身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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第3話

目が覚めたら別の部屋でした。

 

「はっ....?」

 

小さなシャンデリアのようなものが見える木の色をした天井。ベッドから起き上がるとまったく見たことのない部屋だった。

 

「どういうこと.......」

 

孤児院の部屋とは全く違う。どんなに見つめても見慣れた部屋に結びつかない。そんなことを思っていると、ゆっくりと扉が開いた。

 

「起きたかね?」

 

また、スネイプ様だった。相変わらずの真っ黒な服。でも、シャツじゃなくてローブを着ていた。どうして?まだホグワーツとは信じられない。どこかの古いお屋敷とかなんだろうか。それとも映画のセット?

 

「はい.....その....ここはどこでしょうか?」

 

「ここはホグワーツだ」

 

「...えっ....そんな...孤児院に戻らなきゃ」

 

私はベッドから飛び降りとドアの方に向かって走り出そうとした。

ガッとお腹に手を回されて止められる。前につんのめりながらも、私は回された腕を掴んだ。

 

「まて、落ち着け。あの孤児院は潰れた。あそこで過ごしていた子供はみな他の安心できる孤児院に引き取られる」

 

「.......そうですか。ありがとうございます。でも...そうなると私は...」

 

「ホグワーツは全寮制である。校長が待っている」

 

随分と早い話で疑い深い。子供達が安全ならばいいけど。それでも、その校長とやらに会ってみないとなんとも言えない。ホグワーツが本当なのかも。そもそもホグワーツと魔法って聞き覚えあるけどどう言った話だったっけ。

 

「えっと...校長先生のところへ...?」

 

「あぁ、我輩が案内する」

 

スネイプ様が杖で扉をトントンと叩いて私を連れて扉を開けた。

 

「起きたかね、お嬢さん」

 

ソファにヒゲの長い老人が座っていた。

え、私このおじいさんの部屋の隣で、壁挟んで隣で寝てたんだろうか。

 

「えぇ...あ、はい」

 

「そうかそうか...子供達はわしのツテで別の孤児院に引き取られた」

 

そう言いながら、校長先生はキラキラとした瞳を私に向ける。私はぼんやりとその瞳を見て頷いた。子供達との過去を思い出して、その方がいいのか。私の帰る場所はないけど、子供達がいい場所に行ける方がいいし。

 

「ありがとうございます、子供達を助けてくださって」

 

深々と頭を下げていると校長先生は私をソファに座るよう促してきた。

ゆっくり顔を上げてソファに座ると校長先生は私にこれからのことを説明し始める。

 

「わしはお主をこのホグワーツに通わせることにしたのじゃ。施設に確認したところ、十八歳では無く十五歳と聞いておったが十一歳の一年生から迎えようと思う。良いかね?」

 

「いえ......私は...」

 

「勿論学校の費用はわしが出そう。代わりと言ってはなんじゃが.....先生達の手伝いをしてくれるかのう?」

 

えっと、奨学金は校長へ返済しろと?わざわざ私に個人的な貸付をする理由がない。だからこそ、私は怪しみながら交換条件について聞いた。

 

「手伝い....ですか」

 

「そうじゃのう.....セブルスはよく食事を抜いたりしていてのう。そいうときに呼びに言ったりなんかの使い走りになって欲しいんじゃ」

 

「....わかりました。お世話になります」

 

「頼むぞセブルス」

 

苦虫を噛み潰したように顔を歪ませるスネイプ様にまた深々と頭を下げた。イージーモードに突入したし、このまま幸せ継続スーパーラッキーになって欲しい。

 

そして、校長先生は私の前に一杯の紅茶を出してくれた。隣にミルクと砂糖も置かれている。杖を振ればなんでもできるとは、私がこんなことをできるようになるのだろうか。

 

「この紅茶はちょっぴり甘めでな。わしのお気に入りなんじゃ」

 

そう言って私の前へ出してくれるので、私はありがたくそれを飲んだ。たしかに下に残るような甘さがある。美味しい。でも、どこか不思議な味がするのはこの学校時代が奇妙だからだろうか。

 

「入学に当たっての手続きがあってのう。名前から確認してもよいかね」

 

「はい」

 

目の前に差し出される一枚の羊皮紙にはホグワーツ魔法魔術学校入学と、下には説明書きのようなものが書かれている。さら読みしても、特別不審なことは書かれていない。

 

「名前を伺おうかのう」

 

「アルレシア、アルレシア・ジェフィフィーナです」

 

「そこにサインするのじゃ」

 

羽ペンとインクという何年前だ!と思わんばかりのセットに手を伸ばしてサインをする。

 

「今住む孤児院はイギリスのどこかね」

 

「イギリスのロンドンです。ウォール孤児院です」

 

「歳は十五じゃったな。ホグワーツには君のご両親についても何か知っている人間がおるかもしれんのう。ご両親について、何か知っていることはあるかね」

 

「知っている...こと、何も知りません」

 

「名前でも、特徴でもいいんじゃが」

 

「私は孤児院に捨てられていたので、名前が挟んであった、という程度しかわからないんです」

 

「セブルス」

 

突然校長先生がそう呼ぶので、私はその真っ黒な男性を見上げた。スネイプ様は顔を顰めながらいるだけだった。一体何をしているのか、私はアイコンタクトをしているらしい二人をただ見ていた。

 

「失礼したのう...これで、君の入学手続きは整った。セブルス、今からダイアゴン横丁で杖と制服を揃えてくるのじゃ」

 

「校長、我輩は....」

 

「よろしく頼むぞ」

 

ため息をつくスネイプ様に連れられて私はまた違う場所へと移動した。

まって、私まだ黒のワンピースのままだよ!?いいの??大丈夫?とは今更言えないので、私は諦めるように胸元の服を引っ張った。

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