アーランドに転生したのでエスティさんをヒロインにしたい   作:血濡れの人形

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冒険者になりました(最初っから特殊判定くらってます)

~冒険者ギルド 受付~

 

あれから数年、まあ色々と無かったが、急にジオが、

「明日から共和国になったから」

とか言ってきたり、

「騎士制度もなくすから」

とか言われた程度で、それほど何かあるかけではなかった。王国が共和国に、騎士が冒険者に変わったくらいだ。もっとも、騎士の中でも一部は、冒険者ギルドで時々受付をしているのだが。

「それで、このカードは何?なんかダークネスって書いてあるんだけど」

まぁ、そんなことはいいのだ。これから生活していくお金もあるし、別にいいかとゴロゴロと自堕落に生活してきた。娘たちが作ったアイドルグループの応援や、そのグッズを作ったりして金を稼いでた。今日、そんな俺がここ、冒険者ギルドにいるのは、とある少女に呼ばれたからだ。

「なにって、冒険者のカードでしょうが。あんたなら見ればわかるでしょう?」

まぁ、クーデリア嬢なのだが。突然呼ばれたあげく、いきなり俺とエスティの分の冒険者カードを渡し、そこには先ほども言ったようにランクの欄にダークネスと書かれていた。ギャラクシーじゃないの?とか思うけど、あえて言わないことにする。

「それとそのランクは、あんたとあいつ専用のランクよ。あんたたち二人でその評価、もっとも、どちらも強すぎて、周辺のパーティーでは扱いきれませんよ、っていう意味があるんだけどね」

「なるほどね、それで闇、か。まったく、一般人になんて称号渡すんだが・・・」

「あんたたちが一般人ならこの街の全員は人間以下ってことになるわよ!あんまりふざけたこと言ってるとたまってきてる仕事片っ端からやらせるわよ!?」

クーデリア嬢にそんな風に怒られる。理不尽・・・とはさすがに言えないな、うん。よく考えると色々とやらかしてるし。そんなことをぼんやりと考えていると、周辺の視線がなんだか嫌なものに変わった気がした。

「ふ・・・む、まあいい、とりあえずこれは預かっておこう。特別冒険をするつもりもないが、まあ無いよりはましだろうしな」

そういって、俺が外に出ようとしたあたりで、視線の原因であろう何者かが近づいてきた。もっとも、複数人いるので、何者か達、といったほうが正しいのかもしれないが。

「おいてめぇ、なにもんだか知らんが、どんなズルをしたんだ?」

その中の一人がそう話しかけてくる。面倒くさいやつらに絡まれたもんだと、心の底から思う。

「ズルどころか、俺としてはなくっても構わん扱いなんだがなぁ・・・あえて言うなら、家でドラゴン飼ってたりするぐらいじゃねえか?」

間違ってはいない。もっとも、周辺でそれを知っている奴なんて、もうほとんどいないだろう。一時期噂になりかけたが、それも数週間で止まったし。それゆえか、そいつらはけたケタと笑いながら、口をそろえてありえないだなんだと喚き始める。鬱陶しいことこの上ないが、別に害があるわけではないので無視することにしようとする。

「どうせ、もう一人のやつも同じようにズルしたんだろう?」

その一言がなければ、無視してやってもよかったのだが。まぁ、クーデリア嬢が直前に止めようとしていたようにもみえるが、別にかまいやしないだろう。聞いた話によると、まだ無期限で登録だけしてるやつらが大半だと聞く。それの一匹や二匹程度、間引いても問題あるまい。久々に動かすからだが鈍っていないことを祈りつつ、腹部に向けて武器を振るう。これすら回避できなければ、たぶんぷににも勝てないだろうという程度の威力だ。当然、相手はそれを回避する。ので、少しだけ力を込め、ドラゴンを殺せる程度で武器を振るう。驚いたことに、腹部に傷がつく程度で済んだらしい。次に、フランプファイルを殺せる程度で武器を振る

「そこまでにしておきなさい」

おうとしたあたりで、横から弾丸が飛んできたのでそれを切り落とす。

「ひどいじゃないか、クーデリア嬢。急に撃ってくるだなんて、驚きのあまりついうっかり反撃しかねなかったぞ?」

「それは勘弁してほしいけど、それ以上にあんた、こいつら殺すつもりで武器振ってたでしょう?さすがにギルド内での殺人は見逃せないのよ。後処理が面倒だし」

とりあえずたがいに武器をしまい、やれやれといったような動きをする。

「先に喧嘩を売ったのはこいつらだし、ついうっかり(・・・・・・)死んじゃったらそいつは事故だろ?それに、あの程度の攻撃、躱せないやつが冒険者なんてやってないだろうしな」

「無茶言ってんじゃないわよ。元アーランド王国騎士団長様が、フランプファイルを一撃で殺せる程度の一撃を回避できるのなんて、一部の化け物連中ぐらいよ?」

元アーランド王国騎士団長のあたりで、周辺にいた全員の表情が恐怖に染まった気がするが、きっと気のせいだと思いながら会話を続ける。

「ギゼラさんやジオ、ステルク、一応戦闘向きじゃないけどアストリッドまで避けたんだぞ?それに、家の元騎士団員は全員完全に回避できるうえ、反撃までしてくるぐらいだしな」

「そんな人外魔境でよろしくできるやつらと比べないでくれるかしら?ていうか、なんで自国の元王の名前まで出てくるのよ!」

クーデリア嬢が怒りだす。別に隠すことがないので、正直に言うことにする。

「あれが攻撃しようとしたときに横から飛び出してきたからだよ?おかげできちんと殺しきれなかったんだから、別にそんな怒られるようなことでもないだろう?むしろ悪いのはあっちだっての」

あのときは、魔物の駆除という名目でフランプファイルを殺しに行って、唐突に横から飛び出してきたのだ。幸い、ジオに傷がつくということはなく、代わりにフランプファイルが死ぬこともなかった。

「まあいいや、とりあえずそれのけがは一応治しておいてやるけど、一応登録してるやつらには注意出しておけよ?何か問題が起こった場合、俺が出てくる可能性がある、って」

そこまで言って、俺は冒険者ギルドを後にするのだった。




ちなみに悪口言った冒険者のけがは触れるのも嫌だという理由で粗悪品一歩手前のエリキシル剤が使用されたとか。

アイドルユニット名はここではまだ出ません。出るのは今月の十日以降となります。
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