妖精さんと一緒   作:白糸

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これから春休みの課題に取りかかるので一日一投稿出来ないかも知れません。なるべく頑張りますが。

学校が始まるともっと遅くなると思いますが、決して失踪はしません。


第七話

霧の湖外縁部を走っていると、空からルーミアが降ってきた。

 

「あ~、そらからびしょうじょが~」

 

よく知ってたな、それ。

 

「いたたた………」

 

ルーミアは湖面すれすれで減速すると、ふらふらとこちらの方へ飛んできた。服がボロボロだから、魔理沙か霊夢辺りにやられたのだろう。いや、原作通りなら両方の可能性もある。ルーミアはやがて失速し、俺の目の前に着地………いや、墜落した。

 

「お、おい!大丈夫か?」

 

「………貴方は………食べても………」

 

ルーミアがこちらに手を伸ばしてくる。怖っ!

 

………幼女に食べられるくらいなら制服種の機銃掃射で死にたい。

 

「駄目だけど、えらくこっぴどくやられたんだな………自分で家に帰れるか?」

 

「ご、ご飯(人間)があれば………」

 

「無理なんだな。」

 

さて、どうしたものか………このままルーミアを送るのも良いが、それだと紅魔館への到着が遅れてしまう。それはそれで悪くないんだが、全てが終わった後に紅魔館に行っても何にもならない。

 

でも、ここで放っておくのは、いくらいつか回復するとはいえ可哀想だ。

 

………

 

う~ん………

 

「ルーミア、家までどれくらいだ?」

 

「直ぐそこ………」

 

そうか。直ぐそこか………

 

「よし、俺が連れてってやる。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ルーミアの家は、そこから100m程森に入った所にあった。といっても、人が四人入るとパンパンになるほど小さいが。

 

「ありがとう、助かったわ。」

 

「この距離なら自力で歩けただろ。ていうか妖精ってご飯食べたら直ぐ回復するのか。」

 

ルーミアは、○○なのか~、とか○○なのだ~、とか言ってるイメージがあるが、原作ではそんなことは無かったりする。

 

「まぁまぁ、もう過ぎたことじゃない。」

 

まだ納得がいかないが、そこはスルーすることにした。

 

「それにしても、貴方が噂の優弥さんなのね。森の中に住んでるって聞いたからどんな人かと思ったら、思ってたより普通の人間ね。」

 

「そりゃどうも。それにしても、何があったんだ?そんなにボロボロになって。」

 

実はまだ魔理沙が実際に戦う所は見たことが無いので、ここらで情報収集をしておこうと思ったのだが。

 

「あら?貴方、やっぱりこの姿を見て興奮したの?噂に聞くとおりのロリコンね………」

 

「違うわ!失礼な。そもそも、俺と魔理沙ってそこまで年は変わらないだろ!」

 

お、俺の噂ってそういう風に広まってたのか。ちょっと悲しいな。

 

「まぁ、それは良いとして。」

 

「良くねぇよ!」

 

「紅白の巫女と貴方の彼女さんにやられたわ。まぁ、異変のたびに人間にちょっかいをかける私たちが悪いのだけど。」

 

「魔理沙は彼女じゃない!………噂で聞いたのか?」

 

「あら?違うのかしら?私が聞いたら彼女、同居してるとか言っていたけれど。」

 

「ああ、それか。あいつがどう言っているか知らないが、同居じゃなくて居候だ。」

 

ちなみになぜ魔理沙が俺の家に居候するようになったのかは、彼女の家を見れば分かる。

 

 

 

はっきり言って、ゴミ屋敷。

 

 

 

実際、居候開始から五日で部屋中ゴミだらけにして、それ以来三日に一度俺が掃除を手伝っている(ほとんど俺がやってる)。

 

「ふぅん?貴方、女性の家に居候とか、恥ずかしくないの?」

 

「ち・が・う!俺の家に魔理沙が居候してるんだ!」

 

そう言ったが未だにルーミアは俺に疑いの目を向ける。全く、お前は人をなんだと思ってるんだ。

 

「………まぁ良い。なぁ、実は俺はまだ魔理沙が戦う所を見たことがないんだが、どれ位強いんだ?」

 

ここで、話題を元に戻す。

 

俺は、ここでの情報収集が今後の動きを大きく左右すると考えている。万が一魔理沙が弱かった場合、俺は最悪の場合も覚悟しなくてはならない。

 

 

 

最悪の場合、即ち魔理沙の死。

 

 

 

敵機は誰がゲームをプレイしようと、強さは変わらない。

 

しかし、自機は?

 

力の大部分をプレイヤーのスキルに委ねられる。どんなキャラだろうと、プレイヤー次第では強くも弱くもなる。つまり、魔理沙が弱い可能性も十分ある。

 

そして次に、イレギュラーの発生。

 

俺や帽子種、制服種のように、想像されない事態が発生するかも知れない。例えば、フランがゲームと違って自重せず次々と能力を使用するとか。

 

魔理沙の周りには危険が山ほどある。魔理沙が弱ければ乗り越えられない。この返答次第では、紅魔館に急行しなくてはならない。

 

 

 

ルーミアはしばらくうーん、と唸った後、こう言った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「紅白の巫女とちがって、弱かったわ。手負いじゃなかったら、多分勝っていたと思う。」




バトル小説ではないので、紅魔館組以外とは戦いません。

そして、何か重要なものを見落としている優弥。

知ってる人から言えば、優弥はアホですね。
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