「俺のヒーローアカデミア」はじまります! 作:ばうえもん
「個性の特訓する時はね 誰にも邪魔されず 自由で なんというか 救われてなきゃあ ダメなんだ」
「独りで静かで豊かで……」
姉御
「つまりボッチ?」
「おう、体育祭に向けて近所の海岸で特訓してたら遣り過ぎてヒーローに怒られた」
「あんた、また何やらかしたの」
「いやな、早朝ランニングの折り返し地点の砂浜でちょっとした鍛錬をするんだが、最後の仕上げにエア"カマキリ"相手にシャドーをやってたんだ」
「んで個性無しだと如何にもならんでな、鎌で両手抑え込まれて食われそうになったからつい口から
「まって、アタシには横嶋君が何言ってるのか分からない。エア"カマキリ"って何?
ふむ、姉御でも男の世界は理解できないか
「シャドーやるんなら相手を設定するだろ、だから馬位の大きさの"カマキリ"にした。サイズがサイズだからおさえこまれたら何も出来なくなった」
「絶対にアタシの知ってるシャドーと違う!?」
何を驚いているんだ?シャドーの相手にエア"カマキリ"は外せないだろう
「
「なんで口から?そこは目でしょう!!」
「つまりヘソビームもやろうと思えば出来るんですな」
「目から撃ったら視界が塞がるだろ。アメリカンな画風の連中なら気にせんだろうが、そんな無謀な行為は俺には無理だ!!」
「横嶋氏、ファンを敵に回すような発言は控えた方がよろしいですぞ」
「おう、すまんな」
角取は未だ来てねーか。アメリカのヒーローをアンチするつもりは無いが気を付けねば
「……
横嶋忠雄、やはりおまえも闇の住人なのか……」
黒色か、こいつも難儀な奴だがこのクラスではOSR値は高い方なので話は分かる奴だ。
「おはようさん、黒色。同類ちゃうわ」
「ちなみに
「同類じゃない」
うっせ、その乳揉んじゃるぞ
「なぁに、その顔」
おっと、口に出さずとも顔には出てたようだ。
俺の個性は実は"霊能"じゃなくて"YOKOSHIMA"ではなかろうか?
ちょっと油断すると、調子のりやすいし、小者くさくなるし、内なるパトスが口から漏れ出すし…
そして放課後、体育祭に向けてクラスメイトと特訓中に訓練施設に飯田天哉が訪ねて来てきた。
「横嶋君、俺と100m走で勝負をしてもらいたいのだが駄目だろうか?」
インダラ主体で高速移動と蹴り中心のスタイルを多用していたのでクラスメイトですら"走る"個性と誤認しているのが居る。
飯田もその辺りから話を聞いたか?訪ねて来たのが
さて、挑戦された側だがトラックへ移動して、制服でやったらズボンが裂けそうな腰を落としたポーズで煽る。
「いいぜ! ひとっ走り付き合えよ!」
もちろん運動着ですので股裂けはしてない。
しかし良く考えたら個性”エンジン”の飯田の方が相応しいセリフだったかもしれない。
単純に高速に動く俺の場合はファイズアクセルの方が正しいか
飯田のエンジンは段階的に加速していく特性で短距離走には向いていない。
対してインダラは単純に脚力強化、いきなりトップスピードとは行かないが最初からフルパワーで行っても問題無い自分の方が加速性能は良い。
つまり、先にゴールして遅れてゴールした飯田の健闘を
「ナイスドライブ」
と無駄に流暢な発音でベルトさんの如く称える程度には余裕でした。
「あれれー!?可笑しいな!ターボヒーローの兄弟らしいのにスピードで負けるなんて実は対して速くないの?」
おい物間、特訓誘った時は断った癖になんでA組が絡んだとたん現われるんだよ。
なんでお前がドヤ顔してるんだよ、飯田だって奥の手隠してるってのに。
「おう!物間。特訓参加する気になったか」
と、我らが姉御が動く前に
さて、物間が視線を集めていたが何人が気付いたかな?飯田は気付いたか?奥の手持ってるのは君だけじゃ無いよ。
上手い事飯田と距離を取れたのでお礼に物間の特訓を手伝ってやろう。
「さて、先ずは柔軟だな。クラスメイトだろ!遠慮するなよ!!手伝ってやるよ!!!」
「痛っイイ
お…折れるう~~~~~~」
物間の悲鳴に周りも毒気を抜かれ、飯田も帰っていった。
ちゃんとクラスメイトと友達してます。