「俺のヒーローアカデミア」はじまります! 作:ばうえもん
ロリコン疑惑2
「質問があるのだが、プレゼントとか言ってたがその下着は先日買った物でいいのか?」
「ハッ、ハイ!」
予感どおり暴走した2人は予想に反してキレた忠雄に撃沈された。あまり人に見せられない状態だが妙にツヤツヤした顔がムカつく。
そんな2人を他所に正座して向かい合う私達、色々な感情を持て余した様な忠雄を相手するとか勘弁願いたい。いっそ私も(性的に)逝かせて
「つまり3人で示し合わせていたわけで、最初から下着ファッションショーするつもりだったんだな。はぁぁぁぁ~」
疲れた様なため息を吐く忠雄
「あのな、俺も男だから色々とあるがクラスメイトをネタにはしない様にしていた。友達だからな」
「…それなのに……ここまでされたら流石に今夜は捗るぞ!! いいのか!オカズにするからな!!」
やっぱコイツどっかズレてる。既にそんな段階通り過ぎてるのに…処女2人を手マン(意訳)で潮吹かせておいてそれは無い
忠雄なりの誠意なんだろうけど私もため息吐きそう
後ろ髪を蛇に変えてブラのホックを外す。茨のツル程のパワーは無いが軽い物なら動かせるので手が塞がっている時など便利だ。
ズレ落ちる前に手のひらで胸を隠して所謂「手ブラ」状態、そして見せつける様に胸を少し持ち上げて
「当然メインディッシュは私よね?」
バチコーン☆とウインク
座った目の忠雄、さあどう出る?
ヤルなら受けて立つぞぉ!!と目に力を込めて見つめる。ウインクしたままって頬が引きつって地味に辛いわ
勝てる気はしないが気をやってしまえばプレッシャーから解放されるし、気を失う位気持ち良いとかちょっと興味有るしぃ(混乱)
などと考えていたら私の方に手を伸ばして…来た!イカされる♡
だがその手は私の頭の横へ向かい、むんずと何かを掴んだ
『わ~!なにをする~!
あたしはおいしくないぞぉー!!』
あっ、ちびが出ていたらしい、って!勝手に出てくるとかそんなの有りぃ!?
『きゃあ~!えっちぃ!!』
忠雄にワシャワシャと撫でくりまわされて嬉しそうに騒ぐちび切奈、おいこら
さてはロリコンだなオメー
REAL ERO MANGA SITUATION
くそっ、このアマ自分がどんだけいい女か判ってねぇ、人が普段どんだけドキドキさせられてると思ってやがる。
取りあえずフラフラになったちび切奈をぽいっと放ってやると慌ててキャッチ。うむ、結果抑圧から解放され弾む!眼福だな!!
「ちょっと、何すん の… キャッ」
「悲鳴挙げるくらいなら最初から半裸になんぞなるなよ」
「う~~~っ、……そうよね。騒いでゴメン」
これでペースは俺のもんだな。何時までも怒っている訳にもいかんからな、軌道修正出来そうだ。
「ちょっと視た感じじゃ「ちび」の役目は中継だな」
「えっ?どーいう意味?」
「爬虫類の感覚器官に対応出来なかったからちびが生まれたって言ってたな、その通りだ。爬虫類の感覚器官をお前が理解出来る情報へ翻訳するのがそいつの力だ」
「えっ?あのおバカちゃんがそんなに凄いの!って何処いったのかしら?」
「さっき悲鳴上げた時に放り出したぞ」
放り出されたちびがヨタヨタとこちらに飛んで来たので突いて遊ぶ。
「酷い本体だな~」
『な~』
またもやう~っと唸ったが、一先ず後を向いてゴソゴソとブラを着ける切奈、つーか服は着ないんかい
んで背後からは2人の唸り声が聞こえる、どうやら先程の切奈の悲鳴で起きたようだ。
「うう、身体が動きません。まるで酷い筋肉痛みたいです」
「ハゥッ、ビキビキで動けないデース」
「しるかアホ、朝には立てる位にはなるから土日はそのまま死んでろ」
「ベッドから動けないのでお泊まりデース」
「あっ!?」
やっべ、どうすんべ
「あ~あ、何にも考えてなかったわね、それで明日のダンスはどうするつもり?」
「あーーー、なにやってんだ俺は」
思わず頭を掻き毟る。あかん、こりゃ泊めて一晩掛けて治療かよ。こんな流れでお泊りとか嫌過ぎる
「仕方が無い、布団持ってくるわ」
と言って倉庫替わりの部屋に向かう、実際の所は予備の寝具など一組しか無いので施設のYOKOSHIMAに送って貰うのだ。
ペルソナを式神に降ろして外に出てる癖に俺の一部だからか俺のストレージにアクセス出来るとかインチキではなかろうか?
これって施設にYOKOSHIMAが詰めて居れば生産ラインが稼働してる限り補給し放題って事だろ、とんでもない物量チートだわ。
欠点が有るとすれば現状俺自身がさして消耗品を使わない事だな、唯一の消耗品である呪符の類いは自身のエネルギーで自作しなきゃ意味無いし。
布団持って戻ると切奈が気を利かせてテーブルを端に移動させてくれていた。
「服を着てくれたらなお良かったんだが」
「皺になりますので制服で寝るわけには…」
「ショーツ濡れてて気持ち悪いネ、着替えさせてヨ」
それなんてさおりん?ふきふきとか出来るかよ…
もうどうにでもな~れ
カ(浄/化)ッ!!
*゚゚・*+。
| ゚*。
。∩∧∧ *
+ (・ω・`) *+゚
*。ヽ つ*゚*
゙・+。*・゚⊃ +゚
☆ ∪ 。*゚
゙・+。*・゚
「なんですか!今のは!!」
「ドライでキレイになったネ」
「そんな事も出来るんだ…なにかサッパリしたしお風呂入らなくていいのかな」
布団を敷いてポニーと茨を移動する。下着姿の美少女2人の姫抱っこは役得だな
「ヒメダッコ…」
てっきりはしゃぐかと思えば意外と大人しく運ばれるポニーに対して、茨は身体が動けば詰め寄ってきた事だろう。
「先程は何が起きたのですか、暖かい光と感覚は」
「落ち着け、俺のは単なる陽氣で不浄を浄化したけど茨の気質なら氣を突き詰めれば純粋に聖光で浄化を出来ると思うから」
「私も神聖な光を…」
木行よりの茨は陽だからな、浄化くらいは出来るハズだ。突き詰めればそのうちグランドクルスとか撃ちそうだ。
寧ろツルで太陽光を使って光合成でエネルギーを…いや、まて、個性って割と無茶が効くから太陽光を取り込ませて波紋に変換出来ないか!言い包めて信じ込ませればなんかイケる気がする!
「イバラ、キラキラしてるヨ」
「忠雄はおかしな事考えてるね」
「うっせ、研究熱心と言え!」
「切奈はそこのクローゼットの中にTシャツとかあるから出してくれ」
「オッケー、私は彼シャツにしよっ! ポニーと茨は?」
「Tシャツだけでイイヨ」
「同じでお願いします」
「ブラ脱げる?」
「なっ、なんとか」
「タダオ、身体動かせないから脱がせテ欲しいデース」
コイツらまるで懲りてない…そうか、茨は寝る時外す派か
「お前ら部屋出るから着替えは待て」
キッチンへ避難して来たが、ついでだから晩飯作ろうと思う。しかし残念ながら俺はそこらのオリ主と違い料理の腕は並みだ。
一応中華ならそれなりの物が作れるがあくまで普通に食えるレベルである。
寧ろ女子居るのになんで俺が飯の準備するのか声を大にして言いたい!!
まあ東洋医学系統の知識もあるから薬膳もどき中華粥でも作るか、多少は治療の足しになるだろ
どっから集めたのか割と本格的な食材というか漢方薬の材料がストレージに入っていたので有り難く使用する。YOKOSHIMAの仕業だろう
米から炊く時間無いから冷凍庫のご飯でいいか、俺と切奈は普通に食えるから何かボリュームあるオカズを…
「ご飯でしょ、手伝うよ」
「病人じゃ無いが消化が良い粥作るつもりなんだが、俺達は普通に食えるからなんか作るか?」
「別に一緒でいいわよ」
「んじゃ何か重めの具を足すか、冷凍庫に肉団子あったしそれでいいか?」
「お粥に肉団子?」
「俺は中華専門なんだよ、結構イケるぞ」
「よくわかんないけど手伝い出来そうにないわね」
馬鹿野郎!女子の手料理食わせてくれよ!!
「そんな事言わずになんか作ってくれ。それと下履けよ」
「嬉しい癖に」
だから困るんじゃないか
料理というよりは調薬染みた俺の粥作りに少し引かれたがまぁ完成。結局俺が作った!この家女子が3人いるんだぜ!!こんなの絶対おかしいよ!!!
「普通ですね」
「普通においしいヨ」
手が上がらないから食べられないっていうからフーフー付きで食わせた結果がこれである。だから嫌だったんだ。ポニーはもっと食え、おかわりもあるぞ
「普通だね、調理が手慣れていたからもっと凄いと思ってた」
「いいから文句言わずに食え」
「文句じゃないよ、普通に美味しいし」
「マンガだと男の子は凄い料理上手デース」
料理がプロ並みに上手い男子学生なんて創作物の中だけなんだよ!!
「現実は大体こんなもんだ、今日は勉強になったな。俺も女子が料理してくれるとか漫画やアニメの中にしか無い幻想だと悟ったよ」
「でっ、出来ない訳じゃありませんよ! 今日は動けませんので出来ないだけですよ!!」
「ゴメンね、忠雄の手際が良過ぎて手伝う暇も無かったよ」
「こんどバーベキューするデース」
おー、テストの打ち上げにバーベキューとか楽しそうだな、提案してみるか?
体が動かない2人に食わせながらだから少し食事に時間がかかった。もう今日はどうにもならんので早めの就寝。もっとも俺は2人にヒーリング掛け続けるわけだが……
「こんなの絶対おかしいよ」
「なんだよ藪から棒に」
切奈のやつがなにやらゴネ出した。いい女など何処にも居なかったのだ
「忠雄怒らせた2人は忠雄と川の字で私は1人寂しくベッドなんて変だと思いまーす」
「俺はヒーリング掛け続けるから仕方なく2人の間に居るんだけど、後多分徹夜だよ!!俺の方が不満言いたいよ!!!」
「うう、すみません。でもあったかくて気持ちいいです」
俺は寝る2人と手を繋いでいる。手から治癒の念を込めた霊力を軽く流しこみ時間を掛けて回復させるのだ。自分がやらかしたせいだから誰にも怒れん
「うわぁ…タダオ(のお布団)の中…すごくあったかいナリ…」
誰だよ、ポニーにそんなネタ仕込んだ悪魔は……
「うう、こうなったら忠雄のマクラでオナってやる!!」
「やめろ、そのマクラお気に入りなんだから」
なんか最近どんどん切奈の残念な内面が暴露されていく、推薦入学のデキる女なんて何処にも居なかったんだ!僅か2か月と俺の憧れは淡い幻想だったぜ……
「そういや今日は切奈の事も進める予定だったのにほったらかしだったな」
「そうだっ!忠雄はポニーばっかじゃなくて私にもっと構うべきだと思いまーす。だから構えよ!!」
お前は酔っ払いかよ、まぁ直ぐ済むし相手してやるか。
「そーだな、ちょっと2人で話したいから場所変えるか」
「やった!」
「エッチな事はイケナイと思いマス」
「ちげーよ」
彼女の意志
動けないポニーと茨を部屋に残して奥の部屋に案内される、そこには様々な機械や工具、なにやら作りかけの骨組みのような物などであふれていた。
部屋の中心の床には何やら幾何学模様が描かれていて、忠雄がそこに立つと薄く光を放ち出した。
不敵な顔で私に延ばされた手を掴むと同時に床が強く輝き出し視界を埋める。光が収まった後に眼に入ったのは灰色になった部屋だった
「ここ、何?」
「何処じゃなくて何な辺りが凄いな、流石は雄英推薦入学」
悪戯ぽい称賛は皮肉じゃないのは分かるけど皮肉に聞こえる。忠雄は私の物差しで測れる男じゃ無いとは思っていたがこれは想定外だ
「私にも理解出来る様に説明して」
「『封時結界』、理屈を説明しても多分使用出来ないから省くが現実に重ねて作られた人工の世界と思ってくれ。ここでなら多少暴れても現実に影響は無い」
「そうなんだ、それなら訓練とか出来るね。それとも内緒話用?」
「コストパフォーマンスが悪いから非常用だ、しかもさっきの部屋の陣が無ければ俺も簡単には作れん」
簡単じゃなければ作れるんですね、わかります(白目)
そうまでして2人きりになるにはそれなりの理由があった。
以前触りだけ説明を受けたのだが、忠雄の力が多岐にわたるのは「個性」のような力を持つ式神を複数所持している為なのだそうだ。
忠雄は式神の力を身に宿す事で一時的にその力を行使出来る。それが忠雄がまるで複数の個性を持つように見える理由であった。
今まで忠雄が私に式神を預けていたのもその力に身を馴染ませる為だったのだ。そして私が今まで取り組んでいた個性の強化はその副産物だった。いいけど
そして回収されたアジラの代わりに私が受け取ったモノ
『獣魔術』
忠雄が使う『式神』を私でも使える形にしたモノ。
氣を炎に変える「
魔力を電気に変える「
手本として忠雄の式神が放つ落雷は立ち木を裂き、炎の刃は鉄を焼き切る
未だ十分な出力が無い私では遠く及ばないが、それでも炎の竜が、雷の蛇が、いとも簡単にマンションの壁に穴を開けた。
その力は簡単に人を殺せる凶悪な力で、個性では無い後付けの力だからこそそれを酷く実感した。
そうだ、私達はもっと真剣に力と向き合わなければならないんだ。今になって漸く13号先生の教えの意味を理解した私の何処が優等生なのか…