身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

27 / 111
第27話

 

私は校長室の前まで来た。

 

十二月ってこんなに寒いのね.....。マフラーに顔を埋めるとそんなことを思った。正直寒すぎて途中でなんで来ちゃったのかなって思った。

 

「えーと.....お菓子の名前?」

 

校長室に入りたいならばお菓子の合言葉じゃと書かれた張り紙。

校長室ってこんなに緩くて大丈夫?そんなことを片隅に思いながら原作からお菓子の名前を引っ張り出そうと躍起になった。なんか有名そうな名前のお菓子だったはずだ。でも私はまだ魔法界のお菓子何も食べたことがない。

 

「蛙チョコ、ファッジ、ロックケーキ、なんとかチューインガム、ハッカキャンディー、糖蜜パイ」

 

開かない......。

 

「あ、えーと、どら焼き、バームクーヘン、レモンキャンディー」

 

どうやらレモンキャンディーが当たりだったらしく扉がゆっくりと開いてくれた。その先にはやはりダンブルドア校長が座っていた。

 

「メリークリスマス、アルレシア」

 

校長が私を優しく迎え入れてくれた。私は迎え入れてもらうつもりは無いけれど。

 

「メリークリスマス、ダンブルドア校長先生」

 

「ほっほっ、わしに何か用かね?」

 

「はい、校長先生。

メリークリスマス、私からの本当に些細な物ですが、靴下です」

 

そう言ってバスケットから厚手の靴下を手渡した。しっかりとラッピングまでしているのは私が凝り性だからに違いない。

 

「ありがたいのう.....わしには本ばかり送られてきてのう.....靴下はゼロだったんじゃ」

 

「それは良かったです。

最近は寒いですから、しっかり温まってくださいね」

 

「是非、そうしよう。

そうそう、アルレシア」

 

「なんでしょうか?」

 

「君はわしに何か言いたいことは無いかね?」

 

きらきらとした瞳でそういわれ、私はそんなものはないぞと首をひねる。

 

「......言いたいことですか.....」

 

私は考えるそぶりをしてから言いたいことは山ほどあるのになぁという言葉を踏み潰した。個人的に言いたいことはたくさんあるが、わざわざいうほどのものでもないことばかりだ。

 

「そうですねぇ.....校長先生......私を学校に通わせてくださってありがとうございます」

 

「それはいいんじゃよ、ほんとうに他には無いのかね?」

 

校長のキラキラとした瞳が私を捉えた。私も笑みを貼り付けたまま考えるそぶりをしつつも様子を伺う。

ここでまだ、手の内をさらすつもりはない。

 

「わしに言わねばならんことは何もないかね?」

 

でも、ひとつだけ可能ならしたい事がある、

 

「ダンブルドア校長先生、憂の篩(うれいのふるい)を明日、一度だけ貸して頂けませんか?」

 

「憂の篩か?もちろん構わんぞ」

 

校長は一瞬驚いてように瞳を開かせるといつものように笑って私に許可をくれた。

 

「ありがとうございます、ダンブルドア校長先生。では、またディナーで」

 

「いいクリスマスを過ごすんじゃぞ」

 

「はい」

 

私は校長室を出るとクィレル教授のところに向かった。

 

3回会って新しいイベントが回ればいいけどある程度の失敗は覚悟しているからイースター休暇までには大きく進展して欲しいところ。

 

クィレル教授には死んでもらいたく無いし。

 

確かどこかでドラゴンをクリーチャー?とチャーリー?だかに渡して、ユニコーンの血をクィレル教授が飲むはず。

 

よし、ある程度の回復が見込める薬草を煎じて渡そう。

 

プラシーボ効果を利用すればある程度は回避できるはずだし。

本当は必要の部屋に入れれば良かったけどそんな能力ないわけで。

考え事をしながら歩くと気付いたらクィレル教授の部屋だった。

 

軽く自の扉扉をノックした。

 

「はっはい、ど、どなったでっしょう?」

 

「クィレル教授、ジェフィフィーナです」

 

「どっ、どうぞ」

 

「失礼します」

 

ゆっくりと扉を開けた。その先には、ソファからおしりを半分浮かせたクィレル教授がいた。戸を開けるか悩んだのだろうか。

 

「メリークリスマス、クィレル教授」

 

「ジェフィフィーナもメッ、メリークッ、クリスマスッ」

 

相変わらずのニンニクの匂いに目眩がしそうになるのを堪えて笑みを浮かべてクィレル教授の勧めてくれるソファに座った。

 

座ると杖を振って紅茶を淹れてくれたのをゆっくりと飲む。アールグレイらしい、できれば砂糖もミルクもたっぷり派の私にはきついがおいしいはおいしい。

 

「また、質問に来てしまいました」

 

「か、かま、わないよ」

 

「ありがとうございます。クィレル教授からこんなにお話をいただけるなんて、クリスマスって素敵な日ですね」

 

攻略する際に選択バーに出てきそうな歯の浮く科白に私自身が笑いそうになりながら、上目遣いだけをする。

 

「そ、そういっ、、もらえ、、うれ、、、っしいよ」

 

「たくさん質問してしまうかもしれませんが、よろしくお願いします]

 

 

私は笑みを貼り付けたまま羊皮紙に書いた質問についてクィレル教授と話し合った。

 

しばらく経って、全ての質問が終わった頃。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。