魔法科高校の『触れ得ざる者』   作:那珂之川

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残念だがそこは私のゾーンではない

 2097年3月23日、土曜日。

 終業式終了後、悠元と達也、深雪と水波、そして悠元の発案(プラス真夜の依頼)でリーナの五人が慌ただしく沖縄へ向けて発つことになった。悠元ら四人とリーナは東京湾海上国際空港のエグゼクティブクラスラウンジで合流する運びとなった。

 

「あら、タツヤにミユキ。それにユートも」

「リーナ? どうしてここに?」

 

 これには達也や深雪も目を丸くしていた。

 悠元はリーナの参加に関してセリアに言及はしていたが、判断自体はセリアと四葉家側―――真夜に委ねていた。真夜としても達也に婚約者の序列をそろそろ決めて欲しい思惑があるのだろう。

 なお、その上位候補となるほのかは雫と一緒に25日の便で沖縄入りするし、今回は亜夜子も四葉家もとい達也のバックアップとして24日に現地入りするらしい。

 

「“そっち”の御当主様に依頼されたのよ。タツヤの仕事を手伝ってほしいって。まあ、タツヤの婚約者のことが大きいんでしょうけど」

「その件か……母上から何も聞いていないんだがな」

 

 リーナの説明に対してそう返した達也の言葉も決して間違っていない。真夜はその件を執事の青木に任せているわけだが、元々青木は達也のことを快く思っていない。それを分かっていて達也絡みの仕事を任せる辺りは真夜も意地が悪いと思う。

 

「リーナの実力は私も把握しているけど……今回は魔法戦というよりも社交がメインになるわ」

「分かってるわよ、ミユキ……セリアとシルヴィに散々叩き込まれたからね」

 

 リーナの社会適応能力改善計画の一環で、セリアとシルヴィ、そして九島烈から社交儀礼を改めて叩き込まれた。元々祖父にUSNA大統領を持つ身としてその辺のマナーなどは叩き込まれているわけだが、日本とUSNAで異なる部分も多い。なお、その過程で何度もセリアに関節技を掛けられて現世と“綺麗な川まで一歩手前”の反復横跳びをする羽目になったのは口に出さなかった。

 

「にしても、達也や深雪と知り合ってもう5年も経つのか。何だかあっという間だな」

「もしかして、ユートって沖縄の一件の関係者?」

「もしかしなくてもそうだよ。達也は深雪のボディーガードみたいな感じだったが」

「そうだったな」

 

 中学1年の夏―――沖縄防衛戦の前に知り合った悠元と達也、そして深雪。その頃を懐かしむように達也が呟くと、深雪は頬を紅く染めていた。

 

「そうですね。思えば、私の初恋もその時の出会いでしたし。あの時は悠元さんと別れるのが何だが心苦しかったんですよ。今になって思えば、私はその時から悠元さんが好きになってたのかもしれません」

「ねえ、タツヤ。ホノカから聞いたんだけど、ミユキってあの『クリムゾン・プリンス』から惚れられてたんでしょ? どう見ても彼に勝ち目がなかったのね」

「……そうだな」

 

 達也としては、もしあの時悠元と出会っていなければ、深雪の愛情の矛先が全部自分に向いていたかもしれないと思った時、「とても正気でいられる自信がない」と結論付けた。その意味で悠元という存在は達也を救った恩人とも言えるかもしれない。

 悠元が深雪だけでなく複数の女性を娶ることになった訳だが、それは何も彼だけに限った話ではなく、達也も直面する話である。

 

 今回は全員エグゼクティブクラスのカプセルシートになった。水波は使用人ということでどうなのかと抵抗を示していたが、悠元の「表向きは深雪の護衛なのだから、深雪の近くにいるのが道理だと思う」という言葉に達也も同意したため、慣れない様子でカプセルシートに座っていた。

 5年前は達也がノーマルシートに座っていたが、今の達也は四葉の次期当主であるために同じカプセルシートとなった。その達也も贅沢することに慣れていないせいか大人しく端末に視線を落としていた。

 沖縄の宿泊は空港近くにある神坂グループ系列の高級ホテルとなった。沖縄にあった別荘は誰も住まなくなったことを理由として処分したそうだ。この世界では穂波が存命しているが、将来ここの地域の監視が七草家になった際、色々問題が生じるのを避ける意味も含んでいるが。

 

 ホテルの部屋割りに関しては、手配自体を四葉家に全て任せた結果として悠元と深雪と水波、達也とリーナの組み合わせになった。

 元々三人と二人の組み合わせとなるよう予約されていたが、それを聞いた深雪とリーナが共謀した結果の為、悠元と達也は揃って疲れた表情を見せる羽目となった以外に何かしらの出来事は起きなかった。

 その翌日、3月24日の彼岸法要も特段何かしらの出来事が起きることはなかった。達也とリーナは四葉家の代表(その際、リーナは達也の婚約者候補として振舞った)、悠元と深雪は神楽坂家代表および三矢家の代理として振舞っている。

 

 ここまでは予定通りの流れであり、式典が終わって着替えた悠元らが向かったのは空港の隣だった。国防陸軍那覇基地のすぐ目の前にある二階建てのレストラン。ここは沖縄料理店ではなく「取り残された血統(レフト・ブラッド)」と呼ばれる元沖縄駐留米軍遺児の子孫が経営するステーキハウスだ。

 

「おっ、達也に悠元! 久しぶりだな」

「久しぶりだな、ジョー。この前東京に来てた連中に聞いたけど、昇進したんだって?」

「おう、軍曹にな」

 

 髪を剃り上げた大男―――ジョーこと桧垣ジョセフは悠元や達也と対等に接している。5年前の沖縄の一件が起きる前まではチンピラのような言動を見せることが多かったが、あの戦いで功績が認められて「取り残された血統(レフト・ブラッド)」に対する偏見の目が和らいだのは事実であった。

 一部のレフト・ブラッドが反乱を起こして敵を手引きした事実はあったが、そこに関しては秘匿された。これは悠元も同意見と言うか、戦闘のドサクサに紛れて「消し飛ばした」ため(報告書では「戦闘による消息不明」と記載された)、その事実を隠蔽する意味でも提案を呑んだのは正解だったようだ。

 ジョセフは達也と悠元に負かされた経験があるからこそ、二人の実力を誰よりも認めている。今日は非番で店の手伝いをしているのが彼の恰好から見て取れた。

 

「お前らの方も良く名を聞くぜ。まさか達也があの」

「ジョー、TPOを考えようか」

「あ……す、すまねえ。お連れさんが二階でお待ちだ。そこの階段から上がってくれ」

 

 ジョセフが何を言い出すかを分かったため、悠元が遮ったことでジョセフも「危うく口を滑らせるところだった」と我に返り、悠元と達也はジョセフに目礼で返してから二階へ上がった。扉の前でノックをして「神楽坂悠元です」と述べると、鍵が開く音がして扉が開いた。その役目を担ったのは真田だった。

 

「よく来たね、さあ、入って」

 

 真田には事前に同行者の存在を告げていたが、その中にリーナがいたことに風間や真田は驚きを見せていた。リーナが達也の婚約者候補の一人ということは当然知っている。彼女が“アンジー・シリウス”ではないかという疑念を抱いていることは知っているが、達也と悠元は真実を知らせていない。

 そして、そこにもう一人の婚約者候補が達也たちに近付いた。

 

「達也君に深雪さん、それに悠元君。式典では声を掛けられなくてごめんなさいね」

「藤林中尉。いえ、それは気にしていません」

「そう……それで、貴女がお祖父様の弟さんの孫娘ね。はじめまして、九島烈の孫にあたる藤林響子といいます」

「九島健の孫娘のアンジェリーナ・シールズです。九島閣下には個人的にお世話になっております」

 

 本来ならこうやって出会うことが無かった九島家の縁者同士の会話。そこから達也絡みの話で盛り上がっているわけだが、悠元はその部屋の中に風間と真田、そして陳祥山がいた。

 達也と水波、リーナはともかくとして悠元と深雪は一昨年の横浜で彼を拘束した側の人間。なので、深雪は彼の存在に驚くのも無理はないだろう。それに気付いているからこそ、風間が忠言を入れるような形で口を開いた。

 

「今回の作戦だが、我々と協力関係にある。大亜連合軍の陳上校は味方としてここにいることを理解した上で席に座ってくれ」

「分かりました。『今回は』ですね?」

 

 風間は悠元が国防軍の軍人であり、皇宮警察特務隊『神将会』の人間であることも知るからこそ、この中で一番の実力を有する悠元に了解を求めた。これには悠元も念を押すような言い方をして席に着いた。

 その言い方には真田が思わず苦笑いを零したが、見なかった振りをして風間の説明を待った。席には達也と悠元、深雪が座り、リーナと水波がその傍に立つ形を取った。

 

「早速だが、現状を説明する」

 

 沖縄本島に既に入り込んでいる工作員に大きな動きは見られず、一度大亜連合軍の『人食い虎』呂剛虎をけしかけたが、それに対して報復行動を取ることもなく現状は慎重に振舞っている。

 工作員の内訳だが、本島に六人。この中に日本人二人とオーストラリア人が一人含まれている。いずれも本島内で大きな動きを見せておらず、目標とされる場所に重点を置いている節がみられるとのこと。すると、達也がオーストラリア人と言うところに興味を持った形となって風間に問いかけた。

 

「オーストラリア人ですか?」

「パスポート上はな。搭乗記録も出発地はシドニーとなっている。名前はジェームズ・ジャクソン。年齢は40歳で職業はジャーナリスト。入国の目的は観光、12歳の娘を連れている」

 

 風間はそう言ってタブレット型端末を悠元に渡す。達也と深雪にも見えるように持ちつつ表示されているその写真を眺めていると、悠元は何かを思い出す様な仕草を見せていた。これには達也や深雪だけでなく風間も疑問に思い尋ねる。

 

「どうしたんだ、悠元君。もしかして、彼らに心当たりがあるのか?」

「どこかで見たような気がするんですよね。多分、爺さんの付き添いでオーストラリアに立ち寄った際なのは間違いないのですが……少なくとも、見た目はあてにならないと思います。とりわけ魔法師ならば尚更かと」

 

 原作の知識をそのままいう訳にはいかないし、悠元が発した言葉も決して嘘ではない。少なくとも彼らが助けた側の人間でないことは確かだろう。なので、思い出したら連絡するということにした。悠元自身独立魔装大隊との連絡手段を有している為、特段問題はない。

 

「カモフラージュではないと考えているのか?」

「ええ。一度メディア方面で素性を洗い出してみます。工作員である以上は裏付け程度にしかなりませんが」

「いや、そちらには疎いからしてくれるだけでも助かる……達也君も同様かな?」

「はい。単にカモフラージュならば彼女のような存在はかえって足手纏いと見るのが普通です。こちらの眼を惑わす何らかの『切り札』である可能性を考慮すべきと思います」

 

 陳祥山の前で言っていいのかと思うかもしれないが、自分の場合は実力行使自体最後の手段と認識している。実際に戦う前に相手の戦意を削げば、余計な人的被害を抑えることは十分に可能なラインとなる。

 それでも交戦意欲が抑えられないようならば、美味そうな領土を“北”に用意してやればいい。尤も、手を出せば泥沼に嵌る毒饅頭にしかならないが。

 

「悠元ならば知っていることだが、オーストラリア人の情報の入手は難しい。だが、君らの意見を考慮して対応に当たるとしよう。それまでは英気を養ってくれ」

「分かりました」

 

 沖縄本島で騒ぎを起こしつつ久米島方面への狙いを逸らさせる可能性も否定できないが、敵の狙いが西果新島であることは間違いない。風間も陳祥山から齎された情報で確証に至っている節がみられた。

 陳祥山に対して隠すべきことは悠元と達也が戦略級魔法師であること。その一点さえ秘匿できれば他の部分は公表されてしまう部分になるので何ら問題は生じない。悠元の場合は秘匿する項目が多すぎる訳だが、彼の前では『神将会』として名乗っているため、これ以上彼にバレたところで何のデメリットもない。

 寧ろ、悠元が戦略級魔法師だとバレた際のリスクを彼に押し付けることもできるため、特段困ることはない。

 

「私の方からは以上だ。この後はどうするかね?」

「そうですね……深雪が疲れていますので、この場はお暇させてもらおうと思います」

「そうか」

 

 風間の言葉に悠元がそう言い切った。

 今回は事情故に陳祥山が味方側にいるわけだが、こちらの手の内を明かせるほどに友好的になれる相手でもない。とりわけ大亜連合内に日本のような小国を侮る様な感情や思想が根付いている限り、悠元とて無条件に信用など出来るはずがなかった。

 そして、達也を先頭にする形で部屋を後にする際、悠元が陳祥山に対して『中国語』で言い放った。

 

『陳祥山、今回は味方として見ておいてやる。だが、次に敵と見做した時は呂剛虎共々お前らをこの世から消す。横浜であれだけのことをした以上、無残に死にたくなければこの国を攻めようなんて馬鹿げた考えを捨てることをお勧めするぞ』

 

 そう言い放って扉が閉まった後、陳祥山は図らずも一つ深い息を吐いた。何故かと言えば、彼からとてつもない恐怖を感じてしまったからだ。大亜連合軍の特殊部隊を率いる軍人である陳祥山からしても「あれが本当に人間が放つことのできる殺気なのか」と思わざるを得ないほどに。

 無論、その部屋にいた風間と真田も、そして響子も悠元が述べたことに大方の察しがついたためか、揃って冷や汗を流したのは言うまでもない。

 

  ◇ ◇ ◇

 

 悠元と達也が風間と会っていた頃、那覇のショッピングモールを一人の金髪の男性が歩いていた。長身かつしっかりとした筋肉を持ち、ジーンズとTシャツの上から薄地のジャケットを羽織っているが、目を隠す様にサングラスをかけていた。

 

「まったく、閣下に息抜きをしてこいとは言われたし、ナターリアの面倒は伯母さんに任せられたからいいものの……こうやって外を歩くのは何時ぶりだろうな」

 

 そうぼやくように呟いたのは、南米連邦軍(SSA軍とも言われる)所属のハンス・エルンスト大佐その人だった。先程沖縄海戦の彼岸供養にも大統領の付き添いとして出席したが、幸い人々の関心は四葉と神楽坂の二家の出席者に向いており、ハンスもその為人を情報として得ている。

 

(司波達也。あの若さで四葉の次期当主とは大したものだ。隣にいた神楽坂悠元―――お世話になった上泉剛三殿の孫にして神楽坂家当主か……)

『近くにいたのはフィアンセだろう。尤も、君も負けていないじゃないか』

(誰のせいだ、誰の)

 

 そんなハンスの脳裏に語り掛けてくるのは、奇妙な縁で彼に住み着いた“相棒”―――前世紀の魔王ことハンス=ウルリッヒ・ルーデル(以後ルーデルと呼称)だった。彼との出会いによってハンスは戦略級魔法師としての実力を手にすることになった……その切っ掛けを作ったのは悠元の魔法実験の結果に出来たアクセサリーということから、彼もまた埒外の影響を受けて覚醒した魔法師であった。

 特に目的は無かったが、せめてお土産でも買っていこうかと歩いていたハンスはルーデルとの邂逅で得た“魔眼”―――自身の視力のみならず情報体次元の変化まで視ることができる能力―――で視界の先に12歳ないし13歳ぐらいの少女がいることを確認した。これにはルーデルも気付いた。

 

『ほう、金髪の少女か……』

(どうした、ルーデル。お前なら「即刻声を掛けるべきだろう」とか言いそうなものなのに)

『失敬な。まるで私が見境の無い幼女趣味みたいではないか』

(お前の生前がそれを物語ってるだろうに)

 

 最初はドイツ軍のエースパイロットの憧れとして接していたが、ハンスも相棒の無茶ぶりに対していつしか敬語を使うことすら忘れていた。ルーデルからすれば、こうやって自分を敬わずに接してくれる相棒のことをとても信用していた。

 

『私はこう思うのだよ。姿と中身は限りなく似通るべきだと。無論、女性が綺麗でい続けたい論理は尊重すべきだが、あれは私のストライクゾーンから大きくかけ離れているな……それにハンス、気付いているか?』

(……無論だ。誘拐かそれに乗じての猥褻行為か……どうやら、俺以外にも気付いている人間がいるようだが)

 

 ハンスの視界の先では、その少女に声をかけている一組の男女の姿がいて、つかず離れずのところに男女の五人組がいる。見るからに高校生か大学生の一行で、視えるサイオンの量からして魔法師なのは間違いない。

 そして、彼らが近付いたところで少女を狙う黒服の男たちが近付く。あたりに人影がない事から、恐らく人除けの結界とハンスは判断した。

 

『どうするかね、ハンス?』

(この状況だと、よく分からんのが本音だ。黒服の連中だが、動き方からするに―――あれは軍人だ。しばらく見守るぞ)

『そうだな。介入するかはハンスに任せよう』

 

 そうして日本人の魔法師らと黒服の連中が戦闘になるわけだが……いや、最早戦闘と呼ぶにはあまりにもかけ離れ過ぎた一方的ないじめに等しかった。

 何が起きたのかと言えば、沢木が『圧力波(マッハ・パンチ)』で男二人を戦闘不能に追い込み、桐原は『高周波ブレード』の応用で相手の脳を揺らして強制的に脳震盪を起こさせることで相手を黙らせた。壬生はファッションベルトに擬態した五十里家謹製の護身具を用いて瞬く間に叩き伏せ、残る連中も服部やあずさが適切に対処した。

 ここまではよかったわけだが、黒服の二人が魔法を使わなかった五十里と花音を狙おうとした。これには流石の服部や桐原も焦ったが、彼らの間に割り込んだ影がその危機を救った。

 

「ほい、大人しく寝てやがれ」

「がはっ!?」

 

 その影は言うまでもなくハンスであった。状況が分からない以上、偶々結界内に取り残された人間として少女を救おうとした彼らが真っ当な人間だと判断した。尤も、少女の方はルーデルが指摘したことがあるために現状で“シロ”とは断言できない。

 戦車を破壊することに比べれば、魔法で強化した人体といえどまだ楽。とはいえ、相手の事情も読めない以上は気絶させるのが妥当と判断した。そうやって助けに入ったハンスに対し、五十里が礼を述べた。

 

「えっと、ありがとうございます」

「礼はいい。ひとまず、その少女を連れてここを離れるぞ」

「えっ、ですが……」

「こんな状況を警察に説明する方が面倒になる」

 

 ハンスの見立てが正しければこの一件で警察の時間を取らせるのはマズいし、彼らの折角の旅行を台無しにしたくはない。その意見に沢木が同意したことで、一行はモール内のファーストフード店に向かうことにした。

 




てなわけで、リーナと響子、ハンスを追加しての動きとなりました。これ以上話すとネタバレになりそうなので続きはWebにて(ここやんけ)

卒業生組の中では沢木、桐原、紗耶香が魔法力上昇の影響を強く受けています。花音と五十里は術式などの提供、服部は間接的な戦術の吹込み、あずさの場合は悠元の姉らも含めてCAD調整技術に関してだけ言えば同学年の中でトップの実力を有しています。
なお、「あーちゃん」の愛称が広まったためにマスコット的ポジションになったのはここだけの話。

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