身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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ストーカーはだれでしょう

 

新学期も始まってしばらく経った頃。図書館でドラゴンについて探し回る森番を見かけた。

 

ついにビクバークだか、ノルウェーの何とかってドラゴンがクィレル教授によって手渡されたと言うことだろう。

 

私はそれを影からチラッと覗いてからこっそりと直ぐ向かいの本棚に立った。

 

「ハグリッド!図書館でなにしてるの?」

 

という声が私の所にも聞こえてきた。どうやらウィーズリーたちだ。

 

森番の声はボソボソと聞こえないが声の高い子供の声はよく響くもので いろんな声が聞こえたと思うとそしていなくなった。

 

 

やはりドラゴンでしたか。

これから、原作通りならウィーズリーは手をやらかす。グリフィンドールから150点ひかれる。

 

 

私はこの先の見通しを立てると図書館を出た。

 

試験のための勉強はそろそろ飽きた。このままじゃ教科書の内容全部暗記できそうだ。パイナップルのタップダンスどころか鼻毛までタップダンスしだしそうな予感しかない。

 

そんなことを思いながら廊下を歩いていると、向かいからクィレル教授が歩いてきた。

 

真っ青な顔で窶れていて、見るに耐えない。

 

「クィレル教授、こんにちは」

 

「あっ...Ms.ジェフィフィーナ....こっ、こんにちは」

 

クィレル教授が死にそうな目で私を見つめてくる。なんか嫌な予感しかしてこないのを私は生唾を飲み込んだ。

 

「クィレル教授、顔色が悪いようですが.....」

 

「だっ、大丈夫で、です」

 

「ならいいのですが......窶れているように見えたので」

 

そういうとクィレル教授が急に私の手首を掴んできた。ゴリっと音がしそうなほど強く掴まれて大変痛い。

 

「いっ......」

 

「ジェフィフィーナ........私と共に来ては.......」

 

「.......くっ、...クィレル教授?」

 

「す、すみません....」

 

「い、いえ、クィレル教授、お疲れなんだと思いますよ、少し休んだ方が良いかもしれませんね」

 

私は慌てるクィレル教授に軽く頭を下げると急ぎ足でその場を後にした。

 

クィレル教授使えんかもしれんなぁ。あれは鬱か何かに近い。自律神経がいかれてる可能性もある。掴まれた手首には汗の跡が少しある。でも、そのほかのどこにも汗はかいていない。

 

ヴォルデモートもクィレル教授など体が復活したら捨てるでしょうな。

 

過度なストレスをかけられたせいで色んなところに故障がでてる。

 

私は痛む手首を押さえて寮への道を急いだ。

 

 

「おや、アルレシア」

 

誰かスリザリンの生徒を追い抜こうとしたらそれはセオドール・ノットだった。

 

個人的にはイケメンで大好きな顔だけど性格がしょっぱい......。深緑に黒のラインが入ったマフラーを巻いた彼の手には本が二冊握られていた。

 

「こんにちはノットさん」

 

「奇遇だね。って、君がわざわざ僕に見えないように手首を隠したってことは何かしらあったってことかな」

 

「........」

 

ノットは思いのほか勘が鋭いというか、頭が異様にキレる。

マルフォイのポジションがノットだったら間違いなくポッターはこいつに負けていたと思う。

 

「ねぇ、手首見せてよ」

 

「お断りさせてください」

 

そう言ったのにノットは私の手首をしかと掴むと手を握って手首を見た。

 

「君は誰か誑し込みでもしたのかい?」

 

鬱血のあと、手の跡がつくほど、あの一瞬でそこまでということは魔力もストレスで制御出来なかったということだろうか。

 

「誰の事も垂らし込んだ覚えなんてありません」

 

「その手から見て、上級生から教員といった所だよね。

僕には、魔力を制御出来ておらず、なおかつ今現在で神経がいかれてるクィレルを疑うよ」

 

ニヤニヤと笑いながらいうノットに私はゾッとしながらもそ知らずを通して曖昧に笑った。

 

「どうやら正解みたいだね。僕には神経がわからないよ。こんな穢れた血の君のどこにそこまで価値があるのか」

 

「わたしにもわからないです。

私はただの孤児院出の者ですから」

 

私はそういうとさっと手首を袖に隠した。その瞬間、隣からあざ悪う声が漏れた。

 

「あははっ.....ふっ.....僕は知ってるよ。アルレシア、君がここに来ることになった経歴を」

 

「な、..........なんのことですか」

 

ノットは自分の額に手を当てて笑いを堪えるようにしてから美しい瞳を合わせた。

 

「とあるツテでね.......君が娼婦として売られたって話さ。僕は本当は君を前に見たことがあるんだ。いや、話したことがあるんだ」

 

「何故、ノットさん.......貴方がご存知なのですか......いや、私は貴方と話した事なんて.......」

 

「君は覚えていないかもしれないね。なんせ君はロクに喋れなかったんだから」

 

「どういうこと......」

 

「君のことを買ったのもスネイプ教授だということも、スネイプは魔力を感じたからと報告したらしいけど本当は違うかもしれないね」

 

ノットはそうニッコリと笑っていうとローブを翻して先に歩き出した。

 

「まって、待ってください、ノットさん」

 

「セオドール、僕はセオドールだよアルレシア。

 

さて、まずは君のどこにそんな価値があるのか僕も考えなくてはいけない。

 

 

君は気をつけた方がいい。この魔法界にはどこに目が耳があるかわからないよ」

 

彼はそう言ってより一層の早足で角を曲がっていった。私はその場に立ち止まったまま追いかけられず言葉の意味を考えることとなった。

 

一瞬、ノットの細まった瞳。

彼もまた何かそこに考えというか被害を受けたというか何か事情でもあるのだろう。

 

 

 

君は気をつけた方がいい。この魔法界にはどこに目が耳があるかわからないよ

 

 

 

 

じゃあ、私も、そしてノットも誰かに見られ聞き耳を立てられているとでも言うのだろうか。

 

私は周りを見渡して誰もいないのを確認しながらも身震いを止められなかった。

 

ただのモブラインの私に何かあるとは到底思えないのに。

 

 

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