「俺のヒーローアカデミア」はじまります! 作:ばうえもん
この世界は閉じています。転生した横嶋のみが例外です。
アライメントが真逆なので"塩崎茨"とはパーティ組めません。善悪混合パーティを組みたいときは迷宮に入ってすぐの場所で合流する裏技を使いましょう。
たまに考えるのだが、このヒロアカに似た世界は嘗て自分が妄想した世界ではなかろうか。
そう、似た世界だ。
この世界には霊的なモノが一切存在しない、なのに僅かばかりだが嘗ては存在していたと思われる形跡が見つけられた。俺が持つ十二神将もその一つだ。
十二神将そのままって時点で作為めいたものを感じる。やはり神様転生なのか?卵の中って線も有るが。
チート霊能で原作ブレイクだぁぁ!!! とかやってて、ふと冷静になると考えるんだよね。
「すみません、ブラド先生。少しお時間頂いてもよろしいでしょうか。」
「後、出来れば耳を塞いで頂けると嬉しいです。」
拳藤と物間に相談した翌朝のホームルーム、早速一席ぶってみた
「横嶋、何を企んでいる?」
「いやだなぁ、企むだなんて。品行方正な僕がそんな事するわけはないでしょう。
ただ、ちょっと、世間でA組がやけに持ち上げられていて気にくわないなんて思ってませんよ。
ましてやなんでヴィランの襲撃の情報規制しないのが不思議でしょうがないなんて思ってませんよ。」
「……手短にな。」
「ありがとうございます。」
よっし、黙認してくれるらしい。自身も思うところがあるのかもしれないな。
「体育祭なんだけど、みんな俺に協力してくれないかな。」
「先ずは俺の個性の話なんだが、全力でやればクラスの人数程度なら高速で移動させる事が可能な能力がある。
内容はぶっちゃけ切り札なんでみんなが俺に勝負を預けてくれると約束してくれてから見せる。」
「ここからは個人的な推測なのだが、最初の競技でかなりの人数を減らしにくると思う。
その方法が競争の類の場合は俺に任せてくれないか、まかせてくれれば俺が全員を一気にゴールまで運んでB組で上位を独占できる。」
「どうだろうか、もし一人でも反対の意見があれば撤回する。」
まぁ、ダメでした。
俺とクラスメイトとの信頼関係が足りないのも有るが、
ヒーロー目指してる以上自分の力でと強い思いを持っている人間が俺が思っている以上に多かった。
ただ、お調子者の俺が真剣に勝ちを取りに行くつもりでいた事は認めてくれたのか、放課後の自主訓練に全員参加するようになったのは幸いだ。
ブラド先生も以前に増して力を入れてくれるようになった。あの~、耳を塞いでくれていたハズでは?
そして、
雄英体育祭、開っ幕っっつつ!!!
『レディース!アーンド!ジェントルメン!!
雄英体育祭!!ヒーローの卵たちが我こそはとシノギを削る、年に一度の大バトル!!
どうせてめーらアレだろ!こいつらだろ!!
ヴィランの襲撃を受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!』
『ヒーロー科!! 1年!!! A組だろぉぉ!!?』
「ああ、なるほど。今この場で初めて理解しました。横嶋さん、あなたはこのような思いで……」
「そーだな、まとめて眼中に無いなんて思われちゃなぁ。俺たちクラス全員でブチかます!!ってくらいにはな」
「横嶋さん、先日の提案を断った手前恐縮ですが、一度だけ協力させていただけませんか。」
このプレゼント・マイクの煽り、当事者になるとやっぱ腹立つな。
お陰でクラスメイトも不機嫌になり雲行きが変わった
極めつけは爆豪の選手宣誓ときたもんだ。
「いいのかよ、俺がどんな手を使うか知らないのに任せて」
「貴方がどういった人間かはここ数日の自主訓練で少しは理解しているつもりです。
皆さんも賭けてみようと思う位には当てられたのでしょう。」
「俺を中心に個性のエネルギーで鳥型を形成する。
全員は入れないから、完成後に半数は背に乗って欲しい。」
「塩崎さんには外で他のクラスメイトを"ツル"で固定して欲しい。羽ばたいて飛ぶわけではないから鳥に巻き付けても問題はないから。」
「円場も外で"空気の壁"で風を防いで欲しい。」
おあつらえ向きに第1種目は障害物競走
原作ブレイクの時間だ
横嶋は神様に遭っていません。
神様転生を揶揄するとき「神は神でも邪神の類じゃね」などという方もいらっしゃいますが、そういった落ちでもありません。
なにしろ"DARK-LAW"じゃなくて"DARK-CHAOS"ですんで。