身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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第13話

 

「へっくし!.........あ、すみません」

 

みんながシーンとしてる魔法薬学の説明真っ最中に大きなくしゃみをしてしまった。スリザリン、グリフィンドーンの注目を集めてしまった。

スネイプ教授は片眉を吊り上げながら、説明を続ける。恥ずかしくて下を向いてやり過ごした。いや恥ずかしすぎ。

 

「うるさいぞ」

 

私の頭を小突く感覚と声に振り返ると、マルフォイが私をみていた。すみませーんと頭を下げてまた前を向く。その瞬間、なんだかすごく悪寒がした。

なんだ......嫌な予感が...そうおもってた矢先、こんな事が起きた。

 

 

 

空き部屋に無理やり連れ込まれた。いや、そんなことある?あるんですね。

断ったらそれはそれで怖いし...と渋々ついていった結果がこれである。

 

「穢れた血、あんた最近調子のってうざいんだけど」

 

「.........」

 

「なんか言えよブスっ」

 

「アジア人ってほんとブスね」

 

「あははっ、そうよね〜」

 

同じスリザリンの女の子3人に詰め寄られてるこの状況どうしたらいいと思う?。いや、こんなのおばさん初めてなんだけど.....想定外すぎる。

この泥棒猫!○○に近づかないで!ならわかるが、この詰め寄り方は違うと私の危険察知スカウターが通知をピーピーしてくれている。

 

「なんとか言いなさいよ穢れた血!」

 

そのまま真ん中にいるリーダー格らしい黒髪の女の子にドンっと体を押され、そのまま床に尻餅をついてしまった。

 

あ、まってこれもしかして。いや、もしかしなくても....と全てを察しチベスナ。

 

取り巻きの女の子二人が私のカバンから教科書をバサバサと落として、それをハサミで切り刻み始めた。

 

.........いじめやん。というか魔法使いなのにハサミなの!?そこどうなの!?

 

「やめてください...」

 

「はっ?穢れた血が喋んないでくれる?」

 

そう言って私の事を蹴ってくる。いやまて、転生系でいじめとか聞いたこと無いんだけど。え、まっ。

痛いもんは痛いので体を丸めてやり過ごす。

 

「いっ....やめっ.....」

 

「喋んないでよ!本当にウザい、最近ドラコが話しかけてくるからって調子乗んないで!」

 

「ほんとそれよ。マルフォイ家の息子があんたなんかに構うわけないでしょ?穢れた血のくせにつけあがらないでくれる?」

 

「いるのよね、話しかけられたらいい気になる奴」

 

気づいたら教科書どころかカバンまで切り刻まれてる。早業すぎるでしょ.....どうしようどうしようと杖をローブ越しに掴む。魔法を使えば後ろ盾のない私は一発で退学は免れない。

しかし、路頭に迷うならせめて18歳は越えたい。

 

「っ....」

 

私は今後のことを考えて杖から手を離した。ただ呆然とモノが切り刻まれるのを見ていた。

 

「このこと言ったらあんたのこと二度と人前に出られないようにしてやるんだから」

 

「これに懲りたら、マルフォイの御子息には媚を売らないことね」

 

最後に私のお腹をひと蹴りして、三人は笑って空き部屋から出て行った。扉が閉じられたのその瞬間、安堵のため息が溢れる。

 

「痛いわ.......最近の11歳まじで怖い...え.....普通教科書切り刻む?」

 

痛いお腹をさすりながらなんとかカバンや教科書の散らばるところに這っていくともう解読不可能な所まで来てるものがいくつかあって困ってしまう。

 

確かレパロってちょっと破れたとか汚れたとかで切り刻まれたーは無理なんじゃないだろうか。それぞれ教科書を拾い出せば半分くらいは手もつけられてない。

 

「あぁ.....大丈夫だ.....よかった」

 

表紙を切られただけだったり数冊破られてるものと解読不能と分けてみて....と、ゾッとする一冊。

 

「あ......魔法薬学が....」

 

一番やばいのは魔法薬学の教科書だった。いやまぁ....勉強したからある程度は覚えてはいるけどさぁ...みなさんおわかり?魔法薬学よ?あなた方の寮監よ??

 

一番やばいのはよく見たらカバンだったどうしよう。

さて問題です。

紐やら口やらをメタギリにされたカバンはどう直すでしょうか?

 

「いや、普通にさ...ヒロインじゃないから、自分で縫うしかない」

 

実はしもべ妖精達からもらっていた携帯ソーイングでとりあえずちまちま縫うことにした。

 

「一応...レパロ!」

 

うんともすんとも言わない、はい直せません。というわけでソーイング開始。

 

最終授業が終わったところで良かった。孤児院にいた頃から裁縫はずっとしてたからなんとかなるし。とりあえず魔法薬学の教科書は一夜漬けでやったあの時のものがメモとして残ってるからそれを元に簡単にやり直せばどうにかなりそう。

 

そこから30分でまあ元通りぐらいにまで縫って私は軽症の教科書達相手にうんぬん杖を振ることにした。

 

まずは、魔法史の教科書から、

 

「レパロ」

 

シーン、変化無し。まって、何も起こらないんだけど。魔法能力から問題って本当に私は夢主か!?いやもしかして私はモブ。

ハーマイオニーですら入学前にできたのに!!!

 

「....れぇぱぁろぉ」

 

まじで何も起こらないんだけど。困った。え、どうしよう。流石に奨学金で通ってる子供が教科書切り刻まれてますって、やばいよね。スリザリンだからあ、いじめやんってなると思うし。いや、これいじめですよ。

 

なんとかして直さねばと杖を振り続けること1時間。もう夜になってきたよパトラッシュ。それでもなんとなくで集中した顔をして頑張る。

 

「レパロ!」

 

ついに直りました。魔法薬学はもう無理ということであきらめてなんとか教科書を直してついでにとダメ元でカバンにも杖を振ったら直った。なにそれ30分縫った意味なくね....。

 

なんとかカバンに教科書を詰めて、魔法薬学の教科書は自分のローブで包んだ。切り刻まれてるので出来るだけ紙も拾い集める。流石にポケットじゃな....と色々悩んだ結果のローブ包みなので、それそのまま鞄に入れた。

 

 

どうにか夕食をとりに大広間に急いだ。




普通にいじめがキツイ。
でもスリザリン中で異端なオリなんだよなぁと書く自分が心痛い。


オリ主の魔力は高くも低くもないです。努力次第かと
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