アーランドに転生したのでエスティさんをヒロインにしたい 作:血濡れの人形
~アーランド王国 シルド・エスティ宅 書庫~
今日は半月ぶりの休み。かといって、特別な予定もない俺たち二人は、自宅の中にある書庫で本を読んでいた。とはいえ、実はここにある本は全て暗記する程度には読み込んでいるため、別にここに来る必要はない。まぁ、本独特の香りが好きだからここにいるというのが大半の理由だ。
「おにーさまー!あねーさまー!いっしょにあそびましょー!」
外から聞こえたミミの声に、思わず二人そろって苦笑いを浮かべる。今日休みであることは話していなかったと思うのだが・・・などと考えつつ、エスティとともに外に出るのだった。
~アーランド王国 シルド・エスティ宅 庭~
突然だが、実はうちの庭はかなり広い。250万コールもかければ当然ともいえるかもしれないが、まあ広い。とはいえ、花壇とかなんて世話できないし、花の種類も考えないといけないようなものは設置できない。家庭菜園なんかもない。あえていうなら木が二本だけ生えている程度だ。あと数ヶ月ほどで実をつけるので、あれも収穫しなければなるまい。と、話が脱線した。まぁ、残ったスペース自体も何か特別あるわけではないの庭(ピザ釜(手作り)とバーベキュー用のセット一式、机や椅子のセット、雨から避難するためのスペースから目をそらしながら)だが、唯一少しだけ大きめにスペースを取っている区画がある。それが訓練用の特殊スペースだ。雨の日でも動けるように少し大きめの家のようになっている。今回ミミに連れられてきたのはその訓練場。ミミに連れられてやってきたうさぷにも、どこかやる気を出しているように見える。
「きょうは、ぼうけんしゃごっこするの!」
「冒険者ごっこ?」
「うん!おにいさまのかいたものがたりにでてくる、ぼうけんしゃってしょくぎょうのひとになりきってたたかうれんしゅうをしてみるの!」
言われて思い出す。昔暇つぶしに書いた絵本を、ミミに読み聞かせていたことと、書いた内容がそんな内容だったことをぼんやりと思いだす。
「おにいさまがてきやく!わたしとおねえさまがぼうけんしゃやくなの!」
「え゛」
「ブフッ!」
エスティがそれを聞いて吹き出していた。え?俺モンスター役?
「え?俺がモンスター役?」
「だってまえのおまつりでかめんつけていろんなひととたたかってたもん!」
oh、あれを見ていたのか・・・仕方がないな、まぁ、そういうことならしかたあるまい。
「まあいいか、それで、ミミは何を使うんだ?」
「やり!」
どうやら原作と同じ武器らしい。そこにどこかほっとした俺いた。
「あとね!うさぷににのってたたかうの!」
そういうところで原作と差をつけちゃったかぁ!まあそうだよね!うまく乗りこなせるならそうするよね!うん!
このあとうさぷにライダーミミとエスティのコンビにフルボッコにされたシルドだった。
シ)嫁と妹の肌に傷がついたらどうすんだよ!そんなことが許されるわけがないだろ!?
エ)それであんなに攻撃に力がこもってなかったのね
ミ)おにいちゃん!またこんどもおねがいね!