日輪凛空は勇者である〜太陽の子〜   作:シン・ナス

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しんどい。しんどいんですけど書きます。
まぁ〜日潰しなんで?
今回はすこ〜し短くなる模様。
電車の中で執筆始めるとしんどいんですけど、この段階で書いとかないと、明日に投稿、間に合わんので頑張ります。
結局間に合いませんでした。
多分。
では、どうぞ。


六話 ホシ打ち砕くモノ

 〜樹海の中〜

 

 「七体総攻撃ですか・・・」

 

 凛空はふぁ〜っとあくびをして、呟いた。

 すると、夏凛が

 

 「やりがいありすぎて、サプリも増し増しだわ・・・樹もキメとく?」

 

 と、ちょっとヤバそうな表現で樹にいる?、と聞いた。やっぱり、

 

 「その表現はちょっと・・・」

 

 と、樹は遠慮しとくらしい。すると、友奈が何かに気づいたらしい。

 

 「なんですぐ攻めてこないんだろう。」

 

 どうやら夏凛も気になってるらしく、

 

 「さぁ・・・どのみち神樹様の加護が届かない壁の外に出てはいけない教えがある以上、私達からは攻め込めないけどね。」

 

 そうか、こいつらは知らないんだったっけ、と壁の外側の秘密を知っている凛空は思った。すると、先行していた風が戻ってきてバーテックスの位置と状況を一通り説明した。そして、

 

 「さぁ、勇者部一同変身よ!」

 

 と、風が叫ぶと皆端末をタップして変身し始めた。凛空は

 

 「ふぅぅぅ・・・よし!」

 

 と気合を入れ、右手をあげ高らかに宝具起動宣言をした。

 

 「『日輪よ、具足となれ(カーヴァチャ・クンダーラ)』!!」

 

 と、叫ぶとその身は炎に包まれ自身の服をも燃やしカルナが持つ黒い装束に身

を包み黄金の鎧を装備した。

 

 皆も、変身が終わったようだ。勇者部部員の変身しているとこを火の海にしかねなかったのでしたので離れているところで変身した。正直勇者部がどこにいるかはわからないが、皆が攻撃を始めたら便乗して攻撃しよう、と考えた。と、その時だった。早速一体目、アリエス(牡羊)・バーテックスの封印にかかったのだ。

 

 「おっ、早いねぇ〜。まぁ、アレはみんなを寄せ付けるための囮だと思うんだけど・・・」

 

 と言いながら魔力放出(炎)でジェットエンジンのように火をふかせながら飛んで凛空が本命と考えるタウラス(雄牛)・バーテックスに急速に接近していた。

 

 「オイオイ。みんなまとめられてるがだいじょ・・・うわっ!?」

 

 と、ブツブツ呟いていると強烈かつ爆音な怪音が鳴り響き耳をおさえてしまった。当然、足を止めた。どうやらタウラスの上部にある鐘が怪爆音を鳴らしているようだ。この距離なら美森に叫んでも聞こえると考え凛空は叫んだ。

 

 「東郷!タウラスの鐘を撃ち抜け!!」

 

 それが聞こえたのか発砲体制をとったがピスケス()・バーテックスが邪魔に入った。

 

 「・・・あいつ!だがあの鐘をなんとかしねーと!」

 

 すると、突然、音が止んだ。どうやら樹がワイヤーで鐘の動きを止めたらしい。

 

 そして、凛空は風たちのところに飛んでいった。

 

 「おっそーい!」

 

 「すんません!でもとりあえず三体まとめて封印、頼みますよ!」

 

 「任せときなさい!」

 

 凛空は後ろにいるレオ(獅子)・バーテックスに接近しようとした。だが、その時だった。他の三体、リブラ(天秤)アクエリアス(水瓶)、タウラスがレオに集まり始めた。凛空はたまらず後退した。

 

 「・・・オイオイまさか、合体か?」

 

 凛空の予想は的中した。その瞬間、レオを中心とした複合バーテックスは大量の追尾機能ありの火球で攻撃してきた。無論凛空も、回避と迎撃に専念してるわけで・・・

 

  「うぉっと!!これは・・・なんというか規格外だな。火球が星に見える・・・てことは、スタークラスター(星の群れ)・・・レオ・スタークラスター!!」

 

 レオ・スタークラスターにみな攻撃を仕掛けるが何一つ効かない。すると、レオ・スタークラスターの構成バーテックスの一つであるアクエリアスの水球が立ち上がろうとしていた風を包んだ。

 

 「・・・ヤバ!あんままじゃ、精霊の加護あったとしても行動できなくなるぞ!援護してやりたいがあっちは水で俺は火。相性悪いんだよなぁ〜」

 

 すると、樹海から風に向けて根が伸びていった。

 

 (・・・まさか、満開(・・)か!使わせねぇって誓ったのに、俺が未熟だったばかりに・・・生き地獄(・・・・)だけは味合わせたくなかった。だが、まぁ仕方ない!)

 

 凛空は右手あげ魔力放出を行いレオ・スタークラスターが発射する火球とほぼ同じ数だけ火球を生成し、迎撃し風の援護を行った。

 

 「ナイス、凛空!」

 

 レオ・スタークラスターを落とす事にはどうにか成功した。

 

 満開したのは美森も同じだった。

 

 「─我レ、敵軍ニ総攻撃ヲ実施ス!」

 

 凛空は美森の満開姿を見て

 

 「浮遊戦艦!?東郷らしいけど!!」

 

 と、言ってしまった程だ。

 

 すると、美森はピスケスに攻撃を仕掛けた。封印の儀を無視して御霊を出現させ、御霊も撃ち抜いた。

 だが、凛空も見落としていたが神樹にかなり近いバーテックスがいた。ジェミニ(双子)・バーテックスだ。小さく速いという特性がある。時速250km/hという新幹線並みのスピードだ。まぁ、追いつけるはずもない。狙撃しても避けられる。凛空は詰んだか、と思ったがその時だった。

 

 「私達の日常を壊させない!」

 

 樹が満開したのだ。

 

 (クソッ、樹まで!何してんだ俺は!!)

 

 すると、樹は背中にリング状に装備してるワイヤーを精一杯伸ばしてジェミニに巻き付け、そして

 

 「おしおきっ!」

 

 と、ワイヤーで斬った。それを見ていた風が

 

 「樹ナイス!」

 

 と叫んだ。だが、まだレオ・スタークラスターが残っている。すると、レオ・スタークラスターは小火球を集めて超巨大な火球を造り出していた。それを見て風は

 

 「なにこのやばそうな元気っぽい玉。」

 

 と評価していた。すると、その超巨大火球は風めがけて突撃した。風は大剣で受けていたが、何やら大変らしい。

 

 「勇者部一同封印開始

 

 と、勇者部が頑張ってる間に凛空はレオ・スタークラスターのおそらく規格外であろう御霊に対抗するため、宝具のチャージに入っていた。

 

 (いかに、カルナが持つ宝具の中でも最強でないと言っても神代の宝具。俺の身体が無事である筈が無い。でも、さらなる威力を望むのならばやはりカルナの力がいる・・・)

 

 そう考えていた時だった。封印の儀は成功したらしいが、予想していた以上に遥かに大きな御霊が出現し・・・

 

 「やっべぇ、何から何まで規格外だ。」

 

 凛空は唖然とした。何せ御霊は宇宙に出現しているのだ。

 

 (カルナ・・・すまない。俺の勝手なのはわかってる。でも、今はそれでも・・・)

 

 「奴を倒したい!!」

 

 「その言葉、聞き届けたぞ。」

 

 と、凛空の叫びに応えるように隣に霊のような状態でカルナが現れたのだ。

 

 「すまない、ずいぶんと待たせてしまったようだ。」

 

 「ああ、ホントに・・・」

 

 「だが、今は話している暇もないと見えた。」

 

 と、流石はカルナ施しの英雄と言われるだけのことはある。早々に状況を把握したようだ。

 

 「ああ、そうだ。俺は奴を倒したい。それだけの火力が欲しい。行ける、カルナ?」

 

 「『梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)』の最大出力でも完全撃破とまではいかないだろうが、あとはそこの勇者とやらに任せればいい。」

 

 と、聞くと美森は友奈を乗せて宇宙に飛んで行った。

 凛空も後に続き飛翔した。

 

 「なんだよ、あの御霊。攻撃すんの!?」 

 

 と言いつつ、凛空は槍の横凪ぎ払い、美森は一つ一つ撃ち落としていった。全部撃ち落としたそのときだった。

 

 「あとは任せて、東郷さん!」

 

 と、有奈が言うと美森の船から有奈が飛び立ち美森は重力の井戸の中に落ちていった。そして・・・

 

 「満開!!」

 

 とうとう有奈も満開した。だが凛空は有奈にかまっている暇などない。

 

 「最大出力!!我を呪え・・・『梵天よ、我を呪え(ブラフマーストラ・クンダーラ)』!!!」

 

 と、凛空は炎を纏った槍を投擲した。その一撃は閃光の如く一筋の光となり巨大御霊に突撃した。そして大爆発したが、まだ残っていた。あとは・・・

 

 「あとは任せた・・・」

 

 と、友奈とすれ違った時に言った。

 

 「任せて、凛空くん!」

 

 と、凛空の記憶はそこで途切れたのだった。

 

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

 「やっと、目覚めたな。」

 

 目覚めればそこは日輪家の屋敷の魔術工房だった。どうやら母上が運びこんでくれたらしい。今や魔術工房の主になりかけている銀が凛空に話かけた。

 

 「ああ。なんだか疲れたみたいだ。カルナは?」

 

 「ああ、あの隣にいたやつか?あいつは、あたしの護衛英霊とお話中だぞ」

 

 「そうか・・・。俺は確か、レオ・スタークラスターと戦闘になって・・・。記憶は残ってるし身体の部位も基本的に問題無さそうだな。」

 

 「ああ。それはカルナが言ってたが大丈夫だってよ。」

 

 だが、凛空はいよいよ満開について考え直さなければならなくなった。

 

 「銀。いよいよ学校に行く暇も無くなりそうだぜ。ああ、今度園子のとこに行くつもりだ。そん時一緒に行こうか。」

 

 「ああ。早く園子に会いたいしな!」

 

 凛空は勇者部がどうなってるか全く知らなかった。この戦いの後、検査のため入院することになったらしい。凛空はその検査結果をしっかり大赦から取り寄せた。

 

 「えっと、みんなの後遺症は・・・友奈が味覚、東郷が左耳、風が左目、樹が・・・うわぁ、声かよ・・・。夏凛は満開使ってないから後遺症なし、か。結構みんな重要な部位をやられたな・・・。」

 

 と、大赦からの報告書を読んでいた。それを横から見ていたカルナは

 

 「この勇者システムの満開といったか、これは神に身体の機能を供物として捧げる代わりに神の力を行使する、か。なかなかに残酷なシステムだな。」

 

 と、ズバっと言った。

 

 「その通りよ。だ~か~ら~使わせたくなかったのに・・・だがまだバーテックスは来る。それをどうするかだね・・・。」

 

 「ああ。正直、次あの大きさで出現されると、満開を使わなければ、倒せなくなる。」

 

 と、今後の方針について色々カルナと相談していた。

 

 

 と、考えるうちに寝落ちしたみたいだ。

 

 

 




 最期眠すぎて適当でごめん。
まぁ、楽しそうやったらいいんです
今も からあやういんデすが

私も後書き執筆中に

寝落ちしました。

寝ぼけてました・・・

 がんばります。次回はだいぶん遅くなります。

 ではまた次話で。

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