【本編完結】原作に関わりたくない系オリ主(笑) IN ダンまち   作:朧月夜

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後日談的なアトモスフィア

注意
お前らの嫁があんな目にあうかもしれません




後日談・サイドストーリー
仕事も私生活も極意は明鏡止水


 ◇◆このライト、神相手でも容赦せんッ◆◇

 

「ナムナムナムナムナムナム…………(意訳)」

 

 今日もウラノスはオラリオの平和を守る為に祈祷していた。

 これをやらないとダンジョンさんが本気を出すのだ。

 なのでバベルが出来て以降、彼はこうして祈っている。

 

「ナムナムナムナムナームナムナムナム……ッ!!!(意訳)」

 

 どうやら祈りも佳境に入っている様だ。

 ポクポクとリズムを刻む木魚にも力が入る。

 そう、つまり彼はオラリオいちの社蓄である。

 これを誰かがやらねばオラリオがヤバい。

 その使命感が彼をここまで突き動かしている。

 なのだが、

 

「おいオッサン」

「ナムナムナムナム……ファッ!? あ~もう滅茶苦茶だよ。やり直しだ……」

 

 いきなりニンジャが入ってきた。

 本来ここはギルド職員ですら入室出来ない地上の神域だ。

 だが一度ここに足を踏み入れているライトには関係ない。

 タイムイズマネー。時間は限られている。

 

「んなもん後にしろよ」

「……ぐぬぬ。で、何しに来た」

「おう金と魔石山ほどくれよ」

「は?」

「だから金と魔石だよ。金は立て替えてもいいけど10日で1割な。魔石はこのくらいの大きさの奴を100個は欲しい」

 

 恥知らずなニンジャは、サッカーボールくらいの丸を指で描いた。

 しかも10日で1割の部分は若干小声だ!

 しかしこのクラスの魔石ともなれば、それこそロキやフレイヤファミリアほどの実力者の集団が遠征しないと難しい。

 

「何に使うんだ?」

 

 震え声で聞いたウラノスは間違っていない。

 それを聞いたライトはニヤァ……と笑った。

 ギリシア神話最古の神が一歩後ずさる。

 

「フェルズに作らせる各種マジックアイテムの動力にすんだよ。異端者の保護の妙案を出せってアンタが言ったんだ。ケツ持てや」

「ぐっ……だがその数を直ぐに用意は出来ぬ」

「なら強制遠征やらせろよロキとかに」

「いきなりそれは……」

「やれよ。権力っていつ使うの? 今でしょっ!」

 

 そんな感じでゴリ押したライト。

 結局ウラノスが折れた。

 そして数日後────

 

「骨のオッサン、どんな感じだ?」

「ライトか、さっきギルドから魔石が届いた。後はそれをハメたら完成だ。まあ数が数だ、三日三晩はかかるだろうな。私はまた睡眠が出来ないのだろう……ま、骨だから寝ないのだが?」

「………………」

「………………」

「いや、骨ジョークわかりづれえし! いまドヤ顔してるだろ? 骨だからわかんねーけど」

「「HAHAHAHAHA!!!」」

 

 このコンビ、意外と相性がいいらしい。

 アメリカ人みたいにピシバシグッグとハンドサインを交しながら爆笑している。

 そして満足したのか、彼らはマジックアイテムの調整に戻る。

 

 フェルズの地下工房は中々広いのだが、今は所狭しと様々な道具類が散らばっていた。

 骨とライトは慣れた様子で床に座り、骨が未完成の道具をひとつ手に取った。

 棒の先に丸い玉が付いているシンプルな見た目の。

 

「で、これはどういう道具なのだ?」

「ああソレか。それはアレだ。倦怠期を迎えた夫婦とかの夜のお伴かな」

「ほう、この振動をするってだけでいいのか?」

「ああ。ただ強中弱って感じで、強弱をつけられる方が良い」

「なるほど、それは魔石の伝導率を少し弄るか……」

 

 どうやら方向性が決まったらしい。

 次に骨は筒状の何かを手に取る。

 

「次はこれだな。中々調整が厄介だったな。粘液を循環、温度調整、そしてうねりを加えた螺旋運動。おもったよりコストがかさむぞ?」

「そこはまあ、そうだな。でも考えてもみろ。ダンジョンに男女のパーティーで行くだろ? で、その中の誰かがカップルだったらどうする?」

「なるほど、ギスギスするだろうな」

「そこでコレだ。調整はまだいるだろうが、概ね例の穴と同質の感触を得られる。つまり?」

「理解した。これは間違いなく売れる。色は紅白とのオーダーだが、こだわりが?」

「んーそこは様式美だな」

「わかった」

 

 どうやらこれも了解が出たらしい。

 次に骨は小型の桃色の玉と、手のひらサイズで握りやすそうな何かを手に取る。

 

「最後はこれだな。これは最初の奴と似ているが、流石にこのサイズは苦労したぞ」

「だろうな。これは若い二人が刺激を求める際の需要が見込めるな」

「具体的には?」

「そうなだ、ちょっと動力を通してみろ」

ビイイイイイイイイイイイイイイィィィィン……

「な?」

「なるほど、で、これはどういうふうに使うのだ?」

「ま、それは若い二人が考えればいいのだろが、一般的にはこの遠隔操作を活かしてだな、男の方が遠くから様子を窺いつつスイッチオン。さて人込みの中で女の方はどうなる?」

「流石はライトだな……恐ろしい男よ。まるで悪魔的な閃き、そう言う事なのだろうな……」

「ああ、ヌルっと来るぜ……」

 

 どうやらこれも合格らしい。

 こうしてアイデアがライト、製作が骨と言う体制で人知れずマジックアイテムが無数に作られた。

 

 人々を多く感動させ、神々のド肝を抜いたガネーシャ劇場。

 その演目をドラマティックに彩った舞台効果は、こうして二人の真剣なディスカッションで産まれたのだ。

 

 因みに劇場で使用されなかったいくつかの試作品は、ライトが懇意にしている大店を介して発売され、何故か大っぴらに宣伝はされなかったというのに、大ヒットを飛ばし、ライトと骨の懐を大いに潤したという。

 

 

 

 ◇◆うしくーん! がんばえー!◆◇

 

 

「………………」

「…………うーん」

「どうしタ? ライトっち」

「いやリドよ、このアステリオスくんだけどさ」

「うん」

「ミノタウロスだよね?」

「そうだよ。最近仲間になった」

「…………そうか。でも、うーん」

 

 ライトはシロを筆頭とした劇場で演目を披露する異端者たちの指導に手を貸していた。

 彼の役どころとしては、アイデアを出して方向性を決めるプロデューサーと言った所か。

 ショー全体の演出や脚本などはガネーシャと彼の眷属が担当はしているが。

 

 で、だいたいの演者の演目は決まり、それぞれにあった指導をガネーシャの眷属に引き継ぐ。

 ただ辛い所もある。それは例えばシロの様にいかにも可愛らしい幼女が色々な楽器に挑戦するという演目であれば、本来なら楽器のプロを呼んで指導させるのが正しいのだろうが、如何せん現状では異端者の情報は機密でありそれも出来ない。

 故にガネーシャファミリア内でどうにかするしかない。

 

 そして最後まで演目が決まらなかったのがライトの目の前で所在なげに座っているミノタウロスのアステリオスなのだ。

 なぜ難航しているかと言えば、それはどうも普通のミノタウロスじゃないからだ。

 

 ライトが知るダンまちのミノタウロスは、言うなれば筋骨隆々の人型に牛の顔が載っているという感じだ。

 特にベルと因縁を持ち、その後何度も関わるミノタウロスは、いま目の前のと同様にアステリオスと言うネームドになる。

 ただ色が若干黒っぽくなったりと普通のとは差別化がされているが。

 

 だがライトの前の彼は違う。

 大きさこそ同じ感じだが、まあ2m50cmはありそうな巨体。

 しかしぶっちゃけると人だ。浅黒い肌の筋骨隆々な人。

 赤い腰ミノに傍らには巨大なハルバートっぽい武器が2本。

 どうやら2刀流らしい。

 

 髪は白くモッフモフ。

 目は子供の様にまんまるで、無垢な表情。

 で、牛をイメージさせる仮面がある。

 

(これ牛じゃねえ。牛風の人や……)

 

 ライトは困惑する。

 そもそもだ、ダンまちのミノタウロスがネームド化するのは、ベルが戦った事で発生した縁の様な物だ。

 現状ベルはいない。

 だからネームド牛はいる訳がないのだ。

 

 例外というか、普通のミノタウロスが異端者として産まれた……そう言う事もあるかもしれない。

 だが目の前の彼はどうみてもミノタウロスの名残りも無いのだ。

 そして何より、

 

「アンタ、誰?」

「私、綺麗でしょう? 可愛いでしょ? ええ、ええ、知ってるわ!」

「……会話が成立しねえ」

 

 なんか変なのが肩に乗っている。

 リリルカくらい小さい、だが妖艶な姿の少女が。

 ひらひらした白いドレスに、足首まで届きそうな紫色の髪はツインテール。

 綺麗だが幼さも感じさせる。

 

「あなた、そうそこの赤いの。あなたがマスターなんでしょう? ならさっさとまともな部屋に案内なさいな。それよりステンノはいないのかしら? それに、メドゥーサも」

「駄目だ意味が分からん。なあアステリオスよ」

「おれに、はなしかけるな」

「あかん」

「ふふっ、嫌われたみたいね、マスター。仕方ないから教えてあげる。私はエウリュアレ。ええそう「女神さま」よ。短い一生だろうけど、せいいっぱい楽しませて頂戴ね?」

「あかん……」

 

 まるで会話が成立していない。

 頭を抱えるライト。

 この男、意外にアドリブが効かない。

 

 その後どうにか打開策をと苦心したライトが、肩に乗ってるクッソ偉そうな自称女神とコミュニケーションを試み、結果、女神に食事や酒(神酒)を献上した所、アステリオスくんが「えうりゅあれがやれっていうならやる」と前向きな返答を引き出し、どうにかショーには間に合った。

 

 胃の痛いライトであったが、ふしぎな事にショーの後、アステリオスとオプションの幼女は消え、普通のミノタウロスに戻ったという。

 

 

 

 ◇◆ライト、ロキに拉致られ黄昏の館へ~貴重な戦闘シーンを添えて◆◇

 

 

「死ねやあああっ!!!」

「はい、大振り過ぎ。はい駄目、チーン」

「ふぐぅ~~~~ッ!?」

 

 ベートのハイキックが側頭部を襲う。

 ヒットすれば無事には済まないだろう。

 だがライトはギリギリまで引きつけるとヘッドスリップでしゃがむように躱すと、ガラ空きのベートの股間に渾身のデコピンを叩きこんだ。

 ベートはこの如何ともしがたい激痛に白目を剥くと、股間を押さえながら前のめりに倒れる。

 

「ほら、ほらほらほら。何見てんの。背後からでも襲い掛からねェと」

「グッ、舐めるな小僧ッ!!」

 

 上からガレスが落ちて来た。

 彼の身の丈程もある大斧による脳天唐竹割。

 こんなもの喰らえば常人なら左右に身体が泣き別れになるだろう。

 が、

 

「激流を制するは静水……ハアアアアッ!!!」

 

 ライトは涼しい顔で斧の側面に掌を当てると、そのまま勢いを利用して逸らせる。

 

「ぐうっ……」

 

 意図しない急激なベクトルの変化にガレスはたたらを踏んだ。

 それでも身体を完全に泳がせない所は流石である。

 だがしかし、

 

「こことここを掴んで、こうっ!!!」

「ぐああああああああああッ!?」

 

 ライトが隙だらけのガレスの髭を数か所掴んで思いっきり下に引っ張った。

 ブチィっと音がして、憐れガレスは涙目で転げまわる。

 だがここで満を持して真打が登場。

 黄昏の館の屋上で息を顰め、反撃の機会を虎視眈々と狙っていたアイズが飛び出した。

 

「リル・ラファーガッ!!!!!」

 

 出たっ! アイズの必殺技!

 全身に風を纏い、その推進力で必殺の突きをする彼女の奥義!

 別に技名を言わなくても威力が変わらないのにロキに騙され叫んじゃうとの逸話がある。

 まるで閃光の様にライトの喉元へ一直線。

 この娘、殺意が充分である。だがッ 

 

「回し受けっ……からのぉ……ヤー!」

「……くっ、これはっ!?」

「ふははは、見ろアイズ。貴様の伸びきった腕はオレの肩と顎でクラッチしている。もう動けまい。さらにオレの足でお前の利き足を踏んでいる。これでもうお前は脱出も不可能。そしてっ! オレの両手はお前の胸を掴んでいる。クールな顔して結構でかいんだなコノヤロウ。許さん、オレは許さんぞ。組み手で奥義を使うとかひきょうすぐるでしょう?」

 

 酷い絵面である。

 アイズを動けなくしたままライトがアイズのけっこう豊満なそれをガッチリと掴んでいる。

 周囲で見守るロキファミリアメンバーたちがゴクリと息を飲んだ。

 むくりと起き上がったベートも真剣な顔で見ている。

 

 瞬間、ライトの手が、ふに、ふにふにと動いたっ!

 

「んっ……て、手を離してっ……」

「んっん~? 聞こえんなァ~?」

 

 頬を染めながらもどうにか逃げようと足掻くアイズ。

 だがライト、無慈悲ッ……!

 子供と断じた相手に渾身のセクハラである。

 

 戦国時代の名将、直江山城守兼続という男が「獅子 欺かざる力」と言葉を残している。

 これは獅子と言う自然界の強者でも、兎を狩る時には全力を出すという意味だ。

 つまり一分の油断もしないと言う事でもあり、手を抜く事は相手に礼を欠く事でもあるという二つの意味を持つ。

 故にライトもアイズというお子様でも手を抜かないのだ!

 そして、

 

「オレのこの手が光って唸るゥ!  おっぱいを揉めと輝き叫ぶゥ! 必殺! シャァァァイニングゥゥゥ……フィンガァァァー↑↑」

「~~~~~ッ!!!」

 

 最低である。

 ライトは口上と共に残像が残る速度で両手をわきわきと動かした。

 アイズ、苦悶の表情。

 いや、描写をしてはいけない感じの表情。

 アイズの口元からは涎すら見えるっ!

 

 だがこれはお仕置きである。

 初見殺しを仕掛けた恥知らずな女ナイトへの。

 故に快感を与えて油断をさせた所で、

 

「ヒーーーーーーーーーートォ、エンドォ!」

「キャアアアアアアアアッ!?」

 

 ライトは鷲掴みしていた手を一瞬外すと、両方のお山の先端を指でつまみ、思いっきりグニュっとやった。

 アイズは産まれて初めて本当の死を感じた。それほどの激痛だ。

 彼女が感じた痛みは先ほどのベート数倍。

 剣姫が胸を押さえてゴロゴロ転がっている。

 そしてライトは背中を向けてドヤった。

 周囲のギャラリーたちには、ライトの背に”天”という文字が見えたとか。

 

 さて、なぜこんな事になっているかだが。

 それはライトのせいで遠征に行かされた事がロキにバレたからだ。

 

 例の最高のショーの興奮冷めやらぬ数日後、竃の館にロキが怒鳴り込んできた。

 

「ライトこらワレェ! お前のせいで遠征いかされたやろがいワレェ! アイズたんとの時間を減らしおってからにワレェ! ええ加減にせえやワレェ! タココラワレェ!」

 

 と、意識高い系アメリカ人が会話の端々に”you know”を混ぜてくるが如くワレェワレェ言いながら。(※実際は会話のブリッジやアクセントなので意識高くなくても使います。ただしYou know whatは多用すると感じが悪いからキヲツケテネ)

 

 主にロキの私怨のみだが、聞けばウラノスがライトに祈祷を邪魔された腹いせに、ロキに遠征をオーダーする際に”ライトに脅されて仕方なかったんや……許してクレメンス……”と歪曲して伝えたらしい。

 

 結果、事情をしればしゃあないけど、腹が収まらんからとライトがまたロキファミリアの戦闘訓練の非常勤講師にさせられたのである。

 

 そして本日、それが履行された訳だが、実はヘスティア達はメレンに旅行に行くつもりだった。

 ここ最近色々あったからと、打ち上げに家族旅行というノリで。

 なので既にニョルズが運営する宿、海神に予約が入れてあった。

 だがロキファミリアは遠征が控えていたため、この日以外に時間がない。

 故にライトが拉致られた。

 

 勿論旅行は後ろにずらした訳だが、旅行当日は誰もがわくわくする気分だ。

 それが一転、したくも無い戦闘指導とかライトが滅入るのも無理はない。

 そう、これはただの八つ当たりである。

 アイズからすればとばっちりだが、彼女には事故にでも遭ったと諦めて欲しい。

 そして訓練の後、いつもの様に豊穣の女主人で打ち上げの飲み会で〆となったのだが、

 

「ライトてめェ…………実際どうだったんだ」

「そ、そうですライトさんっ、あんな不埒なマネをしたんですからねっ! うらy、許せません! なので詳細を希望しますッ!」

 

 ライトはツンデレとガチレズに捕まっていた。

 つまりベートとレフィーヤである。

 彼ら三人はライトのいつもの席で顔を寄せるように密談している。

 控えめにいって怪しい。

 

「カーッ! ヘタレ過ぎねえかお前ら。そらおっぱいは誰のだって最高だ。例えそれがロキのちっぱいだって思わず感じて赤面すれば可愛いだろうがっ! お前らもアイズが好きなら行けよ!」

 

 嘆かわしいとばかりに吐き捨てるライト。

 乳を揉むのに嘆かわしいも何もないのだが。

 気まずそうに顔を逸らす二人。

 

「「出来れば苦労はしねえよ……(しませんわ……」」

 

 若干本音が漏れているが。

 ライトはやれやれと首を振ると二人に言った。

 

「いいかベート、お前はいつも相棒の様にダンジョンに潜ってるだろ? それを利用しろや。いいか? 深層ではアイズとて吹っ飛ばされる事もあるだろう? ならお前のポジショニングはアイズの真後ろにすぐ移動できる位置を心掛けろ。危ない! このままじゃアイズが壁に激突する! そこでお前は颯爽と壁とアイズの間に入り込む。いいか? 大事なのは抱きとめるじゃねえ、壁に挟まれる様に助けるだ」

「そこにどんな違いがあるってんだ?」

「馬鹿やろうッ! お前が身を挺してクッションになる。ベート、ありがとう……アイズはそう思う。だから朦朧とした顔で、結果的に! アイズを抱きしめる形になって、その過程で少々アイズのアイズをむにゅっとやってもバレねえ! だが、抱き留めて助けた場合、露骨過ぎてバレやすいんだ!」

「~~~~~ッ!!!!」

 

 目をカッ! と開いてベートは納得した。

 次にライトはレフィーヤの肩を抱いて耳にひそひそと伝授する。

 

「いいかガチレズ。お前はもう露骨に性癖を出した瞬間詰みだ。それはわかるな? 同性愛は理解されづらい。だが、同性だからこそ出来ることがある! お前さ、レフィーヤさ、アイズと服を買いに行った事あるか?」

「あ、ありますっ! で、でもあのアマゾネス姉妹達がその、えっちな服ばかり勧めるのでその……」

「ああいい、皆まで言うな。だが買い物に誘える関係ならいいんだ。なら隙を見て二人で買い物に行き、アイズを着せ替え人形にするんだ。その際に”アイズさん、ここは襟をもう少し立てて”等と言いながらファッションチェック風に身体を触れば自然だ。さらに! アイズに試着させたえっちな服をお前が後でこっそり買えば……後はもうわかるな? アイズの匂いのする服が手に入る。そのえっちな服をお前が着て、夜な夜な励めばいい」

「~~~~ッ!!!!!」

 

 それがあったかと手をポンと叩くレフィーヤ。

 おいお前、好きでも無い男に肩を抱かれているぞ。

 ついでにさりげなく自慢の耳をニギニギされているぞ。

 いいのか、それでいいのか潔癖エルフ。

 

 これ以降、ベートとレフィーヤはライトの事を心の師匠として密かに崇めたという。

 

 尚、全てはシルに聞かれており、この日店が終わった後、ライトはどこかに連れていかれたという。

 インガオホー。




本当に申し訳ない。お前らのアイズたんを汚してしまった。だが待ってほしい。アイズはああ見えて結構でかい。それに彼女の服はえっちだ。ならばライトは平等の精神でセクハラをしてしまっても仕方がない。そうは思わないだろうか?

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