身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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第11話

11月に入ると寒さがだいぶ厳しくなってきた。

 

さて、雪も今か今かと待ち侘びるようなこの時期。みなさん制服はどうなりますか。はいそうです、重装備化していきますよね。

 

大広間で食事をとるみなさん、みーんなみんな装備が強化され始めてきましたよはい。

 

しかし、ローブとセーターとネクタイとスカート、そして靴下は全員指定みたいだけど他のものは欲しい人だけという形なので私にはない。

 

例えばこの寒さの中、スリザリンカラーなマフラーも欲しい人だけなので私は持ってない。マフラーはスリザリンカラーもあれば、自分の好きに付けてる人もいるので、指定はないということのようだ。

 

スリザリンの女の子たちが暖かそうに履いてるタイツなんかも無い。流石に寒い。死んじゃうじゃん!!と金切り声を上げたいけど、誰に上げたらいいのかもわからない。

 

ハリーポッターくんがクディッチ?クィディッチ?みたいなやつのシーカーをしてるらしいけど応援しに行くにも耳あてとか無いし。ハリポタ名物だと思ったのに....。

 

よく考えたら私って一応転生?とかの筈なのに.....こういうのって事前に準備してもらえるもんじゃ無いの!?。

なんかこう、あのグリフィンドールの双子から姫とか、女神とか呼ばれるんじゃないの!?接触ゼロだよ!?ぜろせぶーん?

教授からもお前はいつも頑張り過ぎだってお菓子もらえるんじゃ無いの.........!?

 

心の中で荒ぶっていたせいか、紅茶を飲んでいたカップをお皿の上に戻す時にカチャンと大きめの音が鳴ってしまった。スリザリンはマジで御坊ちゃま軍団なので所作がよくて目立つ。恥ずかしい。

 

何食わぬ顔をしようとした瞬間に、私の隣に座る人影があった。

 

「穢れた血、うるさいぞ」

 

そう言って誰かが私の頭を教科書の端で小突いてきた。顔を上げると毎度おなじみドラコ・マルフォイ。時々私を小突いてきては適当に喋って帰っていくスリザリンの権力者だ。

マフラーでピカッと決めてるその姿がなかなかイケメンでお姉さん嬉しい。

 

「ごめんなさい、考え事が多くて」

 

「そういえばお前がたまにブツブツ呟いてるのは何語なんだ。ドイツ語の訛りもない、フランス語でもないが」

 

時々気を抜くと喋ってしまうというか、英語でなんていうか出てこなくて日本語で○○だっけ?とか、逆にこれ日本語でなんだっけ。みたいな現象があると言語切り替えをミスってしまうらしいのだ。

 

「あ.....日本語です」

 

「日本語?カロウシってやつか」

 

だいぶアバウトだな......聞きました?全国の日本人。カロウシが流通してますよ。

マルフォイくんにはご丁寧に教えて差し上げよう。私は羊皮紙に日本語と英語と書き記して片方をローマ字片方を英語で書き始めた。

 

「カロウシはどういう事かご存知ですか?」

 

「シャチク、働くマグルのことだろう?」

 

「.......うーんと、カロウシは...働きすぎて死ぬことです。シャチクは....三度の飯より仕事してなきゃっ....ですかね」

 

「日本人のマグルはイかれてるな。働きすぎて死ぬってどうなっているんだ」

 

お綺麗な顔を思いっきり歪めてマルフォイは私に向かって責めるように言ってきた。

 

待っておかしいよ。私じゃないよ。

そんなことを思いつつも私は丁寧に日本人は真面目で勤勉だからですよと伝えた。

 

「そしたらやりすぎで死ぬのか......だからジェフィフィーナも休日は部屋にこもって勉強しているのか?日本語が喋れるなら日本人だろう?」

 

「.........私のことを日本人だと思っていらしたんですね」

 

私は名前こそ英名だが顔はもろ日本人、前世の容姿そのままでこの世界にいるので完全アジア人だ。ちなみに有名なチョウチャン?は美人でしたハイ。

髪は日本人にしては色素の薄い茶色だけどそれでも染めてるか怪しいラインぐらいだし孤児院で暮らしてると国籍もなにもないからなぁ.....

 

「穢れた血のお前と日本人の特徴はそっくりだろう。

勉強ばっかりで休日も遊びもせずに部屋に篭ってなにかしていて、平日も授業か図書館。食事もあまり取らないだろう?」

 

「マルフォイさんは人を見ているんですね。これから当主になるあなたにはその能力大切ですよ。はじめて日本人だと思われてました。ありがとうございます。でも、食事は取ってますし勉強以外もしていますよ」

 

「僕は思った事を口にしただけだ。お前が勉強以外にしてるところなんて見たことないぞ」

 

「そうですか.....」

 

「食事はきちんと取ったのか」

 

「はい、いただきましたよ」

 

「ならいい」

 

私はなにどういうこと?と思いながらはぁ、、と曖昧に返事をした。そろそろ図書館にでもいこうと教科書の入った鞄をよっこらせと肩にかけてマルフォイに頭を下げて大広間を後にした。

 

 

そして図書館にいくとすぐ本棚を挟んで隣では主人公ズのこそこそ話を聞くことになるのだ。

 

「やっぱりジェフィフィーナには関わらない方がいいぞハリー!」

 

「おかしいわロン!だって彼女は私をトロールから事前に助けてくれたわ。それに彼女自身何も悪く無いのよ」

 

「2人とも落ち着いてよ、ロンはなんでジェフィフィーナと関わらない方がいいと思うの?」

 

「だってアイツはマグル生まれなのにスリザリンに入ったんだぜ!?

スリザリンは性格悪い奴らが入るところだし。純血でも無いのにそこに入ったってことは相当性格悪いぞ。スリザリンであんなツンケンして一匹狼ぶってるけど、結局スリザリンはマグル生まれだからアイツのことを完全に無視してるってフレッドが言ってた。なのに、あんな普通そうな顔でいるの精神おかしいぜ??」

 

精神おか...え??いや、うん、友達いないよ?いないけどさ。なんだろう、もっと優しくしてもらってもいいですか?

 

「ひどいわロン、言いがかりじゃない......」

 

グレンジャーさんの悲痛な声は置いといて、図書館なのにこんな大声出してて大丈夫なんでしょうかね.....

ガヤガヤとうるさい主人公ズが嫌になった私は図書館を出て厨房に向かった。

何か気晴らしになるものでもつくれば、主人公ズの会話で苛立った気持ちも落ち着く気がする。

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