魔法日本皇国召喚   作:たむろする猫

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終戦

空を見上げ唖然とした表情をしたり、恐怖にやられて喚き立てたり気絶したり。届きもしない矢を放ったり、攻撃せんと飛び上がったワイバーンが呆気なくはたき落とされる様子に更に恐怖心を募らせたりと、大混乱・阿鼻叫喚と言った様のロウリア王国軍を眼下に、9隻の航空艦がその姿を見せつける様にゆっくりと西へ向かっていた。

 

先のロデニウス沖海戦にてロウリア王国海軍を打ち破った、パンカーレ率いるクワ・トイネ海軍航空艦隊と日本皇国海軍第5艦隊第10戦隊からなる連合艦隊と、機巧ゴーレム1個小隊と両国の特殊部隊を詰め込んだ強襲揚陸艦【柱島】だ。

 

政治部会で軍務卿の説明通り、マイハーク港にて待機していた8隻とギムで合流した【柱島】は一路ロウリア王国王都ジン・ハークを目指している。

元々はロウリア軍本隊を回避して王都へ向かう予定であったのだが、国境線での戦いをなるべく回避する為に、その姿を見せつけ少しでも戦意を下げる事を目的に、敢えて国境に集結しているロウリア軍の頭上を姿がハッキリ見える程の低空を航行する航路が選ばれた。

その効果は十分にあった様でロウリア軍は大混乱だ。

 

ワイバーンを容易く排除したあの力がいつ自分達に向くかと、恐怖していたロウリア兵達であったが、結局9隻は自分達から手を出す事は無く、西へと向かっていった。

その姿に、末端の雑兵達はただ脅威が過ぎ去った事に安堵していたが、上層部はそうもいかなかった。

 

「我々を排除しようと思えば簡単に出来た筈だ、なのにそれをしなかった。そして西へ向かったという事は!!」

「ッまさか王都が狙いかッ!?」

「全軍を王都へ戻すべきだ!今すぐに!!」

「国境沿いにクワ・トイネ軍が展開している!そんな事をすれば背後から追撃を受けるぞ!」

「そもそも先遣隊は!?パンドール将軍は何をしている!?」

「言い合いなどしている場合か!兎も角王都へ報告するのが優先だ!」

 

最終的に国境に陣を構えているクワ・トイネ軍を警戒して、一先ず魔信による報告を行い、足の速い騎兵を王都へ向かわせる事になった。

それでも、ロウリア軍の陣を超えた辺りからワイバーンと然程変わらない速度まで加速したあの飛行船に、追い付くのはまず無理だろう。

ここへ来て初期の海戦にて大量のワイバーンを失った事が響き始めた。

 

 

 

ロウリア王国 王都ジン・ハーク

 

ジン・ハークでは、東伐軍からもたらされた「9隻の巨大な船が空を飛びながら西へ向かった」との報告に基づき、急ピッチで迎撃の用意が進められていた。

最初報告を受けた通信兵は表面だけ聞けばトチ狂った様にしか聞こえない報告を信じなかったが、しつこくまくし立ててくるので上官へと報告した所、先の海戦の事を知っていたその上官によって直ちに軍上層部へ伝えられ、ロウリア軍最高指揮官パタジンの命令によって防衛の準備がいそぎ始められた。

 

とは言えロウリア軍は既に航空戦力であるワイバーンの一切を失っている。しかも、海戦の結果や東伐軍からの報告が正しいのならば仮にワイバーンが数十、いや数百残っていようが関係ない、おそらく抵抗すら出来ず撃ち落とされるだろう。

その為、常設以外にも倉庫に眠っていた対空バリスタを引っ張り出したり、ありったけの弓を歩兵に持たせたりしているが、ワイバーンすら歯が立たない相手にどれだけ役に立つのか。

 

「だがそれでも、我々はココを守りきらねばならん。兵の配置はどうなっている?」

「はっ現在取り急ぎ配置を行なっておりますが、いかんせん兵の数に対して弓の数が足りません。また、誠に遺憾ながら兵達の士気も良いとは言えない状態です」

 

パタジンの質問に渋い顔をしたミミネル将軍が答える。

 

「兵の士気が低いだと?どう言う事だ?」

「今王都に居る兵は謂わば居残りです、旨味のある東征へ参加出来ず王都防衛へと回された事に、内心的には不満を覚えている者もいない訳ではありません。そこに、空飛ぶ船が侵攻してきたなどと言う眉唾の情報での防衛配備ですので......」

「嘆かわしい話だな、奴等には王都をひいては陛下をお守りすると言う自覚も誇りも無いと言うのか」

 

溜息を吐くパタジン。

もっとも、貴族であり代々軍高官を輩出する家系に生まれた彼にも兵士達の気持ちは理解は出来ないが、わからないものでは無かった。

彼らの多くは「ロデニウス大陸の統一」という一大事業に携わる事を望んで、軍の門戸を叩いた平民達だ。

それが、住んでいる地域の領主で部隊の指揮官でもある貴族が政治的な理由か何かで、自分達には全く関係の無い所で侵攻部隊から外された結果、居残りとなってしまった。

そこに加え、彼らにとって王とは雲の上の存在だし、確かに統治者ではあるものの直接の関わりなんてモノは無い。

顔も見た事が無ければ名前だって知らない者の方が多いだろう、民にとって王とは悪政さえ敷かなければ誰が王で在ろうとぶっちゃけ関係無いのだ。そんな王を守る為に奮起しろと言った所で、表面的には従うであろうが、本当に死に物狂いで王を守ろうとするかと言えばそうは行かないだろう。

 

自分達の直接の統治者である部隊指揮官の貴族の指示に従って、防衛の準備を行っているだけマシだろうと考えるしかない。

 

そうして何とか敵が姿を見せる前に体裁を整える事が出来たが、光の翼を広げ東の空に浮かぶ9隻の航空艦の姿を見た彼らの多くは「無駄な足掻きの準備なんてせずに逃げ出すべきだった」とそう考えた。

パタジンですら「王を脱出させるべきであった」と、一目で勝てない事を悟ってしまった。

 

 

 

ハーク城の謁見の間では急遽政府高官達が集められ会議が開かれていた。

議題は空を飛ぶ巨大な船でやって来たクワ・トイネ側から打診された講和会談について、受けるべきか断るべきか。

断った場合、王都上空に待機している飛行船が王城へ対し攻撃を行う可能性が高く、その際纏めて王都そのものへ攻撃が行われる可能性もある。国境へ展開している東伐軍本隊に対しても攻撃が行われるだろう。

対して受けた場合。賠償なりと言った要求は当然あるだろうが、そこまで大きくは無いと考えられる。

というのも、今回の戦争においてクワ・トイネ側に出た被害は戦争初期のギム攻略戦で出た数百名程度の、しかも職業軍人に限られた被害だった。

その後の侵攻や会戦においても、陸も海も被害が出たのは()()()()()()()である。

人的被害も軍船や装備等の物的被害も被ったのはロウリアのみだ。

国民への被害がギムの住居程度である以上、クワ・トイネもそれ程厳しい追及はして来ないと考えられる。

何より、その場合40万以上の兵士がそのまま残る事になる。

勿論武装解除はさせられるであろうし、何よりワイバーンが全滅しているのは痛いが、“数”が残る事は悪いことでは無い。

 

ならば講和をしようという風に簡単に行けば良かったのだが、事はそう簡単には行かない。

 

「講和など以ての外です!第一これでは降伏と変わらないではありませんかっ!」

 

ミミネル将軍が声を荒げる。

確かに彼の言う通りであった、海軍の軍船の半数を失い、国境を超えた先遣隊はおそらく壊滅。500騎も居たロデニウス史上最強であった筈の竜騎兵隊のワイバーンは、最早1騎足りとも残っていない。

そんな状況で、国境に展開する30万の軍勢の頭上を悠々と飛び越え、巨大な飛行船に乗ってやって来た上での講和会談の提案だ。

事実上の降伏勧告と言っても過言では無いだろう、少なくともロウリア政府の大半はそう受け取った。

とは言え、

 

「ではどうすると言うのだ?彼等を相手にどう戦うと?残っていた所で役には立たないだろうが、ワイバーンは全て失われている。残された対空兵器と言えばバリスタに手持ちの弓、魔導師達の対空魔法。

それらもワイバーンが相手であればあるいはと言った物でしか無い、そんなものがあの巨大な船に効くとでも?」

「それは敗北主義ですぞ!パタジン閣下!!」

 

パタジンが理性的な意見を述べるが、王都が直接危機に陥っていると言う状況に、頭に血が上り興奮状態にあるミミネルが噛み付く。

パタジンは努めて冷静に反論しようとするが、横から割り込んできた声に言葉を呑み込んだ。

 

「パタジンの意見が敗北主義だと?馬鹿な事を言うな、理解していないのであればハッキリ言ってやろう。この戦争は既に我らの負けだ」

「なっ」

「陛下ッ!?」

 

それは王座に座ったハーク・ロウリア34世の言葉だった。

彼は戦争が始まる前、クワ・トイネ侵攻に関する説明を受けていた時の威厳ある姿からは想像付かない程やつれていた。

 

「王家の手勢が持ち帰った情報だ、クワ・トイネ公国には日本皇国が協力している」

「それは存じておりますが、1000kmも離れた国のそれもワイバーンも知らない蛮族など、」

「ふんっ日本皇国が蛮族だと?この期に及んで何の情報収集もしていない訳か、怠慢だな外務卿」

 

何も理解していない様子の外務卿の発言に、ハーク王の口調に怒りが混ざる。

 

「それは軍も同じだぞ、パタジン」

「はっ重々承知しております。今まで大した戦力を有していなかったクワ・トイネ公国が、我が国が時間をかけて用意した戦力を上回る、それも短時間の内にです。となればここ最近になって聞こえる様になった日本皇国と言う国、何の関与もしていないとは言えますまい」

「その通りだ。今も我等の頭上にいるあの巨大な飛行船に加え、クワ・トイネ国内へ侵攻したパンドール率いる先遣隊はクワ・トイネが使役した巨大な鉄の魔獣によって壊滅させられたとの情報がある」

 

パタジンとハーク王の会話は続く

 

「鉄の魔獣、神話に登場するゴーレムの様なものでしょうか?だとするとあの巨大飛行船もまた......」

「そうだ、日本皇国......古の魔法帝国の遺跡を多数見つけたか、あるいは唐突に現れた事から考えて、古の魔法帝国そのものか」

 

しんと静まり返った室内に、誰かが唾を飲んだ音が嫌に響く。

 

「講和を受け入れる。講和と称している以上、国を滅ぼすと言うことは無いであろう。よいな?」

「「「はっ」」」

 

 

ハーク城の前庭にて行われた講和会談にはロウリア王国側からは、国王ハーク・ロウリア34世以下パタジンを始めとする政府首脳陣が参加し、クワ・トイネ側からは外務卿リンスイ以下外務局員達と、オブザーバーとして日本皇国駐クワ・トイネ大使田中以下外務省職員と、日本皇国陸軍の特殊部隊員が数名、それとは気づかれない様大使館職員として参加した。

 

クワ・トイネ公国側からロウリア王国へ提示された講和の条件は以下の通り。

 

○ロウリア王国はクワ・トイネ公国侵攻の謝罪を行う。

○クワ・トイネ侵攻の為に編成された軍はその全てを武装解除し、今後10年間国軍の保有はコレを認めない。

ただし魔獣・盗賊対策などの為の自衛手段の保有は認める。

○クワ・トイネ-ロウリア間の国境線から西側20kmを完全非武装地帯とする。

○ロウリア王国はクワ・トイネ公国は対し、賠償として国内の亜人奴隷3万人を引き渡す事。

○捕虜返還に関しては別途個別に交渉を行う。

○10年間の間日本皇国軍の駐留を認める事。

 

他にも細かい要求はあったが、大まかなところはこれくらいであった。

厳しい要求、国家解体までは行かなくとも国王の退位や指揮官の処刑、国土割譲や莫大な賠償金の支払いを要求されると考えていたロウリア王国にとって、この要求は想像もつかない程に軽い物であった。

無論クワ・トイネの政治部会で要求内容の話し合いが行われた際、ロウリアが予測していた様な厳しい要求も候補として上がっていて、賛同も多かった。

では何故そうならなかったのかと言えば、そもそも被害らしい被害を殆ど受けていない事に加え、今までまともな対外戦争を行った事の無かったクワ・トイネ公国が、参考人として招致した日本皇国の駐在大使田中が伝えた、さるお方の言葉が理由であった。

 

曰く、「クワ・トイネの友人達が理性的である事を望む」と。

 

更に仮にロウリア王国を解体したとして、その後の統治をどうするのかと言う問題

(ロウリア王国と言う国家を解体したところで、そこに住むロウリア人が居なくなる訳では無く、クワ・トイネ公国の人口よりも圧倒的に多いロウリア人、しかも恐らく過半数以上が非協力的な人々を統治するのは骨が折れる上、そもそもロウリアに特筆して欲しい資源がある訳でもなく、唯一人の数は労働資源と言えるがそれは先に述べた様に、協力的であるとは言えないであろう)

もあり、結果的に国家解体や国土割譲を要求しない事となった。

 

最終的に纏まった要求内容は上記の通りで、謝罪は当然の事として、武装解除や10年間の国軍保有を禁止したのは、容易に再びクワ・トイネへと侵攻出来なくする為であり、国境線から西側20kmの非武装地帯化は非武装地帯とされるのはロウリア側だけであり、クワ・トイネ側は国境線に戦力を配置出来、仮にロウリアが非武装地帯の外側に軍を集結させたとしても、砲兵隊の射程に捉えている為、即座に攻撃可能とする為である。

亜人奴隷の引き渡しは賠償金の代わりとして提示されたもので、日本皇国との交流により急速に発展する国内での人手不足を補う為と、一応同胞たる亜人の解放と言う名目もあり、引き取った後は一クワ・トイネ公国人として扱う予定である。

とは言え、現在ロウリア国内にいる亜人奴隷は相当数に上ると予想(ロウリアも総数を把握しているとは思えない)される事に加え、奴隷全てとなると逆にクワ・トイネ側のキャパティが足りない事と、確かに彼等は亜人であり同胞と言えるが、元々はロウリアに併合されたロデニウス西部諸国の国民やその子孫であり、クワ・トイネ公国が態々助け出す義務は無いと言う政治的判断からだった。

 

捕虜返還は実際にクワ・トイネへ侵攻した部隊の指揮官であったパンドールの返還は論外であるが、その他の捕虜はそのまま保有している理由など無いので、こちらの返還交渉において金銭の入手を行うつもりである。

 

日本皇国軍の駐留は監視と威圧の為で、最初こそ日本皇国軍だけの駐留だが徐々にクワ・トイネ公国軍部隊の駐留を行い、最終的には完全に入れ替える予定である。

 

 

クワ・トイネ公国の要求に対し、ロウリア王国は3時間の会議の後返答した。

 

○謝罪要求に対しては全面的に非を認め謝罪を行う。

具体的な謝罪方法に関しては要相談を行いたい。

○武装解除は全面的に受け入れるが、今回直接戦争に関わらなかった西南部の諸侯などの反乱が無いとは限らない為、それの対策の為の戦力保有は認めてもらいたい。

○国軍の保有に関しても、反乱対策の為の戦力保有を認めてもらいたい。

○国境線から西側20kmの非武装地帯化はそのまま受け入れる。

○亜人奴隷は健康状態の良いモノの選定を行い早急に引き渡す用意を行う。

○捕虜返還は平民兵に関してはロウリア王国が一括にて交渉を行い、貴族や元々貴族の領軍であった兵に関しては、それぞれの貴族家が交渉を行う。

○日本皇国軍の駐留は基地建設などに、ロウリア王国人の雇用を行なってくれるのであれば、全面的に認める。

 

以上の反対提案を踏まえ、両国間での会議が行われた結果、講和条約は以下の通りに纏まった。

 

○ロウリア王国は現王ハーク・ロウリア34世の退位と、公式の謝罪文書を持ってクワ・トイネ皇国への謝罪とする。

○武装解除及び国軍の保有に関しては反乱等への対策の為、国が軍を有していると主張できる程度の、防衛のための最小限の戦力「国防軍」保有を認め、その指揮権は駐留軍の司令部が有し出動に関してはロウリア王国政府からの要請を受け審議の後行われる。

○クワ・トイネ-ロウリア間の国境線西側20kmを完全非武装地帯とし、この地域では狩猟等の生活に必要な武器保有以外の一切を認めない。

また、魔獣・盗賊対策は駐留軍指導の下国防軍によって行われる。

○引き渡される亜人奴隷の輸送や王国政府が一括交渉を行う分の捕虜輸送は、クワ・トイネが引き受ける。

貴族や領軍兵の返還交渉は駐留軍基地内に開く窓口にて行う。

○基地建設は基本的に日本皇国から受注したクワ・トイネ公国が行うが、肉体労働を始めとした雑用業務においてロウリア人を一定数雇用する。

 

 

中央暦1639年6月1日

「ハーク講和条約」にクワ・トイネ公国及びロウリア王国が署名

ここにロウリア王国の侵攻に始まった戦争は終結した。




講和会談のとある会話。
「ところで、日本のお方にお尋ねしたいのですが」
「何でしょう?」
「あなた方は古の魔法帝国かそれに関係する方々とお見受けしますが、何故亜人の多いクワ・トイネにご助力なされたのでしょうか?」
「はい?古の魔法帝国ですか?」
「遥か昔神話の時代に繁栄した大帝国ですよ、ご存知でしょう?彼の国は我が国と同じ様に亜人を奴隷としていたと言います」
「いいえ、我が国はその様に呼ばれる国家ではありません。そもそも我が国が魔法技術を手に入れたのはここ100年の事ですから」
「ヒャッ100年ですと!?まさかそんな...ああッ100年前に魔帝の遺跡を掘り当てたと言う事ですか?」
「いえ、我が国の魔法技術は殆ど我が国が開発したものです。中には他国が開発したものを輸入したものもありますが」
「なっそんな事が......」
「それに亜人と呼ばれる存在は我が国にも居ますし、彼等は奴隷などでは無くちゃんとした国民です。かくいう私も片親は亜人でしてね、あまり目立たないのですが、我が国の亜人の象徴である角も有りますよ」
「本当に、古の魔法帝国とは何の、何の関係も無い、と?」
「ええ有りません。ところで、出来ればその古の魔法帝国なる存在について、詳しくお聞かせ願えませんか?」
「我々の知る事で宜しければ」

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