身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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スネイプ教授、リリーじゃないです

私は机に散らばった羊皮紙を見て思わずため息をついた。

 

クィレル教授を手足にするにはまず一つ目の難関。ユニコーンの血を摂取させない方法を考えないといけない。

 

西洋にはプラシーボ効果的なものがまだ無い。プラシーボ効果とは、多分、効かない薬をこれは効くんですと医者が渡すと本当に効くと思い自己治癒能力が上がる的なやつだった気がする。

 

今回は、精力剤的なものを作りつつもそれをユニコーンの血、おそらく赤色に仕上げたいところ。

 

今はそれを作るために自分で手に入れることが可能で尚且つ信憑性が高いものを考えている。

 

サラマンダーの血を混ぜることで血、特有の香りや味わいを感じさせたい。味わいっていうと変だけど、トム・リドル、優秀だった彼ならもしかしたらドラゴンの血をすでに舐めた事があり味がバレてしまう可能性もある。

 

ユニコーンの血を飲むのがヴォルデモートなのか、それともクィレルなのか。

 

はたまた2人で飲むのか。

 

とにかくユニコーンの血の味を忠実に再現したいところだけど飲むと呪われるものを馬鹿正直に飲むわけにはいかない。

 

クィレル達が飲んで無い時点で私も向こうも味を知らない。どうにかして、これがユニコーンの血だと思い込ませ、一時的に騙せれば充分だ。

 

次にそれをどう飲ませるかだがそんなのは夜中抜け出し、クィレル達が現れたところをポッター達を守って瓶かなんかに血を入れるふりして渡す。

 

この辺りが最善の策なんじゃ無いだろうか。

 

本当はドラゴン本体をどうにかして、このイベント自体をなかった事にすれば事は楽だけどそうするとタイミングが掴めない。

 

クィレルとポッターの動きはダンブルドアの手の中でころがってる。そのうちの片方を落とせば今度はまた、ダンブルドアが新たな問題を餌として彼らの前に落とすだろう。

 

机に散らばった羊皮紙には、東洋医学を本だけを知識に作り出したもの、元気爆発薬?とかいうふざけた名前(耳から煙が出るんだとか)。

 

調べてくうちに本物の媚薬、精力剤を発見してしまった時はもうこれでよくねと思ってしまったけどそうにもいかない。

 

私は本から探しだした知識を紙にひたすらに書きなぐったが、よく考えたら調合する場所や手間も考えたら到底無理だ。

 

スネイプに取り入るには時間と労力を費やしていかないと難しい。こんな特典ゼロの転生お嬢様ってありかね。

 

「【セオドール・ノット、あいつのせいでやることなす事中途半端になっしまった。

このままじゃ手足どころかこっちが動きすぎてダンブルドアに目をつけられてしまう.......】」

 

頭を悩ませるように私はベッドに突っ伏した。

 

寒い.........。ヒンヤリと冷たいシーツにくるまって私は眠ろうとまぶたを下ろした。

 

 

ドンッ

 

「ひぃ.......何かな」

 

スネイプの方の扉から何かが壁に叩きつけられる音が聞こえた。まさかこっちも魔力制御出来て無いとか言わないよね........。

 

そんなことを思って扉に近づいた瞬間。

 

ドンッドンッドンッドンッ

 

「ジェフィフィーナ!」

 

「はひぃぃい」

 

ものすごい勢いでノックされる扉。私は杖を振って急いで扉の鍵を開けるとスネイプの部屋に飛び込んだ。

 

「スネイプ教授!どうかなさいましたか?」

 

その先にはだいぶ荒れた教授がソファに突っ伏していた。扉の近くに散乱した酒瓶。

 

ワイングラスが教授の足元で粉々に割れてる。閉めた扉にもガラスの破片。

 

どうやらノックではなく八つ当たりだったようで、私は荒い息を吐く教授のところかけようと強いワインの香りが充満しているのを感じた。

 

「スネイプ...教授?」

 

「りりぃ........」

 

真っ赤な顔で顔を押さえるスネイプ教授は私のことを見るとそう呟いてさらに酒を煽った。

 

もう瓶ごといくあたりやけ酒だ。

スネイプ教授はそのまま私の手首を掴んで立ち上がるとベッドに私を投げ込んだ。

 

「わっ.....教授!」

 

「黙れ、我輩は.......なんなのだ!

ポッターポッターポッター、ダンブルドアは.........。

いじめを起こした傲慢な男の子供を英雄に仕立て上げ........」

 

スネイプ教授もそう言ってベッドに倒れこんで私の体の上に乗っかってきた。正直に言おうくそ重い。

 

「スネイプ教授.............」

 

「我輩は......私は.......何故、彼奴の.....リリーの子を守らねばならん......」

 

「教授が、リリーさんを愛しているからでしょう?

ポッターくんの事を、彼奴の子供ではなく、愛するリリーの子として

 

スネイプ教授、貴方が守っているのはリリーさんの子ですよ」

 

「あの顔が........顔が.......。私は何度あの顔を見て過去を思い出したか!

 

瞳だけが、瞳だけがリリーと同じグリーン。

 

 

リリー......」

 

スネイプ教授はそう言って私の事を強く抱きしめた。

 

こっちもストレスで色々やっちゃったみたいですね。スネイプ教授は、もはやトラウマ化した男と瓜二つの子供を守らされて、殺したくて、復讐したくてしょうがない。

 

でも、瞳を見たらそんなのどうこうよりも、愛する人を思い出してまた辛い。そして、ダンブルドアのグリフィンドール推しというか、ポッター推しの三重苦状態。

 

おまけに二重スパイ。普通の人ならとっくに精神病む。

 

スネイプ教授が刻々と私の服を脱がし、自分の服を脱がし、酒をあおるのを私はただ目を瞑って感じていた。

 

やけにお酒の香りが強くてこっちも酔いそうだった。

 

スネイプ教授のアカギレだらけで、角張った手。少し土色をしたその手に私は自分の小さく、そして少し荒れた手を重ねた。

 

「貴方は瞳を通してリリーさんを見ているのですね。貴方は愛を知らなすぎたんです」

 

「私は.........」

 

「セブルス・スネイプ.........。今日だけは貴方を私が愛しますよ」

 

そう言って私はスネイプ教授を抱きしめた。聖女のフリをして。

 

心の中には、

 

この世界から抗う為の計画しか無いというのに。

 

貴方の愛と快楽、そして満たされることのない何かを一時的に埋めるかわりに私には何をくれるの。

 

お金?

 

それとも貴方からのそんな乾ききったやさぐれ誰かの言葉だろうか

 

 

 

 

 

 

この時にもセオドール・ノットが言った、誰かが聞いて、見て、いるのだろうか。

 

 

 

 

 




教授がやばくなってますね。

まぁ、平常運転です。
むしろ最近思うのが、教員って家帰れないじゃないですか。
子供がいたらどうするんだろう。
スネイプ教授とかどうするんだろう。
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