諸君。あぁ、この小説を読んでいる君だ。
諸君らには『推し』という物はいるか?それがアイドルでも、アニメでも、はたまたクラスメイトでもいい。
まぁ…不肖、この『麻手河 悠太郎』にもその推しは存在している。まぁいいんだ、そこはいい。
本題は、だ。
この私、麻手河が、自分以外の男が一人しかいない高校(超エリート)に入学してしまった事と、支給されたものが問題なのだ。
諸君らもご存知のように、このIS学園は、本来ならばお嬢様達などの超エリートが通い、学び、そして女尊男卑という浅ましく愚かしいこの世界の色に淑女達を染め上げよう………とするのは昨今の社会だった。いいや、そもそもこの貴重な兵器で世界をひっくり返せるという思考回路がおぞましいな、あぁ愚か。
………話がずれてしまった。私は本来平々凡々な成績を納めて中学を卒業し、ていたはずだったのだが……
なんの因果かどこぞのジャ●ーズ面がこの兵器を動かしちまったもんでさぁ大変だ。もちろん政府は二人目を探そうと躍起になり、全国の男性に適性検査を持ちかける。そこで反応してしまったのが私だ。Fuck!!!!!!」
『ちょっと、うるさいわよマスター。罵声を浴びせないでちょうだいと何度も言った筈ですけれど?』
「あぁすまないな女神様。そんな目で見つめても君の魅了には誤魔化されないからな」
今のは気にするな。二つ目の問題だ。
まぁそんなこんなでとても大変だった。
友人と連絡は取れないわホテルで缶詰め(六割寝てる)してるうちにボディーガードの人と仲良くなったり。
いやー、大変でしたね。
さて、さっき出てきた二つ目の問題だ。
あの女神………ステンノ様は端的に言えば私のISの…人格と言えばいいのだろうか。まぁそんな解釈であっているだろう。
あれが私の推しだ。ぶっちゃけ宝具除いて全部マックスにはしてる。課金煽りは悪い文明。
ステンノ様が出てきたのはつい最近のことだ。フランスだったかイギリスだったかのセリアだったかセシリアっていうやつに対抗するISを支給され、起動したら出てきた。「はぁ?」ってなってるよな知ってる。いや、まぁ恒例のfateポーズもやったさ!
【………貴方が、私のマスターかしら?】
【………た、多分?】
「Fuck!!!!!!!!!!」
『うるさい』
「ウィッス」
………と、まぁこんな風に彼女と私は出会ったわけだ。
我ながら多分ってなんだ多分って。
まぁ、この学園に揉まれながらも、私は今日もこの女神様を推しながら、自身の卑小なる人生を歩むのだ。
この物語は、輝かしい英雄物語ではない。
血にまみれた復讐譚でもない。
ただの