「俺のヒーローアカデミア」はじまります! 作:ばうえもん
『横嶋が帰った後』
「さて、彼は出て行ったから言い難い事も言えるだろう。彼の本音を聞いて何を考えた?」
「焦凍、警察に噛み付いたそうだな、今でも考えは変わらんか?」
「助けた事は後悔してない、見捨てていたら後悔はこんなもんじゃなかっただろうから。だが他の方法がなかったのか考えてみた、俺は他の人間に助けを呼べる場に居たのだから無理を言ってでも誰か一人でも付いて来て貰えればと思った」
「先程榛葉くんが言っていました、横嶋くんは自由に振る舞いたいのなら責任を取れるようにならないといけないと榛葉くんへ言ったと。自分達は迷惑を掛けただけで何も責任をとっていません。横嶋くんは失敗した人を知るからこそ規律と現実について誰よりも真剣に考えているのでしょう」
(それでも僕は、考えるよりも先に体が動いてしまうかもしれない)
「社会に出れば答えが出ない問題など幾らでもある、安易に結論をだすな、考え続けろ」
「そして、今のお前達ならば大丈夫だとは思うがくれぐれも自分のした事を正当化するな。その行いが正義であってもそれを理由に自身のルール違反を正当化し始めたら、その先はヒーローではなくヴィジランテだ」
「「「ご指導有難うございました」」」
「彼も気付いていただろうが、体を動かして行けとはお前達と話す為の方便だ。だが時間が有るのなら少し体を動かして汗をかいて行け」
「「「はい!よろしくお願いします」」」
(空気に呑まれて普通に接してしまった……)
(場の空気のせいか焦凍が素直だ!つまりは友人の前で厳格にヒーロー然としていれば良いという事か!!)
彼氏彼女の自乗
エンデヴァーさんの事務所からの帰り道、兼ねてからの疑念を確かめる事にする。
正直この先については前世の俺は流し読み程度だったのか覚えている出来事があやふやなんだよな、余計な不安は解消しておきたい。
「さてと、馬鹿話も良いがそろそろ白黒つけようや、話が長くなるかもしれんが時間は大丈夫か?」
「真面目なお話ですよね、大丈夫です」
「移動中に飯田達に聞いたがお前今日なんかやらかしたらしいな、場合によっちゃあ泊まり覚悟しろ」
「私何かやっちゃいました?」
ぶっ、ネタでやってんじゃねーだろうな
以前見たコイツの治療術から察するにネギ魔系だよな、とすると不味い想像になるんだが……コイツ知らんで使ったのか?
「詳しくは話すかは榛葉の態度次第だな、俺の部屋行くぞ」
「はい!」
部屋に女性を上げるのは2人目か、何気に男友達呼んだ事なかったわ
「飲み物とかは無しだ。意地悪とかじゃなくこの後の為だから我慢してくれ。トイレも済ましとけ」
「何か凄く不安になるんですが、お手洗いお借りしますね」
少女……中、自分で振っといてこんな間は困るよな
「先ずは確認だが、榛葉は転生者若しくはそれに近いナニカだな。お前は不審な点が多いがそれなら説明がつく」
もう駆け引きとか色々とメンドイから前置きを省いて切り込む。本題は別にあるからな
「参考までにどうしてそんな結論になったのか教えて頂けますか?」
「俺がそうだからだ。
ちなみに人格ではなく記憶が後から目覚めたタイプだ。前世と今の俺との記憶が連続していないからか主体はあくまでこの俺だ。転生者だからといっても人格ではなく記憶だけでは実感が伴わず、精神年齢が大人にはならないからな。持ってる情報が同年代よりは多いので多少の影響が出るのは認めるが」
「そうでしたか、私は転生者ではありません。ただ他の世界の自分の記憶と力を受け取りました」
「あ、なるほど、理解したわ」
「あっさり信じてくれるんですね」
「違和感の正体がわかったからな。こっちの界隈では稀にある事だから」
「どこの界隈ですか…」
もちろんGS界隈だ、タケ島とかキウン島とか逆行の亜種も含めてYOKOSHIMAから情報と力を引き継いでYOKSHIMA化はパターンの一つだからな。
「それでこっからが本題だ、榛葉が今日使ったのは
「えっ?それが本題なんですか?転生とか異世界とかはいいんですか!?」
「そっちは緊急性はないからな、聞きたきゃ後で話してやるし話したいのなら聞いてやる」
「寝物語!?」
「真・面・目・な話しだ!
「えっ、危険性ですか」
「やっぱりか、診察しながら説明するから服を脱げ。ひとまず下着は着けてて良いが治療する場合は脱いでもらうぞ」
俺の手に負える段階だったのは幸いだな。
「思った通りだな、人間辞めたくなければ以後使用禁止だ!馬鹿タレが!!」
「うう、せっかく自分だけの武器が手に入ったと思ったのに。おまけに下着姿で叱られる私って……」
下着姿については服越しでは霊視の精度が落ちるから諦めてくれ。ごっつあんです
「とりあえず治療するから今日は泊まりな、今の内に連絡とか済ませとけ」
「お母さんは大丈夫だけどお父さんから追及されるだろうなぁ、……横嶋さんも覚悟して下さいね」
「よし、今日は応急処置で治療は今度の休日にするか」
俺に何の覚悟をしろと、治療行為で責任問題とか勘弁してくれ。医者じゃねーけどコレは医者の領分じゃないから俺がやるしかないんだよ
「下着姿にまでしておいて、なんでそこでヘタレるんですか!!」
「当然だろうが!やましい事をするわけじゃないのに修羅場とか御免だ!!」
「やましいことじゃないなら堂々とすればいいじゃないですか」
出来るかよ!娘に悪戯した男が訳の分からん事を言って誤魔化そうとしているとしか思われんわ
「魂とか霊体とか観測出来んもんを説明出来るか!大体お前の秘密を親は知ってるのか?」
「いいえ、証明出来ない事の説明って困りますね」
「つーわけだ、淫行疑惑とかになったら大事だからな。正直ジェントルに迷惑掛ける事になるのなら見捨てるつもりだった」
「横嶋さんも立場微妙ですもんね、その割にあっさり大事な事話してくれましたね」
「榛葉を見捨てたら弾兄ちゃんも愛美さんも悲しむだろうからな。……なにニヤニヤしてやがる」
男の前で下着姿なのに随分と余裕なこって、だがその余裕もここまでだ!
「とりあえず応急処置だ。今からこいつでお前の身体、厳密には霊体を触るからベッドにうつ伏せに寝てくれ」
そう言って栄光の手を両手に発現して榛葉に見せる
「あっ、どっちにしろ裸になるんですね」
「そこは我慢してくれ、やった事が無くて余りお勧め出来ないが強引に幽体離脱させて剥き出しの幽体を治療するって方法もあるが……」
「強引ってどうするんですか?」
「頭を鈍器で殴ってショックでとかかな……」
あれはギャグ漫画だから可能な方法だ。チーズ餡しめ鯖バーガー?あんな冒涜的な物体など知らんな
「このままお願いします」
・
・
「ん、ンッ…っ……ぁ」
一先ず文珠を使用し浸食を(抑)えて除去は時間が足らんな(抑)(制)に変更して自然治癒は期待できないから除去?正常化?適切な方法が浮かばんから時間を掛けて(癒)す様にチャクラを中心に数か所埋め込む。肉体と霊体の両方に異物を埋め込まれる違和感からか艶っぽい声を漏らす榛葉
「次仰向けな」
流石に正面から見られるのは恥ずかしいのか、瞳を潤ませて……いや、別の理由もあるか。経絡系に刺激があっただろうから色々としっとりしているのは見なかった事に
いや、そんな目でこっち見んな、治療だから、しょうがないんだから、俺は何も知らないから
こういう場面だと「ん!? まちがったかな…」とかネタにはしりたくなる悪癖が顔を出すが、裸にしておいてそれは二重の意味でシャレにならないので自重する。秘孔じゃなくてボッチを突いてそれやってたらお終いだな
いや、正直言うと無理やりにでもテンションを別方向にずらさんと、こう、俺もやりたい盛りの高校生だから色々とあるんだよ!!!
心の中で別に誰かに見られているわけでも無いのに何処かの誰かに言い訳と逆切れを重ねつつ気を逸らして、こいつ肌綺麗だよな…逸らしつつ!!
「画風が赤松なお前が悪い!」
「裸見られて何か理不尽な駄目出しされた!」
そう、コイツも周りと画風が違うんだよ!マガジンなんだよ!!三誌の中で一番エロに寛容なんだよ!!!
「ウウッッッーーーーー」
なんか可愛く威嚇されているが、気にせず胸の辺りとか臍の辺りとか割と際どい所も「ぁ…っ…クッ…ぁあ」泣きそうな顔で見るなよ。俺は何も気付いていないから
最後に
とにかく試練の時であった、いやマルチタスクのサブで肉体の一部の制御を肩代わりして無表情を貫いて、更に本来は意思で制御出来ない部位もファントムをコントロールする事により『太いんだよ?固いんだよ?暴れっぱなしなんだよ!!』状態を回避したのだが……
先ほどから色々としっとりというかちょっと漏れた榛葉が汚れたシーツでミノムシ状態でうーうー唸りながらこちらを見ている。あー、表情取り繕っても無駄だったかな
「唸ってないでシャワーでも浴びてこい」
のそのそと脱いだ服を持ってよたよた浴室へ向かうミノムシ榛葉、介助が必要か?」
「要りません」
声に出てたらしい。この状態でシャワー音とか気まずいにも程があるので音楽でもかけて誤魔化す。この世界の狼バンドはまんま異形型の(ノ"°∀°)ノ"イェ!イェ オ!グループだった(ノ"°∀°)ノ"イェ!イェ ェェェ!!とテンション無理に上げるべくのっけからキラーチューンを選択して……
「何をやっているんですか?」
おっと、無心にヘッドバンキングやら腕を振り上げる振付なんやらやっていたら夢中になっていた。傍から見ると1人でヘッドバンキングとかアホ丸出しだよな…
「横嶋さんはこういうのを聴くんですね、意外です。耳郎さんと話が合いそうですね!!!」
何故怒るし、いや散々エロい事してた相手が別の女連想させる行為に浸っていればそうなるか。でもな…
「いや、耳郎さんとか知らんし。あとシーツの洗濯とかせんでも構わんのだが」
バスルームからゴワンゴワンと洗濯機が回る音がする、ちなみにベッドも勿体ないが文珠で(浄)化した。色々勿体ないが
「私が構うんです!!シーツで変な事するぐらいなら直接私にすればいいじゃないですか」
「いや別に変な事をする気は無いがなんで直接しろとなる?」
「あんなに彼方此方触られて恥ずかしい所を見られて今更です!!」
などと言いつつぽすんと隣に座る榛葉、俺のボディーソープなのになんで匂いが違うの…じゃなくて恥ずかしい思いをしたのに何故隣に来る
「なんか冷たい飲み物取ってくるわ」
逃げ出したんじゃないんだからね!!だからドヤ顔すんな!!
俺と榛葉は一体何と闘っているのだろうかと首を捻りつつ冷蔵庫から適当な飲み物を物色して戻ると榛葉はCDを物色していた。制服のスカート短いんだから四つん這いは、こいつ無防備過ぎんか
「炭酸平気か?音楽興味あるなら貸すぞ」
大丈夫ですよと炭酸水のペットボトルを受け取り頂きますと美味そうに飲む榛葉
「う~ん、初心者だから此処で聴いて行きます。家でこういうのかけたらお父さんが「不良になった」とか騒ぎ出しそうですし、横嶋さんから借りたと言えば「不良と付き合うのは許しません」とか言いそうですから」
「お前、家族に俺の事なんて話しているんだよ」
知らん間に彼氏扱いか?メンヘラか!?
「なんですかその目は、別に体育祭で活躍した同級生が職場体験で一緒だったので修行を見て貰ったとしか言ってませんよ」
それが何故「不良と付き合う」になるんだよ……
疑問というか不満が顔に出ていたのか
「娘を持つお父さんってそういう生き物らしいですよ」
「子供で息子の俺にはわからんな」
等と俺のお気に入りを聴いて、今度は榛葉の携帯で榛葉のお気に入りを聴いて取り留めない事を話した。
榛葉が肉体的にも精神的にもクールダウンが済んだのを見計らって
氣も使えるそうなので暫らくはそっちで身体強化するようにさせた。
「咸卦法を習得する気はないか?榛葉は制御能力が高いから行けそうな気がするんだが」
「
あー、ヒーロー像があるんならしょうがないか
「そういえばなんでそんなに詳しいいんですか?やっぱり前世がそちらだったんですか?」
「そっちの話は後日…では納得出来ないか、俺の頭の中には複数の俺、イマジナリーYOKOSHIMAが居て他の俺の知識があるんだよ」
「転生なのに私と同じように他の自分の知識も持っているんですか!?ズルいです!!」
ふむ、言ってしまってから可哀そうな奴を見る目で見られるかと思ったがコイツも似たような感じだったな
「いや、お前の成長速度も異常だろ、知識以外になんか下駄履かせる何かが在るだろ」
「あー、はい、それについては後日時間が有る時に」
「そーだな、そろそろ帰った方がいいな。流石に体調面が心配だから送るぞ」
「よろしくお願いします」
そうして榛葉を家まで送り届けた
幸いというか未だ父親は帰宅していなかったので鉢合わせは避ける事が出来たが、母親(まんま某ウェスペルタティア女王だった)にはニヤニヤしながらよろしくお願いしますねと言われた
いや、誤解ですから
「ボディーソープの匂いが…」
「シャワーは貸しましたけど誤解ですから!!」
榛葉のやつは真っ赤になって使い物にならないというか疑念が増すから普通にしてくれ……って無理だよな
とにかく気まずい思いをしつつにこやかな榛葉母に見送られて帰宅した。
……やっぱ父親は赤毛の男か。誤解されたら死ぬかもな
『職場体験?日目』
ある日俺と愛美さんと黒咲さんとで何故かお茶していた
「…そんな感じで乙女エンジンがギュインギュイン駆動するのよね」
回路じゃないんかいとはツッコまない、ジェントルが絡んだ愛美さんにツッコミ入れていたら切りが無いからだ
「そういえば忠雄さんのアイデアノートを編纂したモノの何処かにありましたね、キングエンジンとギアセカンドでしたか、血流を加速して身体強化する概念でしたか?」
「NO!何故お袋に見つかる場所に置いていたんだ!過去の俺!? 黒咲さん、あんたもそんなに俺をイジるのが楽しいか!」
「ええ、」
このドSが~、俺は横島じゃないからM気質では無いハズ!いくら美人でもノーセンキューだ!
そう、元ネタは鋭い目つきの男なのにこの人は女性、しかもデキる女的な敏腕美人秘書タイプで容姿だけはむっちゃ好み」
「褒めて頂けるのは嬉しいですが、お父様位の男性になられましたら考えさせていただきます」
「また声にでてました?」
「ええ、話しを戻しますが、他にも波紋法等の実用化出来そうなモノから、
「はっ?」
「先日雄英高校へお邪魔した際に書類の中へ潜ませて於きました」
「悪戯ノリで人の黒歴史ばら撒かんで下さい!」
「悪戯ですから、忠雄さんは良い反応して下さいますから楽しいです」
このアマ~(脱)ぶつけんぞ!
しっかし血液の専門家ってやっぱブラド先生だよな。……すまんみんな!期末の難易度上がったかもしれん!!
俺は鉄哲がブラド先生の