魔法科高校の『触れ得ざる者』   作:那珂之川

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その笑顔は強敵(ラスボス)だった

 悠元が客間に来ると、達也と幹比古にレオだけでなく女性陣もその部屋にいた。達也と幹比古は部屋にあった将棋で対戦していて、他はCADの手入れをしていたり、談笑したりしていた。無論、全員制服ではなく動きやすい私服に着替えている。すると、真っ先に声をかけてきたのはエリカだった。

 

「お、悠元! 何か面白いことでもあった?」

「面白さ前提で話しかけるなよ……強いて言うなら、俺がこの家の次期当主になったぐらいかな」

 

 その言葉を聞いた瞬間、その面々の中で古式魔法に精通している幹比古が、持っていた将棋の駒を床に落とした。それほどまでに動揺している反面、他の面々は驚くという反応を見せていなかった。

 これにはレオが幹比古を気遣って声をかけた。

 

「おい、幹比古。大丈夫か?」

「あ、うん……悠元、それ本当かい?」

「嘘言ってどうするよ。ほい、落し物」

 

 幹比古の疑問に悠元は答えつつ、床に落ちた駒を拾い上げて幹比古に渡し、そのまま幹比古の隣に座った。すると、この中でそういった疑問を問いかけたくなる性分の達也が、盤面を見つつも尋ねた。

 

「幹比古、それほど大事なのか?」

「あ、うん。この家―――神楽坂家は陰陽道系古式魔法の大家でね。でも、その次期当主が悠元というのは流石に驚いたよ」

「血縁上は大叔母ということにあたるらしい。今は養子の関係で母親ということになるけど」

 

 他人事のように話せるのは、流石に色々ぶっ飛んだ話が多くて現実味が薄いという部分に起因している。一つだけ確かなのは、十師族・三矢家の人間ではなく護人・神楽坂家の人間として振る舞わなければならないということ。

 これにはエリカが幹比古に問いかけた。

 

「ねえ、ミキ。神楽坂家の規模はこの屋敷だけでも確かに凄いけど、それってどれぐらい凄いの?」

「僕の名前は幹比古だ! ……そうだね。神楽坂家は古式魔法のコミュニティで最上位に位置する。現代魔法の象徴ともいえる、十師族以上の権威を持つとされているほどだ。魔法協会も凌駕する存在とも言われてると、父から聞いたことがある」

「……マジ? そんな家の次期当主に悠元が……」

「おい、人を化け物を見るみたいな目で見るな」

 

 現代魔法中心のコミュニティでは古式魔法のことを知るのは難しい。神楽坂家は四葉家のスポンサーのひとつであることも聞かされ、つまりは東道青波と同等以上の権威と権力を有している。だが、その力はあくまでも国を護るために使うことであり、専守防衛のみならず、必要とあらば先制攻撃も行う……つまり、積極的自衛権が護人の担う役割である。

 

「まあ、ある意味十文字会頭や一条と同等の立場になったってことだな。後日、魔法協会を経由して、師族二十八家や百家に、神楽坂家と上泉家の次期当主を公表するとも言っていたな」

「へ、上泉家って……まさか、悠元の兄さん?」

「だろうな。爺さんは公言してなかったが、恐らく間違いない」

 

 これで、三矢家は上泉家と神楽坂家に次期当主を送り出したという実績が出来ることになる。後は元治に家督を継がせれば、自ずと三矢家の立場は安定する。父親の性格からして、それを振り翳して敵を作ることはしないし、三矢家次期当主の元治もそんな性格ではない。どこかの家のように、他の師族を貶めるような真似をする必要などない。

 

「でも、悠元だから逆に納得できるかな」

「流石にそういう言い方はどうかと思うんだが……」

 

 これ以上自分のことをとやかく言われるのは面倒だと判断して、話題を切り替えるために一つの提案をすることにした。それは、先日考えていた自分の周囲の人間にかかわることであった。

 

「―――私たち全員のレベルアップ、ですか?」

「ああ。春にテロリストの一件があり、九校戦に行く途中での出来事もある。ここいらで、思い切って全員のレベルアップを図るべきだと考えた」

「後者のは……事故未遂じゃなかったのですか?」

「あれは春とは別口の連中の仕業だ」

 

 ブランシュと無頭竜のことには触れないが、似たような事件が起こらないとも限らない。何せ、秋に開かれる論文コンペでは毎年何かしらのトラブルが発生している……それが起きる前に政府が止めろよ、と愚痴りたくなるが、止められないものに文句を言っても仕方がない。

 それに、自分の調べでも大亜連合が動いているのは確かであった。このあたりの動きを新ソ連が黙っているあたり、大亜連合が勝てば儲けものぐらいに思っているのだろう。USNAの動きを見ても、大亜連合の動きを黙認している節がみられる。

 

「実際のところ、九校戦のトラブルもその連中の仕業だった。ま、そこら辺は実家で対処してもらったけど、それが今後もできるとは限らないからな。自分の身は自分で守れるぐらいになってもらわないと困る。なので……お前らには、今持っている魔法の常識を尽く破壊してもらう予定だから」

「え、いや、どういうこと?」

 

 そのためには、まず彼ら自身が持っている「現代魔法の一般常識(セオリー)」を破壊してもらうことから始める。物理法則の改変如きで魔法というのは児戯に等しいと分からせる必要がある。すると、この中で現代魔法と古式魔法の両方に精通している幹比古が問いかけた。

 

「悠元。つまり、僕たち全員が使っている魔法自体に無駄があるということかい?」

「創意工夫以前の問題として、現代魔法そのものが欠陥と言ったら驚くか?」

「はあっ!?」

 

 悠元の言葉に大声を上げたのはエリカだった。彼女だけでなく、悠元以外の面々も驚きを隠せていなかった。この中には無論達也まで含まれていた。そんな表情はレアだなと思いつつ、エリカを窘めた。

 

「そもそもさ、現代魔法は古式魔法以上の多様性を実現させたとか言ってるけど……確かに敷居は低くなったが、魔法自体のレベルも落ちたに等しい」

 

 現代魔法の出発点は、20世紀末に核兵器テロを未然に防いだ超能力を有していた警察官が起点となっている。

 体系上における現代魔法の系統は加速・加重・移動・振動・収束・発散・吸収・放出の4系統8種に分類されるが、これは「物理法則の改変」という枠組みに止められている。精神干渉系は系統外だが、大半は相手を視認しないと使えない代物がほとんどだ。知覚系魔法は超能力らしい代物で、このあたりは魔法らしくある。

 悠元は天神魔法を学んだからこそ、現代魔法の大きな制約にもすぐに気付いた。その原因は……有体に言えば「魔法の軍事利用」が最も大きな理由だ。

 

「核抑止を前提とした以上、超能力をそのまま現代魔法に落とし込んだら主に軍事面でバランスが崩壊しかねない。当時の魔法師はそれを危惧して現代魔法を核抑止以上の役割を持たせなかった。研究者もその辺は苦心したんだろうけど」

「……悠元。お前はもしかして、現代魔法の基本(カーディナル)コードを全部解析できたのか?」

「ああ。深雪や雫に渡した魔法の起動式は、その基本コードから弄ったものが組み込まれている」

 

 達也の問いかけに悠元がそう答えると、周囲はまたもや驚く。あの「ジョージ」や「カナ」ですら1つ見つけたのがやっとという基本コードを、悠元はすべて見つけたというのだ。だが、悠元はそれを嬉しいと思えるような表情をしていなかった。

 何せ、悠元が現代魔法自体が欠陥だらけだと断言したのに、その基本コードなんて欠陥コードと言ってるに等しいからだ。

 

「加えて、魔法の制御技術もおざなりの状態という有様だからな。こうやって列挙すると、現代魔法自体改善の余地が多いんだよ」

「現代魔法の否定って……アンタ、十師族に喧嘩でも売る気なの?」

「別に喧嘩なんて売る気はないが、俺はもう十師族じゃないからな」

 

 冷たい言い方だが、あるものをただ受け入れるだけでは成長など望めない。自分がそういった創作物に触れる機会の多かった世界にいた影響もあるだろうが、転生してからはそういった創作物の超常現象再現を目標にあれこれやった結果、今の現代魔法では到底無理なものが多いという結論に至った。

 ハッキリ言って無駄が多すぎるのだ。なので、暗号化処理はしているが、自分の使う現代魔法は「現代魔法ではない別の魔法」を起点としている。それは天神魔法とも異なる魔法で、そのヒントは古代文明の遺跡から得た。ある意味古代魔法のアレンジと言ってもいいかもしれない。

 以前言語のことについて触れたが、未だに研究の進まないオーパーツ関連のことも、転生特典のせいで解析できてしまった。このことは誰にも言っていない自分だけの秘密だ。

 

 何でそんなところに行ったのかと言うと、理由は単純に剛三の趣味であった。剛三が魔法師ということは公然の事実だが、罰することはおろか止めることもできない。仮にそんなことをすれば剛三の魔法で周囲が消し炭に成りかねない。

 例を挙げるなら、イタリアに行った際マフィアの抗争に巻き込まれたが剛三はそのトップを消し飛ばした。自分はって? 気配を偽って見つからない様に行動してました。

 その意味で四葉と知己であるのは同類の誼(るいはともをよぶ)かと思わなくもない。

 

「魔法と言うからには、古式魔法のように手から火が出せたり、雷を出したり、それこそ現代魔法の振動系や放出系なんて目じゃないレベルでないとダメかな、と思って色々訓練してたからな」

「もしかして、私たちをそのレベルまで引き上げるということですか?」

「勿論。想子の制御が前提となるけどね」

 

 その想子制御を中途半端に切り捨てたのは「愚か」と言う他ないだろう。CADの存在は魔法の発動補助だけでなく制御補助まで担っているため、その辺を無理に考えなくていい利便性と引き替えに魔法師自身の制御能力を奪った。

 確かにCADというツールがある以上、術者に求められるのは魔法式の構築制御と魔法の出力制御の2つ。展開速度と演算規模を求めるならそれで十分だが、改変強度に加えて魔法を安定的かつ効率的に使うには明らかに足りない。

 

 「魔法師は事象を在るがままに、冷静に、論理的に捉えた上で己を厳しく律する」という言葉があるが、それを発言した人物は想子制御のことも理解していたのだろう。それが本人の意図せぬところで、単なる心構えだと勘違いされた節がある。その根拠は上泉家にあった当該人物の著書の初版本と、第一高校の図書館にある重版本でその辺りの記述が変わっていたからだ。この違いに気付いたのは自身の瞬間記憶によるものが大きい。

 

「想子の制御? それぐらい誰にでも出来るんじゃねえのか?」

「そう言うんなら……レオ、こいつに想子を流し込んでみてくれ」

 

 そう言って悠元がレオに手渡したのは、ルービックキューブサイズの黒い箱。だが、その表面には刻印が彫られており、紛れもなく魔法発動のためのツールだということは明らかだった。

 客間の外がちょうど広い中庭となっていたので、実験というかテストはそこでやることとなった。レオはそれを前に翳して想子を流し込む。すると、彼の想子の色に呼応してオレンジ色のシールドが展開する。

 

「悠元、あれは想子障壁(サイオンウォール)か?」

「ああ、そうだよ」

 

 達也の問いに答えつつ、悠元はレオと向き合う形で想子障壁の前に立つと、それを指で徐に触れた。これを見た悠元は盛大な溜息を吐いた。

 

「ダメだな、これじゃ薄すぎて防御も疎かだ。ご自慢の硬化魔法も十全の威力を発揮できないぞ」

「マ、マジかよ……じゃあ、悠元がやってみてくれ」

「ああ、いいよ」

 

 レオからその箱を受け取ると、悠元は周囲に想子の光が漏れることなく白銀の想子障壁(サイオンウォール)を展開する。レオが展開したものよりも遥かに高い密度の想子が収束していることに、周囲からは驚きの声も聞こえるが、悠元はエリカに一つ頼みごとをした。

 

「エリカ、こいつを破ってみてくれ」

「ちなみにだけれど、全力でやっていいのよね?」

「ああ、構わない」

 

 悠元と相対する形でエリカは警棒を取り出す。いつもの軽い表情は消えて警棒を構えると、エリカの姿がその場から消えるかのごとく、一直線に向かっていく。

 本来なら警棒に想子を流し込むだけだが、エリカはそれで破れるとは思っていなかった。だからこそ、千葉家の秘剣でもある『切陰(きりかげ)』の使用を躊躇いはしなかった。その辺の秘密は悪友である彼に頼むことも織り込んだ上での一撃。

 だが、その秘剣をもってしても、彼の想子障壁に罅一つすら入っていなかった。

 

「う、嘘でしょ……」

「見事な一撃だと思うが、まだ甘いという証拠だな」

「参った、お手上げよ」

 

 『切陰』を使っても破れなかったとなれば、彼が剣技を使った場合だと負けるのは必至。エリカは両手を挙げて降参のポーズを取った。これには2人をよく知っている幹比古も驚いていた。

 

「エリカの剣術は相当なものなのに、それを防ぐなんて……」

「お兄様、悠元さんは想子障壁以外の魔法を一切使っていないんですよね?」

「ああ。それは間違いないだろう」

 

 新種の魔法かと思ったが、悠元は箱に想子を流し込んでいるだけで、想子障壁以外の魔法は使っていないと、達也の『精霊の眼』でも読み取ることができた。達也は念のために悠元から黒い箱を受け取るが、刻まれた魔法陣以外は何もない普通の金属の箱だということは確かだった。

 

「単なる想子障壁であそこまでの防御力を発揮するとは……お前はやっぱり埒外の天才だな」

「九校戦で活躍したエンジニアが言っていい台詞じゃないと思うんだが?」

 

 そんなテストの後、屋外は流石に暑いので室内に戻ることにした。先ほどのエリカが使った技については秘密ということで納得してもらった。使用人が気を利かせて冷たい飲み物を持ってきたので、それを飲みつつ悠元が説明を始めた。こればかりはちゃんと説明しないとダメだと思ったからだ。

 

「想子の制御は、知覚・循環・構築の3つの要素から成り立っている。これらの要素がどれか欠けると制御に失敗するのは、古式魔法と現代魔法で共通と言えるだろう」

「……あの、悠元さん。そのようなことを授業では一切習っていませんが」

「知らなくても無理ないよ。だって、このことを知っているのは俺だけだから。今この瞬間からここにいる全員になったけど」

 

 想子を可視光線や可聴音波と同じように認識するのは、魔法を行使する上において必須の技術。だが、知覚するといってもその程度のレベルではない。魔法師は常日頃から想子の波に曝されているからこそ、明確に感じ取れていないレベルの想子までハッキリと認識できることが、本当の意味での知覚制御であり、そのレベルに到達すれば、戦術級や戦略級といわれるクラスの魔法も行使可能となる。

 悠元がその結論に至れたのは、『領域強化(リインフォース)』の実験結果と『聴覚強化』の完全制御あってこそなのは否定しない。毎朝欠かさずに想子制御の訓練は続けており、司波家での居候の時は地下室で一人黙々とこなしていた。

 

「そういえば、九校戦前の合宿の時に悠元が座禅を組んでいたのって、あれは想子制御の練習をしていたの?」

「正解。確かに起動式のアレンジや明確なイメージを持つことは必要だけれど、扱える魔法力が大きければ、各種の障壁魔法に頼らずとも想子障壁だけで大抵の魔法は防げてしまう。自身の魔法力制御に直結するわけだから、領域干渉装甲も簡単に追加できるし」

「悠元、十文字家の『ファランクス』に喧嘩を売ってるんじゃ……って、そういや勝ってるんだったわね」

「えっ、それは初耳。悠元、どういうこと?」

 

 エリカの言葉を聞いて尋ねてきた雫に対し、悠元は諦めたように以前克人と模擬戦をして勝利したことを話した。これにはほのかも驚きを隠せなかった。

 そもそも、現代魔法は視認することが前提となっている魔法が多い。自身で事象改変を起こして放つという改変プロセスを踏まなかったのは、軍事的な問題もあったからだろうが。

 

 知覚制御で周囲と自身の想子を認識し、循環制御でそれらの想子を制御する。この辺りがしっかりできていないと、魔法展開の際に余分な想子が外に逃げたり、あるいは無意識的に想子をCADに流し込んでしまう現象が発生する。複数のCADによる同時発動ができないのは、この辺の制御がおざなりになっているという証拠だ。

 

「魔法の構築制御は、起動式を魔法式に変換する際の想子制御や魔法の収束に出力制御、展開した魔法の維持がメイン。この辺は知覚制御と循環制御がなっていないと極めて難しい。それこそ特定の魔法に特化した魔法演算領域でも持っていないと無理な話だ」

 

 達也が『質量爆散(マテリアル・バースト)』という戦略級魔法を使用できるのは、単に膨大な想子保有量と『分解』『再成』に特化した魔法演算領域を有しているからである。要するに、達也の魔法は『力技』というわけだ。その辺の事情は伏せておくが、別に達也を例えに出したわけではないということは断言しておく。

 

「その手本として俺ができる想子制御の一部を見せるよ。一応気を強く持ってくれ」

 

 そう言って悠元は意識を集中させて周囲の想子を収束し、想子濃度を高める。一応言っておくが、天神魔法の技術は一切使っていない。強制的に想子を知覚させられる形となるため、周囲の人々の表情は強張った。達也に関しても流石に表情を変化させていた。そして、想子の収束を霧散させると、悠元以外の面々は呆然としたり息を荒くしていた。

 

「しょ、正直信じられねえ……」

「凄い密度でした……」

「こ、こんなに濃いなんて……」

「これぐらいの制御ができないと満足に魔法なんて使えないからな……というわけで」

 

 サイオンの十全な制御が出来ないと、天神魔法はおろか普通の魔法ですらも想子の無駄遣いをした状態のまま。小手先の技術に拘るのもいいが、その大本の基礎を疎かにしていては強くなんてなれない。新陰流の修行も膨大な基礎の鍛錬の上に奥義があったからこそ、魔法でも基礎的な練習は疎かにできないと理解している。

 悠元はそう言いながら、徐に立ち上がって廊下に繋がる襖を開いた。

 すると、そこには先程悠元が行った想子制御の影響で床にへたり込んでいる姫梨と由夢、息を整えている修司の姿があった。それを見た悠元は満面の笑みを見せていた。

 

「これから想子制御の練習をするから、お前らも道連れな?」

 

 その時の悠元の表情を見た達也は、彼がロールプレイングゲームでいうところの「強制敗北イベント」に出てくる強敵(ラスボス)なんだろうな、と心なしか思ってしまったのだった。

 




 ここで補足説明。
 周囲(空気中)に想子が存在するということは原作小説2巻(魔法師は常に想子の波に曝されている)と優等生2巻における記述から設定したものです。

 現代魔法関連も原作からの記述を基に設定しています。戦略級魔法を使用するのにCAD頼りな面があるのは制御面をCADで補っているという解釈です。達也やリーナでもライフル型CADを使っているところから察した結果というものです。ベゾブラゾフがその最たる例と言えるかもしれませんが。
 
 主人公の場合、特典の能力のせいで戦略級魔法自体ほぼノーリスクですが、それでも手を抜かないのは1人で出来ることなど高が知れていることを理解しているからです。

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