魔法科高校の『触れ得ざる者』   作:那珂之川

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色々書き加えていったら7000字を超えてました。


穏便に進むのが一番平和的

 深雪が少し落ち着いたところで、幹比古がわざとらしく咳払いをしたことで少し混沌とした雰囲気が和らいだ。そのタイミングを見計らうような形で悠元は話題を入学式に関わるもう一つのこと―――今年度の新入生総代である生徒の話題に切り替えた。

 

「そういえば、俺は今年度の新入生総代に会った事がないのですが」

「達也もなのか。実は俺もなんだよな」

 

 悠元の知識では、入学式の新入生に関わる部分は学校側が主導することぐらい既に知っている。一昨年のあずさを除けば、ここ数年の新入生総代は全て十師族であり、今年度は七草や七宝ではなく十文字家の人間。学校側としても、十師族関係者の扱いに関して慎重を期す形となってしまうのは無理からぬことだ。

 

「え? 司波君はともかくとして、悠元君は元十師族なのに会った事がないの?」

「聞いた限りの話だと、春休み中に十文字家の養女として迎えられたようですから、自分も面識はないんですよ。無論、十文字家の血筋は間違いなく引いているようですが」

 

 今年度の新入生総代となった彼女は元々魔法科高校に入学するために試験は受けていた。合格も決まったところに両親の突然の死が重なり、紆余曲折あって十文字家に引き取られる形となった。その影響で入学式の紙媒体のパンフレットが急遽差し替えとなったことで一部の業務が忙しくなり、悠元も駆り出された形となった。

 花音と悠元のやり取りを聞きつつ、五十里は思い出したように尋ねた。

 

「確か、旧姓は蘇我だったかな……もしかしてだけど、国防陸軍の蘇我大将の関係者なのかい?」

「親族らしいです。その辺は蘇我大将ご本人から確認していますので、間違いないと思います」

「国防陸軍の総司令官と面識があるって……しれっと凄い人脈を築いてるわね、悠元君って」

「元々の実家である三矢家自体国防軍と繋がりがありますので、その縁で知り合っただけですよ」

 

 厳密に言えば悠元が国防陸軍の特務士官だからこそ知り合ったわけだが、広義的には間違ってもいないし、詳細は国家機密事項に触れることとなるのでこれ以上は言えない。花音が冷や汗を掻きつつも零した言葉に対し、悠元は簡潔に述べて必要以上の追及を避けた。

 昨晩、寝る前に克人から珍しくメールが届いた。その内容は入学することになる妹の理璃を宜しく頼む、という文言であった。十師族の直系となって日が浅い彼女に強さの在り方を教えてやってほしいという意図も含んでのものだったので、特に断る理由もなく了承した。十師族として過ごした期間が数ヶ月の自分にどこまでの説得力を有せるかは微妙という他ないが。

 

 理璃は奇しくも「十師族」と「国防陸軍の関係者」という二面性を併せ持った存在。恐らく、横浜事変編での展開を大きく書き換えたせいで達也の存在から魔法科高校と軍の癒着を証明できなくなったことによる“修正点”と思われる。

 だが、七草家がこのままメディア工作に手を加えた場合、最悪七草家と十文字家が決裂する可能性もある。只でさえ十山家の誘拐未遂事件で二家の間に不協和音が生じたが、パラサイト事件の連携で何とか持ち直した状態だけに、互いに衝突するような事項は国内の混乱を避けるためにも回避すべきことだ。

 

「……壊れた機械よろしく、破壊すれば(ぶったたけば)直るかな」

「悠元さん、今物騒なことを言いませんでした!?」

 

 悠元の漏れ出た発言に対してほのかが鋭いツッコミのような返しをしたことに、生徒会室の空気は何とも表現しがたい雰囲気に包まれ、これには悠元も失言であったとテーブルに頭を付けて謝罪をしたのであった。

 なお、その後に達也から「お前が失言を認めて謝罪するとは、明日は雪でも降ってくるのかもしれないな」と悪い冗談を言われたが、流石に天変地異なんて起こす気もないと返した。天神魔法で季節外れの雪でも降らしてやろうかとも思ったが、要らぬ被害を貰いたくないので止めておいた。

 

「放課後に紹介しますね。十文字先輩と違って、優しそうな子でしたよ」

「あはは……それは十文字先輩が可哀想だと思うよ」

 

 無理もないな、と達也は内心で思っていた。克人の巌のような体格もそうだが、彼の高校生離れした風格は十師族として申し分などないと言える。尤も、小動物のような性格のあずさからすれば、克人が怖く見えてしまっても仕方がないのだろう。

 五十里のフォローも兼ねた言葉にあずさがオロオロとしてしまい、周囲の取り成しもあって放課後にボロが出ないようにすることで決着した。

 

  ◇ ◇ ◇

 

 放課後の新入生総代との顔合わせは生徒会役員である六人―――あずさ、達也、深雪、五十里、セリア、ほのかのはずだったのだが、なし崩し的に悠元も巻き込まれた。理由は元十師族の人間ということでもしもの時の抑止力を買われたものだった。

 これが琢磨ならまだしも、あずさが好印象を抱いている部類の人間なら早々騒ぎが起きるということはないだろうと思うのだが、服部の頼みもあって渋々納得する形となった。

 

「紹介します。今年の新入生総代を務めてくれる十文字(じゅうもんじ)理璃(りり)さんです」

「はじめまして、十文字理璃と申します。至らぬ身ですが、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願いいたします」

 

 その丁寧な仕草に加えてハッキリとした言葉遣いは深雪に負けずとも劣らずの様相を見せていた。十文字の名を名乗って日が浅いというのに、これだけの丁寧な振る舞いが出来るのは元々の家が国防軍の軍人家系だった名残からか、しっかりとした礼儀作法を学んでいた証左とも言える。

 第一印象は生真面目な印象だったが、ほのかのあたりから彼女の別の一面が垣間見え始めた。

 

「あの光井先輩ですか!? 新人戦のバトル・ボード決勝で四十九院選手と激戦を繰り広げたのは、本当に見応えがありました」

「あ、ありがとう。もしかして、九校戦フリークなのかな?」

「まあ、友達からはそう言われたこともあります」

 

 巌のような克人に対し、年相応の表情を見せる理璃。十文字家のイメージが大分変わってくるな……と思いつつ、セリア、五十里と続いたところで達也の番となった。

 

「生徒会副会長、司波達也だ」

「はじめまして、十文字理璃です。達也先輩のことは兄さんから聞き及んでいます。そういえば、昨年の新人戦モノリス・コードで吉田先輩や三矢先輩と組んでアタッカーを務めてたのはよく覚えています……って、名前で呼んでしまってすみません」

「気にしないでくれ。名字だと妹と被ってしまうから、名前で呼んでくれても構わない」

「わかりました。ところで……その紋章が魔法工学科のエンブレムですか?」

 

 理璃が達也に対して褒める様な文言を交えつつ話していることに、深雪からすればすごくご機嫌であった。魔法工学科のことについても興味津々で聞いていて、克人から達也の真っ当な評価を聞いているためか、見下すような様子は見られなかった。

 そして、深雪との会話でも理璃の九校戦フリークは止まらなかった。

 

「生徒会副会長、司波深雪です。兄と名字が同じなので、私のことは名前で呼んでいただいても構いません」

「はじめまして、十文字理璃といいます。宜しくお願いします、深雪先輩。ピラーズ・ブレイクの『氷炎地獄(インフェルノ)』もそうですが、ミラージ・バットで当時発表されたばかりの飛行術式を使いこなしていたのは素晴らしかったです」

「ふふ、ありがとう理璃さん」

 

 世辞も込められているのだろうが、この辺は十師族としての風格よりも理璃の少女らしさが勝った形なのだろう。そして、既に自己紹介済みのあずさ以外の生徒会役員を一通り紹介し終えたところで、理璃が悠元に気付いた。

 

「あの、もしかして貴方が……」

「今はもう生徒会役員じゃないけど、自己紹介させてもらうよ。昨年度の新入生総代、部活連副会頭の神楽坂悠元だ。元十師族・三矢家のほうが世間的に知られてるだろうけど。呼び方は理璃ちゃんの好きにしてくれて構わない」

「えと、はじめまして、十文字理璃です。貴方のことは兄さんから聞いております。一高はおろか当代最強の名を冠してもおかしくはない実力者だと」

 

 克人(あのひと)は一体彼女に何を吹き込んだのだ、と問いかけたい。

 自分自身の実力は少なからず把握しているが、当代最強というのは誇張表現になる……と思いたい。そもそも、最強格と言われる他の魔法師との戦闘経験なんて、強いて言うならセリアとリーナ、あとはラルフぐらいしかいない。ベゾブラゾフの場合は彼の戦略級魔法を自身の魔法が勝手に『喰った』ため、対決したとは到底言えない。国外の魔法師の一角と手合わせしただけで最強なんざ名乗れやしない……というのが悠元の持論であった。

 

「やたら持ち上げられている気もするが……何はともあれ、よろしくな理璃ちゃん。って、ちゃん付けはダメだったか?」

「いえ、大丈夫ですよ。宜しくお願いします、神楽坂先輩」

 

 もし新入生総代が琢磨だった場合、変な緊張感を齎していたと思うと……理璃が総代で本当に良かったと言うべきなのかもしれない。それに、十師族としての自覚が完全に芽生えていないため、友好的に話が進んだのは正直ありがたいと思う。

 九校戦絡みで興奮してしまう一面は見られたが、十師族らしさというよりは新入生らしい振る舞いのお陰で生徒会のメンバーも好印象を抱いた形となり、和んだ雰囲気で顔合わせは無事に済んだのだった。

 

  ◇ ◇ ◇

 

 新入生総代こと理璃との顔合わせを終え、悠元は用事があると言って達也や深雪と別のルートを通っていた。その行き先はというと―――九重寺であった。駆け上がることなく階段をゆっくり上っていく悠元だったが、上り切ったところで幻術の発動兆候を即座に感じた。

 

(これは幻術―――気配は5か所。だが、そのいずれにも九重先生はいない。飛んでくる物体にも物理的および魔法的殺傷力は無い……これは、6個目。だとすると―――これが手っ取り早いか!)

 

 感じられる気配は5か所。「天神の眼(オシリス・サイト)」でも全ての気配が存在するように視えている。すると、その5か所から同時に放たれる飛翔体もとい飛び道具を読み取り、物理的・魔法的な殺傷力はない幻術と判断。悠元は“6個目”の殺気が僅かに籠った飛び道具を見つけ、これを仕掛けた人間の行動予測を加味した上で金属性の天神魔法―――任意の地点を起点とした範囲内の粒子構成体を分散・拡散させる効果を付与した雷撃を放つ『迅雷電散(じんらいでんさん)』―――を、今回は使用者である悠元自身を起点とし、対象を幻術および運動エネルギーの分散に限定して発動した。

 すると、存在として視えていた飛び道具や気配が霞となって消えていく。殺気を微かに感じた本物の飛び道具―――刃引きを一切していない手裏剣が威力を失って目の前の地面に突き刺さり、悠元の真正面が歪んで防御術式を展開する八雲が姿を見せたのだった。

 

「いやー、達也君相手に練習していたお遊びを簡単に破るとはね。流石は神楽坂家の次期当主殿だ。今回のはかなり念入りに誤魔化せたと自負していたんだが」

「俺を達也に仕掛けるお遊び(ネタ)の練習台にしないでください」

 

 八雲が使用したのは、使用者の気配を写し取った分身を生み出すことで使用者自身の位置を捕捉できにくくする古式魔法の忍術『火影(ほかげ)』。それを『纏衣の逃げ水』と組み合わせることで自身からの攻撃を隠した。その証拠に、地面に分かりづらく触媒用の水晶と木製のお札が埋め込まれている。

 これが達也の場合、「エレメンタル・サイト」でも騙される確率はかなり高いと思う。自分の場合はほんの僅かな殺気を掴めたからこそ、意地の悪いことを平気でする八雲がこちらで感じ取れた5か所のいずれにもいないと判断して天神魔法を使用した次第だ。

 恐らくだが、本来の流れだと達也が本物の飛び道具をすんでで躱したところに間髪入れず懐へ飛び込み、体術で達也をねじ伏せる魂胆なのだろう……と問いかけると、八雲は全て見破られたことに乾いた笑みを見せていた。なお、八雲曰く「これでも達也君を騙し切れる確率は7割ぐらいだろうね」とのこと。

 

 仮に八雲が突っ込んできた場合、金属性の天神魔法『雷電』を発動させて打撃を逸らした上で、重力制御術式を「ライトニング・オーダー」による多重合成で対象物に対して最大マッハ9まで反復ベクトル加速・急速落下させる『表蓮華(おもてれんげ)九重塔(ここのえのとう)』を試しに使うつもりだった。間違いなく人間相手に使う代物ではないだろうが、剛三から「あのエロ坊主にはそれぐらいしても怪我ぐらいで済むであろう」と言われている。

 普通の人間相手に使えば、間違いなく肉片すら残らないであろう魔法なのは自分でも自覚はしている。『相転移装甲(フェイズシフト)』の鍛錬で『表蓮華・九重塔』を受けてもピンピンしている剛三がおかしいのは今に始まった事ではない……もしかしたら、達也よりも攻略法が見出せない最強の裏ボスと断言しても過言ではないと思う。

 

 余談だが、もし八雲が接近戦を挑んだ場合の対処を口頭で伝えると、八雲は盛大な冷や汗を流しつつ「僕の勘が『近付いたら死ぬ』と察したのは間違いじゃなかったか」と零していた。爺さんは八雲に一体何の恨みがあるのか、と思わず言いたくなったが……恐らく剛三の妻が存命の時に八雲がからかったのかもしれない。その辺は昔話を聞くときにでもとっておこうと思った。

 

 そんなやり取りの後、悠元は八雲の案内で庫裏の縁側に通された。今回悠元が八雲のところを訪れたのは、人間主義者も含めた今後のことに関わる情報を確認するためだ。八雲の弟子が運んできた茶を一口啜ると、悠元は八雲に問いかけた。

 

「事前にお送りした暗号データに関してですが、やはり横浜経由ですか?」

「間違いなかったよ。名古屋にいたUSNAの人間主義者らは横浜の中華街―――周公瑾の手引きによるものだと判明した。にしても、大陸の古式魔法である僵尸術(きょうしじゅつ)による遠距離通信技術とは……剛三殿の敵は末恐ろしいね」

 

 悠元は今後を見据えて「フリズスキャルヴ」でも解読不能な『五芒星(ペンタゴン)』による超高圧縮暗号データ通信技術を『九頭龍』に提供した(神楽坂家に存在したフリズスキャルヴの端末を分解する際、『八咫鏡』を用いて端末から核となる「エシェロン」の通信傍受システムを捕捉してそのままそっくりコピーしているため、『ペンタゴン』の暗号強度も計測済み)。それと同時に現在国内で起きている状況の調査を八雲経由でお願いしていた。加えて、敵の黒幕である顧傑と周公瑾が僵尸術を用いての遠距離通信をしていることも既に掴んでいる。

 別にリアルタイムで引き出す必要はなく、監視している『霊亀』の履歴から周公瑾関連の情報を抜き出すだけで済む。彼らは気付いていないが、監視カメラが常時稼働している状態の部屋で密談しているようなものだ。

 にしても、USNA(アメリカ)が有する世界屈指の通信傍受システムを以てしても破れない『ペンタゴン』―――USNAの国防総省の通称と同一なのは些か皮肉めいているかもしれない。

 

「加えて、神楽坂家にもあった『フリズスキャルヴ』も有していますからね。彼が国内に入った時点で爺さんが動きますから……問題はUSNA(アメリカ)がまた出張ってくる可能性があるので、彼らが動く前にケリを付けます」

「その方法は……今は聞かないでおくよ」

 

 現状は顧傑が日本に乗り込んでくる可能性が『ある』というだけで、確定事項ではない。だが、顧傑は四葉だけでなく周公瑾経由で自分にも牙を向けたのは春の一件で認識している。一応四葉とは遠い親戚関係なのに違いはないが、勝手な都合で一緒くたにされるのは御免被る。

 だが、自分の祖父と同様に“敵”だと認識した以上、この世に魂の一片たりとも残すことなく消滅させると決めた。とりわけ顧傑は大陸出身の僵尸術使い(ネクロマンシー)。原作における周公瑾の例からしても、それこそ自身の魂を傀儡と化してでも復讐を成し遂げようとするかもしれない。

 なので、害を為す悪霊など祓うに限る、ということだ。

 

「それはひとまず置いておきますが……もう一つのほうは調べが付きましたか?」

「そちらは割と簡単だったよ。神楽坂家の詳細はそれこそ魔法師社会や政財界でも一部しか知らない。大概は上泉家に並ぶ古式魔法の大家と認識されている形だからね」

 

 それは、神楽坂悠元としての認知度に関わる話だ。そもそも九校戦の時点では十師族・三矢家の姓を名乗って出場していたため、非魔法師からすれば三矢の人間―――三矢悠元として見られている認識が根強い。

 九校戦後に神楽坂の姓を名乗るようになったが、魔法科高校には「上泉家と同格の陰陽道系古式魔法の大家」という説明で通している。神楽坂の詳細を知る人間となれば、上泉家や皇族を除けば政治家でも総理大臣クラスとなり、財界でも一握りの財閥のトップや関係者しか知りえない。魔法界でも導師・師族二十八家・百家の当主クラスに限定される。

 つまるところ、達也たちはその例外中の例外として知る形となったわけだ。

 

「尤も、君の場合は剛三殿の実孫だ。神楽坂の名を使おうとも、上泉の名を出そうとも、どちらにしても決して偽りではない事実だからね……ひょっとしてだけれど、今行われている周公瑾主導のメディア工作に特大の罠を仕掛けるつもりかい?」

「ええ。連中がこの国の力を損なおうと画策しているのなら、頭に乗ったメディアも含めて叩きのめす策です」

 

 単にやり返すだけでは意味がない。今後も含めて国内の反魔法勢力に本気で“自由の代償”を支払ってもらう必要がある。それも『倍返し』以上にしてやる腹積もりだ。その為に必要な資金も十二分にあるのだから、何ら問題はない。尤も、メディア工作の罠を仕掛ける役は『九頭龍』に担ってもらうため、それを察した八雲は頭を掻くような仕草を見せたのだった。

 




 新入生総代が琢磨から理璃に変わったことで、顔合わせの雰囲気も180度変わる形となりました。十師族になってから日が浅いので、十文字家の人間らしからぬ一面も持ち合わせています(九校戦自体は国防軍が協力しているので、理璃も家の関係で結構観戦しています)
 後半部分は今後のメディア工作に対するカウンタートラップの部分がメインです。主人公の名字は既に神楽坂へと変わっていますが、横浜事変やパラサイト事件は公表出来ない部分が多いため、魔法師・非魔法師問わず大半の人から見た主人公は「十師族・三矢家の人間」という認識が未だ根強いというわけです。

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