皇女戦記   作:ナレーさんの中の人

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統一歴1927年5月

統一歴1927年5月

連邦首都モスコー

 

ルーシー連邦において、泣く子も――物理的に――黙ると恐れられる内務人民委員会。

その委員長室でその日――

 

 

 

 

「来たぁぁぁあああああああああ!!!!!!!」

 

 

 

 

――両手の拳を高らかに突き上げ、瞳孔の開いた眼で天を仰ぎ、雄叫びをあげる男の名は、ロリヤ。

この内務人民委員会委員長にして、愛に生きる一人の戦士である。

 

「ハァ、ハァ、ハァ…。

 

 

――で、確かなのかね、それは?」

 

「たっ、確かな情報であります!」

 

その体勢のまま、首から上だけをグリン!と回して報告者を凝視する様はハッキリ言ってホラー。

子供だったら大泣きしていたに違いない、そんな上司の狂態にどもりながらも、悲鳴を上げなかった報告者は、それだけで勲一等ものであったろう。

報告を読み上げるためというより正気を保つため、彼は手元の紙に目を落とし、続ける。

 

「本日未明、北部戦線において、帝国軍の大規模砲撃が開始され――」

そんなことはどうでもいい!!問題は()()()()だ!」

「しっ、失礼いたしました!砲撃と同時に前進を開始した帝国軍部隊の中には、例のサラマンダー戦闘団も含まれていると…」

 

「実に結構!」

 

前線で砲火に晒されている連邦兵が聞いたら卒倒しそうな発言。

だが、ロリヤは満面の笑みで続ける。

 

――天使が戻ってきた、と。

 

…思えば、耐えがたい別離であった。

厳しいルーシー連邦の冬なれば、来てくれる回数が減る程度のことは覚悟していた。

だが、現実はそれ以上!

あの忌々しい、いっそ半島ごと海に沈んでしまえばいいイルドア王国の余計なお節介が原因で、天使は連邦を去り、気付けば帝国南部に展開していたのだ。

 

それを知ったときのロリヤの絶望たるや!

 

「…だが、天は我に味方せり」

「…ッ!」

 

目の前の人民委員が絶句するのが見えたが、はて、いったい何故だろうか?

―――ああ、なるほど。

確かに、『党』の教義に従えば、宗教はアヘンであり、神とは人々を空想の世界へ誘う悪しきものに他ならない。常に正解は現実の、科学的、唯物的思索のうちに求められるものなのだ。

 

だが、こんな言葉があるではないか。

 

「君、『運命の赤い糸』という言葉を知っているかね?」

「は、はぁ。聞いたことはありますが…」

「要するに、それだよ」

 

 

 

――離れ離れになった恋人同士が、再び巡り合うなんて、なんと運命的な!!

――そう、やはり自分とあの天使は、運命の赤い糸で結ばれているに違いない!

 

 

 

当の本人が聞いたら、全力で地球の裏側まで逃げだしそうなソレを、ロリヤは確信して疑わない。たといその表情が歓喜で歪み、はたから見れば薬物中毒者のそれになっていたとしても、彼は正気そのものだった。

だからこそ、彼は冷静さを取り戻して問いかけるのだ。

 

「それで戦況の方は?」

「芳しくありません」

 

報告者は続ける。

 

「帝国軍は大規模な空爆、砲撃を実施し、戦車を先頭に立てて攻勢を開始したとのこと。

目下、レネングラードも空襲を受けているとの報告が入っております」

「あまり、良い状況ではないようだね」

 

ロリヤの顔が曇る。

なにしろ、()には見頃というものがある。

()()()()を繰り返す中で、「あと数年早ければ…!」という絶望を幾度となく経験してきたからこそ、彼の焦燥は否応にも増していく。

 

あの天使も、いずれは見頃を過ぎてしまう(大人になってしまう)のだから。

 

なればこそ、勝たねばならぬ。

だが、どうやら帝国の連中、冬季の(陣地)籠りを利用して、弾薬を潤沢に取り揃えたと見える。現在進行形でもたらされる現地部隊の政治将校からの断片的情報からも、そのことが窺えた。

これでは早晩、こちらの防衛戦力がすり潰されてしまうだろう。

 

「…やはり、引きずり込んで叩くべきだろう」

 

 

 

◇◇◇

 

 

「…同志人民委員長。貴殿のご意見は全く正しい」

 

しかし、と、ルーシー連邦軍参謀総長――帝国陣地への無謀な突撃を命じ続けた無能な前任者を、『適正な手続き』によって排除して――に就任したばかりの上級大将、デューコフは受話器の向こうに続けた。

 

「問題は敵の攻撃が非常に激しいことだ。どうやら連中、冬ごもりしている間に相当量の弾薬をため込んでいたらしい」

『…わが方の砲兵隊は?』

「観測機は敵戦闘機に追い回され、陣地も絨毯爆撃に晒されている状況です」

『こちらの戦闘機は何をしているのです!』

「全く同感ですな、同志。つい今しがた空軍に文句をいれたところですよ」

『それはそれは…。それで、解決策はあるのですか?』

「残念ですが、レネングラード軍管区単独では厳しいかと。増援が必要です」

『送ればよろしいでしょう?兵士は幾らでもいるはずだ』

「数字の上では、その通り」

 

それこそ畑で取れるのかというくらい、連邦は大量の兵をこの大祖国戦争のために招集し、装備を与え、西の最前線へと送りこんでいた。

だが、デューコフの表情は優れない。

 

「…同志。数ある軍事行動の内、最も困難を極めるのが『後退』なのです。

古来、これに失敗して敗北、崩壊した軍隊は枚挙にいとまがない…。ボナパルトが良い例です。

とてもではありませんが、訓練未了の新兵にはさせられませんな。脱走、抗命、パニック。どれか好きなものを選ぶことになるでしょう」

『…一定以上の練度を有した部隊を、一定数増援として送り込めば?』

「それならば、可能でしょう。戦線を整理し、帝国軍を誘引撃滅することも不可能ではない」

 

なにしろ、背後に控えるは連邦第二の工業都市レネングラード。

下がれば下がるほどこちらの補給は容易となり、逆に帝国は昨年同様、兵站線の維持に汲々とするに違いない。

 

――しかし、である。

 

「問題は、どこからそんな練度の部隊を引っ張ってくるか、です」

『…アテはあるのでしょうな?』

 

デューコフは「適正な手続」(前任者粛清)に協力してくれた同志に断言する。

勿論ですとも、と。

 

「練度、装備とも申し分ない部隊がそれなりの数揃った場所があります」

『ほう!それはどこですかな?』

 

「ここです」

『ここ?』

 

一瞬の沈黙があり、受話器の向こうで同志内務人民委員が、なるほど、と呟く。

 

『…モスコー守備隊ですか。しかし…』

 

ロリヤほどの男が、思わず口籠る。

なにしろ首都の、もっと明け透けに言えば、同志書記長を防衛するための部隊なのだ。

モスコー市民を動員して構築した防衛線に、シルドベリヤ方面からの精鋭部隊を配置することによって、先年のモスコー大規模空襲で傷つけられた書記長の精神の安定は保たれているといって過言ではない。

それを引き抜くとなると…。

 

『…同志書記長を説得する材料が必要ですな』

「全面的に同意します」

『同志デューコフのことです。なにか心当たりがあるのでは?』

 

その問いに、参謀総長は一瞬考え込んだ。

この通信、有線電話だったよな?と。

それならば傍受の心配は無いだろうし、なにより、あのロリヤが使う回線なのだ。

ある一点を除けば有能以外の何物でもない人物が、軍事情報を聞き出すのに使うという時点で、この回線の『安全性』は担保されているといって過言ではない。

 

『…同志?』

「ああ、失礼。部下に確認をしていまして。ええ、材料はあります」

『素晴らしい。さすがは同志参謀総長だ。…ちなみに、今お伺いすることは?』

「可能ですが…。…そうですな。15分後に閣僚会議館*1で落ち合うことは出来ますかな?

なにしろ、ことは一刻を争う。そのまま、同志書記長への説明にご協力いただきたいのですが」

『確かに。二度手間は避けるべきでしょう。…分かりました。では、そのように』

「よろしく頼みます、同志」

 

そう言って、受話器を下ろしたデューコフ上級大将は、次の瞬間盛大な溜息を洩らした。

 

「お疲れ様です、閣下」

「ありがとう。…あの御仁は有能なんだが、一つ言葉を間違うとラーゲリ送りになるのがなぁ…」

「全く、恐ろしいことですな」

「おっと、その発言は無かった事にしよう。有能な副官を失いたくはないからね」

「ハッ!失礼いたしました」

 

副官と共にニヤリと笑いながら、参謀総長は続ける。

 

「それで、『材料』は揃ったかね」

「はい、こちらに」

「結構。…うむ、実によく纏まっている」

「ありがとうございます」

 

――優秀な副官がいると仕事がはかどる。

 

敵方の、とある幼女大佐が聞いたら全面的に同意するであろうことを思いながらも、デューコフは資料のページをめくっていく。

――これほどの人材を使いこなせなかった時点で、前任者の無能ぶりがうかがい知れるというもの。この点に関し、『排除』に協力してくれた同志ロリヤには感謝しかない。

 

「…要はバランスが大事なのだ」

「は?」

「気にするな。独り言だよ」

 

この国においては『能力』と『出世欲』のみでは、哀れな末路しか用意されていない。

誰と手を組み、誰を切り捨てるかを判断する『嗅覚』と、なによりその時の最高権力者への『忠誠心』を示すこと。これらが揃っていなければ、生きていけないところなのだ。

 

その点、前任者たちは揃いも揃って『出世欲』と『忠誠心』しかない無能しかいなかった。

…まぁ、当代の書記長ヨセフの就任と同時に始まった「大粛清」の嵐を生き残るには仕方のないことだったのかもしれない。

 

けれども、そのしわ寄せは現場に向かう。

前線部隊の「重砲はまだか!?」の悲痛な叫びは、阿諛追従しか知らぬ軍上層部を経由して書記長の耳に届くころには、「何ら問題なし」に変換されてしまうのだ。

 

――これでは勝てる戦いも勝てない

 

そんな危機感から、当時軍中央の末席に名を連ねるに過ぎなかったデューコフは策を巡らしたのである。その過程で、同じ人物の不正摘発を狙っていた同志ロリヤと知己を得られたのは僥倖と言ってよいだろう。

……まぁ、人格面に多大な、否、著しい問題を抱えているのが玉に瑕なのだが…。

 

 

「…ともあれ、()()()()()()()()()、やはりこれしかないか」

「南方管区から恨まれますね」

「やむを得んだろう。ドニエプルをうまく使ってくれとしか言いようがない」

 

 

ドニエプル川。

それは総延長2,000キロ、川幅も下流域――つまり、南方管区――では3キロを超える、欧州第三位の大河である。「遮断線」としては申し分がない。

陸上では精強な兵士とて、弾幕に晒されながら川を渡っている間は、重砲の直撃で粉みじんになるような、ちっぽけなボートに命を預ける哀れな乗客に過ぎない。

だからこそ、『水際防御』という概念があるのだ。

 

ゆえに参謀総長に着任して以来、デューコフはドニエプル川東岸に配置された連邦軍部隊に対し、入念な防御陣地――それらは川岸を有効射程に収めるよう、厳命されていた――の構築を指示しており、それらは概ね満足できるレベルで完成されていた。

だからこそ、南方からの戦力抽出という決断も可能となったのである。

 

 

 

…もっとも、それを教えてくれたのが帝国軍というのは頂けないが。

授業料でドニエプルは赤く染まったと、後年、彼は1926年冬の南方管区について回顧している。そしてそれ以外、彼は言葉少なにして語らなかった…。

 

 

「しかし、南方からとなると時間がかかり過ぎるのでは?」

「そのとおり。…そこで、同志人民委員のご助力を願う訳だよ」

「と、仰いますと」

「玉突きの要領だよ」

 

副官殿の言うとおり、南方からレネングラード軍管区への兵力増派では間に合わない。

けれども、レネングラードへの増援で手薄になったモスコー守備隊を、南方からの兵力抽出で補うとすれば?

 

「所要時間と移動距離は半分になる」

「…事務作業の量は二倍になりますが」

「せいぜい頑張ってくれたまえ。同志副官殿の奮励努力に期待する」

「…やはり、そうなりますか」

 

肩をすくめるジェスチャーをしながら苦笑する副官に、デューコフはニヤリと笑いかける。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…もっとも、その前に、私自身が同志書記長閣下への説明に赴かねばならんのだが」

「……心中、お察しします」

 

◇◇◇

 

同時期 帝国首都ベルン

帝都中央病院 特別病室

 

 

「――概ね、東部戦線は順調に推移しております」

「そうか。それは重畳…。ごほっ」

「陛下、横になってください。顔色が優れません」

「構わんよ、ツェツィーリエ。ここ最近はずっと調子が悪いのだから」

 

ニヤリと笑う皇帝だったが、直後にまた咳き込む。

常ならば横にいる主治医も人払いのため側におらず、呼び戻すべきか、と立ち上がろうとする娘を、老いた皇帝は押しとどめて、告げた。

 

「余はもう長くはあるまい」

「陛下!滅多なことを申されますな」

「いやいや、自分の体のことだ。最早これまで、ということも何となく察しは付く」

「陛下…」

 

医者連中も最近じゃ同じ説明しかしないからな、とニヒルに笑う皇帝。

 

「ただ、心残りが一つある」

「…この戦争の行く末ですか?」

「いいや?お前という、余には過ぎた娘が居るのだ。それについては何も心配しておらんよ」

「…では?」

 

首を傾げる愛娘に、皇帝陛下は茶目っ気たっぷりに告げる。

 

 

 

「もちろん、一人娘の花嫁衣裳を見られなかったことだとも」

 

 

 

途端に、渋面と微苦笑とをない交ぜにしたような名状しがたき表情になる娘の様子に、老いた父親は笑い声をあげた。

 

「全く、お前は他のことは苦も無くこなすのに、どうしてそっち方面に限ってはてんでダメなのだ? 余の若いころは『帝都一の色男』として鳴らしたものだぞ」

「…陛下、懼れながら志尊の座に就く者として、それは聊か問題なのでは?」

「まったく同じことを侍従武官にも言われたよ」

 

――道理でご落胤伝説が耳に入ってくるわけだ!

と、裏切られた表情で自分の父親を睨むツェツィーリエだったが――

 

「しかし、脱走を繰り返して侍従武官が隠居してしまったどこぞの誰かには言われたくないものよ。そうは思わんかね?」

「ええ、まったくそのとおりかと」

「ツェツィーリエよ。お前に窓に向かって話しかける趣味があったとは知らなんだ」

 

けらけらと笑う皇帝陛下だが、その顔色は悪い。

既にベッドに横になった状態で話しているのだが、それでも『長時間の面会はこれが最後になるやもしれません』といった主治医の見立ては誤りではなかったらしい。

 

「最初はアルフレッド(ザクセンブルク公爵)と娶せようと思っていたのだが…、無理か?」

「志向も趣味もまるで別世界の御仁です。お言葉ですが…」

「よい、よい。聞くまでもなく分かっていたことだ」

 

しかしだ、と父親は娘に告げる。

 

「皇帝の座を継ぐ以上、後継ぎはどうしても作らねばならん」

「…アルフレッドの子供あたりを養子にするのではだめですか?」

「…ま、お主の嫌がりようからすれば、そうなるだろうの」

「申し訳ありません」

「構わんよ。お主が宮廷社会に不向きなのは分かっておった。…ふむ、ならば爵位のある軍人ならばどうだ?」

「…考えておきます」

「望み薄じゃのぉ…。しかし、こればかりは逃げられんぞ」

「承知しております」

「頼むぞ。帝国をお主の代で終わらせるのでない限りは、な」

 

不吉な発言は、夕焼けの病室に溶けて、消えてゆく。

 

 

◇◇◇

 

同時刻

帝国軍東部戦線 某所 某管区司令部

 

「――お見えになりました」

 

副官の声に、帝国陸軍第11軍司令官モンシュタインは書類仕事をやめ、立ち上がる。

その視線の先、司令部として借り上げたホテルの一室に入ってきたのは、()()()()軍服に身を包んだ初老の老人たち。

 

…貰った資料では50歳ほどと聞いていたのだが……。

 

モンシュタインは内心で呟く。

祖国を追われ、帝国に身を寄せるしかなかった彼らの境遇を思えば、そのくたびれた風体を笑う気にはなれず、モンシュタインは上位者への敬礼を行った。

 

「お待ちしておりました、ウラーンゲリ総司令官殿」

「元、ですよ。モンシュタイン閣下」

 

そう言いながらも微笑をたたえて、老軍人は勧められるままにソファーに腰を下ろす。

 

 

 

ピョートル・ニコラーヴィチ・ウラーンゲリ。

彼は約20年前のルーシー革命において、反革命勢力「白軍」を率いて最後まで戦った軍人の一人であり、衆寡敵せず敗北したとはいえ、最後の総司令として白軍を率いた戦闘では、赤軍に20万もの大損害を与えた有能な指揮官であった。

 

 

 

そんな悲運の将軍は、モンシュタインに深々と頭を垂れた。

 

 

 

「まさか、またかの地を踏むことが出来るとは思っておりませんでした。帝国軍には感謝しております」

「頭をお上げください、将軍。それでは話も出来ない」

「そうではない。御覧のとおり、私は実年齢以上に老いてしまっている。連れてきた戦友諸君も似たり寄ったり。…招聘されてこれでは、どうして貴官の顔を見ることが出来ようか」

 

その有様に、モンシュタインは一瞬悩んだが、告げた。

 

 

「ご安心を。元々、戦力としては期待しておりませんので」

「……は?」

 

 

あっけにとられた表情を張り付けて、思わず顔を上げてしまった老将軍に、帝国軍大将は続ける。

 

「もう少し後でお話しするつもりだったのですが…。

将軍、貴方も白軍を率いていた時に経験がおありのはずだ。言語や民族、編成や装備の異なる部隊を一緒に運用することの難しさを」

 

そこまで言って、モンシュタインはふと気づく。

 

「…そう言えば、帝国語が堪能でいらっしゃる」

「10年以上も住んでいれば、自ずとそうなるものです」

「…失礼を致しました」

「ハハッ、冗談ですよ。元は貴方がたが連邦(仮想敵国)公用語を学ぶのと同じ理屈です。お気になさいますな」

 

そう言って快活に笑うウラーンゲリ氏だが、その流暢な発音と言い、『それだけ』では無いのは一目瞭然だった。

 

 

 

 

 

 

「話を戻しましょう。なればこそ、閣下と部下の皆様には、かの地の兵要地誌情報の提供をお願いしたい」

 

 

 

地獄の釜が、開かれようとしている。

 

*1
書記長の執務室がある建物。帝政時代の元老院




◆お知らせ

先日、人事異動の内示がありまして。
「ほどほど忙しい」今の部署から「めがっさ忙しい」部署への異動が決まりました。

…ええ、つまるところ恒久的な更新時期未定というやつです。
プロットはあるのでエターナルはありませんが、速度がかなり落ちることをご了承ください。

かしこ(段ボールに見られると不味い執務机の中身を投げ込みつつ)

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