うちの魔法科高校の劣等生にはオリ主転生が多すぎる:その2 作:madamu
俺の名前は相馬新。
国立魔法大学付属第一高等学校の一科生だ。
クラスは1-B。
この学校に入ったのでクロス・フィールド部に入る予定だ。
運動は嫌いじゃないし、クロス・フィールドのようなちょっと軍事的要素のあるスポーツは得意だったりする。
入学から3日目。放課後を迎え、実はやることが無い。
入部に関しての勧誘期間は明日からで入部希望者も「フライング」にならないように「友達に会う」以外の理由で
部活棟にはいかない様注意されている。
部活の入部勧誘で「接見禁止」期間が設けられているとか、過去にどんなことが起きたのやら。
今は実家ではなくここから二駅のところにあるマンションに一人暮らしだ。
男の一人暮らしなので家は直ぐ汚れる。
さて保護者様に定期連絡を入れて明日の部活動初日に備えようか教室を出て思った矢先。
昨日の悶着で知り合った司波達也が背の高い女生徒に連れられて歩いていた。
森崎駿ことモーリーは、帰路でGWにあるCADのビジネス向けの展示会の話をしたら
司波達也は食いつぎ気味に「行きたい」と言っていた。CADマニアめ。
「シバ!」
「なんだ、アラタか」
俺を見て名前を呼んだ司波達也の目がほんのすこし開かれる。これは何か思いついたな。
「ん?」
すっごい美人に「あんた誰?」という顔をされた。
う~ん、M心をくすぐられる。
「どうしたの?デート」
「違う。生徒会に用があって、こちらの先輩と向かっている」
視線で女生徒を指す。身長は俺と司波の達也の間位。十代の女性にしては背が高い。
生徒会の市原先輩よりももう少し高いかな。
「ふ~ん、大変だな。あ、自分相馬新です。1-Bです」
「十二江清姫よ。3-F」
端的に答えた。口元には余裕の小さい笑みがある。
「先輩美人ですね」
「ありがと。聞き慣れてるわ。司波君」
感謝を述べてるが表情は動かない。うわ素っ気ない。自分が美人であることを10000%理解しているって感じだ。
凄い、きつめの美人のスタンダート。
司波の名前を読んで立ち話を遮る。
「そうだ。アラタ、暇なら来てくれ」
いきなりの何を言っているんだ君は?あの美人の生徒会長さんがいるなら行くよ。
「いいけど、俺行っても良いのか?」
「構いませんよね、先輩。妹の付き添いに友人が増えたところで、別段秘密の話をするわけでもないでしょう?それに彼と一緒に下校のつもりだったので、待たせるのも申し訳ないですしね」
あ、こいつ面倒ごとに他人巻き込んで上手く逃げようと考えてるな。
美人先輩は2,3秒動きを止めたが「いいよ。エルロンド会議じゃあるまいし」と答える。
ん?エルロンド?美人先輩を先頭に三人が歩き出す。
「なんか面白い話なのか」
「いや俺もよくわかっていない。深雪の生徒会の話に関してだと思う」
「は~あれかね、生徒会関係で忙しいから兄貴もたまには手伝え的なことなのかね」
「そうかもしれんな」
苦労を予見した軽い笑い。兄貴も大変だね。
そのまま階上の生徒会室へと連れていかれる。
夕方のオレンジ色が廊下の窓にも映る。
さて、まったく関係の無い人間としてはどう自己紹介したものかな。
流石にフェアに正体を言うわけにもいくまい。
俺の本名は関重蔵。国防陸軍情報部支援課第二班の少佐。
そして転生者だ。