皇女戦記   作:ナレーさんの中の人

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次回投稿は艦これイベントの掘り状況に左右されます(おいまて


モスコー(その1)

統一歴1926年3月15日正午

帝国東部戦線

第2機甲軍団第3師団第1戦車中隊

 

「2時方向、敵歩兵、距離300!弾種榴弾!!」

「装填よし!」

「テッ!」

 

帝国陸軍が誇る4号戦車の主砲が火を噴き、連邦兵を吹き飛ばす。

8.8センチと言う当時としては大口径の榴弾は歩兵に対して絶大な威力を発揮した。

 

「ッ!敵歩兵、後続きます!!」

「イワンめ、撃っても撃ってもキリがねえ!」

「愚痴る暇があったら車体を回せ!前部機銃は飾りじゃねえぞ!」

「了解!!」

「敵歩兵正面!近い!」

「機関銃、薙ぎ払え!!」

「了解!これでも食らえぇえ!!!!!!」

 

 

同時刻

前線後方

第1機甲軍団第2師団第2自走砲中隊 

 

「グリッドB-9より支援要請!」

「照準急げ!…弾を取りに行った連中はいつ戻る?」

「近場の集積を使い果たしましたので…15分程度は必要かと」

「急がせろ。弾薬消費量が予想の倍以上だ。最悪手すきの人間にトラックで取りに行かせるんだ!」

「了解!!」

「…イワンめ、いったいどれだけいやがる?」

「台所のアレと同等ですな…」

「違いない。春になったら動き出すところもそっくりだ」

 

 

同時刻

帝国東部方面軍所属 第3軍司令部

 

「第1歩兵連隊の状況は!?」

「後退が遅れています!このままでは包囲される恐れが!」

「第2機甲師団を援護に回せ!第3後退ラインまで下がらせるのだ!」

「了解!!」

「工兵連隊に通達!味方歩兵部隊の後退後、速やかに橋を爆破せよ!!」

「通達します!」

「砲兵隊より前方集積弾薬がなくなるとの報告が!!」

「くそっ!変更だ、第4ラインまで下がらせろ!第2軍にも連絡せよ!」

「司令!?」

「第4まで下がれば補給が容易になる、急げ!!」

「ッ、了解!」

 

「…いったいどうなっておるのだ」

第3軍司令、リッチュンスの嘆きは帝国軍の総意であった。

斃しても斃しても押し寄せてくる連邦軍。

その人間の津波を前に、帝国軍は後退を余儀なくされていた。開戦時点で住民の避難をおおむね完了していたからよかったものの、そうでなかったら住民を守ろうとして、その津波に呑まれる帝国軍部隊が出ていたに違いない。

それほどの圧力であり、兵隊であり、物量であった。

 

 

 

 

 

 

 

同日夜 帝都 統合作戦本部

 

「…いったい、連邦の兵力はどうなっておるのだ…?」

 

ツェツィーリエ・フォン・プロイツフェルンは呆れたような声をあげた。

彼女が、そして統合作戦本部が見ている戦況図。

 

それは、帝国軍の後退が止まらないことを示していた。

 

「地雷と砲弾はたっぷりと準備していたのだが…」

「報告によりますと、何カ所かで『歩兵の数で地雷原を突破された』と……」

「…その言い方だと、まるで啓開(・・)もなしに突破したように聞こえるんだが…?」

 

啓開(けいかい)

地上戦の場合、それは地雷を「戦闘工兵」によって除去し、通行可能とする作業を示す。

ちなみに海軍ならば機雷除去、平時ならば水路等の障害物の除去など、要するに「障害物を取り除いて通れるようにする」ことを言う。

西暦世界のドイツ国防軍は、地雷除去やトーチカ爆破のために有線誘導式(ラジコン)車両『ゴリアテ』なんてものを開発している。なお連合軍は「数万発の砲弾を叩きこんで地雷を誘爆させる」という力技で突破した。……流石である。

 

 

だが、連邦の解決策と言うのは。

 

「そのまさかです、殿下」

 

レルゲン中佐の報告に、皇女はおろか、その場にいた全員がうめき声をあげた。

彼らがやったことは単純明白。

 

「一個師団を損耗させうる地雷原に二個師団を突っ込ませる」

よりにもよって、彼らは自軍兵士をモルモットにしたのである!

 

これは連邦軍が「党の目標に忠実」かつ「工兵と言う技能職が殆どいない」異常事態に陥っていたから出来る戦法だったが、帝国側からすれば信じがたい暴挙であった。

 

「…その報告は本当なのか?」

「小官も確認しましたが…。現実問題として、地雷原が予想以上の速度で突破されています。通常のやり方で、これほどの短時間であの『地雷の海』の突破が不可能なのは皆様ご存じでしょう」

レルゲンの指摘に、その場の人間は頷かざるを得ない。

帝国の生産能力と東部戦線の広さから史実の『悪魔の園』ほどではないものの、あの地雷原は通常の方法では突破に数日は確実に必要な代物。さらには啓開にあたる戦闘工兵を狙うための狙撃銃、狙撃兵まで配備されていたことを彼らは知っている。

知った時は「そこまでやりますか殿下!?」と戦慄したものだが、それがその日のうちに突破されたと言うことは…。

 

「狂っている…」

「あの国は人の命がジャガイモ並みらしいな」

「…こうなってくるとこちらの損害も無視できんぞ」

 

斃しても斃しても押し寄せてくる歩兵の津波。

それがルーシー連邦軍の実態だと、ようやく彼らは実感したのである。

しかも呑み込まれたら最後、シャベルだろうが鈍器だろうが、何かしらの方法で死に至る恐ろしい津波。更に損害は一切無視と来ている。

 

そんな連中との戦闘など、兵隊がいくらあっても足りない。

 

「…参謀総長、貴官の意見を聞きたい。このまま遅滞戦闘を続けたとして、反攻に転じることは可能か?」

「…厳しいでしょう。連邦軍の数が予想以上です。しかも地雷原を突破したやり方からして損耗を無視して進撃を続けることは確実。このままでは敵の限界が来る前に、此方が限界に達します」

 

 

 

 

それは、作戦計画『城塞』の破綻を意味した。

 

 

 

この計画はいわば西方戦線、西方防衛線を東部方面向けにアレンジしたものであり、端的に言えば『東部戦線戦は広すぎて塹壕戦が出来ないので、拠点防御と陣地転換で代替する』ものである。加えて西方戦線の場合、背後に低地工業地帯、西方工業地帯があったので下がるに下がれなかったが、この東部についてはその心配もない。

ゆえに、作戦計画『城塞』における拠点防御、陣地転換戦術は身も蓋もない言い方をすると――

 

『 帝国領1ヘクタールと連邦軍1個旅団を交換する 』

 

――ことに尽きる。

その甚大な損耗に連邦軍が耐えかね、戦闘能力が激減した段階で反攻に転じると言うのが本計画の骨子であり、中身であった。

だからこそ籠城し、攻城側の疲弊を待って勝ちを取りに行く昔の籠城戦になぞらえ、計画名『城塞』と名付けられたのだ。

 

…決して、ツェツィーリエの趣味ではない…はずだ。

 

だが、連邦軍の数があまりに多すぎることがこの計画を破綻させた。

いや、おそらくこの計画に拘泥しても達成は可能だろう。

 

 

 

帝国軍兵士の屍の山と引き換えに、だが。

 

 

 

「…何か手はあるか?」

「どうしてなかなか…。何しろ『数の暴力』と言う正攻法です。これを崩すのは容易ではありません」

 

参謀連が頭を抱えた。

何しろ、こと戦争において数と言うのは大正義である。

銃弾が10万発あったところで100万の敵を倒せはしないのだから。これに勝つためには、どうにかしてこの100万を減らす必要がある。

 

 

 

ツェツィーリエがつぶやく。

「…やはり、後方地域への戦略爆撃しかないか…」

 

 

このとき帝国空軍は東方戦線への対地支援攻撃機、制空戦闘機の出撃を繰り返していたが、諸般の事情から戦略爆撃機は投入されていなかった。戦術爆撃、対地襲撃には不向きな機体だからである。

これにルーシー連邦の後方地域への攻撃を行わせることで、いくつかの効能が期待できる。

 

一つ、連邦軍戦力の後方地域誘引による、前線への圧力低減

二つ、前線での航空優勢確保による、対地攻撃の強化

三つ、連邦軍の後方拠点、都市、物資集積地への攻撃による兵站破壊

四つ、国家としてのルーシー連邦への打撃(心身両面)

 

 

一方で懸念もある。

「しかし連合王国戦同様、損害が出るのでは…」

「いや、今回の目的は敵兵力を後方に誘引することにある。

つまり正確に狙う必要は無く、極端な話『都市の近くに爆弾が落ちれば』それでよい。

これならばこちらの被害も少なくて済むのではないか、空軍司令?」

「ハッ、おそらく殿下のご指摘通りかと。

…ただ、その場合敵に与えられる損害も微々たるものになりそうですが…」

「仕方あるまい。都合よく対空陣地をつぶす(・・・・・・・・・・・・)方法がない以上、ハラスメント爆撃で満足するしか……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

……ん? 」

 

 

 

 

 

 

◇◇◇

 

 

統一歴1926年3月16日午前

ルーシー連邦西部 スモレースク東方 高度22,000フィート

 

帝国空軍第1戦略航空艦隊 第1梯団所属 アントン軍曹

 

 

≪アントン、どうだ?≫

インカム越しの機長(編隊長)からの問いかけに、周囲を見まわしていた尾部機銃手アントンは自信たっぷりに答える。

 

「周囲に敵影なし!」

 

≪間違いないな?≫

「間違いありません!敵さん、我々に気づいてないのかもしれません」

≪油断はするなよ。夜中に前線を飛び越えたとはいえ、これだけの大編隊だ。早晩気づかれて邀撃機が上がってくるのは間違いない。引き続き、周辺警戒を厳となせ≫

「了解!」

機長の声にアントンは声を張り上げた。

帝国製の機内マイクは高性能ゆえ必要無いのだが、まあそれは自分への活と言うか、鼓舞であろう。なんと言っても尾部機銃席は狭いし寒いのだ。

 

 

「…しかし、壮観だな」

 

アントンの視界に広がるは、銀翼を連ねたる帝国空軍戦略航空艦隊の威容。その数およそ100機。

エンジントラブルで何機かは引き返したが、それでもいまだかつてない大部隊である。

実を言うと今回、『目標』が遠方のため、その搭載量の3分の1を追加燃料タンクに割り当てたため、爆弾搭載量が減ってしまっている。それでも合計200トンにはなるのだが。

 

 

そして、その全てが最新型の『SB-1C型(・・)』である。

 

 

これはエンジンを出力と信頼性を向上させた―― 無理に小さくしようとしないことで達成した ――新型に換装し、防弾性能を強化したものである。

結果として爆弾搭載量、航続距離は据え置かれ、速度性能に至っては低下すらしているが、帝国空軍は北方戦線以来の戦訓から、速度性能よりも「生存性」を重視していた。

 

ちなみに、速度性能と航続距離に特化した『B型』のプランが北方戦役終結直後に出ていたが、連合王国との戦闘を受けて即刻キャンセルされている。

何故か?

その理由は、図面を見た皇女殿下の評価でお分かりいただけるであろう。

 

『シューゲルの奴、任せていたらワンショットライター(インテグラルタンク)を造りやがった…』

 

いい加減、彼には速度以外の安全性と言うやつに目を向けていただきたいものである。なに?無理?…でしょうね(諦め)。

 

ともあれ、C型は増加試作機が完成する前から量産が決定されており、ドードーバード海峡航空戦のころから急ピッチで量産及び部隊配備、機種転換が進められた。

もっとも、機種転換と言っても元々が同じ機体である。

「若干重くなった」と愚痴を言うパイロットと「機関銃が重たくなった(尾部機銃の強化)」と嘆くアントン以外の乗員は本機にすぐに慣れたし、強化されたと言う防弾性能には大いに期待していた。

人間、誰だって死にたくはないのである。

 

 

 

 

話をルーシー連邦上空に戻そう。

機長の言うとおり100機もの大編隊である。地上からでも発見は容易に違いない。

だからこそ、夜間に前線を通過したのであるが…。

そもそも、見つけられても邀撃機がここまで上がって来られるのか疑問である。

…いや、慢心は禁物だ。なにしろ連邦は航空技術の先進国らしいと聞く。

帝国が誇る『新型戦闘機(・・・・・)』と同じく高度20,000フィートを飛べる戦闘機だってあるかもしれない。

そんなことを考えているアントンの耳に、操縦席の会話が聞こえてくる。

 

 

≪航法士、方位はこれであっているのか?≫

 

航法士、それはSB-1において、機長と同等のベテランが務めるポジションである。

 

 

本来、陸軍機は地形や町を確認し、それによって自機の現在位置を把握することで目標まで飛んでいく。

ところがSB-1はその特性上、敵機の邀撃を受けにくい高高度を飛ぶことが―― ドードーバード航空戦からは特に ――多く、天候にもよるが地上の目標物が見えない状態が長く続く。しかも敵に発見されるのを遅らせるため、夜間飛行も多い。

 

そして夜のルーシー連邦の空は、広さと相まって海の上と大差ない。

灯火管制―― 明かりが外に漏れないようにするアレのこと ――が実施されているとなれば尚のことである。

 

GPSも慣性航法装置もないこの時代、洋上や夜間における現在位置把握方法は軍艦だろうが飛行機だろうが――― 現代の我々からすれば恐ろしいことに ――「時速●キロで◇分進んだ。○○時に△度転進したから…」と言う推測航法と、「六分儀」等による天測航法によるしかなかった。

だからこそ、帝国空軍が誇るSB-1の航法士は操縦経験豊富なベテランか、もしくは空軍発足時に海軍から異動してきた人間が任命されるのだし、彼らがいなければSB-1はその性能を半分も発揮できなかったに違いない。

 

そして、対連邦戦においてはこれに加えて連邦国内に潜伏している≪カナリア≫からの誘導電波を受けることが想定されていた。

ところが、先に述べたとおり≪カナリア≫は開戦直後に壊滅。

開戦劈頭に予定されていた【 モスコー空襲作戦(オペレーション・ロート) 】が延期されていたのには、こういう理由もあった。

 

 

 

だが、開戦から24時間を経たこの時、その問題は『ある方法』でクリアーされていた。

その方法とは――

 

 

≪問題ありません。203の(・・・・)魔力反応は桁外れですからね。見失いようがありません≫

 

 

――友軍魔導師が出す魔力反応。

 

 

これを探知することで、戦略航空艦隊はモスコーへの空を迷いなく突き進む。

なにせ探知目標は『白銀』。

その魔力波長は友軍なれば完璧にトレース出来ているし、しかも戦闘中ともなれば、見失いようのない特大の反応が増設スコープに表示されている。

 

≪…しかしすごいな。この距離でこの反応か≫

≪ああ、距離があるから心配していたんだが、これを見る限り杞憂だったな≫

「そんなにか?」

≪あとでレコードを見せてやるよ。この調子だと多分、モスコーの前で振り切れる≫

「まじか!そいつはすげぇ」

アントンは思わず口笛を吹いた。

 

それなら問題なくモスコーにたどり着けるだろう。

問題は邀撃に上がってくるだろう迎撃機や魔導師、そして対空砲だが…

 

≪しかしこれだけの反応だ。難戦しているのかもしれん≫

≪ええ…最悪、司令部の言うとおり『落とすだけ』になるかもしれませんね≫

≪なんと言っても敵国首都だからな…≫

≪難しいでしょうね…≫

 

機内に重苦しい空気が立ち込める。

ここにいるクルーは全員、あのドードーバード航空戦の経験者である。

如何に高性能な爆撃機と言えど、戦闘機の援護のない低から中高度の戦闘ではあっさり撃墜されるということを、彼らは僚機の最期で知っていた。

 

敵国首都に突っ込むことの難しさを知る彼らは、だからこそ自分たちの露払い、対空砲潰し(・・・・・)をやってくれている第203航空魔導大隊の苦戦を確信していた。

実際、出撃前のブリーフィングで彼らの『モスコー先行突入(・・・・)』を知った隊員の中には、東の空へ敬礼するものさえあったほど。

 

 

それゆえの重い空気。

 

 

203の献身に報いることが出来ない(適当に爆弾を落とすことになる)我が身を嘆く彼らだったが、その時――

 

 

 

≪…なんだ、これ?≫

 

 

――通信手が声をあげた。

≪どうした?≫

≪いえ…モスコーのラジオ放送を傍受したんですが…。聞いてください≫

 

そう言って、彼は傍受した放送を機内放送に流す。

途端に流れ出すは、帝国軍人ならば毎日一度は耳にする荘厳な音楽。

 

≪ウチの国歌じゃないか!?≫

≪なんだってモスコーのラジオで?≫

≪分かりません。分かりませんが、間違いなくモスコーで流れている放送です≫

 

クルー全員が、否、同様に放送を傍受していた航空艦隊の全員が首を傾げた。

しかも、その歌声が聞いたこともない―― 訛りもないので帝国人なのは間違いないが ――人の声と来ている。しかもやたらと上手い。だれだこいつら。

 

 

 

 

連邦の謀略とも思えない状況に全員が頭上に疑問符を浮かべるなか、航空艦隊司令、ガーランド大佐が突然笑い出した。

 

 

 

≪ハッハッハッ!これは痛快だ!諸君、この戦い、勝ったぞ!≫

 

 

≪ど、どういう事でありますか大佐殿?≫

≪分からんのか、これを歌っているのは203の連中だ!≫

≪なんですって!?≫

≪連中、モスコーのラジオ局を乗っ取りでもしやがったのか?

少なくとも放送ジャックしたのは間違いないだろう。そうでもなければ、この状況で帝国国歌が聴けるわけがない!≫

大佐の発言に、全員がなるほどと頷いた。

 

≪そしてだ。放送ジャックするだけの余裕があるってことはだぞ、諸君?

 

 

 203は勝っている!それも圧倒的にな!!≫

 

 

 

航空艦隊全体がどよめいた。

無理もない。それが意味することはつまり。

 

≪航空艦隊全機に告ぐ。連邦軍航空隊の抵抗は軽微である可能性が高い!

よって予定変更だ。中高度での攻撃に切り替える!全機、爆弾の設定変更にかかれ!≫

≪隊長!司令部の命令では『損害を局限せよ』とありましたが!?≫

 

馬鹿野郎!これだけのチャンスをふいにするヤツがあるか!

 責任は俺がとる! 全機降下を開始せよ、我に続けェ!≫

 

≪≪≪了解!!≫≫≫

 

 

 

 

後世伝説となる「モスコー航空戦(バトル・オブ・モスコー)」。

その第二幕、戦略航空艦隊による絨毯爆撃がいま、始まろうとしていた。

 

 

 

 

 




>モスコー市内のラジオ放送
映画のは有線放送かもしれませんが、都合上ラジオ放送と言うことにしてくだしあ

>どっかに4号戦車のCADデータないですかね…。
一から書くとなると面倒で面倒で…。

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