身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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ここまで修正済みです(2022/5/28)


第15話

教授は私を魔法薬学の教室まで連れて行った。その奥には先生の自室があり、そこの椅子に案内されると私は先生と向かい合うように腰かけた。沈黙がつらくて、私は教授が口を開くのをただ待つことにした。

 

「で、どうしてこうなったのだ」

 

「...........まぁ、その....」

 

「我輩は気が短い.......」

 

「えっとその....なんといいますか、何方がなさったというのはこの際置いといて。まぁ、私が悪いのです」

 

そういうと教授の眉間にシワが寄った。

相変わらず怖いけど11歳に負けた悲しい15歳でいるわけにはいかない私はどこまでも恥を無くし続けたい。自分が悪いわけじゃないけど仕方ない、を突き通さないくてはならない。

 

「教科書を切り刻んでくださった方々には、マルフォイさんに近づくなといいますか、マルフォイさんが私に構うからって調子に乗るなと言うようなことです。私はマグル生まれですから、仕方のないことだと思います。あとは、穢れた血と言われた。

ぐらいですかね」

 

「......マルフォイは一応、貴様の事情を知ってる人間だ。

知っているか、穢れた血はマグル生まれを蔑む呼び方だ」

 

「はい、存じております。マルフォイさんには洋服等々の心配をしていただきましたし、穢れた血と呼ばれても私は穢れようとしたことも確か、あの孤児院にあのままいたら私は穢れなくてはならなかった。

教授、ありがとうございました」

 

お互い気まずい、初めましての時のことを引き合いに出せば、教授は口を閉じた。穢れた血だろうとなんだろうと、私は構わない。でも、スネイプ教授にとっては苦虫を噛み潰したように苦い思いだろう。

 

私は視線を落として、ただ曖昧に笑うだけにとどめた。

 

「.................教科書は我輩が預かろう。この教科書を使え」

 

そう言って教授が杖を振ると私の手元には誰かの忘れ物だろうか。少しよれたような本が飛んできた。

本当にこのハリポタワールド私に優しくない。そこは新品だろ!というか預けてどうなる?校長に掛け合う?教授、無理ですよ。私のことなんて忘れてますよ校長は。

 

「ありがとうございます、スネイプ教授。

何かご用がありましたらお呼びください」

 

つか、男だけど私服着るんだから私の私服心配しろや!つか櫛欲しい....。せめてリップクリームくらいは欲しい....。花の15歳のくせにぺんぺん草レベルなんですけど!と心の中で悪態をつく。多分どうもしてくれない。これならマルフォイからの服もらっておけばよかった。いや、デモ...うーん。

 

「その扉から帰れ」

 

「はい」

 

私の部屋につながる扉から帰るために教授が杖を振って鍵を開けた。勝手に開く扉。その向こうには、見慣れた私の部屋があった。

 

「随分殺風景な部屋だな」

 

「まぁ、そうですね」

 

「必要なものがあれば我輩に言うように」

 

「はい、教授。

今日は失礼しました。おやすみなさい」

 

「あぁ」

 

扉をゆっくりと閉めた。

 

鍵を閉めて私はベットに倒れこむ。

 

「はぁ?ふざけんなバーローですよ!殺風景ってそりゃ金もないし殺風景やろ。

つか、必要なものって学用品かコラ」

 

そう思いながらマフラーを取ろうとして思い出した。

 

「マルフォイのだ.......渡しに行こう」

 

私はローブとマフラーに清めよと杖を振って唱えてから綺麗に畳んで部屋から出た。

 

談話室利用は初めてかもしれない。

 

私はローブとマフラーを持って談話室に行くとマルフォイは談話室のソファに座ってグラップとゴイルという取り巻きと何か話していた。しかし、私の姿に気づいたのかこっちに来いと顎をしゃくられた。

 

渋々近づいてローブとマフラーを差し出す。

 

「あ.....その、ありがとうございました」

 

「.......返さなくてもいい」

 

差し出されたローブとマフラーをマルフォイはちらりと見るだけだった。私が話しかけたことに驚きなのかスリザリンが一瞬静まり返り、私に対するヒソヒソが舞い込んだ。視界の端に先ほどの女の子三人組を見かけて寒気がした。蹴られたお腹が痛んだ気がして思わずさする。

 

「どうなったんだ」

 

「へ?....あ、ぇえ、スネイプ教授にローブごと預かってもらいました。ありがとうございました」

 

「あぁ。

もういい、ローブ達は好きにしろ。また何かあれば僕に言え」

 

言わないと思うけど頷いておく。私はそのままマフラーとローブを抱えて直してマルフォイに頭を下げて自室に向かって歩き出した。

 

しかし、私の前を横切る影に気づく。視線を上げれば、菫色の瞳と目があった。

 

「おっと...」

 

「す、すみません」

 

セオドール・ノットだった。同級生ではあるが、ほとんど話したこともない。私に何かいうわけでもなく、上から見下ろし、何も言わずに去っていった。なんだかんだと思いつつも、私はもう疲れて早足に自分の部屋へと帰った。

 

殺風景な部屋にため息をこぼして、ローブを丁寧にハンガーにかける。上質な手触りに毎日のように着ている感じがしないことに気づいた。何着もあり、着まわしているのだろう。

 

マフラーも丁寧にハンガーにかけると、私はまたため息をこぼした。明日の授業の準備をするために、いそいそとカバンの中身を出す。特になくなったものもないことに安堵して、私は頭を抱えた。

 

「中学生3年生相当が小学5年生相当にいじめられるってあり?」

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