ガルーダDxD(仮)   作:挫梛道

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結構な長さになってしまいました。
今回は視点(カメラ)が、どんどん切り替わっていきます。
…さあ、手元の飲み物は、飲み干してるかい?

そして今回、後書きも長いです。
 


【最終話】平和で平常な日常

 

「あのさ、『獅子は兎を狩るのにも全力を出す』って言葉が有るよね?」

…サイラオーグ・バアルと その眷属達は、戦争遊戯(ウォー・ゲーム)が幕を閉じた後、正式に『日本地獄』の獄卒の職に就いていた。

 

「ん? いきなり何を言っている?」

これは、その中で今日は非番の、獅子の仮面を被った少年と魔術師風の衣装を着た少年の会話である。

 

「あれは間違いだよ。

『獅子は全力を出しても兎に勝てない』が正しい。」

「な、何が有った?!」

最高にorzって語る獅子仮面の少年…サイラオーグの兵士(ポーン)レグルスに、同じく僧侶(ビショップ)のミスティータ・サブノックが かなり心配そうに話を聞いていた。

 

≫≫≫

「…でさ、普段は物腰低くて柔らかな先輩さんなんだけど、()()()()を聞くと、豹変するんだ。

目も完全に逝っちゃってて、オールで亡者をフルホッコしてるのを見て思ったよ、『ぅゎ~…、こりゃ勝てね』って…ね。」

「キミも、中々大変な部署に就いたな…。」

「う~、何なんだよ、この日本地獄…

あの デブ犬 白犬先輩もバカっぽいてゆーかバカだけど滅っ茶強いし、自信無くすよ…

僕も一応、伝説の猛獣の一族だよ?

神器(セイクリッド・ギア)で転生悪魔だけど! 」

「ん、ん。分かる、分かるよ。

規格外過ぎるよね、地獄(ここ)の人達…

でも、君の それは単純な実力的問題だろう?

私なんて…」

新しい職場に まだ馴染めないかの様に、愚痴を溢し合う2人。

 

 

「…それでミスラ様やコリアナはノリノリだけど、其処に何故か私迄 女装させられて変な お面被らされて、黒歌さん白音さんの お母さん、それに恐い おばさん お姉さんと一緒にユニット組まされたんだぞ?!

何なんだよ、OSHIOKI戦隊弩助平猛女団(どスケベレディース)って、訳解んないんですけど!? 」

「え? あれ、画像観たけど、もしかして あの狐の お面の人って…」

「私だよ!」

「ぅわ~…に、似合ってたよ…www」

「ウルサイ!自覚してるよ!

それで酸漿様からも、『レギュラー決定ですね』って言われたよ!!」

 

▼▼▼

「…無事に終わりそうですね、榊サン。」

「フラグな発言は止めておけ。」

…場所は移り、日本。

とある地方都市のホテル。

戦争遊戯(ウォー・ゲーム)の後、ライザー・フェニックスは『NIN=JA』の外人部隊として活動していた。

そして この日は榊獅於とコンビを組み、国際会合の要人警護の任に、秘密裏に就いていた。

当然 今の出で立ちはワインレッドで無く、『NIN=JA』仕様の黒スーツである。

 

「…に、してもライザー、いきなり7人かよ?」

「ははは…ヒットするときは、するもんですよ。

まあ、フェニックスは元々、悪魔の中では子供が出来やすい家系ですからね。」

「美女美少女15人も侍らして、羨まけしからんのだよ、このヤロー!

1人で良いから、俺にも分けやがれ!」

「…燃やしますよ?

それと、1人は実の妹ですから、数えないで下さい…って、榊サン?」

物陰に隠れて与太話をしてる中、ライザーが会場を不自然に動き回る、1人のホテル従業員を指差す。

 

「ほら見ろ! お前が あんな事言ったから、マジにフラグが立っただろうが!」

「お、俺ですか?!」

そんな会話を交わしながら、その不審者を取り押さえようと裏から表に出る2人。

 

がばぁっ!

 

「ぬゎっ!?」

「「「「「「「…へ??」」」」」」」

結果、この爆発物を持った人物は会場中央で押さえ付けられ確保されたが、それは この2人だけの手柄で無く。

総勢約30名。

この国際会合の場、日本だけで無く参加している各国が用意していた、"裏"側の護衛者が身を潜めていたのだ。

 

「…身内だけで無く、()の報連相も必要だよな。」

それは各国が極秘で配しており、当人達も互いの潜伏技術が高過ぎて、互いに その存在に気付けなかった様だ。

 

▼▼▼

ライザー同様、『NIN=JA』の外人部隊に所属しているディオドラ・アスタロトと その眷属達。

 

「ぐ…こ、この、裏切り者がぁ…」

「…敢えて否定は、しませんけどね。」

今は某県某市某町に腰を据え、その地の管理アシストの任に就いている彼は この日の深夜、下僕数人と共に この町に逃げ込んでいた悪魔…の元・貴族の男を地に伏せさせていた。

 

「一応、今も冥界の とある方々と連絡を取り合っていますが、彼等の治める地は暴動なんて起きてないそうですよ?

普段から貴族としての義務を放棄して、『貴族様EREEEEEEE!』って権利だけを求めたツケが、今の貴方なのでしょう。」

「だ、黙れ、この若僧が…!」

ディオドラ眷属の少女達に押さえ付けられながら、憎々しい顔をディオドラに向ける元・貴族の中年男。

 

「いや、冥界に居場所が無くなって、人間界(ちじょう)に逃げるのは勝手ですよ。

でも どうして、よりによって日本(ここ)なんですか?

今の悪魔からすれば、真っ先に選択肢から外す国じゃないですか?

いえ、単に逃げ込むだけなら まだ問題無いですよ。

でも、それでホームセンターで万引きした包丁を持って夜中の牛丼屋に押し掛けられたら、僕達も今の立場上、動かざるを得ないじゃないですか?」

そんな貴族悪魔(元)に、呆れ…且つ真顔で突っ込むディオドラ。

 

「まあ、今回は初犯みたいですし怪我人とか出してないから、はぐれ悪魔みたいに悪即斬するで無く、地獄で鬼ぃさん達に少しだけOHANASHIして貰った後に冥界に強制送還で済む様に、取り計らってあげますけど?」

「の、NO~~~~~~~~~!!?」

「とりあえず祐理、和尚さんに報せよう。」

「はい、ディオドラ様。」

 

≫≫≫

「「「「「「「「「お帰りなさいませ、ディオドラ様♡」」」」」」」」」

この日の仕事を終え、自宅となっているマンションに帰ったディオドラ。

 

「……………………………………。

ん、ただいま…。」

このマンション、ディオドラは最上階に一応の1人住まい。

他の少女達は同階に3人ずつでの部屋割り分担で暮らしているのだが、夜は彼専用に大改造された大寝室でのローテーション就寝が日常となっていた。

そして今、仕事から帰ってきたディオドラを、この日は自宅待機だった少女達が深夜にも拘わらず玄関にて総出、エプロン姿で迎えていた。

 

「ちょっと待て お前等!?

何だ その格好は?! 卑怯くないか?」

「それ考えたの、イリナさんでしょ!?」

「…えっちぃです。」

それに対して、ディオドラ自身はリアクリョンに困っている感じだが、彼と同行していた少女達が烈火な大クレーム。

 

「大丈夫よ。貴女達のエプロンも、きちんと用意してるわ、ほら♪」

「「「「「「!!!!」」」」」」

しかし、それも想定内だったか、1人の少女が残る人数分のエプロンを見せると、

 

ばさぁっ…!

 

目の色が変わり、直ぐ様 着ている衣装を下着含めて全て脱ぎ捨てると、()()()()() ()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

「「「「「どうですか?♡」」」」」

そして感想を求める少女達。

 

「うん、凄く可愛らしいし、とても似合ってるよ…って、君達、まさか…?!」

「はい、今夜は16Pです!♡」

ディオドラの疑問に答えたのは、女王(クィーン)のジャンヌ。

 

「ライザー様は この度 見事、7人孕ませたそうです。」

「私達も、敗けられません!」

そして他の少女達も、謎の対抗心?を抱き、自分の主である少年に詰め寄り迫り始めた。

 

「え…ちょ…待…

無理! 前にも話したけど、僕は一度に5人が限度…って、玄関! 此処、玄関だから!?」

「「「「「「「「「「良いではないか♡ 好いではないか♡」」」」」」」」」」

「あっーーーーーーーーーーー!!?」

…翌日、ディオドラは体調不良で『NIN=JA』の任務を休む事となる。

 

▼▼▼

高天原の平原。

広範囲に防護結界が張られた中、1人は所謂 魔法少女、1人は暗銀の軽鎧な格好の人物が対峙していた。

 

ごごごごごごご…

 

そして その魔法少女?の巨駆の背後に、規則的に並んだ無数の魔法陣が展開させる。

 

「??!」

軽鎧の人物…銀髪の女は それを見て、信じられない様な驚きの顔を見せる中、その魔法陣は魔力を増幅させるかの様に光り、

「ミルたん・フルバースト!にょーっ!!」

 

ドッゴォォオッ!!

 

その1つ1つが砲門の如く、極太の魔力ビームを撃ち放った。

 

「…くっ!」

 

ヴォン…ドゴォォッ

 

それに対して銀髪の女…北欧神話に所属する戦乙女(ヴァルキリー)のロスヴァイセも同様に無数の魔法陣を己の背後に瞬時に作り、魔力砲を撃ち放つ。

…結果、この2人の魔力は衝突。

両者の合間の中央で相殺される。

 

「やっぱり先生は凄いにょ!

後出しなのに、ミルたんの魔法を完全に撃ち消したにょ!」

「そ、それ程でも、あります…。」

 

 

いやいやいやいや、修行を始めて1週間程度の貴女?が既に このレベルのが、余っ程 凄いんですけど!?

 

 

ロスヴァイセに対して、尊敬の眼差しを輝かせるミルたん。

それに対し、ミルたんに北欧式ルーン魔術を教える為にアースガルズから派遣された戦乙女(ヴァルキリー)は、目の前の末恐ろしい才能に内心 驚愕しながら それを表に出さずに応えていた。

 

「ミルたんも、早く あの領域に至りたいにょ。」

「あれは…完全に別次元ですから、スルーするのが良いと思いますよ?」

「にょ?」

 

ドッガァアァアアアアアッ!!!!

 

そして少し離れた場所で響く爆砕音の方向に顔を向け、更に意気込むミルたんに、ロスヴァイセはソフトに突っ込みを入れる。

その2人の視線の先では…

 

「でぇええいやっ!」

「まだだ! まだまだ拳に、小宇宙(コスモ)を込められる筈だぞ?

そ~ら、そらそらそらそら!!」

「は、はい、師匠!…せぃやぁっ!!」

 

ドッゴォオォォォオッ!!!!

 

2人の(Muscle)が、地面に巨大なクレーターを作りながら、凄絶な殴り合いをしていた。

 

▼▼▼

「はぁ~~~~~~~~…」

冥界は堕天使領。

グリゴリ本部の総督室にて、堕天使総督のアザゼルは机の上に置かれた大量の書類と、時折 卓上に突っ伏しながらも格闘していた。

 

コンコン…

 

「失礼しますよ、アザゼル。」

其処にノックと共に入ってきたのは、副総督のシェムハザ。

 

「…………………………………。

貴方が こうして真面目に仕事してるのを見ると、明日は冥界に隕石でも降るんじゃないかと心配になりますよ。」

「喧しいわ!

仕方無いだろ! 天照(あのオンナ)に研究とか開発とか止められてるんだ!

他にする事が無いんだよ!」

「いや、研究や開発の前に、普通に仕事しましょうよ…」

それは、堕天使総督と副総督の会話。

 

≫≫≫

「ほう? あのコカビエルが…ですか?」

「応よ。天界での戦闘…

堕天使(オレたち)は結局、天竺(ガンダーラ)…シャカにビビって撤退したんだ。

それで その後、『コイツ等になら勝てる!』って今更 悪魔領に攻め込むのは流石に恥だと思っているらしい。

天界も今はガブリエル唯1人。

これ以上の内輪揉めは、『聖書』って勢力がマジに滅びる。

アイツも それは不味いって、理解してんだよ。」

「成る程…

それでも ()()コカビエルが悪魔に対しての復興支援の話を持ち掛けるとは…」

「アイツにとって戦争とは、殺して壊して奪って…それで終わりじゃない。

その後も きちんと考えているんだよ。

そういう意味じゃ、【日本神話(アイツら)】とんでもねー連中だ。

…で、ついでに言っとくか。

悪魔領に潜らせといた諜報部からの情報だが、アッチは本格的に、脱・貴族…優良な平民による政治の方針を固めたそうだ。

五月蝿い老害は皆 死に失せてるから、()()()()()()、良い方向に動く…らしいぜ。」

「ほう?」

「尤も、奴等も政治は素人だ。

その辺りは経験や知識持ちな良識的な貴族様?が、色々と助言や相談役を請け負うらしいがな。」

「良識的な貴族…ですか?

さしあたり、以前から平民寄りだったベリアル、日本から領土毎 冥界に帰還したというデカラビア…と言った処ですかね?」

「御名答。最初は連中を新しい王に据えるって話も有ったそうだが、当人達が『冥界を裏切り【日本神話】に降った自分達に、その資格は無い』と、その要請を跳ね退けたそうだぜ。

…っと、そろそろ お喋りは終いだ。

残った仕事、やっつけるか。

おいシェムハザ、お前も少し、手伝ってくれても良いんだz

「お断りします。」

 

▼▼▼

 

ガラッ…

 

「「????!」」

「…………………………………。」

場所は、深夜の高天原の神殿。

その少女は睡眠中、尿意を感じて目を覚ました。

そして用を済ませて自室に戻る途中、このフロアの廊下の最奧の部屋から、奇妙な声と僅かな気の乱れを感じ取る。

そして誘われる様に その部屋、魔法施錠(マジックロック)されている筈の扉を簡単に開けてみると、

「は、はわわわわわ…?」

「や…やあ、オーフィスちゃん。寝惚けて部屋を間違った…のかな?」

「………………………………………。」

其処で少女…オーフィスが見たのは、布団の上にて全裸になっているアマテラスが、やはり全裸の…妖艶な笑みを浮かべているアーシア・アルジェントに組み伏せられ、耳元から首筋に舌を這わされて喘いでいる場面だった。

 

「お、オーフィスちゃん?!ち、違うの!これは、これは、ね?!!」

「………………………………。

雌同士でも子作り、出来るの?

いきなりの招かれざる来訪者に表情が一変、完全にテンパっているアーシアに対して、オーフィスは見た儘の疑問を投げ掛ける。

 

「よ、よぉーっし、オーフィスちゃん!

ちょーっと今から僕達と、大事な秘密の お話をしようか! アイスでも食べながら!

ほ、ほらアーシアちゃん、ハー〇ンダッツ3つ、早く持ってきて!」

「は、はい~!」

「我、グリーンティーを希望。」

 

 

▼▼▼

…少し日は流れた、とある土曜日。

 

そわそわそわそわ…

 

駒王町から少し離れた町の駅で、不審者の様にベンチに腰掛けたり立ち上がったりを繰り返す、1人の少年が居た。

 

「匙…少し落ち着いたらどうですか?」

「挙動り過ぎっスよね、匙先輩。」

ソーナ・シトリーの兵士(ポーン)の匙元士郎だ。

そして その様子を物陰から見ているのが、

「てゆーか、待ち合わせは11時って言ってなかった?」

「今、9時30分。」

「匙…貴方、早く来過ぎですよ。」

「昭和の初めてのデートあるある(笑)。

…って、そんな時間から張ってる俺達も、大概だけどね!」

ソーナの女王(クィーン)の真羅椿姫、同じく兵士(ポーン)の仁村留流子。

…と、サトルと白音、黒歌の5人だ。

()()()()()以来、サトルやライザー達男性陣から、ソーナとの進展について囃され煽られ続けていた匙は ある日、ついに意を決する。

因みに その最大の決め手は

「そー言えば大国主様も、生徒会長さん狙ってるとか?(嘘www)」

「あ、それ、僕も聞いた。(嘘)」

「確か、シーグヴァイラと眼鏡丼…とか言っていたなー。(嘘&棒)」

「そうか…俺の眷属、何かが足りないと思っていたが、眼鏡属性が無かったな!」

「ユーベルーナさんに お願いしたら、女教師、または家庭教師属性も一緒に附くんじゃね?」

「神代、お前は天才か?」

「ざっけんな!(怒)」

…の会話である。

 

「あの時の匙先輩には、ポッ〇がマ〇ムに告った時みたいな勇気を感じました。」

「或いはドモ〇とレ〇ンだにゃ!」

…とは、その時の様子を使い魔を介して見ていた、白音と黒歌の弁。

…因みに、下手に介入せず、自然に2人が くっつく過程を楽しもうとしていた、シトリー並びにディオドラやライザー眷属の女性陣から、男性陣に向けて大クレームが寄せられたのは、別の話。

 

兎に角、勇気を振り絞っての匙の告白に、彼の主であるソーナも最初は戸惑いながらも最後は笑顔で受け入れ、目出たくカップリング成立。

今日は そんな2人の、初めてのデートだったのだが、

「…しかし先輩、この俺にプランの相談をしたのは、失敗だったな!」

どうやら匙は前日に、その行き先等のアドバイスを、一番アカン奴に求めていた様だった。

 

「会長…貴女もですか?」

「…9時59分。」

「初めてのデートあるあるリターンズwww」

そしてソーナが待ち合わせ場所に現れたのは、本来の約束の、1時間前。

サトル達は そんなソーナ達の初デートが心配で…では無く、完全な興味本意、好奇心で張り憑いていたのだった。

 

≫≫≫

「「「「……………。」」」」

約1時間前倒しで始まった2人のデートを、背後から気配を消して 覗き込む 見守る4人の男女。

駒王の制服で無く、オーソドックスなセーラー服に おさげ髪、そして瓶底眼鏡な椿姫。

ツインテールを解き、帽子にサングラス、マスクで顔を隠している仁村は私服姿。

誰かから借りたのか、ワインレッドのスーツにサングラスのサトル。

そして…

「アンタの それって…」

「これで、正体はバレません♪」

やはり私服に、黒猫をイメージしたかの覆面(マスク)を被った白音。

 

「にゃん♪(ΦωΦ)」

更には黒猫に変化した黒歌。

各々が変装して、静かに匙とソーナの後を追けているが、

「(えぇい!あのヘタレ先輩が!!

今時 小学生でも、もっと積極的だぞ!?)」

「(神代君、落ち着いて!)」

「(分かるから!気持ちは解るから!)」

只 並んで歩くだけ、一向に手を繋ごうとしない2人に、5人(特にサトル)のイライラは天元突破寸前だった。

 

「まぁ、サト君の言いたい事も解ります。

そんな訳で…おい、るる吉。」

「え? 白音ちゃん?」

 

もみゅう…もみもみ…

 

「…………………………………。」

「…ふん、やはり小さいですね。貧弱、貧弱ぅ!」

「い、いやぁああああっ!???」

そして何を思ったか、白音が仁村の背後に回ると、いきなり彼女の胸を鷲掴みからの揉み解し。

最初は何が起きたのた解らなかった仁村だが、その数秒後、それを理解すると まるで痴漢に遭った乙女の様な悲鳴を上げると、

「「!!?」」

当然 匙達も その方向に顔を向けて、

「椿姫…と留流子?!」

「か、神代ぉ!?…と、アレは、もしかして東條か?!」

結果、5人の尾行に気付いてしまう。

 

「バレた?!」

「当ったり前だ!」

「しし、白音ちゃん、いきなり何するのよ?

私、()()()の趣味は無いからね!」

「黙れ貧乳処女。まあ、見てなさい。」

そして気付かれた方も、白音を除いて少しだけ取り乱す中、

「会長、こっち! 早く!」

 

ぎゅぅ…

 

「え?さ、匙…??!」

「とりあえず神代、今度 会ったらシバく!」

 

タタタタタタ…ッ!

 

匙は確りとソーナの手を取り、その場から逃げる様に走り去って行った。

 

「ふっ!計算通り!私、ぐっじょぶ!!」

「…ぢゃ、ないわよ!!」

「確かに手は繋いだな…」

「でも、どうします?

完全に見失いましたよ?」

「ん~、尾行がバレたなら、俺が勧めたコースは絶対に避けるでしょうし、とりあえず今日は解散だな?

大丈夫。切っ掛けは掴めたから、後は普通に手くらい繋ぎますよ。」

「だったらサト君、私達は この儘デートしましょう♡」

「だにゃ♪」

「「死ね!リア充!!」」 

…尚、翌日の昼過ぎ、椿姫と仁村はソーナから散々とOHANASHIされた。

 

 

 

「因みに何故 ()()かと言いますと、会長と先輩は何故か その日、マンションに()()()()()()()()からです、まる」

 

 

▼▼▼

「まったく、新学期早々に…

見付けたのが私だったから良かった物の、普通なら一発退学ですよ?」

「「「す…すいません…」」」

 

時は流れて4月。

学園新年度がスタートした2日目、旧校舎の元・オカルト研究部部室…今は普通の教室に改装されている…にて、千葉滋から正座しての説教を受けているのはサトル、白音、そして黒歌。

この日の昼休み時間、学園に張られた結界をすり抜けての侵入者を感知した千葉が、その気配を辿った先は旧校舎。

そして眼光鋭く臨戦態勢を整えながら、誰も居ない筈の教室の扉を開くと、其処では3人の若い男女が盛っていた真っ最中。

千葉からすれば、この侵入者が外敵で無く身内だったのは、それは それで一安心だったが、駒王教諭とは見過ごせない事柄なので、黒歌共々(逃げようとしたのをサトルが捕まえた)に説教を始めたのだった。

 

「これは、黒歌姉様の せいです。

2人っきりなら、絶対バレませんでした。」

「だっ…だって、何時も学校でもシテるなんて、2人共ズルいにゃ!

私も出来るなら、お昼からヤリたいにゃ!」

「…少し、黙ってくれませんか?」

「「((( ゚Д゚)))ば、はひ…!?」」

黒歌(しんにゅうしゃ)に文句を言う白音。

黒歌も それに言い訳をするが、その遣り取りを千葉が猛禽類の如くな眼差しで一喝。

その迫力にガクブルする猫姉妹。

 

「兎に角、『NIN=JA』の主任(チーフ)で無く、駒王の教師として言わせて貰いますが、少なくとも今後、学内で その様な行為は控える様に…良いですね?」

「「「は…はい…」」」

 

 

…管理者を自称する悪魔が去り、本来の?守護者達が取り仕切る様になった駒王町は、今日も平和である。

 

 

▼▼▼

 

※※※

 

◆スレ主◆

このスレを立ち上げて、1年が経過しましたが…

 

◇名無しの悪魔◇

スレ主、どうした?

 

◆スレ主◆

近い内に、このスレを閉じようと思っています。

 

◇名無しの悪魔◇

なにーっ!?

 

◇名無しの悪魔◇

何とーーーーーーーーっ?!

 

◇名無しの悪魔◇

いきなり、どうした?

 

◆スレ主◆

このスレを立てた理由は、1年前当時の、自称・駒王町管理者(笑)を、町の住民として何とかしたいって事だったからね。

その辺りは前にも書いたけど、此方も多少、毒づいたり挑発的な書き込みで、管理者として自覚を持ってマトモに働いて貰う様に発破を掛けたりしたけど、結果は逆キレだけで終わった感じだったし。

…で、そのグレモリー(…と、シトリー)の皆さんが町から居なくなったので、スレの意味が無くなった。…そういう考えに達したから。

 

◇名無しの悪魔◇

あー、そー言えば最初はそうだったな

 

◆スレ主◆

しかも、今は当人達が行方不明…だろ?

 

◇名無しの悪魔◇

スレ主も知らないの?

 

◆スレ主◆

1月初めの時点で冥界の とある場所に隠れていたのは知っていたが、その後…現在は判らない。

一応、当ては有るけど、それは此の場では言えない。

 

◇名無しの悪魔◇

そうか…

 

◇名無しの悪魔◇

駄肉姫様~、生きてます~?

 

◇名無しの悪魔◇

これ、見てます~?

 

◇名無しの悪魔◇

コメントぷりーず

 

◇名無しの悪魔◇

いや、身を隠しているなら、発信先から身元特定される様な真似はしないだろ…

 

◇名無しの悪魔◇

流石に駄肉でも、その辺りは解るか。

 

◆スレ主◆

参考迄に…以前、このスレ投稿から、テロリストの潜伏先が判明した事があります。

 

◇名無しの悪魔◇

何それ面白い(笑)

 

◇名無しの悪魔◇

テロリストがコメントしてたんかwww

 

◇名無しの悪魔◇

それで、今の駒王町は どうなってるん?

 

◆スレ主◆

完全に【日本神話】の管轄だよ。

これは駒王町に限らず、今まで国内で悪魔がナワバリ主張していた地域全てね。

引き継ぎは完璧だよ。

因みに、駒王以外の悪魔の土地管理は、かなりマトモだったらしい。

 

◇名無しの悪魔◇

www

 

◇名無しの悪魔◇

やっぱし無能の駄肉姫だった件www

 

◆スレ主◆

あの駄肉姫様も、マトモにやってくれてたら、俺も こんなスレを立てる事無かったんだよね。

そもそも、駒王に足を運ぶ事も無かった。

マジに駒王町民は怒って良いと思う。

 

◇名無しの悪魔◇

戦争も起きなかった?

 

◆スレ主◆

いや、それは別問題。

アレの直接の引き金は、ナベリウスの日本人拉致と、魔王熟女の逆ギレ。

俺も絡んでるけどね。

駄肉姫は関係無いです?

 

…話を戻そう。

兎に角この、【駄肉姫をディスるスレ】も、近い内に閉鎖と言うか凍結させるから。

一応 閲覧は出来るけど書き込みは不可の方向でね。

 

それでは、この書き込みを以て、俺は撤退。

縁有らば、また別のスレや冥界で会おう!

 

◇名無しの悪魔◇

スレ主ーっ!?

 

◇名無しの悪魔◇

マジか…

 

◇名無しの悪魔◇

まあ、確かにスレ主的には、継続する必要は無いか?

 

◇名無しの悪魔◇

削除しないだけ有情

 

◇名無しの悪魔◇

よし、とりあえず俺達は俺達で、ギリギリまで語るか!

 

◇名無しの悪魔◇

せやな

 

◇名無しの悪魔◇

早速だが駄肉姫と言えば…

 

 

 

 

 

 

≫≫≫

 

 

 

 

 

 

◆スレ主◆

盛り上がってる処、すまない。

最後、1つ言い忘れていた事があった。

 

◇名無しの悪魔◇

スレ主?

 

◇名無しの悪魔◇

何事だ?

 

◆スレ主◆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Wぱふぱふ、最高だぜ!!www

 

 

◇名無しの悪魔◇

死ね!

 

◇名無しの運対常連◇

ざけんな!!

 

◇名無しの悪魔◇

姉妹丼スレ主氏ね!

 

◇名無しのしっとマスク◇

おのれリア充おのれリア充おのれリア充以下エンドレス!

 

◇名無しの悪魔◇

何かと思えば、最後に それかい!?www 

 

 

※※※

 

≫≫≫

この後、スレの常連達により、掲示板は駄肉姫(リアス)話題(ネタ)で大いに盛り上がるのだった。

  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちゅっどぉぉぉん…!!

 

「ハァハァ…本当…本当に いい加減にしなさいよ…!」

「「「「「………………。」」」」」

…そして この日、とある場所で、1台のパソコンが破壊された。

 

 

 

【完!!】

 




はい、そういう訳で、『ガルーダDxD(仮)』は とりあえず完結とさせて頂きます。
いきなりで驚きました?
一応は、活動報告で予告は していたんですけどね…
この小説の最大テーマ?であった「駒王の管理者(リアス・グレモリー)をどうにかしろ!」も一応は片付きましたし、週間少年誌系バトル漫画の様に、新しい敵を出して引き延ばすのも違うと思いますので…
 
 
ただ、サブ・エピソード的な話を追加するかも知れません。
戦乙漢(ヴァルキリー)ミルたんの活躍とか、新生・駒王生徒会の話とか、2年生になったサトル達の修学旅行の話とか…
それと実質のラストバトルが、兄貴とミルたんだったので、サトルに もう1回、最後に派手にバトらせたいですし…
てゆーか、サトル、兄貴、ディオドラ、ライザー、匙が互いに背を預け合っての集団戦とか、書いてみたいし。
ネタが纏まったら、アップします。
 
作者、他にも色々と小説アップしていますので、そちらも宜しくお願いします。
 
そして最後に…この駄文に最後まで付き合ってくれた皆様、ありがとうございました。
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