魔法科高校の『触れ得ざる者』   作:那珂之川

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天才に弄られる埒外

 響子の婚約に関する話はさておき、響子は改めて頭を下げた。それが悠元に対する九島家の数々の無礼に対するものだということは直ぐに察した。

 

「ごめんなさい、悠元君。本当なら、お祖父様や伯父様が頭を下げるべきだというのに」

「響子さんは藤林家の人間ですから、無関係とはいかないでしょうが……それも既に終わった事です。ただ」

「ただ?」

「達也や深雪、ひいては四葉家に国防軍が干渉するようならば、俺はあらゆる手段を用いてでも敵を殺します。」

 

 それは物理的な殺傷事に限らず、社会的な抹殺も含めてのものだということは言うに及ばず、それを実行できてしまうだけの権力を有している悠元の言葉に響子は頷く他なかった。この文言は将来起こりうる情報部絡みの案件だが、上泉家先代当主の逆鱗に触れておいてそれを起こすリスクを理解しているのならばまだいいが、油断はできない。

 今更言うことでもないが、この場に改竄の結界を張っているため、傍から聞いても単に楽しくお喋りしているだけにしか聞こえない。

 

「そういえば、光宣君も治療してくれたそうね。ありがとう」

「九島閣下の御依頼でしたから。ただ、その治療に関する論文はいずれ『トーラス・シルバー』の名義で世界に公表します」

 

 独立魔装大隊はおろか第101旅団でも悠元の魔法の詳細は伏せられており、戦略級魔法だけでなく二つの固有魔法―――『万華鏡(カレイドスコープ)』『領域強化(リインフォース)』の詳細を知っているのは風間と響子の二人しかいない。なので、響子は光宣を治療したのが悠元だとすぐに分かった。

 

「……光宣君の功績のために?」

「それもありますが、この論文は世界を劇的に変化させかねない内容なので」

 

 そもそも、リンカーコアの存在自体が魔法師社会でもあやふやな存在であり、魔法学的には“核”としか公表されていない。大体、霊子の性質自体ハッキリと判明していない代物だが、自分もパラサイトに関わることでこの世界の魔法がようやく目に見えてきた。

 

「それこそ、今まで人体実験の憂き目に遭っていた軍人たちが一気に実戦レベルで通用出来るまでに仕上がってしまうでしょうね」

「……そこまでなの?」

 

 実験という形でパラサイト事件の憑依経験者を対象として、霊子(プシオン)とリンカーコアの魔法理論に基づいて魔法訓練を課した。その結果、スターズで例えるならばスターダストや衛星級(サテライト)の実力者が二等星級(スター・セカンド)、人によっては一等星級(スター・ファースト)クラスに匹敵する魔法技能を獲得している。

 

 しかも、この理論の驚くべきところは通説の魔法教育理論―――魔法の修得が肉体の成長を阻害するという理論を根底から破壊することになる。

 悠元の場合、7歳から魔法の鍛錬を始めており、通説とされる男子の9歳から13歳までの期間は奇しくも沖縄防衛戦の関係で手を抜くことなど出来なかった。元も窘めようと思ったが、悠元の影響で強くなっていく自分の子らを見て、何も言わない方が良いと判断した。

 

「それに加え、通説で言われている魔法を使わない方がいい時期ですが、これは肉体の鍛錬を並行して進めないと精神とのバランスが崩れてしまうために起こりうる現象だと分かりまして。これを発表したら、魔法科高校はおろか魔法大学、ひいては魔法教育学に多大な影響を及ぼしますので」

「……悠元君のお姉さんが基本(カーディナル)コードを見つけたことだけでも凄いのに、悠元君が魔法教育学の通説を覆したら、間違いなく三矢家が十師族最強に躍り出ちゃうわよ」

 

 ファンタジーにおける魔導系チート主人公の典型例として、魔法のみならず基本的な身体能力も優れているパターンが多い。武術で言うところの『心(精神・霊子体)、技(理・想子体)、体(肉体)』の理念はこの世界における魔法の在り方に大きく影響している。

 大体、一線級の実力を有している魔法師の傾向を見れば、魔法のみならず肉体的にも鍛え上げられている人間が多い。肉体を鍛えるというよりも“磨き上げる”という文言が正しいのかもしれないが。

 

「俺はもう三矢の人間じゃないのですがね」

「それは分かってるけど、悠元君をそう判断する人間は少ないでしょうね」

 

 ふと思ったことがある。

 原作で達也の戦略級魔法も含めてこの国を脅かしたのは大亜連合、新ソ連、USNA、そしてイギリス。何の因果か、奇しくも第二次大戦後に設立された国際連合(こくさいれんごう)の安全保障理事会常任理事国―――通称“五大国”のうち4つの国の後継国がこの国を脅かした。そして、ディオーネー計画はUSNAとイギリス、新ソ連の共謀による達也追放計画。まるで“ヤルタ協定の再来”と言っても過言ではないだろう。

 

 もしかすると、彼らは恐れたのかもしれない。この国が核に代わる“矛”を持つことでUSNAの力を借りずに真の独立を果たし、第二次大戦の復讐をされてしまうという一抹の不安。それに駆られての行動と考えれば、自然と腑に落ちる。

 そもそも、それだけのことをしたという自覚があるというのならば、その矛を自国に向けられないように“損して得取れ”を実行すればいいだけの話なのに、それが出来ない時点で狭量という他ない。

 

 達也の戦略級魔法『質量爆散(マテリアル・バースト)』と自身の戦略級魔法『星天極光鳳(スターライトブレイカー)』をUSNA本土に向けない約定はUSNA大統領、そしてヴァージニア・バランス大佐と交わしている。

 これでエドワード・クラークが達也の排除に動いた場合、USNA政府は安全保障の面子を潰されることになる。ましてや、大統領は大半の非魔法師の安全を預かる身でもあるので、この国の戦略級魔法から国民を守るという功績に泥を塗られる形だ。

 

 新ソ連に関しては、数年前に襲撃を受けた際、逆襲という形で現国家元首の書記長をボコボコにしてクレムリン宮殿が半壊。その場で『新ソ連は日本に侵攻及びそれに準ずる戦闘行為を行わない』という誓約書を書かせておいて、ベゾブラゾフの干渉を受けた。次に干渉した場合、クレムリン宮殿に『トゥマーン・ボンバ』を撃ち込むことも辞さないつもりだ。

 それでベゾブラゾフに嫌疑が掛けられれば御の字だし、上手く逃れたとしても新ソ連ひいては共産主義国家における“忠誠”を問われかねないだろう。

 

 イギリスはというと、今後想定されるエドワード・クラークとウィリアム・マクロードの共謀によるオーストラリア軍の破壊工作に乗じて何らかの手を撃ち込む。恐らく第二次大戦の戦後処理のように立ち回る二枚舌のお家芸で回避するだろうが、それを断じて許すわけにはいかない。

 手を貸した以上は“同罪”―――死罪に処されないだけマシだと思わせてやるつもりだ。

 

 閑話休題。

 

「今年は今年で大変だったわね」

「響子さん、今年が終わるまであと2ヶ月もあるのですが」

「そうなんだけれど、色々あり過ぎて3年ぐらい過ごした気分よ」

 

 正月過ぎからのパラサイト事件、わだつみ事件、反魔法主義のプロパガンダに「七」の家、パラサイドールにローゼン・マギクラフト絡み、新人類フロント、そして周公瑾と『伝統派』。正直なところ、1年足らずでこれだけ事件が起こっているのが異常という他ない。

 大体周公瑾のせいで片が付くというのが滑稽と言うべきか。

 

「そういえば小耳に挟んだのですが、独立魔装大隊の皆さんが昇進されると聞きました」

「あの話ね。多分、九校戦での一件や悠元君たちの襲撃を隠すためよね」

「恐らくは」

 

 国防陸軍宇治第二補給基地は半壊し、基地機能の早期復旧という形で上泉家が動いた。襲撃の報告を聞いた元継は遠い目をし、剛三は盛大に笑っていた。千姫は笑みを見せて「国防軍に巣食う悪しき思考に一石を投じれたので不問にします」と述べた。

 ただ、九校戦での競技変更も含めた国防陸軍の失態を隠すために一部の軍人を昇進させることで疑惑の目を逸らそうとしている。その昇進は悠元にとっても他人事ではなかった。

 

「そういう悠元君も昇進なのでしょう?」

「ええ。特務中将への昇進と国防陸軍参謀本部への配置転換、特務技術士官への転属と風間少佐から。主な仕事自体は変わりませんので、書類仕事は一切ありませんが」

 

 これは、悠元からの進言を受けた千姫が蘇我大将に伝え、佐伯少将の危険性を感じ取った蘇我は悠元を第101旅団から陸軍参謀本部付特務参謀へ配置転換することとなった。主な仕事は蘇我大将の意見役といったところだ。

 そして、昨春の一件を重く見て独立魔装大隊の“特務技術士官”に所属が変わった。これにより、佐伯は悠元の戦略級魔法に関する命令を一切出せなくなる。あくまでも悠元の戦略級魔法使用に関する許可は千姫と剛三の管轄になる。

 

「いいわね、悠元君は。転職も考えようかしら」

「その分、気苦労も増えましたよ。そしたら、光宣のことはお願いします」

 

 光宣には、治療した事実を悟られないように今までのペースで第二高校に通ってもらう形とし、光宣も家内のことを鑑みて了承した。

 そして、九島本邸では光宣の変化を隠し切れない、と判断して藤林家から学校に通ってもらうことにした。響子の母親であり光宣の遺伝上の母親である藤林家夫人の責任でもあるため、烈の説得によって受け入れざるを得なかった。

 それだけ、烈の影響力が健在という裏返しである。

 

 翌日、何も事情を知らない真由美に達也らが同行する形で名倉を殺した犯人を追いかけることとなった。尤も、その犯人は既に死んでいるわけだが、達也からそのことを特に指摘することはなかった。特に犯人に繋がる手掛かりは得られなかった、という形で真由美も渋々納得した。

 

 周公瑾の討伐によって嵐山を調べる手間も無くなった。なので、日曜の午後には東京に戻ったが、司波家に着いた途端、深雪に引っ張られる形で深雪の部屋に入っていった悠元の姿に、達也は内心で「頑張ってくれ」と呟くことしかできなかった。

 水波はというと、主人である深雪の邪魔をしてはいけないと空気を呼んでその場を後にしたが、時折気になっている様子を達也が目撃したのは別の話。

 

  ◇ ◇ ◇

 

 翌週末―――2096年10月28日。論文コンペはというと、第二高校が優勝した。

 本来の発表者が急遽欠席することとなり、光宣が発表者として壇上に立った。テーマは『精神干渉系魔法の原理と起動式に記述すべき事項』と原作と変わらないものだったが、健常な状態の光宣が自信を持って発表していることで、会場の観客の視線を釘づけにしていた。

 

 真紅郎は悔しがっていたが、曲がりなりにも十師族直系、しかも九島烈の孫にして九島の魔法の全てを会得した天才。それに正面切って勝つ方が難しいだろう。尤も、その光宣からは「僕ですら想子情報体のアプローチが限界なのに、精神体のアプローチまで出来る悠元さんに敵う気がしません」と言われた。思わず遺憾の意を唱えたくなった。

 

 そのコンペの喧騒を他所に、悠元は宇治川の高架橋の真下―――周公瑾の肉体が消失した場所に来ていた。そして、悠元は人除けの結界を張った上で懐から“紅玉”を取り出して放り投げると、“紅玉”は空中に静止した。

 それを確認してから悠元は左手を“紅玉”に向けて翳した。

 

「―――理を曲げ、今再び今世に舞い戻れ。『天陽照覧(てんようしょうらん)』」

 

 悠元がその言葉を呟いた直後、“紅玉”から夥しい量の紅い血が渦を巻き、それは次第に人の形を成していく。

 いくら悠元でも『天陽照覧』の“24時間以内の死亡を蘇生する”という効果を捻じ曲げるのは難しい。だが、周公瑾の肉体そのものを復元させることは出来る。そのトリガーとなるのは、彼の中に残っていた名倉三郎の血の針。

 そして、その執念の針を依り代として名倉を復活させる。外見は周公瑾になってしまうが、既に名倉の死体が無い上、肉体的にも若い周の肉体ならば、これから名倉に担ってもらう仕事も問題はない。

 時間にして5分後、空になった“紅玉”を懐に仕舞うと、そこには周公瑾の肉体があった。だが、その肉体に宿る精神は名倉三郎。周改め名倉が目を開くと、そこには悠元の姿があった。

 

「……ここは。それに、確か神楽坂悠元殿でしたか」

「ええ。“名倉さん”、体の調子はどうですか?」

「体ですか? ……これは、周公瑾の!? まさか、私は周公瑾になってしまったのですか!?」

 

 水面に映る自分の姿を見て、まさか自分が殺そうとしていた相手になっているとは露にも思わなかっただろう。混乱する名倉に対し、悠元は説明をした。

 

「落ち着いてください。既に周公瑾は死んでいる身ですし、名倉さんも死んでいます。ただ、想子のパターンが大きく書き換わっていますので、周公瑾によく似た人間という認識しか持たれないでしょう」

「……そうですね。あの時、私は確かに相打ちを挑んで……となると、周公瑾を殺したのは別の人間なのですね」

 

 嵐山でなく宇治で目覚めたことは名倉もすぐに察したようで、ひとまず落ち着いた。その上で、悠元は一つの提案をした。

 

「その恰好では七草家のボディーガードも難しくなるでしょう。そこで提案なのですが、身なりをある程度変えて神楽坂家で雇い入れたいと考えております」

「“数字落ち(エクストラ)”の私をですか?」

「名倉さん、私も既に十師族の家を離れた身です。周公瑾に一矢報いた実力のある魔法師を雇い入れるのはおかしくないことだと思いますが」

「……そう、でしたね」

 

 名倉の決断は早かった。既に一度死んだことは名倉自身も理解していたため、七草家に戻るのは無理だと悟ったのかもしれない。

 なので、名倉の長い髪を切って若者っぽく散切り頭に仕上げた。その上で名倉に“支倉(はせくら)佐武郎(さぶろう)”の身分証明を渡した。名倉改め支倉に身なりも周が着ていたスーツではなく別のスーツを急遽準備し、そのまま新国際会議場に何食わぬ顔で戻った。

 

 達也や光宣は支倉を見て驚くような素振りを見せていたが、肉体こそ周公瑾だがその本質が周本人ではないことは直ぐに分かったようで、表向き初対面の支倉と挨拶を交わしていた。

 無論というか、同じ転生者であるセリアは支倉の外見が周公瑾、中身が名倉ということにもすぐに気付き、小声で悠元に尋ねた。

 

「……お兄ちゃん、あれ名倉さんでしょ?」

「まあ、正解。周公瑾を追い詰める実力者を失うのは惜しいからな」

 

 そして、周公瑾の肉体と融合させることで名倉が本来持つ『群体制御』の技術も進化し、何と影の針を飛ばすことが出来るようになったわけだが、その反動で支倉は悠元に対して忠誠を誓う形となった。

 曰く「一度死んだ身でありながら、私の力を惜しんで蘇生させてくれた御仁だからこそ、真に忠誠を誓いたいのです」とのこと。偽りの忠誠を結ばされていた七草弘一が少し哀れだと思ってしまった。

 その支倉だが、当分は東京の神楽坂家別邸で使用人として働くことになる。周公瑾と面識を持つ黒羽の部隊に誤解されないよう、千姫経由で真夜に説明をしておくことで合意した。

 すると、支倉の存在に何かを感じ取った泉美が支倉に話しかけた。

 

「あ、あの! どこかでお会いしませんでしたか?」

「……いえ、初対面だったと記憶しています。神楽坂殿の付き人の支倉と申します。何かと宜しくお願いします、七草泉美様」

「あっ……は、はい……」

 

 名倉の“死の気配”に気付いたからこその問いかけだが、支倉は初対面を装って丁寧に取り繕った。これには泉美もそれ以上の追及が出来ないと踏んだ。

 

 コンペ終了後の懇親会(昨年は横浜事変の一件があったため、開催されなかった)で、一人のんびりしていた悠元のもとに達也と光宣が来た。

 

「達也に光宣。光宣は優勝おめでとう。素晴らしい発表だったよ」

「いえ……それにしても、支倉さんを見た時は驚きましたよ」

「それは俺も同意見だな。悠元、周公瑾は確かに消滅したのだな?」

「ああ、それは断言できる」

 

 『天陽照覧』のリミットを越えると死の定着が完全に定義化され、肉体を再生しても器となる魂まで復元できないことはいくつかの実験で証明されている。なので、今回は名倉の血を触媒とする形で周公瑾の肉体を再生したが、魂となる精神体の情報は痕跡すら残っていなかった。その例外を生み出すのが“紅玉”だが、乱発など以ての外である。

 

「まあ、周公瑾の“亡霊”は俺を乗っ取ろうとしたが、それは俺の魔法で消滅させた。その駄賃として彼が持っていた魔法技術を根こそぎ奪ってやった。2人が必要なら、その分野の情報はいくらでも出すよ」

「えっと……周公瑾が哀れですね、達也さん」

「そうだな。悠元という埒外を敵に回したのが間違いだな」

「お前らなあ……泣きたくなるわ」

 

 原作でも十代の十師族直系においてトップクラスの2人に弄られるというのは、あまり気分がいいものではない。かく言う自分も元とはいえ十代の十師族直系なのは分かり切っている話だが。

 だが、周公瑾の一件はこれから起こりうることの始まり。光宣を治療して九島家から引き離し、水波の魔法師としての能力は対戦略級魔法も見据えた防御能力を有するに至った。これから相手にするのはこの国の外にいる者たち―――大亜連合、新ソ連、イギリス、そしてUSNA。

 そんなことを思っていると、3人を探しに来た面々の姿を見て、内緒話はここまでだとお互いに肩を竦めた。

 

「さて、光宣は懇親会の主役なんだから頑張れよ」

「あの、流石に僕だけだと……」

「お前には『絵に描いたような朴念仁(クリムゾン・プリンス)』みたいになってほしくないからな。ほら、理璃ちゃんを待たせるんじゃない」

「わわっ、あ、歩きますから、押さないでください!」

 

 自分の恋愛事だけでも精一杯なのに、他人の恋愛事情に態々首を突っ込むほど暇ではない。周囲の人々から生暖かい目線を向けられて恥ずかしがる光宣に対し、理璃の顔は耳まで真っ赤に染まっていたのだった。

 




 駆け足気味でしたが、これで古都内乱編も終結となります。この次の四葉継承編はオリジナル展開や原作からの変化点を結構含みますのでご了承ください。
 周公瑾の顔を知られている人間は実を言うと結構限られているので、こういった変則技を用いる形で名倉を復活させました。名倉をそのまま復活させる案も考えましたが、生きていられると一番困るのは七草家という有様。
 最悪、記憶を消すという手段もありますので(外道)。

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