身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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修正済みです(2022/5/6)


賢者の石
第1話


気づくと孤児院にいたんだけど、トリップ?転生?。しかし、私はもう流石に十五年もこんなイギリスの孤児院にいれば、むしろ前世からの生まれ変わりかと、そこまで気にしてはいなかった。が、私の人生は大分ハードモードだった。

 

例えばどこが?と言われればまず、身長が二十歳大学生にして百五十センチもないチビだったせいで、学生時代は肘が運悪く顔に当たったり、振り返り様に腰が飛んできて階段から落ちたり。

 

歴代の彼氏には振られ続け、友達からは《甘やかすのが趣味、メンヘラ製造機。クズ中のクズ。もう養子を取れ、被害者を作るな。男に生まれなくてよかった、生まれてたら好きになって甘やかされて愛されたのに興味失せられて死にそうになってメンヘラ化してクズになって死んでた》

 

なんで?、一例だけど、なんでこんなボロクソに言われてんの!?えぇ???

そしていま。孤児院でこき使われていること。

あと、やっぱりそこでも身長が低い子だよッッッ!!!クソガァ!!!正直本当にキレたい。イギリス生まれ日本人顔でももう少し身長伸びてもいいじゃないか。ちっさいままなのは本当におかしい。

 

「アルレシア!さっさとおやり!」

 

そう言って私のことを突き飛ばす職員のエリーさん。そこで私はようやくハッとして嫌味を言われていた現状を思い出した。

 

尻餅をついてから、私は投げられた竹箒を急いで拾って走り出した。

私が今いる孤児院では、子供は十五人ほどで最年長は十七歳のエリック、アルバイトで深夜まで普段は帰ってこない。一番下は一歳のトーニョ。

 

エリックの次に歳の大きい私は十五歳。孤児院で下の子供を人質に雑用係としてこき使われている毎日だった。

 

竹箒で急いで玄関をはいてから、入口の門をはいて綺麗にする。済んだらすぐに夕食の準備をしないといけない。私が遅くなれば下の子に被害が行くと私は死ぬ気で毎日を乗り越えていた。イギリスのロンドンにある孤児院とは思えないほどに中身が腐っていた。親を辞めようとしている大人の方々、頼むからお子様をこちらの孤児院に入れないでくださいゴミです。

 

二十歳で死んだ??ので、気づいたら孤児院ってことで精神年齢がババアだけど、これ大人精神の私じゃなかったらSAN値終わってたのでは?今の私ならPOW十九くらいありそう。なんて思いながらも、理不尽すぎて通報すべき??って思ってきた孤児院でなんとか頑張ってましたはい。

 

精神年齢は三十五歳のおばちゃんだから、下の子たちは娘息子のように可愛がってるよ。

 

竹箒を片付けて急いでキッチンに入るとまだエリーさんはいない。

もう晩御飯まで時間がない、手を洗ってじゃが芋の皮をむき始めた。

 

前の世界とは違ってガリガリの手に、心なしか鶏肉の味が口にしてきそうだ。

 

体つきも大分細かったけど体は前の世界と全く同じく低身長で身長は止まってしまい、胸もほぼ成長しきったのだろう前世よりはいささか小さい気がするが、という程度になった。

あ、おっぱいだけは自慢ね。ぱいぱいは正義。私は前世ぱいぱいで自分の寂しい人生を救ったのだおっぱお。

 

これだけガリガリでよくもまあ胸は膨らむものだと拍手したいものだ。

 

じゃがいもの皮を剥ききってポタージュを作っているとエリーさんがキッチンに入ってきて私を睨みつけた。

 

「ちゃんと掃いたのかい?」

 

「勿論です、エリーさん」

 

「ちっ.....さっさと夕飯の支度をしなさい!このクズ。あんたみたいな奇形の穀潰しなんかほんとはいらないんだよ」

 

そう言って私を小突くエリーさんに苦笑いをしつつもパンをスライスしていく。確かにこの歳で日本人の11歳の子の平均以下だもんな.....

 

スープやフィッシュフライを作って盛り付けると急いで小さい子達のことを呼んだ。

 

「みんな、ご飯だよ〜!」

 

「アルレおねぇちゃん!きょーは何?」

 

「今日はポタージュだよ。寒いから冷める前に飲もうね」

 

みんなの頭を撫でて席に座らせて私たちは食事に祈りを捧げた。

 

ご飯といっても私は小さい子に食べさせたり、自分の分を体の大きくなってきた年下に与えたりとあまり休息はない。それでもニコニコと笑う子たちを見ればそれだけで十分に思えるのだから不思議。

 

おばちゃんになっちゃったみたいですね。

 

そういえば、私の名前はここではアルレシア。苗字はジェフィフィーナ、どこでついたのかは不明。

 

前の世界は普通に日本名だよ。

 

今でも英語と日本語と喋れるし。日本語でずっと物書きしてるからね!

死んでもこんなクソイギリス孤児院から出て行って日本に帰ってやるからな!!

 

しばらくご飯を楽しんで食器を片付けているとエリーさんが私をニタニタと見つめてきた。

 

「どうかしました?エリーさん」

 

「命令だ、今すぐ風呂に入ってきな」

 

「え?あ.....は..い」

 

やな予感しかしないなぁと思いつつもお風呂に入って出てくると小綺麗な黒のワンピースを渡された。着てみると、背中の大きく開いたワンピース。

 

どう考えてもパーティドレスではない。完全にこれは....

エリーさんのニタニタとした笑みは止まらず、私はそのままエリーさんに車に押し込まれてとある所に連れていかれた。

 




やっと重い腰を上げて出しました。
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名前は同じなので見つけたらひっそり応援してください。


書き足しをしつつ頑張ります。
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