身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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そして彼は共犯者に

私は頬杖をついてぐっすりと眠りこけたスネイプを見つめた。

 

二重スパイがこんな眠りこけていいのかと思うけど正直害が無いと判断したか何かだろう。

 

私は腰まで伸びた髪を手櫛で整え今度はスネイプの髪に手を伸ばした。

 

顔は特に興味ないけど声が好きなのよね........。

 

「スネイプ教授..........この世界に落とされた貴方も、私もどう生きろというのです。

 

きっと貴方も、こんな風に魔女のように他人を騙す私も........こんなもののために生まれたわけじゃないでしょうに」

 

 

 

思いのほかさらりとしたスネイプの髪の毛は手触りがよかった。

 

硬そうだった髪はただ量があるだけでとても柔らかい。スネイプを味方につければ私もある意味では両方の意見を瞬時に理解できる事は可能だろう。

 

私はなんだか、最近無謀な考えばかり持ってしまう。

 

たしかに、手足は欲しかった。

 

 

 

でも、狂った人間はいらない。

 

 

 

静かに瞼を閉じて、そっと私は眠りについた。

 

 

また、隣にいる男が寝言で愛する人の名を呼んだ。

 

 

私って本当に娼婦ポジだよね。

 

 

 

その日の私は長い長い夢を見た。

 

 

親友と何処かに遊びに出かけてる夢だった。

 

親友は黒のジャケットにハイネック、それにパンツスタイルで本当にスタイル抜群。

 

一方私は真逆で、紺に白のストライプが入ったワンピースに黒のベルト、灰色のロング丈の上着だった。

 

「ねぇねぇ!これヤバくない!?紅茶味のコーヒーだって」

 

「うっわ、これ私のためにあるやつじゃん!

って、真逆もあるよ」

 

「本当だ、これで二人で紅茶やコーヒー飲めるじゃん」

 

「夢のコラボだ!買ってこ買ってこ!」

 

そう言ってわたし達は一箱ずつそれを購入してお互いが家に来た時に出すようにした。

 

 

「ねぇ...私が渡米しちゃうと寂しい?」

 

「寂しくない、といえば嘘になるかな。でも、君が頑張って手に入れた留学への切符だよ!

喜ばんわけ」

 

「流石我、親友!」

 

「あーたーりーまーえ!10年近い付き合いよだもん。

でも、偶には連絡してよ〜。あと、超絶イケメンが彼氏になったらその友達を私に紹介すること!」

 

「あたりまえー!お前にはいくらでもイケメンを紹介する。

××の為に性格良し、顔良し、専業主婦になれる旦那をね!

でも、浮気はダメよ」

 

「ですよね〜」

 

2人で笑い合いながらお酒を煽った。私はバーボン、彼女はライ。

2人とも大好きなアニメキャラクターを思いっきり引っ張ってくるあたり私達らしいとまたそこで大笑いをした。

 

「私が居なくなっても、頑張ってね、××」

 

「ちゃんと帰国してくれるんでしょー、してくれなくてもわたしから会いに行くよ」

 

私がそう笑うと、親友は少し悲しそうに笑った。

 

「そう......だね。

ねぇ...アルレシア、セブを守って」

 

「なっ........」

 

なんで、親友が、

 

なんで親友がその名で呼ぶんだろう。私はもうそれしか思わず親友に手を伸ばした。

 

「じゃあね!」

 

最後に見たのは親友の満面の笑みだった。

 

 

 

 

「待って!」

 

 

 

次に目に入ったのは自分の手だった。

 

「ジェフィフィーナ.....どうした」

 

「い、いえ、教授。ただ、夢を見ていただけです」

 

その手を私はいそいそと体の方に戻すとゆっくりと起き上がる。とっくに真っ黒なコウモリに変身した教授は私に不味そうな匂いがするゴブレットを渡してくる。

 

「飲みなさい.......」

 

手渡してくるゴブレットは匂いとは違い色は紅茶のように透き通った茶色だ。

 

「ありがとうございます、教授」

 

不味いのを我慢して一気に飲むとそれを教授に返した。

本当にコーヒーの粉をそのまま舌で転がしているよう。ちなみにこれがなんだかは教授は言わないがおそらく避妊薬かなんかだと仮定している。

 

「すまない、ジェフィフィーナ」

 

「なぜです?教授、私は貴方に前払いしていただいた分の対価をお支払いしただけですが」

 

教授は私の事をかわいそうな子だと見つめてため息をついた。

 

ため息つきたいのはコッチですけどまぁ、致し方ない事でしょうかね。

 

「我輩はこれからも貴様を抱くだろう。我輩自身も貴様にはそれ相応の対価を支払うつもりだ。

現金の他に、知恵もだ。スリザリンならば、闇の魔術に興味を抱いてもおかしくない」

 

そう言いながら教授は私でなくどこか遠くを見つめていた。きっと、過去の自分でも見つめてるんだろうなぁ。

 

「そうですか.......なら、スネイプ教授。私たちはある意味では共犯者ということでしょうね」

 

「あぁ」

 

私と教授は、これからどんな展開を作り出すんだろうか。

 

 

私はうまく転がったスネイプ教授との関係に1人ほくそ笑んだ。

 




飲んでいるのは現代でいうピルみたいなものです。

しょうせつかんけいない

前回か前々回あたりにセオドールくんのモデルについてちょっぴり喋りましたが、
その人の誕生日が間近なのを思い出して懐かしくなりました。
昔の同級だったのですが今は何をしているのやらです。
また話す機会があればセオドールくんの謎のプリンス当たりで参考にしたいのになぁと思いますが失礼なので結局参考程度止まりです
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