「俺のヒーローアカデミア」はじまります!   作:ばうえもん

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【イキリ】クラスメイトに挑まれたので俺TUEEEEE!!してみた。【オリ主】


『彼女の事情2』


 

高い位置からこちらを見下ろし威圧…いや、その暴力的なまでの圧力は暴圧とでも言うべきか。

今まで見せる事がなかったその姿から文字通り格の違いを頭でもなく心でもなく魂で理解する

レベルではなく格、そもそも立っているステージから違っていたのだ

後退しそうになる体に対して今度こそ前へ踏み出せと心が叫ぶ

一歩を踏み出した私に対して彼の瞳に称賛が浮かんだのは私の願望が見せた幻だったのか…

 

掛ける圧力はそのまま、無機質だった表情を柔らかくして飯田さんへ穏やかに声を掛けるあの人

威厳と愛、その姿はまるで父なる…

彼は先程なんと言っていた?

自分程信心深い人間は居ない。だが神様が遠すぎる

ひょっとして、彼は私などよりも遥かに主へ近い場所に居るからこそその偉大さを私よりも理解して遥か先を見ているのでは…

 

主は私達の成長を促す為に彼を遣わしたのでしょうか。私は彼に逢う為にここに…

 

イバラは

こんらんしている!         

 

 


 

【イキリ】クラスメイトに挑まれたので俺TUEEEEE!!してみた。【オリ主】

※今回は特に読まなくても支障はない俺TUEEEEE!!回です


 

何かメタな警告アナウンスがあった気がしたが、今の時間は皆が楽しみにしてる実習時間なので集中しよう

 

「今日の実習は中間試験前なので軽くチーム戦を行おうと思っていたのだが、君たちは普段から似たような事をしているらしいからどうしようか?」

 

「ハイ」

 

「なんだい?塩崎少女」

 

「では、横嶋さん対全員でいかがでしょうか」

 

「おいこら、新手のイジメか?!」

 

「昨日の貴方なら良い勝負になるかと」

 

「なんでまた、昨日はやらないって言ってただろ」

 

「試しは受けません。ですが昨日の貴方相手に何処まで食い下がれるか知りたい自分も居ます」

 

そういやこいつが前へ出て他の奴らも持ち直したっけ

 

「おもしれー、俺はやるぜ!」

 

「私はパスかな」

 

「ウラメシいからパス」

 

「僕も今回は止めとくよ。遣るならもっと力をつけてからだ」

 

「えっ?庄田は行かないのかい、横嶋の速度に付いて行ける前衛減るのはキツくない?」

 

「ここの所対戦で普通に負け越してるからね、気持ちで負けないってのも分かるけど引くのも勇気だよ」

 

「うむ、その通りだ。ヒーローにとって引けない場面は確かにあるが、引くべき時は引くのも勇気だ…そうじゃ無くて行う前提で話を進めないでくれたまえ!!」

 

オールマイトォォオオ!!押されてないで止めろよ!!

 

「でもせっかくだから近くで見学します」

 

「なるほどね、俺も今回は近くで見学します」

 

「俺は逝くぜ!ドリルだけの男と思われるのは不本意だからな!!」

 

「やるぜ!怯えたままじゃ俺が俺を許せねぇ!!」

 

「ここで逝かねば置いて行かれそうですな」

 

俺そっちのけで進む話に役に立たない新米教師、しまいにゃ泣くぞ

 

「君たちホントに自主性強すぎて教師泣かせだね?!」

「まあ、気を取り直して希望者のみで時間制限有りの模擬戦としようか。なんでも横嶋少年は昨日並みの(ヴィラン)じゃ出せないような威圧を放ったそうだね。そういった経験も積んでおいて損はないだろう」

 

「あのー、俺の希望は聞いて頂けないのでしょうか?正直知り合いにアレやるのむっちゃキツいんですが。友人に脅えられるって俺の心にも結構なダメージあるんですよ」

 

「大丈夫ですよ、私はもう怯えません」

 

「おう!もう無様晒さねえからよ」

 

「負けっぱなしでは居られませんぞ」

 

「……分かったよ、ただ俺もお前ら相手にかます余裕なんかねーから本気の武器を使うぞ」

 

言ってから足元に手を伸ばし影から金属性の棍『バスターロッド』を取り出す。俺が普段の稽古で使う固くて重い鈍色の棍で、超振動で対象を粉砕したり振動を緩くしてマッサージ機(意味深)になる機能は無い。無いったら無い!

YOKOSHIMA(ペルソナ)相手の稽古じゃボロクソにされている俺だが、今の俺でも本気で振るえばコンクリートくらいは粉砕する重金属の兇器だ

 

「当然だな、多対一で手加減までされちゃたまらない」

 

「対戦者は7人かい?余り人数が多くてもと思ったがこれくらいなら許容範囲だろう

 このようなシチュエーションもいずれは体験してもらう予定だったのだが、少し早いがこれも良い経験だろう!」

オールマイトに連れられてモニター室へ向かう生徒と現場で観戦する生徒に別れ、なお現場には急遽リカバリーガールがついてくれる事になった。

 

威圧持ちのYOKOSHIMA(ペルソナ)を降ろし更にマコラと憑依合体をする。弐鬼合体の為に前回より大きくなる振幅を抑え低出力で霊波共鳴を開始、抑え気味とはいえ前回以上の出力なので軽い錬でも圧力は前回以上だ。

多対一だからな、俺は連携したお前らの力を知っているから手は抜かないぞ。

 

威圧をした途端に妙に潤んだ瞳でこちらを見てくる塩崎、先ほどの宣言通りに怯えてはいないがなにか薄ら寒い物がある。

そしてもう一人霊感が警鐘を鳴らす相手がいるが…ポニーかよ!

何故か威圧しているハズの俺が恐怖を感じる異常事態!?混乱する俺を余所に無情にも開始の合図

なにかこう、致命的な間違いを犯した気がした。

目覚めさせてはいけないモノ目覚めさせたとか、眠っていた獣を起こしてしまったというか

これが肉食獣に狙われる草食動物の気分というやつだろうか?

 

開始と同時に四方から襲いくるポニーの角を棍を振るって破壊しつつ、足元から忍びよるツルを払う。塩崎相手に長物は選択ミスだったか?

急に地を這うツルが持ち上がり視界を塞ぐが無駄だよ、念の修行をしたクロス系YOKOSHIMA(TS転生者な彼女持ち)が居たので氣や霊力で円を再現出来る様になったからな

 

ツルの壁を抜け突撃を掛けて来た鉄哲にカウンターの右手で回転突きの捻糸棍もどき。先ずは一人

鉄哲を囮に上から来た鎌切の斬りつけを視線を向けず回避、棍を引き戻し手元側で突くが回避された。飯田とは違う形、反応速度で俺と張り合えるコイツが今回の主軸か?

引き戻した棍に左手を添えて大きく回して牽制、ツルの壁の先から飛来する物体、ポニーの角かなにかを円で捉えた直後に足元から飛び出るポニー、黒色の仕業か!先ほど打倒した鉄哲が居ない、回収したのか。なるほど黒に潜られると平面の為に円では探知出来ないのか、弱点が早めに知れて良かった。

負担が増えるが霊波の感知を加えて個性による隠匿に対応する。よし、黒色の位置も捉えた。

高速思考で対策を構築しつつポニーの角頭突きを体を反らして躱すが角を射出してきたので少し掠めた、そのまま後ろに倒れ込みながら手を地に着けブリッジの体勢、そこから跳ね上げた両足でポニーの脇を挟み込みその勢いのまま引き抜き頭から地面にぶん投げる。

結構な勢いだったが両手を着いて耐えたか、一対一ならここからグランドに移行して組んず解れつな場面なのだが直ぐに上から覆いかぶさるツルの壁と飛来する角を跳ね起きながら棍に金行の氣を込めて薙ぎ払う。

 

『金克木、木氣を制す!!』

 

ツルにぶち込まれた大量の霊力混じりの金行の氣に肉体を蹂躙され倒れる塩崎のつぶやきを耳が拾う

「光りが」っておい、ツルってか髪からだから頭部に変なダメージ出てないだろうな

挑まれたとはいえ女の子に割と本気(マジ)で迎撃出来る自分に心のダメージを受ける。お互いヒーローを目指す身である以上は下手な手加減は侮辱なんだろうが気分の問題だからな。或いは俺に覚悟が無い証拠か…

 

影から飛び出した宍田の頭を踏んで跳躍、棍を打ち込まんだけマシだと思ってくれ

空中で宍田とタイミングを合わせ仕掛けて来た鎌切と回原を迎撃、鎌切の反応速度も大概だがそれ以上に俺の心を掻き乱すのは旋回で上手く攻撃を弾いて防御する回原!?その防御方法、(かい)はリュウショウ先生の技じゃないか!!どこぞではドリルネタで馬鹿やる男の癖に生意気だ!!とメタ発言で毒を吐きつつ嫉妬も燃やす。

 

なんかわからん理由で罵倒された!?

 

混乱する回原に何故か俺の中でYOKOSHIMA'sが大爆笑!!流れてきた思考は神魔系なんで俺の中には居ないuyr島さんだかが文珠まで使って中学生相手にちんこドリルを実践したらしい…俺も今夜風呂で試そう!!(錯乱)

 

落下中の俺に向けて放たれた宍田の声帯砲を空中に配置したソーサを足場に跳ねて回避し着地地点に回り込んだポニーの蹴りを棍で受ける。ポニーは何気にパワータイプだから落下中に下から蹴られた俺は再び浮かされた。そこへ迫りくる宍田を棍で迎撃したが宙に浮いた状態では上手く威力が載らないので組み付かれた。

だが地に足が着いた状態ならコチラも強打を撃てる。密着状態でも撃てる振動波染みた発勁(自分でやっておきながら理屈がよくわからん)で宍田を沈めた。

これで漸く3人、残るはポニー、鎌切、回原、黒色、特に先ほどから厄介なのが黒色だ。十分な攻撃力を手に入れたにも拘わらず、サポートに徹する姿勢は流石だな。攻撃の軸は鎌切だが連携の軸は黒色か、ならば

 

「みんな…横嶋は俺の個性の移動に対応出来ている。だから…俺は…ここまでだ!!」

 

「くっ、何をした」

 

黒色を排除する為に此方から攻勢をかけようとした瞬間に体の動きが阻害された!何が起きた?

地面に手をついた黒色が何かしたのは確実だが何を……俺の影を支配したのか!?

ニンジャじゃあるまいし影縛りって、いや、影が俺の動きに合わせて変化するなら逆説的に影の動きを止めれば俺も動けないって理屈か?

推察通りなら何ていうか霊能寄りの理屈だぞ!?ただ俺の方が霊格が高いから完全に支配されたわけでなく少しづつなら動ける

 

俺の動きが止まった瞬間躊躇無く突撃してくる3人、咄嗟に振動勁を空撃ちして体表に振動波を発生させる。本来なら自分もダメージを受けそうな真似だがマコラの軟体特性のおかげで問題ない!!

瞬間的に体表を振動させた事により影も振動して衝撃で黒色の手を弾く事が出来て拘束が緩んだ!

 

自由を取り戻した所で既に鎌切は間合いには入ったので神速を発動、ここから一気に決める

棍の連続突きで正面から来る鎌切の刃を破壊して胴へ打ち込み、右から来る回原には返す手で捌き難い胴を横から払う

右へ払った事で左から来るポニーに背を向ける形になったが、飛来する角は背後に展開したソーサーで防御しつつその場で後退するように震脚から引き戻した右手で持った棍で後ろに突く形で勁打を打ち込む

 

金属製の棍を神速スピードで打ったからな、全員骨に罅は入ったかもしれん

 

体育祭の時に実感したがマコラの軟体特性は神速のリミッターカットによる肉体ダメージをも抑えられるので俺の格闘スタイルと相性が良い。

更に最近使用可能になった円と高速思考が加われば大概の相手は相手の動きを見てから対応が可能になる。

これが俺の新しい戦闘スタイルの完成系!まさに完全版横嶋!略して「完全嶋」!!

…ゴロ悪っ、西尾みたいな言葉遊びは難しいぜ

そんな感じで無理にテンション上げるが自分に好意を向けてくる女の子に手を上げるのは心が荒むな

 

最後に残った黒色が放つ虚閃(セロ)を左手に作った螺旋丸で弾きそのまま叩き込み……虚閃(セロ)の中に糸を仕込んでいやがった!!何が「ここまでだ!」だよ、全然諦めてねーじゃねーか

ばらけた糸が複雑に動き俺を拘束しに掛かると同時に右手で再び影を縛って回避行動を阻害してきた、器用な奴め!!と考えた所で足元の影から飛び出す鉄哲、自分の影に引き込んで氣で治療してやがったのか!?

鉄哲の拳と先程ソーサーで弾いたが未だ操作が生きていたポニーの角を受けて俺は昏倒した。黒色の掌の上かよ、これじゃ「完全嶋」どころか「イキリ嶋」じゃねぇか

 

 

※正直書いてる間はノリノリだが書きあげてみると違和感が凄い

 


『モニター室の一幕』


 

「いや、これは聞いてた以上のプレッシャーだね。ここからでもわかるよ」

 

「えっ?ここからわかるんですか」

 

「これくらいじゃなければ助けを求める声は聞こえないさ!!」

 

とアメリカンに笑うマッチョメンと感心する一同

 

「それにしても横嶋ってこないだまで一撃が軽いって嘆いてなかったっけ?」

 

「棒持っただけで鉄哲を一撃ってウラメシい」

 

「どうやらあの棒は金属製でかなりの重さのようだね、それを自在に振るうのだから長く鍛錬してきたのだろう」

 

隙あらば教師らしく振舞おうと必死なマッチョメンと感心する一同。

なんとかNo.1ヒーローの肩書の説得力でボロを出さずに乗り切る事が出来ている。No.1ヒーローの前では実に素直な生徒達である

 

「しかも普段の走り回る戦闘スタイルと真逆の待ちからの一撃必殺だから、事前に立てた作戦が前提が変わって機能していない」

 

「あいつ後ろにも目をつけてんの?」

 

「宍田と組みあった時は棒を使ってないよな。何やったんだ?こういうの詳しい庄田は居ないし、拳藤は分かるか?」

 

「う~ん、横嶋って多分まだまだ見せてない手札があるからなんとも」

 

「おそらく勁の類だろう。しかし棍の扱いも上手いし日本にこれだけの使い手が居るとは」

 

「知っているのか鱗!?」

 

お約束のネタを披露する吹出だが反応する人間は全て対戦中の為に普通に対応された

 

「横嶋の格闘の基礎は中国拳法だからな。正直中国でも自分達の年代であれほど遣える奴が何人居るか」

 

 

「7人掛かりで無事なのは援護に徹してた黒色1人か」

 

「遠いな、体育祭前はそこまで差はなかったんだが僅かな間に差を付けられた」

 

「多分普段の蹴り中心のスタイルよりも今日のスタイルの方が合っているんだよ」

 

「だからいいんじゃないか、コピーして分かったけど横嶋の個性は決して強いものじゃないんだ。それでも鍛えればあそこまで強くなれるんだから挑みがいがある」

 

「うむ、目標が有るのは良い事だ。同じ年なのだから悲観せずに超えて行こうじゃないか!」

「実際横嶋少年は強かったが無敵では無かった。決して手が届かない相手では無い事を対戦した彼らは証明して見せた。

 彼らの様にPlus Ultraの精神で乗り越えるんだ!!」

 

「「「「「「「「「「はいっ!」」」」」」」」」」

 

「では残りの時間で残ったメンバーを2チームに分けてチーム戦を行う。演習場へ向かおう」

 

(A組の八百万少女もだけどホント生徒が優秀すぎて教師泣かせだね)

 

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