殺人貴はダンジョンに行く   作:あるにき

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お久しぶりです
実はいくつかまとめて投稿しようとしたのですが、このままではいつまで経っても投稿できないので上げました。
タイトル間違えたんで直しました


ではどうぞ


閑話 敵側視点

シュリーム古城跡地。

森も丘も存在しない平野の真ん中に堂々と建つ城砦は、『古代』に築き上げられた防衛拠点の一つ。『蓋』に当たる巨塔(バベル)と巨大市壁が完成する以前、ダンジョンの大穴から出現するモンスターの進撃を背後の都市や町を遠ざけるため、あるいは食い止めるため、こういった砦はオラリオの比較的近隣の地域に数多く造られた。今日(こんにち)ではほとんどが廃墟化しているが、このシュリーム古城跡地に限っては、隆盛を極めていた王国が一世紀以上前まで使用していたこともあり、寂れてはいるものの城壁を初めとした機能がまだ生きている。

 

戦争遊戯(ウォーゲーム)の戦場にはこの場所が選ばれた。

 

城壁の上で玉座の塔を見上げながら、短髪(ショートヘアー)の女性がいた。

名をダフネ。

王国の手で改築と補強を加えられたこの城砦の作りは少しおかしい。見栄と(ぜい)を好む主神(かみ)が命じたのか、玉座のある極太の塔が砦の中にこれみよがしに建っているのだ。質実剛健の城砦に王城のような鮮やかさが持ち込まれている。その塔の上でなびいている自派閥の(エンブレム)を見つけると、つい失笑したくなる。

正直な話、ここに集う()()と対峙したものの全てが今すぐにでも帰りたいと思っている。level.4が三人いようがあのlevel.6には勝てるイメージがしないのだろう。現に、酒場の一件で【ファミリア】(ウチ)の幹部がひとりいたようだが、なんてことないように殺気で意識を絶たれた。

奇襲のときも団員のほぼ全てに視認されることなく確実に意識を飛ばしていた。

 

たぶん、アイツは駄目だ。

最初会った時の態度から悪いヤツじゃないのはわかったが、()()は言うなればいてはいけない存在だ。

 

まるで死神

 

平等かつ等しく凡百の全ての命を刈り取ってゆく。

 

まるで死神(タナトス)

 

闇派閥の主神のよう

 

しかし、人間が死神と呼ばれるのには条件が必要だ。

だって、人間の肉体(いきながら)にして『死』を与える(理解する)チカラを持っていなければ、死神の死の鎌は作れないからだ。

 

「ダフネちゃん.....」

 

松明の代わりに魔石灯が灯る城壁の上、カサンドラが震える声でダフネの名を呼んだ。

ぼうっとした灯り(あかり)に横顔を焼かれる長髪の少女は、両手で自分の体をかき抱えながら口を開く。

 

「駄目......ここから逃げよう」

 

「はぁ? できるならとっくにやってる。できないからウチらはここにいるんでしょ」

 

「城が、城が滅ぼされる....」

 

突拍子もない事をいうカサンドラに、ダフネは少しうんざりする。

 

とはいえ植え付けられた『死』のイメージが離れないのは自分も同じで、これから起きるであろう悲惨に身を震わせるのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




戦闘シーンがないことついてはご愛嬌


え1000文字程度しかない?
あ、そ、その次は10000を越す予定なので許してください 
生存確認として

戦争遊戯の内容についてアンケとります

  • 原作通り城で
  • 闘技場で
  • その他(感想に意見をお願いします)
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