日輪凛空は勇者である〜太陽の子〜   作:マッキーりょう

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疲れた疲れた

暑くないですか?
極力外出たくありません。

最近自作で剣作ってみてるんですけど

楽しい。

というか、こんな滅茶苦茶な話にお付き合いいただいてほんっとにありがとうごさいます。

さぁ、友奈の章は終盤に差し掛かっています。

最後まで何とぞよろしくお願いいたします!


第八話 たましいの輝き

 ~円鶴中央病院、園子の部屋~

 

 「話ってなに、園子?」

 

 凛空は園子に呼び出されていた。

 

 「りっくん。もうすぐわっしーが来るんよ。それで、一緒にわっしーに言わなくちゃいけないことを一緒に言って欲しいんだ。」

 

 「成る程。そういうことならわかったよ。」

 

 と、笑顔で凛空は了承した。

 

 「うん、ありがとう。」

 

 と、そんな事を話していると美森が園子の部屋に入ってきた。

 

 「待ってたよ、わっしー。あ、今は東郷さん、なんだっけ。」

 

 と、園子が言い直すと

 

 「いいわ。わっしーでもかまわない。ところで、何で凛空くんがいるの?」

 

 と、凛空に顔を向けて聞いてきたので

 

 「いや、東郷は知りたいことがあって来たんでしょ?それを園子と一緒に、一つずつ返答していきたいなと思って。」

 

 と、返した。

 

 「そう。」

 

 「で、東郷。俺と東郷は実は神樹館で同じクラスだったんだ。鷲尾須美という名前でね。そして、記憶を満開で失ってから、勇者適正が高かった友奈の隣に住むことになった。それも、ぜーんぶ親達は知って自分の子供には黙ってるわけだ。神樹様のお役目だからね。そこまでは調べ上げた通り、っていう顔してるね。」

 

 「ええ。全部調べた通りだわ。」

 

 そして、園子の方を向いた。すると園子が話しだした。

 

 「わっしー。わたしね、勇者が暴走したら止めるお役目があるんだ。こう見えても21体の精霊を持ってるんだよ。普段は手元にスマホないから変身できないけどね。」

 

 「大赦の連中が、園子を恐れてるからな。」

 

 「そんなんよ~。」

 

 すると美森は園子の手を握って、

 

 「20回も満開して、20回も散華して、こんな身体になるまで戦って、辛かったでしょう?」

 

 と、言った。だが園子は

 

 「わたしは昔から、ボーッとするの好きだし。心配してくれて有難うわっしー。それよりもね、せっかく来てくれたんだから言わなくちゃいけないことがあるんだよ。」

 

 と逆に美森の手を握り返した。そして

 

 「壁の外側はね・・・」

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ~美森が園子の部屋を出た後~

 

 「良かったのかよ。」

 

 「うん。真実を知ったときどうするんだろう、って。見守りたいんよ。」

 

 「園子がそう言うなら何も言わないけど。それよりも、こっちから話したいことがある。」

 

 と、言い凛空は園子の方を向いた。

 

 「穏麓の壁外調査でわかったんだが、神壁のはるか遠くに得体の知れないものがあったんだ。あの感じからすると、恐らく創世神(・・・)の類いで間違えない。だが、神性すら感じられなかった。まだ、しばらくせめてこないだろうけど、攻めてきたら人類滅亡は確定コースだ。」

 

 園子は氷ついていたが、すぐに戻り整理しなおしていた。と、そのときだった。凛空は何かを感じ、

 

 「・・・おいおい『あいつ』なのか?」

 

 と、どこか空の彼方を見ていい放った。

 

 

 ~神壁の上~

 

 美森は神壁の上にいた。園子が言っていたことを確かめるためだ。そして、神壁の外側に踏み込んだ。

 

 「・・・なによ、これ」

 

 美森が見たものは、果てのない炎の世界だった。美森は星屑に攻撃、回避しつつ神壁の内側に戻った。

 

 「はぁ、はぁ・・・これが世界の真実。私たちは自分の身を神樹様に供物として捧げながら、戦い続けるの!?そんなの生き地獄よ!どうにかしなくちゃ、みんなを助ける方法は・・・」

 

 と、答えを必死に探していると、声が聞こえた。

 

 「ならば、神樹を破壊し世界を終らしてしまえばいいんです。それが・・・貴女方が生き地獄から解放され、助かる唯一の方法。人間のみなさんを道連れにして、みなさんを助ける方がいいでしょう?」

 

 と、囁きかけてきた。美森は悪魔の囁きだ、と思ったが、もとより自分に選択しなどないと自覚していた。

 

 「それしか・・・それしかないわ。」 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 (東郷が神壁を破壊、風が暴走するも大赦撃破を阻止することに成功したのか・・・)

 

 と、状況を確認しながら凛空は天の神の世界を一人飛んでいた。

 

 (勇者部、()、そっちは頼んだッ!)

 

 と、思いながら凛空は向かうべき場所へと向かっていた。

 

 「カルナ!もうすぐ?」

 

 「ああ。やつ(・・)の反応は近くにある。」

 

 と、言いながら飛んでいた。すると、前方から突然一筋の矢が飛んできた。

 

 「はッ!」

 

 と、回避できた。すると、その矢を放った者が現れた。すると、カルナが、やや怒りをこめたように言った。

 

 「やはりな。何故、天の神側に与する、アルジュナ(・・・・・)!」

 

 そう。今凛空の目の前にいるのは、生前カルナの最大最強の好敵手アルジュナだった。

 

 「お前が人間側に与するなら、私は天の神側に与する。昔からそういう関係だろう?カルナ。」

 

 「ああ、そうだった。俺達はそういう関係だったな。」

 

 「であればすることは一つ。」

 

 「凛空、わがままに付き合って欲しい。」

 

 と、凛空に了解をとってきたので凛空は素直に

 

 「カルナが珍しいね。でも、いいよ。それが、人理守護のためにもなるんだから。行こう、カルナ!」

 

 と、答え、改め共に戦うことを決意した。

 

 「ああ!」

 

 「行くぞ・・・カルナッッ!」

 

 「アルジュナッッ!」

 

 と、二人いや、三人の戦いは始まったのだった。

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 ~樹海の中~

 

 風と樹は東郷の説得へ。友奈は変身できない。戦えるのは実質私だけ・・・

 

 と、夏凛はスマホを取りだし勇者部の集合写真を見た。もう、見れなくなるかもしれないその姿を目に焼き付けたかったからだ。

 

 (満開をすれば身体は散華する。正直怖いけど、私が頑張らないと!)

 

 意を決して夏凛はスマホをしまい、刀を構えた。そして

 

 「さぁさぁ!ここからが大見せ場!」

 

 と、高らかにバーテックス達に宣戦布告したのだった。

 

 「満開!」

 

 夏凛の戦いは始まった。

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 ~樹海の下~

 

 友奈は身体中を散華し動けなくなった夏凛の言葉を聞き、勇者としてではなく、かけがえのない友として美森を止めに行った。そして、美森の説得は成功するも、時はすでに遅かった。レオ自身が火球となって神樹に突撃を始めたのだ。勇者部は勇者として人間の世界を守るために満開し、自分の身体を散華してまでとめようとしていた。

 だが、それでも足りなかった。友奈は身体をほとんど散華しているのにレオは止まらなかった。すると、突然燃え盛る炎が勇者部に手を貸すようにレオに突撃してきたのだ。それは・・・

 

 「うぉぉぉらァァッ!!もっと火力はでないか!?」

 

 銀だ。まとっている服は赤く、どこか、皇帝等が来ているようなものだった。

 

 「いや!もっと、燃えるぞ!奏者!!原初の火(アエストゥス・エストゥス)、そうであろう!」

 

 と、赤色の大剣に呼び掛けるとさらに燃えだした。そう、銀の相棒はローマの暴君として知られているネロ・クラウディウスだ。

 

 「強引に招き蕩う黄金劇場(アエストゥス・ドムス・アウレア)展開できる!?」

 

 「無論だ、奏者よ!!」

 

 すると、銀は原初の火をレオに刺し

 

 「行くぞ、ネロ!」

 

 「我が才を見よ!万雷の喝采を聞け!インペリウムの誉れよここに・・・いざ開演の時だ、黄金の劇場よ!!」

 

 すると、レオは勢いを失い黄金劇場に完全に閉じ込められた。勇者部一同はただ、唖然としていた。

 

 「レオ・バーテックスだったか。確かにその炎は素晴らしき炎だ。だがな、その炎は人を滅ぼす炎である!余の、皆の炎は皆の魂なのだ!貴様の災厄の炎に負けるはずもない!」

 

 と、ネロが自身ありげに叫んだ。

 

 「あれを倒して、みんなのところに帰るんだ、今度こそ!!」

 

 銀が吠える。

 

 すると、勇者部一同は立ち上がり

 

 「そうよ・・・私たちは負けちゃいけない!」

 

 風が吠える。

 

 樹がそんな姉を見て微笑む。

 

 「私たちの日常を傷つけさせやしないんだから!」

 

 夏凛が吠える。

 

 「大切な人たちを守るの!」

 

 美森が吠える。

 

 「私たちは勇者!何度でも立ち上がる!」

 

 友奈が吠える。

 

 そして、今一番力が残っている友奈に勇者部は力を乗せ・・・

 

 「友奈さんだっけ。あれを倒そう。アレにみんなの日常を守るんだ。あたしたちは勇者だからなッ!」

 

 と、銀は友奈に語りかけた。

 

 「あの、お名前は・・・」

 

 「ああ悪い悪い。すっかり忘れてたよ。あたしは三ノ輪銀。銀とでも呼んでくれ。」

 

 「うん!よろしく銀ちゃん!それと、友奈でいいよ!」

 

 「ああ、じゃあ友奈。行くぜ友奈、ネロ!」

 

 「うん!」

 

 「うむ!」

 

 と、掛け声をあげると銀は剣を弧を描くように回し剣を構えた。そして、銀とネロが交互に詠唱を始めた。

 

 「この黄金劇場に写りし最期。」

 

 「それが、孤独で壮絶だったとしても余は認める。」

 

 「落陽してもなお燃え続けるその魂は、」

 

 「間違えなく、我ら人間の魂だ!」

 

 すると、黄金劇場は燃え始めた。

 

 友奈は拳を構え銀は剣の先をレオに向けた。

 

 「閉幕の時だ!」

 

 「「星馳せる終幕の薔薇(ファクス・カエレスティス)!!!」」

 

 「勇者、パァァァァンチ!!!」

 

 銀の一撃はレオを焼きつくし、友奈の拳は御霊を完全粉砕した。

 

 黄金劇場も焼け、樹海化も解けた。だがそこには銀が驚くものがあった。

 

 「なんだよアレ・・・巨大な炎の目(・・・・・・)・・・か?」

 

 勇者部一同は気を失っていたが、銀ははっきりとその()をみた。

 

 

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 ~樹海の中~

 

 凛空はアルジュナにおされていた。そのまま押し込まれ結局、樹海の中で戦闘していたのだ。

 

 「どうした!カルナを宿す者よ!まるで気迫が足りないぞ!!」

 

 と、アルジュナがとどめの一撃を放つ準備を始めた。そして、

 

 「炎神の咆哮(アグニ・ガーンディーヴァ)!!」

 

 真名解放し、弓につがえていた矢が炎を纏いそして放たれた。凛空は日輪よ、具足となれ(カーヴァチャ・クンダーラ)で、受け止めようとしたが、鎧は耐えきれず消え去った。

 

 「カルナ・・・今の俺じゃあいつを倒せない。でも神槍(・・)を使えば・・・」

 

 「正気か!?凛空、確かにあいつを仕留めるにはアレを使うしかない。だが・・・」

 

 と、カルナは止めようとするが、決意の表情でカルナを見つめた。

 

 「ここでやつを仕留めなきゃ世界が終わる。」

 

 「・・・わかった。黄金の鎧は復元に時間がかかるせいで、鎧と引き換えに顕現する神槍は本気を出せない。だが、鎧を顕現する代わりに神槍を顕現することはできる。凛空への代償もそこまで重くないはずだ。」

 

 と、カルナが言うと凛空はいつもの黒い装束に身を包み、右手を挙げ

 

 「行くぞ、カルナ。アルジュナよ!これが俺の今の全力全霊の姿だ!」

 

 すると、右手に巨大な炎の目が出現し凛空の身体が上昇し浮遊し始めた。

 

 「これは・・・インドラの神槍か!」

 

 凛空は己の存在を犠牲にして(・・・・・・・・・・)この、最大最強の宝具をしようとしているのだった。

 

 

 

 




ついに・・・

凛空が・・・

言うことないです
感想う・け・つ・け・ちゅう!

次回は友奈の章も最終回頑張りましょう

次回もよろぴく!!

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