気が付けば艦娘がまだそんなにいないような初期の初期っぽい艦これ世界。

自らの手には艦これのブラウザ機能の様なチート。

何ができるかっていうか色々出来そうだなと思ってたらできちゃったわー的な感覚で世の中を引っ掻き回す何番煎じか分からないオリ主転生?チートもの。

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それは柔らかい感触

 転移した。

 

別に何時も通り仕事帰りにアニメのイラストカードが貰えるという牛丼屋で晩飯を買ってアパートに帰って艦これをパソコンで開きながらアニメ消化をしていた時だった。

 

演習と出撃を勘違いして大破進撃してしまい禁断のタブ閉じ——切断をやらかした時だった。

 

気が付けばブツリと己の視界も途切れた所までは覚えている。

 

目覚めたのは懐かしき我が実家の私室。

 

おまけに鏡を見ると何故か若返っている身体。

 

家族は変わらぬのは不幸中の幸い。

 

ここまででは夢、若しくは逆行。

 

テレビで深海棲艦が海域を乗っ取っているだとか世界が大混乱に陥っていただとかつい最近オカルト的な力の存在の研究が行われているとかがニュースキャスターが大真面目に読み上げているのを除けば。

 

 

「あ、ここ艦これの世界だ」

 

 

ピコン!〈提督が鎮守府に着任しました!これより艦隊の指揮をとります!

 

 

・・・え?

 

 

 

 

 

 

情報を整理する為、速攻で学校をサボタージュ、からのネカフェのコンボ。

 

さらに自分の置かれている情報を集める為さらに三日をかけ親や兄貴、妹に頭がおかしくなった疑惑をかけられながら(あながち間違ってない)それを一旦保留し、日記やアルバムを漁る。

 

親にはバイトを始める為といい求人情報を見てると言い誤魔化し過去を調べるのは兄貴に生暖かい眼をされながら生憎ウチの家には特別な血なんぞはないぞと何処か達観した顔で言われ、妹にはこれが赤ちゃんの頃のお前か、というと俺の部屋の戸がぶち破れる勢いの蹴りからの罵倒でアルバム没収からの家族会議になりかけたが俺がバイトを始めたらそれを3:2:5で家:妹:俺になる事に、げせぬ。

 

さて、そんな代償を払った結果のまとめが以下である。

 

 

・親の性格、母、父共に変わりなし、ただし世界変動で艦これ世界になってる為か父の職業が変わっていた。

 

・兄妹の性格、変わりなし、兄貴は元厨二患者。妹はツンデレ。

 

・艦これ世界の為か今迄に何度か戦争などが起こっている、が深海棲艦の所為でもあるのだがまたそのお陰で大規模にはなっていないらしい、が、一度核は発射されている。(標的が深海棲艦の為核の影響は低い)

 

・オカルト的技術が深海棲艦に有効であり、またその扱いは国が主導で行っている。

 

・オカルト技術とは?・・・妖精が見える?ああ、精神病院ね・・・え?ガチ?あれ?なんか深海棲艦倒したその素材とか集めてたら何か・・・?(恐らくは艦娘?現時点不明)

 

・食、海鮮系とかバカ高い。

 

・日本は島国。国が総力を挙げて対抗している結果、職業軍人がわりとポピュラー?けどやっぱり集まりは悪いっぽい?

 

・世界は色々な手段で守られている?霊的結界発生装置とかあるの?なにそれ?後ストライク〇ィ〇〇チーズみたいな人達もいるっぽい、(動画で画質が荒かった)(ある意味艦娘と同じくらい見たい)

 

・夢ではない、戻る手段はないっぽい、部屋に牛丼も散らばる、バイト戦士爆誕(悲哀)。

 

・俺の能力、今日が俺が艦これを前の世界で始めた日が関係?ブラウザ機能?と言えばいいのか?ゲーム画面が表示、ただし殆どの機能がロックされている。視界でクリックしても反応しない。その他に色々前の時にはなかった機能がある。

 

・※最重要 ブラウザ機能に伴い妖精が出現?というか見える様になった?要検証。

 

・※重要 ブラウザ機能というチート?でアイテム等の実体化が可能、倉庫もあり、アイテムボックス的な事が出来る、秘書官を手に入れなければまだこのアイテム欄しか使えないらしい、艦娘の入手が急務?

 

・※重要 海軍に入るか否か。

 

 

 

 

「・・・っふーー」

 

 

学校をサボってネカフェの一室。

 

サボった事に遺憾なのかぶんぶんと猫っぽいないがしかを振り回す妖精にお菓子を与えると渋々ながら妖精さんの気に入っている場所である俺のフードの中に潜り込んでいった。

 

それを見て苦笑しながらこの世界では見つかっては不味い俺の秘密が記されたノートをブラウザ機能を使い倉庫に突っ込む。

 

こうしておけば俺以外には干渉する事は出来ないので安心だし楽だ。

 

更にこのブラウザ機能、視線だけでクリックしようと意識したりするだけでもクリック出来たりマウスを使う様に手で動かす事も可能だったりと意外と融通が利く便利な能力だ。

 

資材を買ったらどうなるのかとか、ケッコンカッコカリとか、ドック増設とか開発資材とか興味はあるのだが一向に艦娘に関するところはアンロックされる気配なし、というか倉庫以外の要素が無理っぽい。

 

やはり秘書官がいない所為か。提督レベルも一のまま、そりゃそうかまだ転移してきて一か月だし。なんもできてないし、しいていえばバイト先の廃品回収が糞キツイぐらいだろうか。学校?二回目は流石に怠い。

 

高校一年からやり直すと言っても、ここは艦これ世界、いつ何が起こるか分からない世界だ、しかもまだ碌に艦娘もいないと思われる情報しか手に入れられていないが、艦娘が服を買いにいったりロー〇ンでバイトしていない以上、ここはやさしいせかいではない事は明白である。

 

そうした現状で唯一一般人の俺が自営というかなんというか漠然とした不安とちょっとした罪悪感を持って動くにはこのブラウザ機能が必要なのだ。

 

なんせ現実なら何年とかかる船の建造、輸送船だったりだのを妖精さんパワーにより数日で建造、または高速建造剤(バーナー)を使う事によって一瞬でできちゃったりする。

 

俺としては是非妖精さんに漁船を作ってもらってそれに艦娘を乗せ、食料確保の為サンマ漁なんかを是非してきて欲しい所だ。

 

その為にも艦娘——最初の一隻さえ手に入れれば何とかなるかもしれないのだ、いやそれが難易度が低いならばいいが激高なのだ。

 

現実に艦娘が手に入れられるのなんてドロップを期待し海へと出ていくか(自殺行為)海軍に入る?ぐらいだろう。

 

むむむ、どうしたものか。

 

 

・・・考えてもしゃーないし一先ずそろそろ学校が終わる時間だし帰るかね。

 

帰路に付きながら思考する。

 

視界の隅に映る秘書官不在の提督室、一体この能力ってどうなっているのだろうか?現実とある程度リンクさせる事が出来るのは分かるが・・・一種の異空間なのだろうか?

 

全てが3000のまま変わりのない資材と五個ずつの修復剤等の物資。

 

任務がそもそも出来ないのでまだ分からないが報酬って貰えるのだろうか?いやでも、報酬確認画面では一応あるって見えてるし・・・。

 

資材って使ったら回復するんだっけ?

 

ちょっと今度ボーキサイトとか鋼板とかバイト先に少量持ち込んでみて回復するかどうかみてみるかな?

 

これが俺の考えている通りのブラウザなら割とゲーム要素的に回復していきそうだがゲーム版なら自然回復はなしだったからなぁ・・・。

 

 

等と取り留めのない事を考えていると通行止めのカラーコーンに立ち入り禁止のテープで巻かれ道が封鎖されている人が殆どいない路地に行きついた。

 

 

「よっと」

 

 

危ない、等とは考えているが深海棲艦がこっちに接近してくる事などよっぽどの事なのだ。

 

それに緊急避難的に俺にかなり負担がかかるのかぶっ倒れる程疲労する事になるがおれが提督室に()()()

事で逃げる事も出来る。

 

一種のテレポートだ、ただし使っても俺からは現実の世界を見る事は出来ないし戻る場所は使った場所だ。

 

保険があるからこうして魚を釣りに来る事ができる。

 

・・・だって食いたいし、滅多に魚介が食えないんだぞ?ラーメンだって肉肉してるのばっかになっちまってるし魚介系のあっさり塩とか醤油とか!ないんだぞ!?

 

養殖のは馬鹿高ぇから家じゃ食えねぇしそもそも刺身や寿司が食えないのはこの港町で生まれ育った俺はとてもじゃないが生きていけない。

 

見ろこの寂れた場所を!今では政府が用意する軍の船に護衛して貰ってしか漁をする事等出来ず、命の危機と常に戦う羽目になり多くの漁師が命を落とし船と共に沈み、生計が立ちいかぬと辞めた者も少なくない。

 

嘗ては賑わいを見せたこの港も放置された船やゴミで酷く汚らしい。

 

月に一度の護衛船に守られた漁はここではなく別のもっと防衛しやすく逃げ込みやすい幅のある港の所で行うらしい。

 

こんな小さい地元の寄り合い所帯の様な所は何処も似たようなものだろう。

 

深海棲艦を恐れみな海の近くなんて住まなくなった、住まないから摩耗し、傷ついていっても整備する奴なんていない。

 

 

「ちょっとだけわくわくするのは不謹慎だけどなー」

 

 

言いながら釣り糸を垂らす。

 

・・・・・・・・・あ、かかった。

 

 

お?小さいけどアジ——あ、やべ逃がし、待てこら!倉庫収納!!

 

 

カチカチカチカチカチ――カチ!

 

 

視界でクリックしまくるも小さい魚だ、遂に俺は海の底に向かってカチカチとクリックをした。

 

――それがどうも収納したみたいなのだ。

 

 

「・・・・・・・・・ゴーヤは、また・・・何時か皆さんに会うのを夢m」

 

「急いで入渠ーーー!!妖精さん高速修復剤!!ああ!違う!ダメコン!!応急修理女神ーー!!!!!間に合えーーーーーー!!!!!!!!」

 

 

 

大破なのか轟沈寸前なのか分からぬほど重症のゴーヤが何時の間にか収納してしまった驚きよりも轟沈ボイスみたいな事を口走りだし、ジョジョのスタンド使いが死ぬ寸前の魂の消滅並みにさらさらと何かが身体から漏れ出した最早全裸に近いオリョクル娘を(秘書官枠なのか提督室に送られてた)自身もすぐに移動しありったけの処置をしながら風呂場へとぶん投げる。

 

 

・・・一息ついた後急激な疲労が襲いかかり、ここで気を失ったらどうなるんだったかまだ試してなかったのに不味いなと思いながら俺は意識を失った。

 

 

 

 

 




短編とか書きたすぎ問題。

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