魔法科高校の『触れ得ざる者』   作:那珂之川

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九校戦八日目②

「やれやれ、悠元が教えたのかい?」

「一応はな。尤も、達也ができるのはああいう芸当ぐらいだが」

 

 先程の第3試合で悠元がコード入力を引き受けたのは、幹比古と達也で次の試合の連携を取らせるためのものだ。流石に即席チームであれこれぶっつけ本番になるのは致し方ない。なので、初戦は幹比古に相手を1人引き付けるという役目に徹させた、というわけだ。

 悠元が先に戻ってきた幹比古に達也との連携のことを話していると、達也が木の上から降りてきた。

 

「達也、別に普通に歩いて戻ってきても良かったんだが?」

「師匠との鍛錬の癖でな。そこは勘弁してくれ」

「あはは……」

 

 九重寺では、敷地内だけでなく寺の裏山(そこも八雲の所有する敷地となっている)での手合せもこなしており、その時に身についた癖だと達也は返した。これには悠元と幹比古が苦笑を浮かべるに止めた。

 あの人なら平気で帰る途中に試すことぐらいやりそうだから困る。

 

 続く予選第4試合は第二高校との試合。市街地フィールドでの試合にまたもや事故が起きるのでは、という危惧を第一高校の幹部の面々が抱いたが、特にそういったアクシデントは発生しなかった。

 第八高校との試合から第二高校はディフェンダーを2人にし、アタッカー1人で第一高校のモノリスを攻める算段なのだろう。だが、今回コードを打ち込む役割は幹比古に任せており、悠元は武装一体型CADを手にした状態で自陣のモノリスの前に立ち、瞼を閉じて意識を集中させる。

 

(……見つけた)

「がっ!?」

 

 その姿を視認するまでもなく、悠元がCADのスイッチを入れると起動式が展開し、そのCADを横に振るうと、それに呼応するかのように相手選手の悲鳴が遠くから聞こえた。

 魔法自体は第八高校との試合で相手アタッカーに対して使ったものと同じ。その悲鳴を聞いたところで悠元は通信機のスイッチを入れた。

 

「相手のアタッカーは潰した。そっちは手筈通り頼む」

『了解した』

『分かった』

 

 通信機自体使ってはいけないというルールはない。今回使用しているのは、達也が持って行った幹比古の式神を確実に再活性化させるためのものだ。

 天神魔法と古式魔法の精霊魔法は、魔法自体の性能差ゆえにあらゆる部分で差が生じている。例えば、今回のような場合では天神魔法なら多方面に分岐した複数の同調や再活性化を楽にできても精霊魔法ではそれが難しい。

 

 そもそも、天神魔法が精霊魔法をも上回る事象改変力を出せる理由は、陰陽五行思想―――陽・陰・火・水・木・金・土を発展させた“七曜”の考えに基づく術式だからである。

 五行の属性間には相剋・相生という力関係が生じる。大陸の道術や方術には陰陽道の考え方を発展させた術も存在するが、天神魔法は五行の力関係を利用した魔法もいくつか存在する。これはあらゆるものを取り込んで昇華させるこの国の性質が大きく影響しているが。

 その中で最上位の技術となる五行相剋は5つの属性の力を寸分の狂いもなく均等にすることで生じる干渉力の合成を魔法に用いる方法。その逆として5つの属性を均等に活性化させることで魔法効果を高める五行相生(ごぎょうそうせい)という方法もある。前者は破壊や分解、後者は再生や構築といった力に用いられる。

 

 話を戻すが、“七曜”においては五行の力に陰陽の力が加わるため、五行の上位に来る陰陽の力によって情報体次元(イデア)に情報の空白領域を作り、そこに五行属性の魔法が投射される。光や闇属性の場合はある意味二重掛けに近い。

 現代魔法のように情報を直接書き換えるのではなく、何もない状態(フォーマット)を生み出した上で術者の望む属性の情報を書き込む。書き換えだけで見ればどちらが負荷をかけていないのかは一目瞭然。その意味で天神魔法がいかに驚異的なのかが理解できるだろう。

 幹比古がモノリスのコードを入力し終えたところで試合終了のサイレンが鳴り響くが、悠元はフィールドを出るまで警戒を解かなかった。結局何もトラブルはなかったものの、警戒しすぎて損はないと割り切ることにした。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 第四高校との再試合(本来は第2試合なのだが、第四高校の試合スケジュールの結果として第4試合の後に変更された)は市街地フィールドではなく渓谷フィールドへと変更された。

 悠元からすれば『無頭龍』の妨害で立ち消えとなった試合。だが、達也の決めた作戦通りディフェンス役としてモノリスの防衛に就きつつも周囲を警戒する。気配がないことを確認すると、通信機のスイッチを入れる。

 

「達也、右方向からアタッカー一人。幹比古はそのまま真っすぐ向かえばディフェンダーに接敵する」

『分かった』

『了解…てか、反則気味だよね』

「雑談は試合後にしてくれ」

 

 『天神の眼』は正直強力すぎるが故、あまり多用はしていない。そうでなくとも天神魔法の探索術式―――水属性の『流水波紋(りゅうすいはもん)』でフィールド全体の人の動きを把握できてしまう。すると、悠元から見て遠くの方で魔法による爆発音のような音が聞こえてきた。

 その音の正体は幹比古の放った精霊魔法で、一定空間内の水を瞬時に昇華させることで体積を膨張させて破裂させる魔法―――『水炊(みずたき)』。使用用途は本来音によって意識を逸らしたりするレベルの魔法でしかない。

 前日の準備の際、悠元が起動式に暗号化も含めて仕込んだ結果、殺傷性ランクは規定内に設定されているものの、立派な攻撃魔法へと仕上がっていた。その幹比古から通信が聞こえてくる。

 

『悠元、起動式を弄ったのは君だよね?』

「安心しろ、殺傷性ランクはルールの範疇に収めてあるから。当たり所が悪いと骨折は免れないが」

 

 そもそも、原作だと『ファランクス』を用いたタックルが攻撃方法として認められていることを考えれば、『水炊』は単なる空気砲みたいなものだ。『偏倚解放』を使わせることも考えたが、慣れ親しんだ精霊魔法で同じことが可能なら後者の方が比較的楽になるであろう。

 幹比古としては直撃しないように川のあたりで発動したが、その余波を食らったディフェンダーが守るはずのモノリスに直撃してしまったらしい。

 今回は達也が相手のアタッカーを引き付けている形なのだが、国防軍の訓練だけでなく四葉家のガーディアンとして戦闘訓練を受けている達也を相手に出来る人間が逆に少ないだろう。止まって魔法を打つという既存の魔法使いの戦い方などしないので、高校生レベルにおいては一番厄介な相手と言ってもいいだろう。

 第四高校との再試合は、特に苦戦することなく勝利を収める形となった。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 予選のすべての試合が終了後、将輝と真紅郎は揃って歩いていた。彼を好意的にみている他校の女子が多いが、将輝は無論視線に気付いていても声をかけることはしない。

 それは、十師族としての体裁というよりも将輝が異性と話すことに慣れていない、ということを真紅郎は知っている。何せ、実の妹にすらきちんと接しているとは言い難い部分を何度も目撃しているだけに尚更だ。

 

「やはり、一高が決勝に残ってきたか。今まで通りなら一高は八高と対戦することになる筈だが……」

「まあ、その辺は文句を言っても仕方がないよ」

 

 将輝は不満というわけではない。本来は順位の関係で第三高校と第九高校、第一高校と第八高校の対戦予定が、第一高校の都合によって第三高校は第八高校と対戦する形となった。

 その辺の大人の都合に文句を言っても仕方がないと割り切っていたが、それでも将輝から文句に近い言葉が出たことに、真紅郎は苦笑しつつも窘めた。

 それよりも、ということで真紅郎は達也の話題を振った。

 

「彼は魔法技術というよりも、それ以外の部分で目立っていた。だから、強力な魔法は使えないと思ったわけだけど……二高との試合で確信を得た」

「そうなると、1対1に持ち込めれば勝機はあるというわけか」

「まあ、『術式解体(グラム・デモリッション)』には驚かされたけれどね。彼と正面から戦えば勝機はある」

 

 真紅郎はあくまでも達也と将輝の場合を想定している。予選第1試合はともかく、残りの予選では2試合ともに悠元が自陣のモノリスの周囲から動かなかったことで、決勝でも動く可能性は低いとみている。

 決勝では悠元を含めた他の選手によるコード入力による決着は避けたい。そうなると、将輝は勝負の鍵となる達也との直接対決に持ち込むべきだと考え、真紅郎も同意見であった。この時点で相手選手が『インビジブル・ブリット』対策を考えているということも想定はしている。

 すると、将輝が険しい表情を下のフロアに向けていた。其の視線の先にいたのは、奇しくもその噂の当人である達也と深雪が並んで歩いていた。この時点で名字が同じことから双子か兄妹だと気付けばいいものの、恋は盲目というべきなのか将輝はその可能性に至っていなかったのだった。

 

「っと、噂をすればってところか。恐らく、僕たちの試合を見に来るんだろうね……将輝?」

「…え、あ、そうだな。なら、見せてやらないとな。俺は逃げも隠れもしないってところを」

 

 一条家の次期当主としてその力を見せつける……この時、将輝の脳裏には深雪と手を取り合ってダンスを踊る光景が浮かんでいた。それを知るはずもない真紅郎は首を傾げたのであった。

 無論、視線は達也も感じていたのだが、その主が特定できなかった。というか、他にも好意的な視線が飛んでくるために特定しづらかった。明確な敵意や悪意というものではなかったため、ここで「眼」を使う必要がないと判断した。其の視線の原因は達也の隣を歩いている自分の妹なのだが。

 

「お兄様?」

「いや、何でもない。深雪は大丈夫か?」

「この程度、なんてことはありません」

 

 人のことを言えた義理ではないのだが、深雪は他人を惹き付けてしまうが故にそういった視線を疎ましく思っていたのは事実だった。その辺の躱し方を母親が教えていたお蔭で達也の負担も自ずと減っていた。尤も、その反動として“彼”が苦労を背負っていることになるのだが。

 

「お兄様もこれぐらいの機微を学んでいただきたいものです」

「……善処はするよ」

 

 深雪は達也の事情を知っている。だからこそ、達也には幸せになってほしいという思いがある。人とは違う才能のために人らしからぬ生き方をしてきた達也が“人”であろうとする夢を目指している。そして、深雪は叶えられると信じている。

 元々この夢は深雪が達也と2人だけで決めた夢。魔法師を兵器ではなく人間であることを目指す夢。それを聞いた母親は、思わず笑みを零したのは言うまでもない。けれども、この夢は深雪が想う相手に伝えていない。彼が何を目指しているのか……こればかりは深雪だけでなく達也にも計りかねていたからだ。

 そんな思いが込められた深雪の言葉を聞き、達也はそう返すぐらいしかできなかったのであった。

 

 ◇ ◇ ◇

 

 悠元が達也と深雪の2人と一緒にいなかったのは、昼食に誘われたからだ。先輩であったら断っていたかもしれないが、その誘った人物が断れる相手ではなかった。

 その相手は将輝の父親であり、一条家現当主こと一条剛毅。その傍には妻の美登里や娘である茜と瑠璃までいた。ここに将輝がいなかったことは幸いだと悠元は内心溜息を吐いた。

 

 流石に「もし対戦したら負けてくれ」などと言われる訳はないと思っていたので、達也と深雪に事情を説明した上で一条家が宿泊するホテルの一室に招かれた。会話を交えつつの昼食で、隣に座っていた茜はいたくご機嫌だったことに思わず苦笑を零した。その後、悠元は剛毅と2人きりの会談に臨んだ。

 

「昨日と今日の予選はモニターで見させてもらった。実に見事と言うほかない」

「恐縮です。とはいえ、本来のチームメンバーは負傷してしまいましたが」

 

 もし決勝で対戦する場合は観戦しに行くということだった。正直なところ、観客からはアイス・ピラーズ・ブレイクのように将輝と悠元の勝負が見られるのでは、と期待する声も少なからず存在する。まあ、それはその時にならないと言えないことなので、仮に口止めを約束されたとしても話すつもりはない。

 

「まあ、そのことはよい……率直に尋ねたい。君は、十師族という存在をどう見ている?」

 

 婚約絡みのことは剛三や千姫から烈に伝わっていることを既に聞き及んでいる。なので、彼と交友を持っている七草家当主や剛毅、それと四葉家現当主はすでに知っているとみていい。

 どうして婚約のことを思考の念頭に持ってきたのかというと、これでも自身の力を客観的に見る力はあるつもりだ。非公開とはいえ克人を倒したことは十師族の一部にも伝わっているだろう。加えて七草家が自分のことを結構調べているのは知っている。なので、春に雫たちがブランシュの連中に襲われた時は必要最低限の魔法しか使っていない。

 

 自分の存在はその意味でパワーバランスを平気で崩しかねない。だからこそ剛三と千姫の実家が自分の婚約に関わっているというのにも納得がいく。原作主人公である達也も似たようなものだからこそ、彼の力を取り込もうと躍起になる意味も理解できなくはない。

 だからといって、それを排除しようとする手段しか考えない輩がいるのは人種の軛なのか、国家の利益なのか、それとも民族の性なのか……どれも考えうるから困る。

 確かに力というものはどうしても「恐れ」を抱く要因になってしまう。それがいかなる力であろうとも……だからこそ、隔離するのではなく目の届くところである程度の裁量を持たせる。それでも不満や不安は付きまとうかもしれないが、変に封じ込めて後で暴発するよりは遥かにマシだ。

 

「そうですね……魔法師という存在自体が少ないため、意思の制御を行う組織は必要かと考えています。ただ、専守になりすぎるのは危険かと」

 

 魔法自体誰にでも使える代物ではない。想子は誰しもが持っていても、魔法を行使するための魔法演算領域は現状遺伝的な要素が大きい。なので、師族会議で数が少ない魔法師のコミュニティを纏めてコントロールするというのは一つのやり方なのだろう。

 けれども、古式魔法と現代魔法では考え方もスタンスも変わってくる。国家の兵器という存在から変わった師族二十八家をはじめとした現代魔法使いと元々「超能力」と呼ばれていた古式魔法使いの軋轢は確かに存在するからだ。

 その意味で古式魔法の家系である矢車家を使用人として付き合いのある実家の三矢家は珍しい部類だろう。それに加えて上泉家という存在も加わる形であるが。

 

「危険、と言われるのか……」

「魔法使い特有の秘密主義も確かに必要なところはあります。ですが、必要とあらば公開するべきものもあるでしょう。その為に実家は情報収集を怠ることなく続けています」

 

 別にどこかの連中のように「知る権利」を振りかざすつもりはない。だが、生命や財産に危険が迫れば自ずと防衛することになるので、そのための判断材料となる情報は必要不可欠。そのことが欠けていては勝てる勝負も勝てない。

 かの孫子が遺した兵法も情報の重要性を説いているし、この国は情報不足で散々痛い目を見ている。残念なことに、そのことが欠けた思想の持ち主が各方面にいるのも問題である。幸いにして自分のやったことでメディア関連や政府の対応がマシな方向に向いたことは幸いともいえるが。

 

「この国の内部には短絡的な思考を持っていたり、あるいはこの国の力を削ごうと考える者もいる状況です。正直こんなことは言いたくありませんが、今の政府の対応はやっとマシになったってところでしょう」

「……続けてくれ」

「力を持たざる者からすれば、力を持つ者への危惧を抱くのは無理からぬことです。それは今までの歴史が証明してしまっています」

 

 守らなければならない秘密は確かにある。だが、秘密に拘り過ぎて必要な情報を開示しないことも問題である。

 現代魔法の魔法師が増えた背景からすれば人道的な問題は確かにあるだろう。けれども、国家の安定を担う力として魔法が重要度を増している以上、そのことをとやかく言っている場合でないと認識させる必要がある。

 核兵器を抑えるために魔法が抑止力となっているからこそ、魔法という存在は誰にでも無視できるものではない。それは誰もが分かっている事実ではないだろうか。

 

 それでも「人道的な問題を無視するのか!」と叫びたい連中もいるだろうと思うが、自分たちの知的欲求のために道徳や倫理を平気で捻じ曲げて、最悪法律という理まで無視する連中に言えた義理など無い。

 どこぞの軍人の言葉を借りるのなら、「お前たちの正当さを一体どこの誰が保証してくれるのか」と言うに尽きると思う。世論を扇動しておきながら「世論の代表」だと自負できる都合のよい思考能力には感心すら覚える。

 褒めはしないし、憧れたりもしないが。

 

「まあ、出来ることとしては魔法師が非魔法師を守るぐらいですけれど、非現実的な理想論とも言えますし、無理でしょう……というのが自分なりの考えです」

 

 全人口からの割合から見ても、一握りの魔法師で大半の非魔法師を守るというのは非現実的な問題だ。極端なことを言えば、日本列島丸々カバーリングできる結界発生装置や対外防衛システムでもないと無理な話だ。

 

 話を十師族絡みに戻すが、国における魔法師の力を保つ意味で強力な魔法師を持つ家を選ぶというのは理に適っている。けれども、それはお互いを牽制しあうという目的にしてはならない。設立当初はそれがまかり通っていても、今の時代にそぐわなくなりつつある。

 一部の人間は四葉家を危惧しているようだが、約30年前の大漢復讐戦で一族の半数以上を失った状態からここまでの発言力を得ていることを純粋に評価するべきだろう。確かに非人道的な部分はあるだろうが、綺麗事だけでは立て直しなど出来ないと貫いた結果ともいえる。最近は別の意味で「触れてはならぬ者達(アンタッチャブル)」になっている気はするが。

 現に三矢家の現当主である元は力を磨くことをあえて推奨し、必要に応じた情報提供を他の十師族に対して行っている。それでも相手を出し抜こうとしている師族の人間がいるのは事実だ……どの家が、とはこの場で述べるつもりもないし、相手を辱めるつもりもない。

 そうすれば後でしっぺ返しを食らうだけだ、と気付いてくれれば御の字だろう。

 




設定部分を除いて、これで100本目です。
でも、まだ九校戦編という(苦笑)

将輝と真紅郎のくだりは優等生を参考に。
負けフラグとか言うなよ、絶対に言うなよ?(念押し)

相剋・相生はあれこれ考えた結果こうなりました。
あと、書き忘れていましたが神楽坂家関連の設定を少し修正しています。理由はネタバレ回避のために詳しくは言えませんが、今後の展開のためです。

追記)試合展開のほうを少々書き換えました。あと、指摘のあった部分で試合展開を少し追加しています。

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