航空船は日本皇国が開発した飛行魔法[アメノトリフネ]を使用して空を航行する船の大まかな分類である。
主に民間用の物を航空船
軍用の物を航空艦と呼称する。
日本皇国が造船業と艦船の輸出に力を入れている事も有り、航空船・航空艦問わず世界中で広く使用されている。
●民間船
【旅客船】
いわゆる旅客機に相当する航空船。
細長い船体と翼を持ち、揚力を[アメノトリフネ]で得ていると言う点以外では概ね旅客機と変わらない。
圧縮送風装置[オオテング]によって速力を得る。
【大型客船】
旅客船よりも大型で、航空機に近い形では無く船そのものの姿をしている。
【輸送船】
そのまま輸送船。空を航行する事以外に水上船の輸送船と変わらない。
【浮遊橋】
変わり種の航空船で、地上と高天原との移動に使用されている移動式の橋。
●軍用艦
【駆逐艦】
火力が低い代わりに、快速と小回りが利く艦隊のワークホース。
基本的に「雪型」「雨型」「風型」で艦名が付けられる。
現在の最新鋭艦は「島風型」。
【巡航艦】
高火力と高い防御力を持つ主力艦種。
「山」「川」の名前が艦名に採用される。
現在の最新鋭艦は「愛宕型」。
【戦闘艇母艦】
いわゆる空母に相当する艦、略称は「戦母」。
機械式航空機の空母の様な飛行甲板は持たず、アングルドデッキも持たない。
形状は屋形船のそれに近く、舷側のハッチから左右合計で同時に8機発艦が可能で、着艦は大きく開いた艦尾開放部から行う。
この様な形状が可能なのは、運用するのが特別滑走も着陸に距離も必要無い、戦闘飛行艇だから。
艦名は「鳳型」「瑞型」「龍型」が使用される。
現在の最新鋭艦は「瑞鶴型」。
【強襲揚陸艦】
海から陸へでは無く、空から陸へ戦力を展開する為の艦。
形状は殆ど水上艦の強襲揚陸艦と同じだが、舷側に揚陸地点への攻撃用の榴弾砲を装備している。
艦名には「島」の名前が使用される。
現在の最新鋭艦は「柱島型」。
【輸送艦】
軍用の大型輸送船。
双胴艦でハルの間にハッチからを持つ。
艦名には「半島」の名前が使用される。
現在の最新鋭艦は「能登型」。
【戦闘艇】
共産圏にて開発された音速戦闘機に対抗する為開発された日本皇国の主力制空機。
[アメノトリフネ]で揚力を得て、軍用の空気圧縮送風装置 [カラステング]を使用して速力を得る。
形状は機体のお腹部分が船の船底の様に成っている事を除けばほとんど航空機の戦闘機と変わらない。
音速飛行時に[アメノトリフネ]の光の翼が後ろに流れ、加速機のノズル部分から噴き出している様に見える。
現在の主力機はF-15相当の「
次世代機として「78式制空戦闘艇」の調達が始まっている。
大型爆撃機は存在せず、駆逐艦がその役割を担う。
【対潜駆逐艦】
海軍では無く沿岸警備隊が保有する水上艦。
主な活動場所は海上ではあるものの、推進に[アメノトリフネ]を使用している為、航空艦に分類されている。
駆逐艦と銘打っているが、対潜戦闘極振りで全長180m殆どだが、ひゅうが型ヘリコプター搭載護衛艦に近い形状をしている。
艦名は「波型」「潮型」が使用される。
現在の最新鋭艦は「黒潮型」。