書いては読み直して満足いかなくて消し、書いては読み直して満足いかなくて消しを繰り返し・・・・
やっとできたよこんな駄作がwww
「ひひひひ・・・」
「へへへへ・・・」
血に塗れた薄汚れたナイフを舌で舐めるレイダー。
普通そんなことをしたら腹を壊すか感染症になるだろうがウェイストランドで鍛えられているレイダーの胃は伊達ではない。
広場になっている場所でそのレイダーのグループは捕獲したパーパルディア人達を乱雑に縛り上げ数珠繋ぎにしていた。
老若男女、貧民貴族の関係なく繋がれているその中には日本人活動家のリーダーも混じっていた。
上空を占領するようにプリドゥエン号が堂々と浮かび、それを旗艦とするベルチバードが飛び交い、時には補給で着艦する光景が地上からも見える。
「おら、行くぜぇっ!」
掛け声と共に目隠しをしたレイダーが手に持ったナイフを投げる。
ナイフが突き刺さる音と共に周囲のレイダーが歓声を上げる。
「すげぇっ!一発で当てやがった!」
「マジか!?」
ナイフを投げたレイダーが目隠しを外すと柱に括り付けられたパーパルディア人の貴族らしき若者の額にナイフが突き刺さっている。
ナイフで脳を破壊され生命活動を停止した身体は弛緩し、下半身は絶命前にすでに失禁していたのでアンモニア臭を漂わせている。
「しゃぁっ!高得点!」
「くそっ、巻き返してやる!」
他のレイダー達も笑いながら泣き叫びながら抵抗する次の的を引き摺り柱に括り付ける。
投げナイフによる人間ダーツ遊びをレイダー達は休憩がてら満喫している。
そして先程の貴族の死体はアーティスト気取りのレイダーによって奇抜なレイダーアートの材料にされるべく手足を切断され始めていた。
その地獄のような光景を恐怖に震えながら活動家リーダーはどこで間違えたのかと苦悩していた。
時は少し遡り、レイダー襲撃の少し前に遡る。
観光客向けのホテルとは言え技術の差が日本とかけ離れたアルーニのホテルの一室で今後の行動について話し合う極左活動家一同。
一般日本人から見れば不便な環境だが公安にマークされ潜伏生活に慣れた彼等にとってはさほど苦ではなかった。
アジトが強制捜査にあった事もあったが協力者がわざとカメラで撮影を始めると法遵守を厳格に守り不祥事を警戒する日本の捜査官達の型にはまった手順は活動家歴の長い彼等にとっては逃げる為の時間を自ら提供しているようなものだった。
インターネットや息のかかったメディアを通じて政府批判をしてシンパ達が情報提供をしてくれる事もあった。
「なんか、外が騒がしくないか?」
そう誰かが呟いた。
一人が外の様子を見に行き、しばらくして興奮状態で駆け戻ってきた。
「お、オスプレイが飛んでるぞ!」
「何!?とうとう来たか!今こそ我々が日本市民達の目を覚まさせる時だ!同志諸君!行動開始だ!」
事前に打ち合わせていた通りに各々が行動を開始する。
彼らのお花畑脳内では自衛隊の悪逆非道を暴き立て、国民が立ち上がり自分達が主導して革命を起こす未来が出来上がっていた。
バラバラの部品状態で隠し持ち日本から持ち出すことに成功し組み立て直した日本製の高性能カメラを使い撮影をする自称ジャーナリストの活動家が撮影しながら違和感に気付いた。
遠目では気付かなかったが望遠レンズ越しに見える機体の形状は転移前の反米活動時に沖縄の在日米軍基地で幾度か見たオスプレイの形状とは異なっている。
「・・・・新型か・・・?そんな噂は聞いたことがないが・・・?くそっ、軍国主義の復活じゃないか!!」
窓べりから身を乗り出し憤りながらそのまま連続シャッターを切る。
眼下ではパーパルディア人達が突然の飛行物体の出現にザワザワとまさに怖いもの見たさで集まって来る。
アルーニにもともと住んでいた彼らはそれを初めて見るために外部のスラム街に住む難民と違い恐ろしさを知らない。
と、唐突に自称ジャーナリストや活動家達が新型オスプレイだと思っているベルチバードのサイドドアが開く。
何事かと思う間もなく何かがばら撒かれた。
それは重力に引かれて地上に落下する。
唐突にその落下点から爆発音が響く。
落下物の正体は手榴弾であった。
頭上から無差別にばら撒かれる爆発物にパニックに陥り我先にと逃げ惑う人々。
「ゆ、許せん!自衛隊め、恥を知れ!!」
「そうだ!」
「恥を知れ人殺し!憲法第9条を守れ!!」
撮影の助手をしていた活動家達が声を上げる。
デモ活動でのシュプレヒコールで鍛えられた大きな地声。
その声に気付いたのか、それともただの偶然か。
旋回した建物に近づいて来たベルチバードの開いたサイドドアと活動家達のいる部屋の窓が高さの違いはあれ、直線になる。
そこで彼らはようやく気付いた。
ベルチバードのサイドに据え付けられたミニガンの砲手の姿が目に入る。
明かに欧米系の人種の容姿。
だがその服装は例えるならば薄汚れたアメフトの防具のような物に廃品の網などの金属製品を適当に固定したようなもの。
その砲手は活動家達に気付きミニガンの射線を彼らに向ける。
ドドドドドドドドドドドドッ!
轟音と共に秒間百発に迫る勢いで弾丸が活動家達に襲い掛かる。
真横に薙ぐようにレイダーによって操られた射線は次々と活動家達に死をプレゼントした。
ある者は胸の部分から上半身がズレて地上に落ちてゆき、またある者は頭部を粉々に粉砕され。
壁の後ろに隠れた者も壁を貫通した弾丸によって死ぬ。
トリガーハッピー状態のレイダーによって行われた掃射によりその部屋は壁を失い、穴だらけの床には何人分なのか数えることが不可能な程のミンチになった肉と内臓が血に塗れて広がっていた。
大多数はここで死ぬ運命となったが運良く食糧などの買い出しで外出していた者や部屋に居たがミニガンが目に入った瞬間に同志を見捨てわが身可愛さで転がるような勢いで部屋から飛び出し階段を転げ落ちるようにしてミニガンによる掃射の射線軸から間一髪で免れた活動家のリーダーが最初の襲撃を生き残った。
レイダー達によって襲撃される街、上空で旗艦の役割をしている巨大飛行船。
活動家リーダーの見た範囲では襲撃者達はグループ単位か単独でほぼ自由気ままに行動している。
ここに至り、ようやく活動家リーダーは自分達の致命的ミスに気が付いた。
襲撃し、略奪し、強姦しているのは明かに自衛隊でもなければ在日米軍でもない。
全く未知の存在。
アルーニ側は貴族の居住区を中心にマスケット銃や魔導砲で応戦をするがその戦線は機関銃やレーザー光線、ヌカランチャーに小型携行ミサイルの着弾によって呆気なく瓦解し後方の貴族達はレイダー達の魔の手に掛かり・・・そして現在に至る。
貴族達はかつてパーパルディアが属領から搾取していた時に肥やしていた私腹の金銀宝石で見逃してくれと懇願する。
しかしレイダー達はそんな物は奪い取った上で容赦無く殺したり若ければ労働や性欲処理の奴隷として拘束して行くだけだった。
ヌカワールドのレイダー達が暴虐を繰り広げている中、もう一つの大きな動きがグラ・バルカス帝国本土で起きていた。
軍が周囲を封鎖し、黒煙を吐きながら大量のトラックが資材を運び込み、建設重機が忙しなく動き回る。
その場所は元々はグラ・バルカス帝国本土においても特に重要では無いありふれた小さな漁村があり、住民は漁で取れた魚や海草を売って細々と生計を立てていた。
しかしそんな彼らも今はここにいない。
帝王グラ・ルークスの命令の元に漁村の人々は補償金を与えられ他の地へと移り住んだ。
帝王の命令は絶対であり、一般臣民は逆らうことなど許されない。
それなのに補償金や新たな生活の場の斡旋など帝国が用意してくれるなどの破格の待遇に文句など出るはずもない。
デコボコとしていた荒地に近かった地面は整地され、簡易的な舗装道路が整備されている。
それなりに整えられた小屋の中にはグラ・バルカス帝国の建設業界の最高峰の技術者とテーブルを挟んで説明を行う科学者達がいた。
一つ他の軍事的な施設建設の場と異なる事といえば、その科学者達がインスティチュートの科学者達であり、ここに建設される施設はグラ・バルカス帝国の現在の科学技術レベルからすればオーバーテクノロジー間違いなしの施設であった。
ちょっと宣伝。
並行して別作品も書いてみてます。
もし「しかたねぇなぁ、見てやろう」と言う奇特な方がいましたらどうぞ。
ありふれないエアレイダーで世界最強
https://syosetu.org/novel/217621/