マーレをペロロンしちゃお★   作:もこもこ@

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012 ギルドでの出会い

 

「うわあ、いかにもな町並みですね。冒険者っぽいのも歩いてますよ。人間ばっかりですね」

「衣服もカルネ村よりはバリエーションが広いですね。まあ、ユグドラシルには負けますが」

「あんなの現実で居たら痴女とかですよ」

 

 ナザリックの面々は比較的着込むことを良しとしており、よくあるビキニアーマーなんかは居ないが、イベントや課金で様々な格好をする者たちがおり、水着、サンタ、きぐるみなどそのバリエーションは多彩だった。

 

「見られてますね」

「至高の御方々であれば当然かと」

「全身鎧と美女と美少女ダークエルフですからね。誰でもコイツらなんだよって思うだろうなー」

 

 カルネ村はダークエルフを受け入れてくれていたが、ここではどうも珍しいものを見るような目を向けられている。もしかしたらダークエルフ以外にもエルフ自体珍しいのかもしれない。

 昔ダークエルフが居たと言われているトブの森には今はダークエルフが居ないらしい。

 エ・ランテル近郊で大きな森は他にないらしいからこの辺にはいないのだろう。

 

「お、ギルドはここですね。うわー、それっぽい」

「汚いところです」

「結構広いですね。人も多い」

 

 どうも、掲示板に依頼書が張り出される形式のようで、大きな掲示板にはたくさんの紙が張り出されているが、いたるところに空きスペースがある。

 もう多くの依頼が取られてしまっているのだろう。

 

「カッパーの依頼ってどこでしょうね。というか、モモンさん、字読めますか?」

「チーノさん。……やっぱり読めませんよね」

 

 街に来たばかりで実績のない俺たちは最低ランクのカッパーから始まることになった。

 ガゼフ・ストロノーフの名を使えばば最初からそれなりのランクでスタートできたかもしれない。

 けれど、モモンガさんはモモン、自分はチーノと名乗ることにした上に、彼の知らないナーベラル・ガンマがナーベとして参加するのだ。

 これでは推薦などされようがない。

 

「これは盲点でした。文字を覚える必要がありますね」

「ですねー。あ、年の近そうな子がいるので聞いてきますね」

「あ、ちょ……」

 

 なに、困ったら聞けばいいのである。

 幸い、言葉が通じるのはわかっている。

 俺はギルドに現れた茶髪のベリーショートの女の子に声を掛ける。

 

「こんにちはー。俺はチーノっていうんだ。冒険者になったばかり。街にも来たばかりでよかったら色々教えて欲しくて」

「こ、こんにちは。ダークエルフですか? 珍しい……」

 

 チラチラとニニャの視線が俺の全身を舐めるように見てくる。

 スカートだし女の子だと思われているだろうな―と思いながらニコリと微笑み返す。

 

「あ、僕はニニャです。漆黒の剣に所属している銀級冒険者です」

「わー、先輩なんだ。年も近そうなのにすごいね。時間ある? よかったら色々教えて欲しくて」

「え、年、近いんですか?」

「あ、エルフ基準でね。まだ74歳なんだ。成人前」

 

 あっはっはと笑うが、エルフジョークは受けなかったらしい。

 けれど、子供同士ということで話は弾んでゆく。

 本人的には男装しているつもりらしいが、ボクっ娘でかわいいし、早速ラッキーだな。

 男装ボクっ娘魔法少女かー……。実によろしい。

 

 **

 

「相変わらず馴染むのが早い……」

 

 ペロロンチーノさんは自分を見せることをためらわないと言うか、誰相手でもバカをやるので、色んな人とあっという間に入り込む。

 真面目な相手だとちょっと怯んでしまうようだが、それでも甘え上手の弟気質を生かしているのか、交流がアインズ・ウール・ゴウンメインな自分と違い、ユグドラシルでもエロゲ同窓会とか、エロモンスター探し隊だのなんだのを作ってたくさんの交流があった。

 

 今もあっという間に色々聞き出しているようだ。

 男相手でも仲良くなれるあたり素晴らしい技能である。

 いや、どちらかというと、赤裸々にエッチだった以前は男相手のほうが仲良かったか。

 まあ、そもそもユグドラシルでは女キャラの中身が女とは限らないですけどね! 

 

「あ、モモンさん」

「なんか増えてませんか?」

 

 さっきまでは一人だけと話していたのに、いつの間にか人数が増えている。

 チームのメンバーだろうか。

 和気あいあいとしており、まるで彼もまたメンバーの一人のようだった。

 それが少しだけ気に入らない。

 

 ペロロンチーノさんはすたたとどこか女の子っぽい走り方でこっちに走り寄ってくる。

 ……俺がアンデットになったように、彼もまた結構影響を受けてるんだろうか。

 受けててアレなのだろうか。ペロロンチーノさんらしさは対して変わっていない気がする。

 まあ、そもそもダークエルフだし、人間種だから自分よりは大したことないか? 

 

「彼らは漆黒の剣のメンバーで、一緒に依頼を受けようって話になったんですよ―」

 

 なるほど。選べないなら一緒に受ければいいということか。

 

「いいですね」

 




女装男子なので、男装女子をひと目で見破るペロロンチーノさん。

中々更新できずすみません。期待するのは?

  • ダイジェストでもいいので完結
  • 別に書いているのが終わったらしっかり更新
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