがほんの少しの間続くだけさ。SOPMOD2の榴弾で人工心臓潰された時よりはマシさ」

 

ペルシカリア「・・・その事もあるから、うちの愛娘達に近寄らないのかい?」

 

デッドマン「そんなこと気にしちゃいない。あの時はお互い認識出来ていなかった。俺が近寄らない理由はM4だ・・」

 

ペルシカリア「どういう事だい?」

 

デッドマン「似てるんだよ。俺の死んだ妹に・・・姿がじゃない。一度決めたら曲げない所、自分より他者を気に掛ける様がな・・・」

 

ペルシカリア「肉親を失った痛みは癒せない。一生・・・だったけ?」

 

デッドマン「忘れてくれ、もう終わった事だ。この基地のみんなの為に生きるさ。じゃなければ俺は何故生き残ったのか分からなくなる。この鋼の体を引きずって、家族が見れなかった世界をこの瞳に焼き付けてくる。色々な所を旅して・・・そして普通の人間の様に死にたい。兵器として生きるのはごめんだ。それに・・」

 

ペルシカリア「なんだい?」

 

デッドマン「君達の好意は痛いほど分かってる。だからこそ、受け入れるわけには行かない」

 

ペルシカリア「どうして・・!そこまで分かってるならなんで・・!」

 

デッドマン「・・あと何年生きれるかもわからない。子どもも作れない、そんな俺に誰を・・!どう愛せと言うんだ・・・!お互いに辛くなるだけだ。義肢を取れば残るのはダルマの男だぞ?!頼む・・!他に良い男ならいるだろう?俺じゃなくて良い筈だ!」

 

ペルシカリア「あ~・・そのことなんだけどね・・」

 

珍しく視線をあちらこちらに彷徨わせながらペルシカリアが口を開く。

 

ペルシカリア「君の細胞寿命、調べて見たところ、分裂回数の上限がかなり伸びてたんだよね。それに生殖器の活動が再開してるのも確認したよ。つまり・・」

 

デッドマン「・・人並みには年齢を重ねられるのか・・待て、生殖器が活動再開・・?」

 

ペルシカリア「うん、私が以前計測した時はこんなに状態は良くなかった。だから・・不思議なんだけど君は生きれるよ。だから・・H、しよう!」

 

デッドマン「お断り致す」

 

ペルシカリア「・・・」

 

デッドマン「・・・」

 

お互いに睨み合いながらグルグルと、診療台の周囲を旋回し、警戒し合う。不意に、ペルシカが猫耳をピンと屹立させ、ネコ科を思わせるような素早さでデッドマンに迫る。

 

ペルシカリア「もろたで工藤!」

 

デッドマン「俺は工藤じゃねぇよ?!」

 

迫るペルシカリアを左手で頭を押さえつけながら、診療室のドアを右手で乱暴に開け放ち走り出すデッドマン。けど、悲しいかな。ドアの先の人影達には全く気付いていなかったらしい。

 

ペルシカリア「今です!」

 

SOPMOD2「デッドマン見~付けた♪」

 

デッドマン「あっ・・」

 

ペルシカリアの号令に反応し、ドア前の人影の一人SOPMOD2が、凄まじい跳躍力でデッドマンの頭へと狙いを付け、満面の笑みのまま、デッドマンへと跳びかかる。それに慌てたデッドマンに、左手で抑えていた筈のペルシカが隙をついて、デッドマンの腕を取り、足を払う。

 

デッドマン「うぉぉぉ!?」

 

頭部をSOPMOD2に抱き抱えられたデッドマンは反応が追い付かず、床へと倒れ込む。

 

デッドマン「ソップ・・。お前、急に抱き着くのはやめろと言っただろうが・・」

 

SOPMOD2「んふふ~♪」

 

目標を捕まえてご機嫌なのか、笑みを浮かべたまま更にデッドマンを胸に押し付けるSOPMOD2.背丈の割に豊満で弾力がある彼女の胸に顔を押し付けられたデッドマンはあきれたとは言わんばかりに溜息を付きながら、顔面に張り付く彼女の頭を右手で撫でる。

 

SOPMOD2「だってデッドマン、ずっと私達の事避けてたでしょ?私達の指揮官なのに」

 

デッドマン「それは・・まあ、悪かったとは思うが・・年頃の娘がこんなはしたない真似をするな・・全く・・」

 

天然に見えて鋭い直感持ちであるSOPMOD2の言葉に苦笑しながら、苦言を投げかけるデッドマン。

 

ペルシカリア「暴れんなよ・・・暴れんなよ・・・大人しく実験付き合いなさい。いいね?」

 

デッドマン「分かった分かった。負けや負けや負けや(レ)」

 

序に野獣の眼光を放ちながらデッドマンのズボンを剥ぎ取りにかかるペルシカの姿に恐怖を感じたデッドマンは負けを宣言。仕方ないね。

 

 

 

スケイル「え?だから・・俺、社長・・・」

 

M16「スケイルのおっさん、人生諦めが肝心らしいぞ?」

 

AR-15「少なくとも悪いようにはならないはずよ?G&KにもGSにも旨味がある結果になる筈よ」

 

M4「指揮官・・私は・・・」

 

 

出てきた人影達・・M16達に混じり、哀愁を漂わせながらM16に肩を叩かれガックリとうなだれるスケイルしゃちょー。がんばれしゃちょー。負けるなしゃちょー。妻子の元に帰るその日まで。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あとがきしょうかい

SOPMOD2:初めてデッドマンと遭遇した際、通信のジャミングによりHQとの間に情報伝達に遅れが生じ、敵と認識してデッドマンの胸部に榴弾をブチ当て、人工心臓を損傷させた張本人。その後、通信が使えるようになるまで、行く先々で執拗にデッドマンを追い詰める。
今は誤解も解け、初めてできた人間の友達であるマックと共に欠食児童その2になりデッドマンの財布に打撃を与えている。デッドマンの事をお父さんの様に慕っている・・?

まっく:本名 マクシミリアン・ライマン。寡黙な男で狙った獲物は逃さないスナイパーとしての腕を買われGSに入隊した部隊の中では最年少の青年。前所属はU.S.SOCOM。欠食児童その1。食べるのが好きだが料理は出来ない。しょっちゅうデッドマンの手料理を付け狙う。

ぺるしかりあ:言わずと知れたマッドサイエンティスト。デッドマンの様な男がタイプらしく一目惚れ。噂ではデッドマンは若かりし日のクルーガーと結構似ているらしい。尚、クルーガーは否定している模様。私の若い頃はあんなにイカレてないし、目もあそこ迄濁っていないとの事。よくデッドマンの義肢をメンテナンスしてくれるが、それにかこつけてマグナム(意味深)もつけ狙う。
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