アーランドに転生したのでエスティさんをヒロインにしたい   作:血濡れの人形

34 / 41
三人娘たちはトトリについていきましたが、あまり日常は変わりません

~アーランド共和国 シルド・エスティ宅 訓練場~

 

レエラ達は一度アランヤ村の方に行ってくるといって、トトリ達と一緒にペーターの馬車で出掛けていった。乗り込む前にペーターが驚いていたり、見送りに来たクーデリアが軽くおこになったりしていたが、それ以外で特に問題らしい問題はない。さて、そんな俺だが、なんで訓練場にいるのかを話そうと思う。

「えい!」

ドパン

「うおっ!?」

シエルの戦闘訓練中なのだ。まだ早いからやめておけと言ったのだが、一度こっそり抜け出して訓練をしようとして、その時に使おうとしていたものが特殊だったため、さすがに見ないわけにもいかず、かといって無理やり止めると最初と同じように内緒で訓練をしかねないため、何かあればすぐに止められるように、きちんと監視することにしたのだ。さて、そんな特殊な武器の名前だが、俗にいうところのショットガンと呼ばれるものである。普通なら持てないであろうそれを軽々と持ち運び、構えるどころか撃つことができるということに驚きを隠せない。正直言うと正気ではないと思う。この世界の子供ってすごいんだなと実感させられた瞬間というやつだ。

「面攻撃だから避けづらいなぁもう!」

ちなみにすでに一時間ほどやっている。それでも息切れ一つしていないシエルに、近くにいるエスティやクロも困惑を隠せないでいた。俺?そんなこと考えるより回避が優先である。一秒間に六回は飛んでくるのだ。ちなみに薬莢は三、いや、六個同時に地面に落ちている。時々バチンとなる音は、おそらく雷か何かを纏っているのだろう。リロードに関しては一度も見た記憶がない。ここにおいてあるのは試作品なうえ、安全性のみが重視されているため、特殊効果が何一つないのにもかかわらず、だ。しかし、ここでは終わらない。

「ついげきなの!」

「え゛」

追撃というよりも、それは追加と言うべきではないだろうか。二丁に増えたショットガンから、同時に十二発、構造どころか衝撃その他を考えてもバクなことをしでかしてくれたシエルに、広がる攻撃範囲。どう考えてもこのままでは回避できないので、強引に突破する。とはいっても、それほど特別というわけでもない。雷の力を応用し、地面に磁力の塊を製作、それに惹かれるように流れてくる弾丸の一つを利用し、全ての弾を弾き飛ばす。なんかどっかの作品にこんなシーンあったよね。ジョ○ョだったかなんだったかに。あんまり覚えてないけど。

「今日はこれまで。あとシエル、頼むから二丁もちはやめてくれ。さすがに心臓に悪いから」

「むぅ・・・しょうがないからきょうはあきらめるの」

いやほんと、これ以上続けると俺が重傷を負いかねん。おかしいな、あれ、あんなに弾速でないはずなんだけど・・・




この後庭の一角にできた果樹園風のエリアでリンゴとかブドウを食べたりして過ごした。

シ)ところであの武器、もう一丁はどこに隠してたんだ?
エ)あの子、ロロナちゃんのところでいらなくなったやつを借りたらしいわよ?
ク)あのポーチの正体はそれか・・・

前もっての注意
次回はクロがメインなのでシルドもエスティも出番はないと思われます。あと、アーランドシリーズ内でこのカップリングいいよってのがあったら活動報告に記入よろしくです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。