身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!! 作:あるれしあちゃん
また目が覚めた。
まだスネイプ教授はシーツにくるまって眠っていた。
私もこの行為の後の気持ち悪さを久し振りに思い出してそっとベッドから這い出る。冬の寒さが肌を突き刺すようで、私は体をさすりながらシーツを体から剥がした。
ぴたっと、裸足の足に冬の冷たさを感じさせながら音を立てて降りた。
静かに静かに自室に繋がる扉を開けて体を滑り込ませると音を立てないように閉める。
「ふぅ......」
バスルームに行くとそのまま熱いお湯を体にかける。頭からかけて、私はぼんやりと濡れていく床を見つめた。
「クィレル教授を絶対に手足にする.......お昼の時に自室よって質問、上手くやれば取り入ることが出来るはず.....」
体と頭を軽く洗いながら私はこれからの予定を組み立てた。
「まずは、教授にヴォルデモートのことを伝えればいいの?なんて伝えれば私のことが疑われない、怪しまれない」
キュッとお湯を止めると私はタオルで体を拭いて裸のままスネイプ教授の自室に戻った。ローブを忘れてきたことに気づいたこともあるし、このままベッドに戻るつもりだ。
これからの展開を考えるとそれが妥当だろう。これきりで、スネイプ教授とただただ気まずい終わりを迎えるのは得策ではない。
「スネイプ教授、私のいうことを信じて」
杖を振って髪を乾かすと私はスネイプ教授のとなりに横たわって呟くと目を閉じた。
隣でもぞもぞとうごく音とうなり声が聞こえた。
「......なっ.....あぁ....ジェフィフィーナ、起きるのだ」
「....はい、教授。おはようございます」
おはようかは怪しいけれどという言葉を飲み込んで教授に笑みを向けた。
「うむ...........ちょっと待っていろ」
教授はそういうと軽く上着を羽織ると杖を振って私にシャツを一つタンスから寄越してくれた。
自室から研究室のようなところに向かって姿を消していった。
35歳は押して引くのという技術を学んでいる、私は前世の二十歳までそれなりに恋愛経験も積んだつもりだし駆け引きもした。
スネイプ教授には、半端色仕掛けで戦うしか無いと思ってる。心を読まれたら終わりな訳だし。
「スネイプ教授、ありがとうございます」
聞こえているかはわからないが、声だけをかける。受け取ったシャツをかぶるとまさしく大きく、私の膝まで隠れるサイズだった。彼シャツ、というよりは親子シャツじゃないだろうか。
痛む腰をさすりつつも私は髪の毛を手櫛で整えながらスネイプ教授を待った。
教授には悪いし、教授ラブの親友にも悪いし、私も嫌だけど、どうしても娼婦としてでも教授にも取り入りたい。このままではスリザリンという肩書き以外はなんの接点もない。
私に冷たいハリポタワールドだけど.....少しでも優しく上手くいきますように。
しばらくすると、スネイプ教授が扉から出てきた。
明らかに苦そうな薬をゴブレット一杯持ってきて近くとテーブルに置くと私のところにずんずんと歩いてきた。
よし、やるぞ。
「スネイプ教授、すみま...いっ...きゃっ...」
「ジェフィフィーナっ」
近づいてきたスネイプ教授のところにいこうとベッドから降りて足をつけようとしたところで腰の痛みでベッドから自分から落ちた。
寸前のところでスネイプ教授は私のことをキャッチすると横抱きにしてゆっくりと私をベッドに下ろした。そんなことできるの?すごいじゃん、とは思わないでおこう。
「す、すみません教授.......」
「いやいい、貴様が処女故に知らなかった事だろう。腰以外に痛むところはあるか?」
「い、いえ.......あ、あの.....」
私は恥ずかしそうに俯くと上目遣いでスネイプ教授を見た。
特別美人じゃ無いけどまぁまぁな顔出しアジアンテイスト。恥はもう昨日捨てた。
「構わん、言いたまえ」
「そ、その........昨晩教授がおっしゃっていた......下の所の.....」
うぶなところを全面的に出して長い袖で口元を隠しながら下半身のある所を指差した。
「あぁ」
「その、少しヒリヒリして........」
「....見せてみなさい」
「あ....その、恥ずかしいので....」
「命令だ、見せなさい」
「はい....きょ..うじゅ」
ゆっくりと足を開かされて太ももに角ばった手が触れるのを感じた。教授が触れたのを大袈裟に感じたふりをして煽る。
あれそういえば私、教授より年上なんじゃ無いだろうか。
はっ..........年上だ。なんだろう、なんか恥ずかしくて死にたくなった。
教授は私の顔を見つめるとゆっくりと羽織っていたローブを落とした。
上手くいきすぎてちょっと驚き。
でも、終わった頃には力尽きてわたしは教授にヴォルデモートの事を伝えなかった。
「ジェフィフィーナ」
気づくとほとんど丸一日状態でお昼を食べに制服に着替えてスネイプ教授の自室に出るとスネイプ教授に呼び止められた。
「なんでしょうか、スネイプ教授」
「手を出しなさい」
「え?あ....はい」
両手を出すとスネイプ教授は私の手のひらに金貨を5枚落とした。
「迷惑料だ.....それから、我輩が手伝いに呼んだらすぐ来るように」
遠回しにまだやるとか言ってるよこの人。でも、正確には成功と言うわけで、私は心の中でコロンビアポーズを決めながら困ったように眉を下げた。
「え、そんな.....貰えませんよ教授」
「貰っておけ。自分を安売りするな。それで好きなものでも買うといい」
たかだか3ガリオンでなんやねんと言いたい所だけどされど3ガリオン。日本円で500円玉感覚かもしれないけどぜんぜん違う。
ふんっと鼻を鳴らすとスネイプ教授は私より先に昼食を取りに自室から出て行ってしまった。
ガリオン金貨、
1ガリオンは17シックルで493クヌートだ。
簡単にいうと、5ポンド12ペンスってことです。
日本円だと850円から900円くらいかな。
1シックルで29クヌートだから、65円ぐらい?
クヌートが大体1円から2円。
そしたら、大した額じゃないよって思うかもしれないけれど、物価が違う。要は、1ガリオンで1万円とかじゃ無いだろうか。
いわゆる通貨であって、全く同じ額じゃ無いからなぁ......。なんかもう難しい。魔法界と非魔法界は別物だから一緒には考えにくい。
とりあえずこれで櫛と服でも買おう、
たしか5クヌートぐらいで新聞が一部買えるんじゃなかったかな。
私は自室から闇の魔術に対する防衛術についての質問と本を読んで疑問に思ったことについて書かれた羊皮紙を手に取ると大広間に向かった。