身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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第21話

「へっくしっ.........」

 

またも出るクシャミをなんとか隠す。息を吐きながらくしゃみをすると可愛らしくできるのでおすすめだ。

 

ついに今日から休暇が始まるとスリザリンのみんなは荷造りをしていた。クリスマスパーティが楽しみでたまらないらしい。こちらからすれば、お貴族様は大変だなぁというところである。

 

私が、教授のリストに事前にサインしたことで、スリザリン生全員に呼びかけた時には書かなくて済んだ。

 

しかし、結局荷造りすることなくごくふつうに過ごしていたためか、誰かが帰らないと聞き出したのかは分からなかったけどスリザリンでは針のむしろだった。

 

「孤児は可哀想ねぇ〜、帰る家がないなんて」

 

「こんな所でクリスマスを過ごすなんて可哀想....あ、まずクリスマスなんてしたことないかしら?」

 

「じゃあ初めてのクリスマスはこんな所ですんのかよ〜」

 

「穢れた血には友達どころか家族もいないからプレゼントは一つも貰えないわね」

 

「聞いた?あの子、お金持ちに最初に売られると予定だったらしいわよ」

 

「えー、そうなの!?

穢らわしいわね」

 

まてまて、金持ちじゃないよ。いや...教授はお金ありそうだな。というか噂の出どころはどこなのか。皆んな適当言ってるだけなのだろうか。

私は荷造りする必要がないため悠々と本を読んだり昨日徹夜で7割終わらせた残り課題消化を出来るとワクワクしていた。

 

しかし、私にはそれが許されないようで。大切な空き時間は、暗くじめついた地下牢教室に奪われていた。

 

「ジェフィフィーナ、それが終わったらこちらの選別もするように」

 

「はい、スネイプ教授」

 

冷たい水に手を突っ込んで教授の摘んできた薬草の選別をしてるのだ。

 

これから風邪薬が大量に必要になるホグワーツでは、この薬草達はとても重要らしく私も感覚のない手を必死に動かして洗ったり選別したりした。

 

「我輩はこれから、スリザリンを引率して入り口まで行く。それまでにコレを終わらせておけ。

休暇が終わるまでは仕方がないが我輩の自室を通って貴様の部屋に行くように。すでに、貴様の部屋の扉は片方封鎖してある」

 

「はい、教授。

ありがとうございます」

 

私は颯爽とスネイプ教授を説き伏せて、談話室への侵入は不可能にしておいたのだ。なに、ダンブルドアが勝手にスネイプ教授と私の部屋を繋げたんだから有効活用させてもらう。よし、ちょっと転生者に優しい原作になってきたよ。

 

そういえば、教授が休暇なのにこいつなんで制服なのって顔してたけど察してほしい。

これしか無いのですよ。スネイプ教授は相変わらず、ボタンたくさん重ね着生活なのでさぞ暖かそうなことで。そう思いながら、私は水から手を引き上げてその手をさする。

 

30分ぐらいした頃には教授も帰ってきて私はのこり少しとなった薬草を次々に片付けた。

 

「スネイプ教授、終わりました」

 

「あぁ、悪いな。あとは我輩がやる」

 

紅茶ぐらい出せよ馬鹿ヤロー!と言いたいところだが私は我慢して手を出されていたタオルで拭きとった。

流石に寒い....。仕方なくローブの中に手を突っ込んで必死に温めるように擦り合わせる。正直大して温まらない。

 

「ジェフィフィーナ、休暇からは別に私服で構わんのだが」

 

「......そうですね....私服に着替えてきます」

 

んなことできるわけない。私に服はないんだが??私は教授の自室を通って部屋に戻るとハンガーにかかった黒のワンピースを手にとって思わずため息をこぼした。

 

脱がせることを目的としたワンピース。

背中が大きく開いたもので、前も谷間がバッチリ見える。

ダンスパーティの中で着てみろ、針の筵だろう。

 

「はぁ.......」

 

制服を脱ぎ捨ててワンピースを頭からかぶる。

ふくらはぎまでの丈で、とにかく背中が寒かった。

 

鏡越しに見ても、明らかにそれ用のワンピースだ。これでホグワーツ内を歩いてみろ、それこそスリザリンの嫌われ者だ。

 

「ローブ羽織ってけばいいのかな」

 

ばさりとローブを羽織ると相変わらずマルフォイのものは少し大きい。

 

え、あ、よく考えたらさ、もう1ヶ月ぐらいローブ帰ってこない。私のローブの件はどうなったのだろうか。恥ずかしさと、不甲斐なさというかそれらに私は唇を噛み締めて頭を振った。

 

私は意を決してスネイプ教授の所に向かうために扉のノブを捻る。

 

「スネイプ教授.....」

 

「...なっ......冗談を起こす生徒だと我輩は思っていないつもりですぞ」

 

スネイプ教授が私のことを疑わしげな表情で言い放つとズンズンと私に近づいてきた。

 

「私も大真面目です、スネイプ教授」

 

ほかにないですよ!という言葉を飲み込んで私は目の前に来たスネイプ教授に答えた。

 

「.........貴様は15歳だったな.....」

 

「はい、15歳です」

 

そうですよ!オシャレしたくなるお年頃ですよ...私はついに教授がそれを理解したと笑顔を向けて答えた。早く服をください。優しくしてください、まじで服無いんだよ!わかったのね、良い子でちゅね〜!!

 

「........よかろう.....」

 

「.......っ...え、あ....」

 

そう思った瞬間、いきなり腕を掴まれて私はスネイプ教授の自室に引きずり込まれた。

 

「きょ..教授...」

 

意味がわからず腕を掴まれたまま名前を呼んでもスネイプ教授は私から背を向けたままだった。

 

身体の一瞬の浮遊感から、最中にボフンと柔らかいものが私のすぐ下にあった。

 

わたしの中で危険ですよと警報がビービー鳴り響く中、私は教授に急にベッドに投げつけられたことに気づいた。

 

「え....ぁ.....」

 

「もともと、そういうことでマグルから買った......確かにな.......」

 

私に覆いかぶさってくる教授と目があってようやく、教授と私の中で解釈の違いが生じていることがわかった。

 

「きょ...教授....やめっ......」

 

「自分から誘っておいて怖気付いたとはいうまい.....」

 

ギラギラとした瞳に私の体は完全に硬直した。

 

教授がボタンの多いはずの服がスルスルと脱げていくのを見つめながら、私は誤解を解くのは無理そうだとこの身体の処女を教授に捧げるのを諦めるように体から力を抜いた。

 

前世の親友、スマン。スマンじゃ済まないけどごめん。

 

転生した身体だからとどこかぞんざいに扱う気持ちがあったからかもしれない。

 

「ジェフィフィーナ..」

 

私の下着さえも剥ぎ取られてから教授はハッとして動きを止めて名前を呼んだ。

 

自分の腕を見つめて、そっと顔を逸らそうとしたのを私は頬に手を添えて見つめた。

 

「教授......」

 

デスイーターだか、例のあの人の紋様だろう。ゆえに、マグルから娼婦を買おうとした。

言い訳が効くように。ただの刺青にしか見えないのだろう。デスイーターの印はそれだけ魔法界で有名なのか。

 

私はやめましょうと教授に目で訴えると、そっと頬から手を下ろした。

 

やめてくれる、そう思ったのに、教授はまたギラギラと目を光らせて自分の服を全て脱ぎ去った。

 

また、意思疎通はできなかったらしい。

 

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