転生したら仮面の悪魔だった件   作:Tomo Tomo

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戦闘シーン書けるようになりたい…


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では5話をどうぞ。


初戦闘と洒落込もうか!

やぁ、諸君、バニルである。

 

ついに来てしまいました…

 

今日はギィとの約束の日です…

 

さてと

 

「本体を頼むぞ。ヴェルドラ」

「あぁ、わかったぞ。」

 

え、誰が本体で行くって言ったの?

 

いやー、だって、殺されたくないですし

 

今の持ち物はこの体と本体に付けた余りの竜骨製仮面8枚と悪ふざけで作った魔鉱石製仮面200枚か…

全部ストレージにしまってあるけど…

 

今回はまぁ最悪目付けられなきゃいいかなぁ

 

「『飛行』『防御術式』」

 

いつもの魔法で洞窟内を飛行し、すぐに出口までたどり着く。

 

幸い道は記憶しているので、早く着くことができた。

 

そろそろくると思うのだが…

 

 

 

お、来たな

未来予知を開始…っと

 

「よう、お前がバニルか?」

「その通り!我輩は七大悪魔第1席、『見通す悪魔』ことバニルである!」

 

「ほう、確かに見えないし、強そうだ」

 

見えない?なんのことだ?

 

おっと!まずい!

 

「じゃあまずは…『熱龍炎覇(ナパームバースト)』!」

 

純粋な魔法ならば!

 

「光の流法(モード)『輝彩滑刀』!」

 

炎の龍が襲いかかってくるが…

 

俺の腕から生えた光り輝く刃に切り裂かれ…霧散した

 

この魔法は皆さんご存知ジョジョ2部のラスボスのカーズの技を再現した魔術だ。

 

周りから石や砂鉄を集め、表面で高加速させる。

これに加え、魔素操作、切断を併用することで魔法まで切れるようにした自信作だ。

しかも切り裂かれた魔法は形を維持できず、魔素に戻り、回収できるというエコ仕様。

 

「フハハハハ!いきなり攻撃とは!」

 

「チッ、まさか切られるとはな!じゃあドンドン行くぜ!」

 

 

 

 

 

 

 

もう戦闘が始まって30分以上が経っている。

 

今はどちらも決め手に欠ける状況だ。

 

ギィの魔法は切り裂かれ、物理攻撃は躱される。

バニルの攻撃はギィのアルティメットスキルに防がれる。

 

「あっはは!お前やるな!」

「フハハハハ!当たり前である!だが、そろそろ切り札を切る頃合いか。」

「切り札?まだ何かあんのか!」

 

 

『銃をこの手に。弾丸は聖弾。用途は射出。数は一つで十二分。』

 

すると音もなく銃が俺の手に現れた…

 

『対象はギィ。光速で射出せよ。』

 

すぐに銃から神々しく光る銃弾が発射され、ギィの右腕を貫通する。

 

「…は?」

 

ギィもあんな顔するんだな

 

これがこの2日間、不眠不休で思考加速と森羅万象を併用で作った切り札、『黄金練成』である。

アニメ「とある魔術と禁書目録」に出てくる世界の全てを呪文と化し、それを詠唱完了することで行使可能となる錬金術の到達点とされる大魔法。

 

俺の場合は魔鉱石製の200枚の仮面をリンクさせ、思考加速と詠唱破棄でなんとか制御している。

詠唱破棄で破棄できないほどの詠唱って多すぎだろ…

 

まあ、すごい急ぎで作ったから物質の具現化と瞬間移動、空間操作ぐらいしかできないし、魔素の消費量もすごいが…

 

ギィくらい(・・・・・)ならなんとかなる。

 

『動くな、攻撃をするな。』

 

うーん…抵抗が強すぎて3分くらいしか持ちそうにないな…

普通の魔王なら1時間は持つはずなんだが…

 

「これでチェックメイトである。汝を殺す気はない。さて、ご用件はなんであるかな?」

 

「あっはは!こりゃ驚いた!お前が強いのはわかっていたが、まさか負けるとは!…あぁ要件だったか、要件はない。ただラミリスの話を聞いて興味が湧いただけだ。」

 

「というのは1つ目の理由で、2つ目は調停者として、と。なるほど調停者殿も大変であるな。」

 

「…なるほど。思考を読んでいるのか。だから『見通す悪魔』か…」

「まぁ我輩は未来と過去も読めるがな。」

 

「…お前魔王にならないか?」

 

「…なるほど爆弾は手元に置いておいて管理したいと。…答えは保留である。やりたいことがあるのでな。」

 

「やりたいこと?何をやりたいんだ?」

 

このセリフがやっと言える!

 

「まず、ダンジョンを用意し、部下の悪魔たちを配置して、罠を仕掛ける。最奥で我輩自らが歴戦の冒険者たちを迎え撃ち、激戦の果てに敗れ去った後、その背後にある宝箱を開け『スカ』と書かれた紙切れ一枚の中身を見て呆然とする冒険者たちを見る!これが我輩の夢である!」

 

「…ぷ…あっははは!そんだけの力を持っていてやりたいことがそれか!お前やっぱり面白いな!なんかあったら言え、助けになってやる。」

 

「…ほう、本心からそう思っているとは。まぁないだろうが何かあったら言うとしよう。では我輩はもう戻るぞ。そろそろ活動を始める頃合いなのでな。」

 

「あぁ、わがままに付き合ってもらってすまなかったな。」

 

「ではな、なかなかラミリスと会えずこの前久しぶりに話せて嬉しかった悪魔よ。おっと、汝の羞耻の悪感情!美味である!フハハハハ!」

 

さて!本体回収して、本格的に活動開始しますかね!

 

 

 




次回はだいぶ時間が進む予定です。
(ちなみに今は原作開始250年前です。)

アンケートや活動報告にて色々募集中です。
ぜひご協力ください。

感想、アドバイスお待ちしております。

この作品のヒロイン(?)はどうすべき?

  • リッチーのウィズ
  • ウィズ悪魔バージョン
  • オリキャラ(書ける自信なし)

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