「俺のヒーローアカデミア」はじまります! 作:ばうえもん
一つは「仮面ライダーW」にて「ガイアインパクト」が成功した世界。"個性"を持つ人間は天然のドーパントである。
もう一つは世界が改変してそれまで存在していた霊的なモノが消失し"個性"に置き換わった世界。いわゆる"世界五分前仮説"でもあります。
第1種目 障害物競走
会場の外回りを一周約4km、亜音速を叩き出すシンダラなら1分かからない!!
「取り合えず後方に固まってくれ。準備に何秒か必要だし。乗り込む時間も必要だ。」
「最後尾からゴボウ抜きか、いい趣味してるぜ!!」
シンダラを自身に憑依させて霊力の同期を開始、そこからオーバーソウルを構成。今回はマジなので出し惜しみは無しで行く。
虎の子の"文珠"を二個使用して自分とシンダラの霊波を(共)(鳴)させて出力を上げる。その莫大な霊気で巨大な鳥型を構成。20人運ぶとなると胴体だけでマイクロバス位か?
以前は『尾獣モード』とか呼んでいたが、感情の高ぶりが頂点に達して既に究極を超えたので以後『シンダラ激情態』と呼称することにする。「おのれディケイド! ヒロアカの世界もお前によって破壊された!!」
以上の一連の工程を要所で無駄に霊波を放射して発光したり風を巻き起こしたりして過剰演出で行う。
そうやって客席の視線を奪っている間に中と外の組み分けが終了した模様。仕切ってくれた拳藤マジ姐御。
風で髪が乱れると女子(一部男子)に文句を言われたのがご愛敬。お前ら余裕だな……
かなり大型になったので背中に乗り込むのも一苦労だった。
打合せもなしで即動いてくれた物間と柳と角取と塩崎に感謝。自主訓練でクラスの結束が上がっていたのを感じた。
取り込みと搭乗が完了したのを確認して巨体を重さをまるで感じさせないような軽やかさで浮かび上がる。
実際の所羽ばたきではなく霊力で浮いているので鳥の動きとはまるで違うのでそう見えるだけだが。
さて、先頭が地雷原に辿りつきそうなので此処から蹂躙の時間だ。
鳥の飛行とは違う概念の飛行のため動き出した瞬間既にトップスピードに入る。
第1関門は上空を通過してもよかったのだが、ロボの間を無駄にローリングしてみたが誰一人叫んだりしないのは驚いた。
第2関門を通過時点で先頭集団は地雷原に突入した模様。普通に飛んでも抜き去る事は出来るが、ここから
一度も激情態でその類の技術は使用した事は無いが、霊能に措いては精神の影響は無視出来ない!!そして今日の俺のテンションは既に究極を超えた!!!
― その時、観客に見えたのはゴ―ル上空で急停止をして軽やかに着地したシンダラと、高速移動の余波で発生した衝撃波で吹き飛ぶ
テンション任せに音の壁超えちまった。これが炎の狐だったら大怪我してたぜ!!
余波で発生した衝撃波で後ろが酷い事になったがカケラもおくびに出さず、ゴ―ル上空で必要もないのに上体を持ち上げ前に強く羽ばたき急停止を
シンダラ激情態が崩壊しそうだから自力で着地に備えてくれと伝えたところ任せろの返答。
空中に放り出されたところで予定通りとばかりにそれぞれの個性を使うか、余裕がある人に抱えてもらって全員余裕の着地。宍田め、女子を姫抱っこして余裕の表情とか紳士かよ!!
さて、予想どおり観客からは歓声どころか困惑の声しか聞こえない。実際飛行時間は30秒もなかったから当然の反応だろう。
どうした、実況、プロなら何かコメントしろよ。未だ競技は続いているぞ、喋らない実況なんざ変えちまえ!
『オイオイ、そんなの有りか!! B組全員居るのか!! それは流石に無いだろ!!』
さて、案の定ケチ付けて来たか。声に合わせて会場の空気を直接を振動させて声を響かせる。
「なにか問題がありましたか?」
『有りまくりだろう!!』
会場も同調してるな、何しろ個性同士の戦いを見に来たのに何もしていない人間がゴールに居れば確かに不満が出るだろう。
だが、こちらにも言い分がある。
「生徒間の妨害ありでコースさえ外れなければ何してもOK!
だから俺は俺の出来る全力の妨害行為を実行しました。
悪質だとか遣り過ぎだとか批判は受け付けません。
寧ろ直接攻撃で怪我させなかっただけ優しい方でしょう。たとえばコースを音速で飛行し、起こした衝撃波で全ての参加者を薙ぎ払うような。」
「それとも"何してもOK"と言うのは嘘だったんですか?」
『そういう極端な事をしたのが問題だと…
「つまり、A組を勝たせるために手を抜けと、八百長を強要するわけですね。」
『なにを言ってるんだ、いい加減に…
「どうせてめーらアレだろ!こいつらだろ!!
ヴィランの襲撃を受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!!!
ヒーロー科!! 1年!!! A組だろぉぉ!!?」
「会場を良く見ろ!!
俺達を見ろ!!
A組だけが雄英じゃねぇぞっっ!!!!!」
『横嶋だったか、それぐらいにしておけ、言い過ぎだ。
マイクも止めろ。確かにあの入場は他の生徒や保護者達からも問題が有ったと言われかねん。』
『あっというまの出来事で盛り上がりも何もなかったが、俺から見れば恥も外聞も無く本気で全力でトップを取りに行った結果だ。
先を見据えて合理的にやっただけの事だ。有りだよ。』
『まっ、だからといってこれでは競技によっては成り立たないからな、次は無しだ。』
「はい、ありがとうございます。」
最悪自分が失格で手を打てないかと思っていたがなんとかなったぜ。
おーおー、爆豪の奴視線だけで人を殺せそうだ。
それに対してクラスの連中はやましい事は無いとばかりに胸張ってやがる。ホントお前ら最高だぜ!!
A組連中以外は敵意よりは良くやったって視線が多めか?
爆豪がヘイト稼いでくれてたのが大きいな。
問題は次でどれだけ残るかだな。
A組の連中は必至で食らいついてくるだろうな。
実は亜音速とはマッハ0.8
亜音速と書くと凄く速そうなのに、実態はマッハ0~0.8である。言葉のマジックだ。
ただ普通は飛行機ぐらいでしか使わない言葉であり、飛行機は早い乗り物なのでこういったイメージになるのは仕方がない。
だからオリ主が勘違いしていても突っ込む奴が居なかった。
今回は友情パワーでテンション上がったオリ主が文珠まで使用したので事なきを得たが、一歩間違えていればB組全滅の大惨事である。