悪いひとたち ~南方深海泊地へようこそ!~ 作:シャブモルヒネ
今にも泣きだしそうな空の下、全てを思い出した新貝は洪水のように押し寄せる感情の奔流を持て余していた。
そこには怒りがあり、悲しみがあり、嘆きがあった。清霜に真実を伝えるべきかという葛藤があった。同時に、巻き添えをくわせてしまった雲龍への悔恨の念もあった。混然となった感情の渦がうねり、ざわめく。頭を振り、処理しきれない奔流を霧散させようとするも、上手くいくわけがない。懸念事項が脳裏にちらちらと映りこむ。例えば、自分が死んだ後のショートランドに黒井の息がかかった人間が着任してないだろうか、とか。とにかく諸々がぐちゃぐちゃになってしまい、もはや己の出来の悪い頭ではどうしようもないと開き直るしかなく、新貝は結局全てを後回しにしてふらふらと管制塔を登るしかなかった。
「ああっ、くそ! 保留だ、保留!」
開き直って胸ポケットから煙草を取り出して、へなったそれを銜える。風が強くて火をつけるのに苦労した。
「……」
一度海水に濡れていまった煙草はどれだけ乾かしてもやはり不味い。新品が欲しいところだがガ島まで宅配してくれるような骨のある業者はこの地球上のどこにもないだろう。
――などと関係ないことを考えて現実逃避しながらも、こんなふうにそれなりの冷静さを保てるのは清霜やイムヤといった今の仲間たちのおかげだと新貝は思った。彼女たちとの生活があるから人間らしい在りようを保てている。これが自分独りだったらどうだろう? 黒井憎さのあまり狂気に走り、単身あるいは周囲の深海棲艦に同調して八つ当たりする相手を求め、どこかの鎮守府・泊地に攻め込んでいたかもしれない。例えるならばそう、あの口裂け女のように。生前に築いた全てをかなぐり捨てて。
そうはならなくて、本当に良かった。
そう、今優先すべきは、今の仲間たちのことだった。
このガ島を守る戦力は余りにも脆弱だ。これ以上綱渡りの戦いを続けるのは危険過ぎる。新しい仲間を増やしたいと思うが、それはどこかの艦娘が轟沈することと同義だ。
今回仲間になった雲龍がまさにそれだ。
彼女が仲間に加わってくれたのは素直に嬉しい。単純に戦力として期待できるし、今までは諦めるしかなかった制空権を狙えるというのも非常に大きい。清霜の練度がもっと高くなれば弾着観測射撃という強力な攻撃手段も得られるかもしれない。
しかし、それらは全て、雲龍が轟沈したからこそ得られたのだ。単純に喜ぶことなどできない。
すぐ後ろから、その雲龍の声がした。
「――青春ごっこ、してる?」
煙草を銜えたまま横目を向けると、いつの間にか雲龍が傍にいた。どこか眠たげな瞳で新貝をじっと見つめている。
「……って北上が言ってた。青春、してるの?」
「青春って歳じゃねえよ」
そんな単語を聞くのも随分と懐かしい。いつの間にか大人になって、夢のない現実ばかりを見るようになってしまった。
手すりに二人でもたれかかる。なぜだか大井の不機嫌な顔を思い出した新貝は、銜えた煙草を足元に捨てて揉み消して、雲龍のほうを向いてずっと疑問に思っていたことを聞いた。
「あの夜な、どうして追いかけてきたんだ?」
大した説明もせずに聞いてみる。しかし、それだけで通じるという確信があった。
「提督を助けるために」
簡潔な返答。やはり雲龍はちゃんと覚えている。
覚えていないのは――今際の際の記憶があやふやなのは、新貝と清霜だけだ。
「まあそんなことだろうと思ったけどよ。しかし俺は事前に逃げろと言ったし、お前だって一人で来てもどうにもならないってことぐらい分かってただろ? なのにどうしてわざわざ来たんだ?」
「提督だったら、来ないの?」
「俺だったら?」
「私はあの日、どうしたらいいか分からなくなって提督の言うままに一回逃げた。けど、すぐに提督が嘘をついてるって気付いた。一人で逃げられるわけがない、提督は死ぬ気だ、って。だから追いかけた」
「なるほど、ね」
勝算なんて考えなかったと雲龍は言う。その真っ直ぐな視線が眩しすぎた。そんな価値があるわけでもない男に、どうして自分の命なんて大事なものを賭けちまったんだ、と独りごちる。
雲龍はそれには答えず、ただ「また会えて良かった」とだけ言った。
とてつもなく大きな借りができたと新貝は思う。その想いは「雲龍が勝手にやっただけ」で片付けるにはあまりにも重い。せめてその期待に応えられるような立派な提督でいなければならないと思うが、果たしてそれが具体的にどういう生き物なのか、未熟な新貝には見当もつかない。
だから、今の新貝に言えることは一つだけ。
「俺もお前に会えて良かったよ」
聞くと雲龍はにんまりと目を細めて笑みを浮かべた。
それは新貝のもつ彼女のイメージとあまりにかけ離れていて、つい見入ってしまう。彼女が社交辞令でなく普通に笑っているところを見たのは初めてかもしれない。そういえば、短い付き合いでもないくせに自分は雲龍のことをほとんど知らない。イムヤにも最近似たような指摘をされていた。
「お前、笑うと可愛いんだなぁ」
さらりと零してしまってから、何を言ってるんだ俺は、と思うがもう遅い。
上司にあるまじき発言、セクハラ認定まったなし。
慌てて周囲を見回して性悪雷巡どもがいないことを確認する。クリア、オールグリーン。いや、問題は大有りなんだけど。
当の雲龍は眉一つ動かさずに「そう」と言ったきり水平線を見つめる彫像と化してしまった。よく見ると耳が赤い。顔と、そして首筋も。これもまた新貝のもつイメージと違っていて思わず吹き出してしまう。何事にも動じない、クールな女だと勝手に思っていた。
「……どうして笑ってるの?」
そう言う雲龍は平静を保っているように見えて、少しの混乱と不機嫌が混じっている。それが今の新貝には分かった。
「いや、いや。俺の目はとことん節穴だなと思ってな」
「どういうこと?」
「何でもない何でもない」
僅かに唇を尖らせる雲龍を宥めながら思う。命が繋がったというのは悪いことばかりじゃない。それは未来に可能性が残ったということでもあるのだ。
ふと管制塔から浜辺を見下ろすと、清霜が単装砲くんに乗ってはしゃいでいた。砲身にまたがって甲高い声をあげている。乗られている単装砲くんは胴体と砲身を大きく振り回してはいるが清霜を落とすほどの勢いはなくて、あれはひょっとするとじゃれあっているだけなのかもしれない。
「――後はあいつだけか」
肝心なことを知らないのは清霜だけだ。
流石にもう頃合だと思う。清霜に本当のことをぶちまける。
自分たちはもう深海棲艦で人類の敵であり、そして艦娘の敵だということを。
泣くかもしれない、塞ぎこむかもしれない。戦意を失って、ただでさえ少ない戦力から戦艦を差し引かなければならないかもしれない。
けれど何も知らない方が幸せだなんていうのは子供扱いと同じだ。本当の仲間なら真実を伝えるべきだった。そんな単純な話を、随分と後回しにしてしまった。
「雲龍には言ったかな、清霜には自分たちが深海棲艦になってるってことを秘密にしてたんだ」
胸元のポケットから煙草を取り出す。最後の一本。
「けどもう本当のことを言うことにした。俺たちは本当の意味で団結しなきゃならない」
「――待って」
火をつけようとして、雲龍の表情が驚愕に染められていることに気付く。視線を辿る。遥か頭上に黒い飛行物体。深海製の機体に見える。少なくとも新貝の目にはそう見える。それは明らかにこちらに向かっていて、攻撃の意図があるのは明らかだった。
指で挟んだ煙草が、突風に攫われて落ちていく。
「天城だ」
そう呟いたのは雲龍。
水平線上に目を凝らせば、影が六つ。しかしその艦種識別をしている余裕はない。あっという間に敵の艦載機が接近し、ガ島の浜辺を射程範囲に収めた。
そして当たり前のように爆弾が投下された。
新貝はそれをどこか遠い別の世界の出来事のように眺めていた。
口では色々言っていても、結局そんなことが自分の身に降りかかるとはどうしても思えなかったのだ。
艦娘が、自分たちを殺しにやってくるなんて。
「提督っ!」
雲龍が新貝の腕を引っ張って後方へと下げて、共に身を伏せる。
狭い管制塔のてっぺんにいては爆圧を凌げるわけがない。自由落下する爆弾から目が離せなかった新貝は、しかしその心配をする必要はないとすぐに知る。狙いは自分たちではない、もっと手前に落ちる。着弾地点は、恐らく浜辺。
清霜たちがいたところだ。
伏せた鉄の床から振動と爆音が伝わる。
管制塔の床に遮られて下方の様子は分からない。
「くっ、嘘だろ!」
新貝はようやくやってきた危機感に、焦って立ち上がる。
「清霜はどうなった!?」
手すりに駆け寄って、浜辺を視界に入れる。
周囲に煙が立ち上っている。砂地には穴が開き、流木の破片が放射状に散らばっていた。
その中でも砲台小鬼の巨体はすぐに見つけることができた。爆撃で損壊したのか、不自然に傾いた姿勢のままピクリとも動かない。
清霜の姿はどこにもない……と思ったら、砲台小鬼の影にもぞもぞと動く姿があった。小さな頭が覗く。
清霜だ。
「無事だったか……!」
けれど危機はまだ去っていない。頭上では攻撃機が不安を煽る音を立てながら旋回し続けているのだ。
「くそっ、あれを何とかしなきゃだめだ!」
空を忌々しく睨みつけていると、雲龍が後ろからこう言った。
「天城を、連れてきてもいい?」
雲龍は感覚を思い出すように指を開いて握り、自分が守った提督を見つめて微笑んだ。
「同じところに。そうすればまた会える」
雲龍の目がうっすらと蒼く輝く。
みしり、と音がしたかと思うと、その背からぐるりと曲線を描きながら真っ黒い滑走路が伸びていく。
その上を滑るように現れたのは、真っ白い艦載機。
それは零戦や彗星ではない。
艦娘の誰もが恐れる、死を運ぶ怪鳥。
浮遊する鋼の頭蓋骨。
それは主の戦意に応えるように、蠕動し、増殖する。
ばくりと割れた大口にずらりと生えた乱杭歯、カチカチと擦れて金属音を打ち鳴らす。
その音が示す意味を新貝は知っていた。
――開戦の合図だ。
待て、と止める暇もない。続々と大量の艦載機が次々と空へ飛び立っていく。その数、百は下るまい。
あっという間に豆粒大になったそれらはイナゴのように群がって、敵機を一つ残らず撃ち落としていく。獲物をあらかた食い尽くし、しかしその程度では到底満たされない。ぐるぐると周辺の空域を旋回し、やがて新たな標的を発見した。
水平線上の敵艦隊。その数、六人。
解き放たれた猟犬のように、まさに涎を垂らしながら殺到する。
「止めろッ!!」
新貝。
その叫びに、雲龍がびくりと反応する。大空を舞う頭蓋骨の群れが軌道を変えた。弧を描きながら上昇し、高高度で主の命令を待っている。
「……どうしたの?」
雲龍は、心底分からないという顔。
「待て、まだ戦うな」
「でも、」
「やるのは……ちゃんと宣戦布告してからだ」
「……早く天城に会いたいな」
そう言って、雲龍は艦載機を呼び戻す。雲龍の頭上で大渦を描くそれらは、白色でありながら獲物の死を伺う鴉を連想させた。
水平線上に視線を戻す。敵艦隊は西へと去っていくところだった。
やけにあっさりしている。
こちら側に空母がいることに驚いて出直すつもりなのかもしれない。
「あれは、本当に天城なのか?」
「あの軌道は私が教えたから」
「……そう、か」
いよいよ艦娘がやってきた。
直視したくない現実は新貝を打ちのめした。
戦う準備をしなければならない。沈痛な面持ちの新貝の、その手を雲龍は軽やかに引っ張った。
「早く管制塔から降りましょう」
その顔に、今自身が実行しようとしたことと、始まりかけた戦争への憂慮はまるで無い。
むしろどこかウキウキと、まるで殺し合いを楽しみにしているようにすら見える。
「雲龍?」
――今デハスッカリ好戦的ニナッテシマワレタ
キリシマの言葉を思い出す。
ガ島に漂着した雲龍。彼女は徐々に言葉を取り戻し、今ではすっかり元に戻った。そう思っていた。
しかし、どうやらそうではない。
雲龍はどうしてしまったのだ?
新貝のように脳に損傷でも負っていたのか? 正常な思考ができなくなって、倫理感も失われた?
いいや、そうじゃない。
「ちょっと待て」
管制塔の階段を下りようとする雲龍を引き止める。
「お前、さっき『連れてくる』って言ってたな。どういう意味だ?」
え、と呆然とした顔。首をほんの少しだけ傾けて答える。
「そのままの意味だけど」
「手を引っ張って連れてくるって意味じゃないんだろ?」
「そうね」
「じゃあどういう意味だ。ちゃんと説明してくれ」
何でそんな簡単なことを聞くんだろう、と雲龍はあどけない顔のまま答えを返す。
「天城はあっち側にいるんだから、連れてこないとこっち側の私たちと会えないでしょう?」
「こっち側ってなんだ?」
「深海棲艦の世界に、連れてこないと」
「要するに、天城を俺たちと同じ深海棲艦にするってことか」
「ええ」
「それには一度沈めないと駄目だぞ」
「そうね」
「つまるところ、お前は自分の妹を殺すって言ってるんだ。分かってんのか?」
「……? ころ……す?」
そこでようやく違和感を覚えたように考え出す。自分の言う“連れてくる”という行為がなにを意味するのか、初めて気付いた様子だった。
「わ、私はただ、天城にちゃんと会いたいだけで……天城を? ころす……殺す?」
本当に今、ようやく分かったという顔だ。
彼女の死生観はおかしくなっている。
その原因に新貝も心当たりがあった。
きっと、一度死んだことがあるという強烈すぎる体験のせいだ。正確には、一度死んでも大丈夫だったという、常識ではありえない認識の大転換のせい。だから、一度くらいなら殺しても大丈夫だと思ってる。
それは間違っていると、しっかりと認識させて、正してやらなければならない。
「おい、しっかりしろ。そんな軽々しい理由で殺し合うな。命ってのはな、かけがえのない…………」
だが、そこから言葉を、続けることができない。
なんだろう。
自分で言っていて、何だか薄っぺらいと思った。
「命ってのは、かけがえの、ない……?」
それ以上はどうしても言えなかった。
だって嘘だから。
そんなことは自分でも全く信じていないのだから。
理由は簡単。一度死んでも二度目がある、そのことを、他ならぬ我が身で体験しているからだ。
命はかけがえのないものなんかでは、ない。
「……ああ、そうか。そういうことだったのか」
ようやく新貝は、深海棲艦という生き物の本質を知った。
本能的に命というものを軽視している。
仮に死んでも、その遺志は次の自分に受け継がれていくと知っているからだ。
だから死ぬのが怖くない。
簡単に他者の命も奪う。
命は、いくらでも替えの利くものだから。
それは新貝自身の行動でも証明されていた。初めて敵に遭遇したあのとき――無人島から筏で脱出して敵に遭遇したあのときに、普通の人間が「自分を置いていけ」なんて即座に言えるか? 言えるわけがない。命惜しさに震えて悩むのが普通の人間というやつなのだ。
とはいえ、清霜たち、ガ島泊地の仲間たちの命を大切に思っているのは確かだ。しかしそれも生前に助けられなかったという未練に引きずられているからであって、そこに当てはまらない自身の命については心底どうでもいいと思っている。
命の優先順位がとてつもなく低い。
――対して人間は、死にたくないという大前提があって共存することができている。
生存本能があるから危険を遠ざけ、他者も同様だと理解しているからこそ、安全を担保に交渉し、妥協点を見つけ、平和を保つことができている。
正反対の生き物だ。
これでは本質的に分かりあうことなんてできるわけがない。
だが、それでもどうにかしなければならない。新貝はそう思うのだ。
「……なあ、雲龍よ。天城を、艦娘を“連れてくる”のは禁止だ。戦うのはここガ島泊地の面々を守るときと、俺が命じたときだけにしろ」
「分かり、ました」
僅かに瞼を震わせながら彼女はなんとかそう言った。
生前の倫理は確かに残っている。けれどそれが間違っていると経験則で気付いてしまった。それが深海棲艦という生き物の本性だ。化け物と言われても仕方ない。
しかし。
――それでも、死にたいわけじゃない。
世界中が自分たちを悪だと罵ろうと、はいそうですかと死を受け入れるわけにはいかない。
雲龍の華奢な手を強く握る。
「心配するな。俺たちは何があろうと仲間だ」
「……はい」
敵は、艦娘。
遠く、西の海へと思いを馳せる。
かつて着任していたショートランド泊地。
大淀や霞、たくさんの艦娘たちの顔が浮かぶ。
かつての部下、仲間たち。
彼女たち全てが敵になる。
どうにかならないのか。
回避する方法は――
「ん?」
ふと振り返って再び海を見ると、水平線近くに黒い点が一つ。
沖に、イ級が一匹。じっとこちらを見つめていた。
「……あの駆逐艦、知ってる」
雲龍が耳元で囁いた。
「あいつの、部下だ」
「……あいつって?」
ほんの少しだけ息を吸って、その名を零す。
「黒井」
それは最も聞きたくない名前だった。
自分を殺し、そしてここガ島に集まった元艦娘たちの死因を作った男。
「黒井、だと……?」
思い返せば奴が死んだところを見ていない。ならばあの夜、奴は生き延びたのかもしれない。そして今も尚、何食わぬ顔で艦娘たちの指揮をとり続けている可能性がある。
「……そんなことが、あっていいのか?」
新貝は思わず肩を震わせる。
あれだけのことをしでかしたというのに、何の罰も受けずにのうのうと、今この瞬間にも他の誰かに犠牲を強いているかもしれない。しかもそれだけでは飽き足らず、一度殺した自分たちをもう一度屠り去ろうとしているとしたら。
到底、許せることではない。
「あいつが、来るよ」
黒井成一。
深海棲艦を誰よりも憎む男。
悪夢にとり憑かれ、悪夢そのものになった男がやってくる。
家族の仇を討つと嘯いて、ガダルカナル島にやってくる。
そこに住まう深海棲艦を殺すため。
新貝たちを殺すため。
「……上等だ」
お前の自己満足のために二度も殺されてやるものか。今度こそ、こいつら全員を守り抜く。
俺の部下は一人も死なせはしない。
やっぱ深海棲艦の話をやるなら、対艦娘の話は避けて通れません。
次からは一番やりたかった四章です。全力で頑張ります。